公開日:2021.05.25
更新日:2024.04.16
目次
睡眠中にどのような姿勢をとっているかによって、腰痛が悪化する場合もあるといわれています。睡眠と腰痛にはどのような関係があるのでしょうか。この記事では、自分でできる腰痛対策を探している人に向けて、寝姿勢や寝具と腰痛との関係性のほか、寝姿勢別の腰痛対策、おすすめの寝具の選び方などについて解説します。
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腰痛が悪化する原因のひとつとして、睡眠中の姿勢が挙げられます。睡眠と腰痛がどのように密接しているのか、以下で解説します。
寝返りには、腰痛を緩和するうえで重要な役割があります。そのひとつが、睡眠中に体の一部分にだけ圧力がかかる状態を防ぐことです。また、血行の促進や体温を調整する働きもあると考えられています。
成人が一晩にうつ寝返りの回数は、多すぎても少なすぎてもよくないといわれており、理想は20~40回程度です。とくに、寝返りの回数が少ないと、腰痛が悪化するリスクが高まります。
寝返りが少ないと、体の重みが分散されず、腰に負担がかかりやすくなります。一晩中、腰に重りをつけている状態で眠るため、朝になると腰が痛くなるという人も少なくありません。寝返りが少なくなると筋肉が凝り固まり、寝返りを打ちにくくなってしまいます。
また、布団やマットレスが原因で、寝返りを打てなくなる人もいます。そのため、布団やマットレスの種類や選び方によっては、腰痛につながる場合もあります。
どのような布団やマットレスを選ぶと、腰痛につながりやすいのか、以下で解説します。
掛け布団と腰痛は、関係性が低いように思う人もいるかもしれません。しかし、掛け布団の使い方によって、腰痛が引き起こされるケースも多いです。たとえば、掛け布団の重量が重すぎると、布団の重みで寝返りが打ちにくくなります。これにより、睡眠中に同じ姿勢のままで寝続けるため、血流が滞るうえに、腰への負担も増えてしまいます。
敷き布団やマットレスを選ぶ種類によっても、腰痛が引き起こされる場合があります。とくに、適度な硬さの敷き布団やマットレスを選んでいないケースが挙げられます。たとえば、体が沈み込みすぎているために背骨が曲がりやすくなる、硬めの布団やマットレスを選んだために腰に体圧がかかりやすくなる、というケースもあります。
寝姿勢によっても、腰に負担がかかっている場合があります。以下では、寝姿勢ごとの腰痛の原因や対策について解説します。
仰向けは、足をまっすぐに伸ばして寝るため、足と同時に骨盤も一緒に引っ張られている状態になります。そのため、骨盤が引っ張られる際の振動や力が腰に伝わり、痛みが生じる場合があります。腰痛があり、仰向けで寝るタイプの人は、ひざの下に枕やクッションなどを置いて寝るようにしましょう。
一般的に、横向きで寝ると、腰痛が和らぐといわれています。しかし、横向きで寝ても腰に痛みが出るという人も少なくありません。横向きの寝姿勢は、腰が伸びて椎間板が圧迫される状態になるため、腰痛を引き起こす場合があります。そのため、横向きで寝る場合は、枕やクッションをひざに挟んで寝るか、胎児のように背中とひざを丸めて寝るようにしましょう。
うつ伏せで寝ると、腰椎が反れて関節に負担がかかりやすくなるため、腰に痛みが出てしまいます。また、うつ伏せになったときに、顔を左右のどちらか一方に向けて寝るため、肩こりになったり、首の頸椎を痛めたりする人も少なくありません。腰痛がある人は、うつ伏せを避け、横向きに寝る、寝返りが打ちやすくなるように枕を低くして寝るなどの工夫をしましょう。
ここでは、腰痛の予防や痛みの緩和によいとされる方法について解説します。手軽に試せることから始めてみましょう。
入浴の際に腰まわりを温めると血流の滞りがよくなり、腰の痛みを緩和できるといわれています。お風呂は、40度前後のお湯を張り、10~15分程度浸かるようにしましょう。目安は、みぞおちのあたりまでお湯に浸かり、顔から汗が出る程度です。湯船に浸かることができない日は、カイロなどで腰を温める、寝る前に軽めのストレッチを行うこともおすすめです。
腰の痛みを和らげる効果が期待されている「腎兪(じんゆ)」というツボを紹介します。「腎兪」は、へその高さと同じ背中の中心から、横に4cmほど外側に逸れた位置にあり、左右の2カ所に存在します。
「腎兪」のツボを押す方法は、まず両手を後ろに回し、親指で「腎兪」を3秒程度指圧しましょう。これを3~5回程度繰り返し行います。ツボ押しは、一時的な痛みの緩和にすぎないため、痛みがひどい場合は医療機関を受診しましょう。
アロマは、種類によって痛みを緩和させる作用が期待されるものもあります。たとえば、ラベンダーやペパーミント、レモンユーカリなどが挙げられます。アロマの手軽な活用例として、入浴や足湯をする際に数滴垂らすという方法がおすすめです。また、自分の好きな香りのアロマで、ボディオイルを手作りし、痛みのある部位に塗り込むという方法もあります。
