寝具にはお金をかけるほうがいいの？高級な寝具のメリットと寝具選びのポイントを紹介

「寝具にはお金をかけたほうがいい」と聞いたことがある方もいるかもしれません。睡眠は人生の多くの時間を占めるため、良い寝具を使うと多くのメリットがあります。

本記事では、寝具にお金をかけたほうがいい理由や、寝具選びのポイントを紹介しています。寝具の買い替えを検討している方は、参考にしてみてください。

寝具にはお金をかけるほうがいい！その理由とは

「寝具は寝られさえすればお金をかけなくていい」と思っている方もいるかもしれません。しかし、寝具はお金をかけた方が得られるメリットが大きくなります。ここでは、寝具にお金をかけるほうがいい理由を説明します。

睡眠の質が向上する

高級な寝具は、一般的に寝心地や機能性、耐久性などに優れています。いかに「身体に負担をかけないか」を研究して作られており、丈夫な造りで10年使い続けられるものが多いためです。

寝具にお金をかけることで、質の高い睡眠が期待できます。睡眠の質が高くなると、1日の疲れをとりやすくなるでしょう。

仕事や勉強のパフォーマンスが上がる

睡眠は人生の約1/3を占めます。睡眠を十分にとれなければ身体の疲れをリセットできません。その結果、日中の集中力や記憶力が落ちやすくなる可能性があります。寝具にお金をかけることで睡眠の質が向上すると、眠っている間の情報整理や身体の疲労回復を十分に行うことができます。その結果、仕事や勉強などの日中のパフォーマンス向上が期待できるでしょう。

コスパが良い

高価な寝具は「値段が高い」という印象が強いかもしれませんが、耐久性が高いために買い替えの頻度が減り、長いスパンで見ればコスパが良いといえます。

高級な寝具の中には、10年以上使えるものもあります。10年経っても使える耐久性があれば、値段が高くても「値段に見合っている」と思えるでしょう。

また高級な寝具は睡眠の質を向上させるため、仕事や勉強など日中のパフォーマンスが上がったり、体調がよくなったりするといったメリットもあります。睡眠以外へのメリットも大きいため、コスパが良いといえるでしょう。

寝具にお金をかけないとどんなデメリットがあるの？

寝具にお金をかけない場合、どのようなデメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのデメリットがあります。

睡眠の質が低下する

安価な寝具は寝心地が悪くなりやすく、睡眠の質が低下しやすくなります。

安価な寝具は寝心地や機能性の追求ではなく、値段の安さを追求しています。そのため身体に合わず、寝づらいときがあるでしょう。寝心地が悪くて熟睡できず、疲れがとれないため、仕事のパフォーマンスも低下する可能性があります。

身体に負担がかかる

安価な寝具を使い続けると、身体に負担がかかりやすくなります 。高級な寝具は、寝姿勢や寝返りのしやすさを追求して作られていることが多いですが、寝具の値段が下がるほど機能が劣る傾向があります。

寝心地の悪い寝具を使用することで、肩や腰、頭などが痛くなることもあるかもしれません。本来は身体を休めるはずの睡眠が、身体に負担を与える可能性があります。

寝具の買い替え頻度が多くなる

寝具にお金をかけない場合、寝具の買い替え頻度が多くなる可能性があります。

安価な寝具は、高価な寝具より耐久性が劣る傾向があります。耐久性が低い寝具を使っているとへたりやすく、頻繁に買い替えなければなりません。買い替える手間がかかり、面倒だと感じる可能性があります。

コストがかさむ場合がある

安価な寝具は寝心地が悪かったり、耐久性が乏しかったりするために頻繁に買い換えなければならない可能性があります。その結果、最初は寝具を安価に抑えたつもりでも、長い目で見るとコストがかかりがちです。

安いものを買っても頻繁に買い替えるのであれば、高い寝具を長年使うほうがコスパがよいでしょう。長いスパンで考えて、どちらがいいのかを購入前に考えてみましょう。

どの寝具にお金をかけるのがいいの？

「寝具にお金をかけたほうがよい」とは言っても、寝具にはさまざまな種類があります。「全ての寝具にお金をかける」というのは、難しい場合もあるでしょう。ここでは、お金をかけたほうがよい寝具について説明します。

マットレス

1つだけ高価な寝具を購入する場合は、マットレスにこだわるのがおすすめです。

マットレスは身体を乗せる寝具であるため、寝心地や身体への負担に大きく関わります。高価なマットレスは耐久性が高いため、コスパも良い傾向があります。寝心地が良いうえに長持ちしやすいといえるでしょう。

