プロファイル加工マットレスとは？おすすめ商品とメリット・デメリットを紹介

マットレスの買い替えを検討しているなかで、プロファイル加工のマットレスという言葉を耳にして気になっている人もいるのではないでしょうか。プロファイル加工マットレスは、体圧分散性が優れていたり、寝苦しさを感じにくかったりするメリットがあります。しかし、寝心地に違和感を抱く人もいるため、選び方に注意が必要です。

そこで今回は、プロファイル加工マットレスのメリットやデメリット、選び方を紹介します。おすすめの商品も紹介するので、プロファイル加工マットレスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

プロファイル加工マットレスとは

プロファイル加工マットレスとは、ウレタンなどの表面に凸凹加工を施したマットレスのことをいいます。プロファイル加工を施すことで、通常の平たい形状のウレタンマットレスとは異なった寝心地や効果になります。

メリットやデメリットについては次のブロックで詳しく解説していきます。

プロファイル加工マットレスのメリット

プロファイル加工マットレスには、体圧分散性に優れ、寝苦しさを感じにくいメリットがあります。

ここでは、プロファイル加工のマットレスのメリットを詳しく紹介します。

体圧分散性が優れている

プロファイル加工マットレスは、身体を点で支えるため、寝ている間にかかる圧力が特定の部位に集中しにくいメリットがあります。特定の部位に負担がかかり続けると、血行不良を引き起こして、腰痛や肩こりが悪化したり、夜中に目が覚めたりする可能性があります。

起床時の身体のだるさや痛みに悩んでいる人は、体圧分散性に優れたプロファイル加工マットレスを使うことで悩みが解消されるかもしれません。

寝苦しさを感じにくい

表面が凸凹構造となっているプロファイル加工マットレスは、身体とマットレスの間に隙間ができるため、一般的なウレタンマットレスよりも熱気や湿気がたまりにくい傾向があります。

熱気や湿気による寝苦しさを感じている人には、プロファイル加工のウレタンマットレスがおすすめです。

プロファイル加工マットレスのデメリット

プロファイル加工マットレスは、耐久性が低い傾向があり、使っていくうちにへたりが気になる場合があります。なかには、寝心地に違和感を抱く人もいるので注意が必要です。

ここからは、プロファイル加工マットレスのデメリットを詳しく紹介します。

寝心地に違和感を抱く可能性がある

プロファイル加工マットレスは、表面の凸凹が気になって、寝心地に違和感を抱く人もいます。特に体重の軽い人は、プロファイル加工マットレスの凸部分が身体に合わせてスムーズに変形せず、痛みを感じてしまう可能性があります。

人によって寝心地の好みが変わるため、プロファイル加工マットレスを購入する際は、店舗で試してみるのがおすすめです。

耐久性が低い傾向がある

プロファイル加工マットレスは、出っ張っている部分に体重が集中しやすい構造になっています。そのため、表面がフラットになっているマットレスと比べると、へたりやすいデメリットがあります。

ただし、凸部分は元々、身体に合わせてフィットするように変形するので、へたりが発生してもさほど気にならずに眠れる人もいるでしょう。

プロファイル加工マットレスの選び方

自分に合ったプロファイル加工マットレスを見つけるためには、反発力や硬さ、厚みを確認することが大切です。

プロファイル加工マットレスの選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。

反発力で選ぶ

プロファイル加工マットレスには、高反発のものと低反発のものがあります。それぞれの違いは、以下のとおりです。

反発力	特徴	おすすめな人
高反発	・沈み込みが少ない ・寝返りが打ちやすい ・体圧分散性が優れている ・耐久性がある ・値段が高い傾向がある	・硬めの寝心地が好みの人 ・腰痛に悩んでいる人
低反発	・身体にフィットしやすい ・寝返りしにくい ・頭や腰の部分がへたりやすい ・商品ラインナップが多い	・柔らかい寝心地が好みの人 ・寝返りの回数を抑えたい人

