シークワーサージュースの効果的な飲み方とは？健康に嬉しい効果も併せて紹介

健康や美容のために、シークワーサージュースを飲みたいと思っている人も多いのではないでしょうか。シークワーサーは沖縄で「長寿の秘訣」と言われているほど、健康や美容への効果が期待できる飲み物です。本記事では、シークワーサージュースの効果や目的別の飲み方などを詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

そもそもシークワーサーとは？

シークワーサーとは、主に沖縄や台湾などで栽培されている柑橘類の果実です。シークワーサーには、完熟する前に収穫する「青切りシークワーサー」と、完熟した後に収穫する「黄金（くがに）シークワーサー」の二種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

完熟前の青切りシークワーサーの特徴

青切りシークワーサーは果実が熟していないため、やや酸味が強いです。調味料として使う場合やジュースにしたい場合、シークワーサーの効果をしっかり感じたい方は青切りシークワーサーを選ぶとよいでしょう。スーパーなどで気軽に手に入りやすいのも嬉しいポイントです。

完熟後の黄金（くがに）シークワーサーの特徴

黄金（くがに）シークワーサーは、しっかり完熟してから収穫されたシークワーサーです。甘みが強く酸味はほぼないと言ってよいでしょう。そのまま食べても美味しいですが、スーパーなどに出回る機会が少ないのが難点です。

目的別｜シークワーサージュースの効果的な飲み方6選

続いては、シークワーサージュースの効果的な飲み方を目的別に紹介していきますので、自分に合った飲み方をぜひ見つけてみてください。

身体を温めるならシークワーサー×お湯

「身体を温めたい」「冷え性が気になる」という方は、シークワーサーをお湯で割るのがおすすめです。はちみつを加えると甘さが加わり飲みやすくなります。飲むと身体がぽかぽかと温まってくるのでぜひ試してみてください。

ダイエット効果を高めるならシークワーサー×炭酸水

シークワーサーの酸味は炭酸のシュワシュワと相性がよく、炭酸水で割るとスッキリ飲みやすいです。またシークワーサーには脂肪の分解を促す「ノビレチン」が含まれており、ダイエット効果の向上も期待できます。炭酸はお腹が膨れやすくなるため、食べすぎ・飲みすぎ防止にもつながるでしょう。

効率よく栄養を摂取するならシークワーサー×水・はちみつ

シークワーサーの栄養をダイレクトに摂取したい方は、果汁を水で薄めてはちみつを追加してみましょう。はちみつは栄養価が高いうえに脂肪が付きにくく、シークワーサーとの相性も抜群です。自宅で簡単に作れるのもおすすめポイントです。

カルシウムの吸収効率UPならシークワーサー×ヨーグルト

シークワーサーには、栄養分の吸収効率を高める「クエン酸」が豊富に含まれています。カルシウムたっぷりのヨーグルトと一緒に食べることで、カルシウムの吸収効率UPが期待できます。朝ごはんやおやつ代わりに取り入れてみるのがおすすめです。

消化促進ならシークワーサー×ジンジャーティー

消化促進のためには、シークワーサーとジンジャーティーがおすすめの組み合わせです。生姜は消化促進と抗炎症作用に期待でき、シークワーサーとの相性もバッチリです。生姜の風味が苦手な方でも、シークワーサーの酸味が加わることで飲みやすくなるでしょう。

熱中症対策ならシークワーサー×白砂糖・黒糖・塩

シークワーサーは熱中症対策にも効果的です。夏はミネラルが失われやすくなりますが、

シークワーサーに含まれているクエン酸がミネラルの吸収効率を上げてくれます。塩と砂糖を加えると経口補水液が作れるため、水筒に入れて持ち歩くのもおすすめです。

シークワーサーに含まれる主な栄養素と働き

シークワーサーには健康・美容への効果が期待できる栄養素が多く含まれています。ここからは、シークワーサーに含まれている主な栄養素と働きを解説します。

ノビレチン

ノビレチンとは、苦み成分である「フラボノイド」の一種です。柑橘類に多く含まれている成分ですが、特にシークワーサーに多く含まれていると言われています。ノビレチンは認知機能をサポートする効果があるとされており、健康や長寿への好影響が期待できるでしょう。

ビタミンC

シークワーサーには、ビタミンCもたっぷり含まれています。ビタミンCは免疫機能の向上や皮膚・血管・関節などをつなぐコラーゲンの生成をサポートする働きがあります。またメラニンの生成を抑制し、肌を整える効果も期待できます。

カルシウム

カルシウムは骨や歯を形成する成分で、骨粗鬆症の予防や骨の健康をサポートしてくれます。特に子ども、妊婦さん、高齢者の方は積極的に摂取するとよいでしょう。また精神を安定させる効果も期待できるため、イライラが気になる方にもおすすめできる成分です。

カリウム

カリウムは過剰に摂取したナトリウムを体外へ逃がす働きがあります。ナトリウムは摂取し過ぎると口の乾燥やむくみ、高血圧などを引き起こす可能性がある成分です。カリウムを取り入れることでナトリウムの過剰摂取を防げ、より健康な身体へとつながるでしょう。

シークワーサーに期待できる嬉しい効果とは

先述したように、シークワーサーにはさまざまな栄養素が含まれています。ここからは、シークワーサーを摂取することで期待できる嬉しい効果について、詳しく見ていきましょう。