マットレスにはさまざまな種類のものがあります。自分の身体に合ったものを探してみてください。

枕

マットレス以外の寝具にお金をかけるとすれば、枕にこだわることをおすすめします。

高価な枕は、「睡眠時の姿勢をキープしやすい」「耐久性が高い」などのメリットがあります。枕の高さや硬さが変わると、寝返りのしやすさや首への負担のかかり方が変わるため、質の良い睡眠を求める場合は枕の選び方も考えてみましょう。値段の高さだけではなく、自分に合う枕を選ぶのがポイントです。

マットレスを選ぶときのポイント

マットレスにはさまざまな種類があり、どれを選ぶべきかと悩む方もいるでしょう。ここでは、マットレスを選ぶ時の3つのポイントを説明します。

硬さ

マットレスを選ぶときは、硬さを確認してみましょう。柔らかすぎると身体が沈み込み、寝返りが打ちづらくなってしまいます。

一方マットレスが硬すぎると、背中や腰の痛みの原因になります。マットレスを買うときは、できれば店舗で試し寝をしてみると良いでしょう。寝たときに腰が沈み込むようであれば柔らかすぎ、背中の下に手がすんなり入るようであれば硬すぎの可能性があります。

体圧分散性

体圧分散性とは、身体の圧力を分散させる力のことです。人間の身体は凸凹しているため、お尻などマットレスと直接触れる部分に体重が集中します。体重がかかった部分は血管が圧迫されて血行が悪くなりがちですが、体圧分散性が高ければ圧力を分散させやすくなります。

腰痛や肩こりを防ぐためにも、体圧分散性が高いマットレスを選ぶのがおすすめです。

通気性

通気性が低いと湿気が溜まり、カビや劣化の原因になります。蒸れにくく空気が循環しやすい素材のマットレスを選ぶと、寝やすさや睡眠の質を維持しやすくなります。

通気性が低いマットレスの場合は、ベッドパッドなどで補うことも可能です。

枕を選ぶときのポイント

枕は単に高い商品を選ぶのではなく、自分の身体に合ったものを選ぶことが大切です。ここでは枕を選ぶときの3つのポイントを説明します。

高さ

枕を選ぶうえで、高さは重要なポイントのひとつです。理想的な寝姿勢は、立ったときの自然な頚椎のカーブを保った姿勢です。理想的な寝姿勢をキープできる高さを選びましょう。

枕を選ぶ前には、仰向け寝だけでなく横向き寝での寝姿勢もチェックしてみてください。頭とマットレスとの隙間がなく、首や肩、後頭部を支えてくれる枕を選ぶようにしましょう。

硬さ

枕の硬さは、人によって好みがあるため一概に「この硬さがいい」とはいえません。一般的に男性は硬め、女性は柔らかめを好む傾向があります。

枕の素材によって硬さの感じ方が異なります。できれば店舗で実際に素材を確認し、好みで選ぶと良いでしょう。

大きさ

枕の大きさは、寝返りができるスペースのあるものを選ぶのがおすすめです。寝返りをうったときや横向き寝になったときも頭が収まる大きさの枕を選びましょう。頭が3つ入る大きさがおすすめです。おおよそ横幅60cm以上、奥行き40cm以上が理想的ですが、人によって体型が異なるため、自分に合った大きさを選ぶと良いでしょう。

寝具にかける金額の目安はどれくらい？

寝具にお金をかけたほうが良いものの、どれぐらいの金額をかけるべきか悩む方もいるでしょう。メーカーや種類によって金額が異なりますが、世界的に有名な高級ブランドのマットレスであれば約10万円からと想定しておくとよいでしょう。

枕で「高級」といわれるものは約1万円から、オーダーメイドの枕は約2万円からが一般的な値段です。値段の目安を参考にしつつ、自分の身体に合ったマットレスや枕を選びましょう。

寝具にお金をかけるべき年代はあるの？

どのような年代の方でも、寝具にお金をかけると睡眠の質やパフォーマンスの向上を期待できます。現在の寝具に満足していない人は、高価な寝具を試すのがおすすめです。

20代〜30代の方は、腰痛や肩こりなどの身体の不調を感じ始める年代です。また結婚や出産など生活スタイルが変わって、寝具の買い替えをする方も多いでしょう。身体の不調を改善するためや、家族のために寝具を見直すのがおすすめです。

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まとめ

寝具の買い替えをする場合は、ある程度お金をかけたほうが良いと想定しておきましょう。高価な寝具は睡眠の質が向上しやすく、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えやすくなります。長いスパンで見れば、安い寝具を買い換えるよりもコスパが良いといえるでしょう。

寝具はただ高いものを買えば良いのではなく、自分の身体に合ったものを選ぶことが大切です。マットレスや枕は硬さや高さをチェックして、寝心地がよいものを選ぶようにしてみてください。