睡眠中に腰に負担をかけない方法として、バスタオルの活用がおすすめです。まずバスタオルを縦に4つ折りにします。次に、バスタオルを腰に巻きつけるように固定します。固定具は、ガムテープやヘアゴムなどを使用しましょう。バスタオルを腰に巻いたまま寝ることで、腰への負担を最小限にして、寝返りを打てるようになります。
上述したように、うつ伏せは、腰痛を悪化させる可能性が高い寝姿勢です。うつ伏せで寝る習慣がついてしまった人は、寝る際にテニスボールを胸の下あたりに置いて眠るとよいといわれています。睡眠中に、テニスボールが体に押しつけられて不快に感じるため、仰向けを促しやすくする効果が期待できます。
腰痛の種類によって布団やマットレスなどの寝具を選ぶ方法もあります。腰に痛みを感じる体勢によって、寝具の硬さを選ぶことが大切です。以下では、腰痛別の寝具の硬さについて解説します。
前にかがんだときに腰に痛みを感じる場合は、横向きで体を伸ばす姿勢で寝ると、痛みが緩和されるといわれています。寝具がやわらかすぎると腰が沈むため、腰痛が悪化する可能性もあります。そのため、このタイプの腰痛の人は、硬めの布団やマットレスを選ぶようにしましょう。
後ろに上半身を反らしたときに腰が痛む場合は、寝返りの回数が多いほど、腰痛が悪化する可能性もあります。そのため、横向きで胎児のように丸まって眠ると、痛みが緩和されやすくなるといわれています。
このタイプの腰痛の人は、寝返りが打ちづらいやわらかめの布団やマットレスを選ぶようにしましょう。ただし、うつ伏せで寝る人はやわらかい寝具を選ぶと、腰椎が反れやすくなるため硬めの寝具を選ぶことをおすすめします。
布団とマットレスのどちらが自分に向いているのかという疑問をもつ人もいるでしょう。しかし、体型や腰痛のタイプ、寝心地の感じ方などに個人差があるため、必ずしもどれがおすすめとは言い切れません。
布団は、収納のしやすさや、畳に直に敷いて寝たいという人に向いています。一方、マットレスは、布団の上げ下ろしが不要で、床のほこりが気になりません。
どちらも硬さ・厚み・使用する素材などによって種類が多岐にわたるため、自分にあったものを選びましょう。
布団を敷く場合は、フローリングよりも弾力性がある畳の上がおすすめです。ただし、畳に直に布団を敷くと、ほこりが気になるという人もいるのではないでしょうか。その場合は、畳タイプのベッドを選ぶと、フローリングでも布団を敷いて寝られます。
マットレスを選ぶ場合は、体圧分散に優れたものを選びましょう。なかでも、ポケットコイルは、理想的な寝姿勢を保ちやすいマットレスといわれています。
たたみベッドは、適度な弾力性があることから、足や体にやさしいベッドです。また、布団を床に直に敷く必要がないため、寝返りなどを打つ際にも床のほこりを気にせずに眠れます。ベッドの床板には、通気性の高いスノコを使用しているため、湿気やムレ対策にもおすすめです。
さらに、畳は吸湿・放湿性が高く、空気中の二酸化炭素を吸収するため、室内の空気を浄化する作用も期待できます。布団を収納すれば、小上がりの和室スペースとしての活用法もあります。
日本に馴染み深いタモの無垢材をふんだんに使った高級感のある畳ベッドです。ヘッドレスでシンプルながら、角に丸みのあるデザインが柔らかいイメージをお部屋に与えてくれ、和室にも洋室にも自然と溶け込みます。
畳の上面までの高さが40cmあることによって立ち上がりがしやすく、ベッド下の掃除もしやすく設計されてあります。ベッド下には収納ケースなどを置くことも出来ます。また、床から高い位置で寝ることにより、ホコリや花粉などのハウスダスト対策にもなります。
ヘッドボードなしでお部屋を広く見せたり、別売りのフリーシェルフを組み合わせたり、レイアウトが楽しめるのも嬉しいポイントです。
モダンな住宅やマンションにも良く合うカジュアルな畳ベッドです。畳の独特な肌触りと香りは、リラックス出来る安らぎの空間を演出してくれます。
フレームには角に丸みをつけ、自然の温かみと優しい手触りの無垢材を使用しています。また、ヘッドボードの奥行きは15cmと広めに設計されてあり、目覚まし時計や携帯電話など、小物を置くことが出来ます。
畳の上面までの高さは立ち上がりがしやすく、ベッド下の掃除もしやすい40cmで、収納ケースなどを置くことも可能です。床から高い位置で寝ることにより、ホコリや花粉などのハウスダスト対策にもなります。カラーは、お部屋の雰囲気に合わせて、ブラック・ブラウン・パープル・グリーンの4色から選べます。
ポケットコイルとは、スプリングコイルが1つずつ不織布に包まれており、それぞれが独立した構造のコイルのことです。体圧分散に優れ、全身を点で支えられることから、理想的な寝姿勢を保ちやすくなります。