免疫機能が向上する

シークワーサー（約100g）には、約11mgのビタミンCが含まれています。ビタミンCは免疫機能を向上させる役割があり、風邪や感染症から身体を守ってくれると言われています。また、肌や細胞の健康維持にも効果が期待できるでしょう。

参考：シークワーサーの成分とは？沖縄シークヮーサー本舗

抗酸化作用が高い

シークワーサーに含まれているビタミンCやフラボノイドには、抗酸化作用があります。酸化とは物質と酸素が結びついて細胞が破壊される現象のことで、がんや糖尿病などの原因になる可能性があります。シークワーサーを摂取すると酸化反応が抑えられ、慢性疾患のリスク低減が期待できるでしょう。

骨の健康を維持する

シークワーサーに含まれているカルシウムは、骨の健康維持に欠かせない成分です。シークワーサー（約100g）には約17mgのカルシウムが含まれており、骨折のリスク軽減や骨密度の向上が期待できます。

参考：シークワーサーの成分とは？沖縄シークヮーサー本舗

血圧を調整する

カリウムもシークワーサーに含まれている成分の一つです。カリウムは心臓・血管機能を正常に保つのに必要な成分で、心臓のリズムを整えたり血圧を調整したりする作用があると言われています。高血圧、低血圧で悩んでいる方はシークワーサーを食事に取り入れてみるとよいでしょう。

ダイエットのサポートとして期待できる

シークワーサーはダイエットにも効果が期待できます。シークワーサーに含まれているノビレチンという成分は、血糖値や血圧に作用する効果があると言われています。また、カロリー消費を促進するクエン酸や、脂肪を分解するシネフリンという成分も含まれているため、体重管理をよい方向にサポートしてくれるでしょう。

疲労回復に期待できる

シークワーサーにはレモンの約2倍のクエン酸が含まれています。クエン酸はカロリー消費の促進だけではなく、体内の疲労物質を分解したり疲れにくい身体作りに役立ったりと万能な成分です。疲れを感じる時やハードな運動をした後は、シークワーサーを摂取してみるとよいでしょう。

シークワーサージュースを選ぶときのポイント

続いてシークワーサージュースを選ぶときのポイントを解説します。シークワーサーの成分をより効果的に摂取するために、ぜひ参考にしてみてください。

原料の種類で選ぶ

シークワーサーには「青切りシークワーサー」と「黄金シークワーサー」があります。シークワーサーの栄養をたっぷり摂りたい方には、ノビレチンやクエン酸を多く含んでいる青切りタイプがおすすめです。ただし酸味が強いため、酸味が苦手な方は完熟している黄金タイプを選ぶとよいでしょう。

しっかり栄養を摂るならストレートタイプを選ぶ

シークワーサージュースには、ストレートと濃縮還元の二種類があります。濃縮還元タイプの方がやや安価ではありますが、ストレートタイプよりも栄養素が少ないというデメリットがあります。シークワーサーの栄養をしっかり摂りたい方はストレートタイプを選ぶのがおすすめです。より健康への効果を高めたい方は、栄養が多く含まれている皮も一緒に丸絞りしたタイプを選ぶのもおすすめです。

容器のタイプで選ぶ

シークワーサージュースは、ペットボトルタイプ、瓶タイプなど容器にも違いがあります。容器によって保存期間が違うため、飲む頻度や量に合わせて容器を選びましょう。新鮮な状態でより長く保存したい場合は瓶、持ち歩けて手軽に飲みたいならペットボトルがおすすめです。

国産を選ぶ

シークワーサージュースを買うときは生産地も確認してみましょう。シークワーサーは主に沖縄や台湾で作られています。味わいに大きな違いはありませんが、シークワーサーの栄養を十分に摂取したい場合は高品質な沖縄県産のシークワーサーを使っているジュースを選ぶのがおすすめです。

他にもある！シークワーサーのおすすめの飲み方や使い方

シークワーサーは先述した水割りや炭酸割り以外にも、さまざまな飲み方・使い方でアレンジできます。ここからはシークワーサーのおすすめ活用方法をご紹介します。

お酒と割って飲む

シークワーサーはお酒との相性も抜群です。ジントニックやラム、ウォッカなどと組み合わせれば、手軽に美味しいサワーが作れます。ハイボールの風味付けに使うのもおすすめです。

料理の隠し味に使う

シークワーサーはジュースにするだけではなく、料理の隠し味としても使えます。唐揚げや焼き魚にかけると、シークワーサーのスッキリした酸味がアクセントになります。またオリーブオイルやごま油と混ぜるとドレッシングとしても活用でき、いつものサラダとは違う味わいを楽しめます。

まとめ

シークワーサーとは、沖縄や台湾などで栽培されている柑橘類の果実です。シークワーサーにはノビレチンやビタミンC、カリウム、カルシウムなど豊富な栄養素が含まれています。そのため免疫機能の向上や骨の健康維持、疲労回復などへの効果が期待できるでしょう。お湯割り、炭酸割り、ジンジャーティー割りなどさまざまな組み合わせが可能で、目的に合わせてアレンジが楽しめます。また市販のシークワーサージュースを購入する場合は、より効果的に栄養を摂取するために、原料や容器、原産地などをチェックして購入しましょう。