どちらのマットレスがいいかは、寝心地の好みや寝姿勢によって異なります。寝心地を確かめたい場合は、店舗で試してみたり、お試し期間がある商品を選んだりするのがおすすめです。

お試し期間の長さや内容は、店舗や商品によって異なるので、事前に規約などを確認しておきましょう。

硬さで選ぶ

プロファイル加工マットレスの硬さは、寝心地を左右する重要な要素です。硬すぎるマットレスは腰に負担がかかりやすく、柔らかすぎるマットレスは寝返りが打ちにくくなり、身体の痛みにつながる可能性があります。

マットレスの硬さは「ニュートン（N）」で表され、数値が高いほど硬い寝心地になります。どの硬さがいいか悩んでいる人は、好みや寝姿勢に合わせて選ぶのがおすすめです。例えば、仰向けで寝ることが多い人は硬め、横向きで寝ることが多い人は柔らかめを選ぶのがよいでしょう。

なお、ニュートンの数値が同じマットレスでも、プロファイル加工が施されている方が柔らかく感じやすい特徴があります。店舗で寝心地を試す際は、いつもよりもニュートン数が大きいマットレスも候補に入れておきましょう。

厚みで選ぶ

寝心地のよいプロファイル加工マットレスを選ぶには、厚みをチェックすることも大切です。厚みのあるマットレスは、底付き感が出にくく、肩こりや腰痛を予防する効果が期待できます。

身体への負担を軽減させるには、1枚ものであれば20cm以上、折りたたみマットレスであれば10cm以上の厚みがあるものがおすすめです。

ただし、ベッドフレームの形状によっては、マットレスが厚すぎると設置できない場合があります。マットレスの厚みを検討する際は、ベッドフレームとの相性もチェックしておきましょう。

耐久性で選ぶ

マットレスは決して安い買い物ではないので、長く使い続けて購入費用を抑えるためにも、耐久性の高いものを選ぶことが大切です。

プロファイル加工マットレスの耐久性は、ウレタン密度と復元率でチェックできます。長く使い続けられるものを購入したい人は、ウレタン密度が30D以上、復元率が96％以上を目安に選びましょう。

機能性で選ぶ

プロファイル加工マットレスには、以下のような機能が付いているタイプもあります。

リバーシブルタイプ	裏表で寝心地を変えられる
折りたたみタイプ	折りたたんでコンパクトに収納できる
硬さ調整機能付きタイプ	パーツを入れ替えることで硬さを調整できる

プロファイル加工マットレスを選ぶ際は、機能性もチェックして、使いやすいものを見つけましょう。

マットレスはプロファイル加工とフラットのどっちがおすすめ？

表面にプロファイル加工が施されているマットレスと、表面がフラットになっているマットレスのどちらがよいかは、使う人の好みによって異なります。例えば「硬めの寝心地が好みだが、腰への負担が気になる」という人は、硬めのマットレスのなかでも、プロファイル加工が施されているものを選ぶのがおすすめです。

ただ、必ずしもすべての人にプロファイル加工マットレスが合っているとは限りません。プロファイル加工マットレスを購入する際は、店舗で寝心地を試したり、口コミを参考にしたりするようにしましょう。

プロファイル加工マットレスの寝心地が合わない人は、表面が柔らかく、中心が硬めの寝心地になっている多層構造のマットレスを選ぶことをおすすめします。自分に合ったマットレスを使うことで、肩こりや腰痛を軽減したり、睡眠の質を向上したりする効果が期待できます。

おすすめのプロファイル加工マットレス5選

三つ折りタイプ

トッパータイプ

まとめ

プロファイル加工マットレスは、体圧分散性に優れていたり、寝苦しさを解消したりするメリットがあります。しかし、寝心地に違和感を抱く人もいるため、購入時には店舗で寝心地を試したり、お試し期間がある商品を選んだりするのがおすすめです。

睡眠の質を向上するためにも、熱気や湿気による寝苦しさを感じている人はプロファイル加工マットレス、表面の凸凹が気になる人は多層構造のマットレスの購入を検討してみましょう。