シーツはどう干すのが良い？狭い場所と広い場所それぞれでの干し方と乾かすコツをご紹介

シーツは洗濯物の中でもサイズが大きいため、干す場所に困る人も多いのではないでしょうか。しかし工夫次第で干す場所を確保して、効率的に乾かすことができます。

本記事では、狭い場所と広い場所それぞれに合ったおすすめのシーツの干し方や効率的に乾かすためのアイデア、シーツを干すときに注意したいポイントなどを詳しく解説します。さらに、乾きやすいおすすめのシーツも紹介するので、干す場所に悩んでいる人や効率のよい干し方を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

シーツを洗濯する際の悩みとは？

シーツを洗濯する際の具体的な悩みとして、「干す場所に困る」「干す場所によっては乾きにくい」の2つが挙げられます。それぞれ解説するので確認しておきましょう。

干す場所に困る

シーツは広げるとかなりの大きさになるため、干す場所に困ることがあります。たとえば、シングルサイズのシーツの場合「幅100cｍ×長さ200cm」で、ダブルサイズは「幅140cm×長さ200cm」になります。シーツを広げて干す際はそれなりのスペースが必要になりますが、工夫すればスペースは確保できるでしょう。

干す場所によっては乾きにくい

シーツは大きさがある分、干す場所によっては乾きにくいケースもあるでしょう。外に干す場合はその日の天候にも左右されやすく、乾くまでに時間がかかってしまう可能性もあります。しかし、自分の住環境に合った干し方やさまざまなアイデアを取り入れることで、効率よく乾かせるでしょう。

狭い場所で干すときにおすすめのシーツの干し方

シーツを干すときは物干し竿を使うのが一般的ですが、住環境によっては広いスペースを確保できないケースも考えられます。狭い場所でシーツを干すときは、風が当たる面積を増やして、水切れをよくすることが大切です。効率よく乾かすためにも、次に紹介する干し方のコツを押さえておきましょう。

谷を作って風通しをよくして干す

シーツを干すときは谷ができるように折ると風通しがよくなり、乾きやすくなります。たとえば、ハンガーを2つ使って干す方法があります。ハンガーはズボンなどがかけられるバーがついているものを選びましょう。干し方は以下のとおりです。

1. シーツをハンガーの幅に合わせて縦長に折る
2. 折ったシーツをハンガーの肩部分とバーの間にかけるように通す
3. 物干し竿などに2つのハンガーを間隔をあけてかけ、シーツがV字の谷になるように吊るして干す。このときハンガーが動かないように洗濯バサミなどで固定しておくとよい

布が重ならないようじゃばらにして干す

洗濯バサミが多くついているピンチハンガーなどを使って、シーツの布が重ならないようじゃばらにして干すのもおすすめです。布が重ならないので風通しがよくなり、物干し竿を使って広げて干すよりも省スペースで干すことが可能です。

ベランダなどが狭くてシーツを干す場所がない場合は、ピンチハンガーを使ったシーツの干し方を取り入れてみるとよいでしょう。

広い場所で干すときにおすすめのシーツの干し方

ここからは、広い場所で干すときにおすすめのシーツの干し方を解説します。広い場所が確保できる場合でも、風通しと水切れのよさを意識することが大切です。効率よくシーツを干せるようそれぞれチェックしておきましょう。

物干し竿2本を活用して干す

広い場所でシーツを干すとき、物干し竿を2本使って干す方法があります。間隔をあけて配置した物干し竿にシーツをまたいでかけ、M字になるように干します。こうすることでシーツの布が重ならず、空気の通り道が確保できるので乾きやすくなります。

物干し竿1本で三角干しをする

物干し竿が1本しか用意できない場合は、三角干しが向いています。三角干しとはシーツを対角線で二つ折りにして、三角の状態のまま物干し竿にかけて干す方法のことです。風が当たる面積が増え、シーツに含まれる水分が角に向かって落ちやすくなるので水切れがよくなり、平行に干したときよりも乾きやすいメリットがあります。

物干しスタンドで広げて干す

室内でシーツを干す場合、早く乾かすためにタオルなどを干すための床置き型の物干しスタンドを使うのも1つの方法です。物干しスタンドを使えばシーツを広げて干せるので、通気性がよくなる分早く乾く効果が期待できます。干す際はシーツが床につかないよう注意しましょう。

シーツを効率よく乾かすためのアイデア4選

ここからはシーツを効率よく乾かすためのアイデアを4つ紹介するので、必要に応じて取り入れてみましょう。

スパイラルハンガーを使う

シーツを効率よく乾かすためには、スパイラルハンガーを使うのもおすすめです。スパイラルハンガーとは、うずまきの形をしたハンガーのことをいいます。スパイラルハンガーのうずまきの部分にシーツを巻き付けることで、コンパクトに干せるメリットがあります。省スペースで効率よく乾かしたいときに活用したいアイテムです。

浴室乾燥機で乾かす

自宅の浴室に乾燥機が備わっていれば活用するのもよいでしょう。天候に左右されずシーツを干すことができ、自然乾燥よりも早く乾く場合もあります。浴室乾燥機を使う際は、浴室内の除湿を意識しながら行うのがおすすめです。

電化製品と併用する

室内でシーツを乾かすなら、身の回りの電化製品を併用するのも有効です。たとえば、扇風機や布団乾燥機などを使ってシーツに含まれる水分を飛ばすことで、乾燥効率を上げられます。とくに布団乾燥機は温風が出るのでシーツも早く乾かせるでしょう。