国産ポケットコイルマットレスなら、腰だけでなく、背中や肩への負担も軽減できます。また、寝返りを打っても振動が伝わりにくいため、夫婦や親子で一緒に寝る人にもおすすめのマットレスです。
「国産ポケットコイルマットレス」は当店「ビーナスベッド」で人気No.1のオリジナルマットレスです。体を「点」で支えてくれるので、体圧が分散されリラックスした状態の寝姿勢を保つことができ、背中や腰、肩などへの負担が軽減されます。また、 構造的に振動が伝わりにくいため、大切な方の眠りを妨げにくいのも特長です。
硬鋼線よりも規格が厳しいピアノ線のスプリングを使用し、強度や品質を高めました。詰め物にはウレタンフォームや防臭・防菌加工を施した綿などを使用し、側生地は肌触りのいい綿100%となっています。
区分 | ポケットコイルマットレス |
---|---|
サイズ | セミシングル:80×195cm シングル:97×195cm セミダブル:120×195cm ダブル:140×195cm ワイドダブル:150×195cm クイーン:160×195cm キング:180×195cm +各種ロングサイズ(長さ207cm)のご用意もあります。 |
価格 | セミシングル:36,900円 シングル:44,800円 セミダブル:52,800円 ダブル:59,800円 ワイドダブル:68,800円 クイーン:73,800円 キング:77,800円 |
厚み | 20cm |
硬さ | ふつう |
お試し期間 | なし |
保証期間 | なし |
昭和西川の「ムアツふとん」は、腰痛でお悩みの方に人気の敷布団です。タマゴ型の独自の凹凸構造が体全体を均等に支えてくれるため、身体が沈みすぎず自然で安定した寝姿勢をキープできます。
昭和西川の人気シリーズ「ムアツふとん」の程よい硬さで身体を支えるタイプ。寝心地・通気性にこだわった2フォーム構造でムアツふとんが初めての方や、体重の軽い方、女性やお子様など、よりスタンダードなお布団がお好みの方におすすめ!
公式サイトで購入する高反発マットレス「モットン」は日本人の体形に合わせて研究開発されたマットレスで、 「腰が重く寝不足が続く」「夜に何度も目が覚める」「寝返りをうてない」といった方におすすめです。
自然な寝返りをサポートする反発力と優れた体圧分散性が特長で、通気性が良く蒸れにくいので快適な寝心地を実現しています。また、3タイプの硬さが用意されているので、自分の体重や好みに合わせて硬さを選べるのも嬉しいポイントです。
返金保証期間内であれば修理保証がついているので、通常使用の範囲内での故障については修理代金がかからず、 90日間のお試し期間もあるので、安心して購入できます。
区分 | ウレタンマットレス |
---|---|
サイズ | シングル:97×195cm セミダブル:120×195cm ダブル:140×195cm |
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
厚み | 10cm |
硬さ | ソフト/レギュラー/ハード |
お試し期間 | 90日間 |
保証期間 | 90日間 |
モットンの特長
「ドクタータフィ・プレミアマットレス」は、腰痛治療専門接骨院が64万人の治療データを分析して作り上げたマットレスです。
優れた体圧分散性と適度な反発力が特長で「仰向けで寝るのも辛い」という方や腰の痛みに悩む方におすすめです。また、低反発&高反発の2種類の硬さを組み合わせた二層構造なので、自分に合った硬さを選ぶことができます。
今お使いのマットレスや敷布団の上にそのまま敷いて使えて、3つに折り畳んで収納も可能。さらに8万回もの耐久試験にも合格しているため、へたらず長持ちするのも嬉しいポイント。90日間安心返金保証もついているので「寝てみないとわからない」「高い買い物だから失敗したくない」という方も安心して購入できます。
こんな方におすすめ
布団やマットレスの硬さなどによって、腰の痛みを緩和させることも可能です。この機会に、自分にあった寝具を見直してみてはいかがでしょうか。
「 ビーナスベッド 」 は、日本最大級のベッドショールームをもつ専門店です。50年以上の歴史があり、こだわりのデザイン・機能のオリジナルベッドをはじめ、国産・海外ブランドベッドを取り揃えています。また、睡眠の質を上げるマットレス・枕・寝具を豊富に取り扱っています。腰痛の緩和のためにマットレスを買い替えるなら、ぜひ利用してみてください。
2013年杏林大学医学部卒業。日本整形外科学会専門医。杏林大学医学部整形外科教室入局を経て、現職。アルテミ・スターズ チームドクターも兼務している。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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