コインランドリーを使う

コインランドリーの乾燥機能を使うのも1つの方法です。家庭用よりも容量が大きく、同時に複数枚乾かせるので家事の時短にもつながります。また、コインランドリーなら洗濯から乾燥までノンストップで行えるコースもあるので、家族分をまとめて洗濯・乾燥するのにも適しています。効率を重視するならコインランドリーを活用してみるのもよいでしょう。

速乾性のあるシーツ素材を使う

シーツを効率よく乾かすためには、速乾性のある素材でできたシーツに買い替えるのもおすすめです。たとえば速乾性のある素材として、放湿性に優れている麻や乾きやすいポリエステルなどが挙げられます。あとの項目では乾きやすいシーツのおすすめ商品も紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

シーツを干す際に注意したいポイント

シーツを干す際に注意したいポイントがあるので、それぞれ押さえておきましょう。

折る回数を最小限にしてなるべく重ねずに干す

濡れた洗濯物をくっつけた状態で干してしまうと乾きにくくなります。もしシーツを干すスペースが十分に確保できず重ねてしまう場合は、折る回数を最小限にして布同士がなるべく重ならないよう注意して干しましょう。風に当たる面積を広げられるよう意識することが大切です。

挟む力の強い大きめの洗濯バサミを利用する

シーツを吊るして干すときは、挟む力の強い大きめの洗濯バサミを利用しましょう。小さい洗濯バサミでは挟む力が弱かったり、挟む面積が小さかったりして、シーツが落ちてしまう場合があります。また、外に干す際は風の影響を受けやすく、洗濯バサミからシーツが外れて飛んでしまう可能性もあるので注意が必要です。

繊維が傷むため直射日光にさらさない

シーツを干す際は直射日光を避けて陰干ししましょう。直射日光に当てたほうが早く乾きますが、シーツの繊維は紫外線に弱い場合があります。強い日差しの下で干してしまうと繊維が傷む原因になってしまうので、シーツの劣化を防ぐためにも直射日光にさらさないよう陰干しを心がけましょう。

通気性の良い場所に干す

通気性が悪いと洗濯物の乾きが遅くなりやすいです。とくにシーツは衣類などのほかの洗濯物に比べて面積が大きく乾きにくいため、ベランダなどの風通しのよい場所に干すようにしましょう。もし室内干しする場合は、扇風機やサーキュレーター、除湿機などを活用して室内に湿気がたまらないよう工夫するのがポイントです。

そもそもシーツはどれくらいの頻度で洗濯すればいい？

シーツの洗濯頻度は週1回がおすすめです。肌に直接触れるシーツは寝汗や皮脂などで汚れやすくなっていますので、清潔さをキープするためには週1回を目安に洗濯するとよいでしょう。洗い替え用に複数枚シーツを用意しておくと、梅雨の時期などですぐに乾かない場合でも安心です。

シーツを洗濯する前に押さえておきたい5つのこと

ここからは、シーツを洗濯する前に押さえておきたい5つのことを紹介します。シーツを長持ちさせるためにもチェックしておきましょう。

粘着シートでゴミを取り除いておく

シーツを洗濯する前に、粘着シートなどを使ってシーツについたホコリなどのゴミを取り除いておくことが大切です。ホコリなどがついていると洗濯しても取り除けず残ってしまう可能性もあります。とくにシーツの内側の四隅にはホコリが溜まりやすいので、洗濯前にチェックして入念に取り除いておきましょう。

洗濯ネットに入れて洗う

シーツが傷んだり、ほかの洗濯物と絡まったりするのを防ぐためには、洗濯ネットに入れて洗いましょう。洗濯ネットに入れることで洗濯機からも取り出しやすくなります。また、洗濯ネットは小さいサイズではなく、シーツの生地が傷まないよう大きいサイズのものを選ぶのがおすすめです。

裏返してじゃばら折りにして洗う

シーツをくしゃくしゃの状態で洗濯してしまうと、生地が擦れて傷みやすくなります。裏返してじゃばら折りに畳んで洗うことで摩擦が減り、生地が傷むのを避けられるでしょう。シーツを洗う際は洗濯機に適当に放り込まず、裏返してじゃばら折りにするよう心がけましょう。

柔軟剤の使用を避ける

シーツを洗濯する際、柔軟剤は使わないほうがよいとされています。柔軟剤には生地の肌触りをふわっとさせるなどのメリットがありますが、シーツの素材によっては柔軟剤が繊維をコーティングしてしまい、吸水性が失われてしまう可能性があります。シーツを洗濯する場合は柔軟剤の使用は避けましょう。

布団コース（毛布コース）を選んで洗う

シーツを自宅で洗う場合はあらかじめ洗濯表示を確認し、シーツの素材に合った洗濯コースを選ぶことが大切です。布団コース（毛布コース）は、普通のコースよりも多めの水量でゆるやかな回転で洗えるので生地が傷みにくいメリットがあります。洗濯機に布団コースが搭載されているか確認してみましょう。

【厳選】乾きやすいシーツならコレ！

「Picky’s」様のこちらの記事で「コットンツイルボックスシーツ」が紹介されました！

まとめ

広げると場所をとるシーツを効率よく乾かすためには、干す際に風通しをよくしたり、重ならないようじゃばら折りにしたりなどを意識することが大切です。さらに、干す場所の広さに応じたおすすめの干し方を取り入れたり、浴室乾燥機や扇風機・サーキュレーターなどの電化製品を活用したりするのもよいでしょう。また、より早く乾かすなら今回紹介した速乾性のある素材のシーツを選ぶのもおすすめです。シーツの清潔さをキープして快適な睡眠につなげましょう。