公開日:2024.09.30
目次
低反発マットレスは、柔らかくフィット感のある寝心地が魅力のマットレスです。しかし、寝返りが打ちにくく、通気性が悪い傾向があるため、特徴とデメリットを理解したうえで購入することが大切です。
この記事では、低反発マットレスのメリット・デメリットと高反発マットレスとの違いを詳しく紹介しています。おすすめの低反発マットレスも紹介しているので、マットレスの買い替えを検討している人も、ぜひ参考にしてみてください。
※当サイトで紹介している商品の中には一部アフィリエイト広告を利用しているものがあります。
低反発マットレスと高反発マットレスでは、寝心地や体圧分散性、寿命などに違いがあります。高反発ウレタンや低反発ウレタン、高反発ファイバーの特徴は、以下のとおりです。
高反発ウレタン | 低反発ウレタン | 高反発ファイバー | |
寝心地 | 硬め | 柔らかめ | 硬め |
体圧分散性 | 高い | 高い | 高い |
寝返りの打ちやすさ | 打ちやすい | 打ちにくい | 打ちやすい |
通気性 | やや悪い | 悪いものが多い | よい |
寿命 | 5〜10年程度 | 3〜5年程度 | 5〜10年程度 |
おすすめの人 | ・硬めの寝心地を好む人・肩こり、腰痛がある人・仰向け寝が多い人 | ・柔らかな寝心地を好む人・収納スペースが少ない人・横向き寝が多い人 | ・カビやアレルギーが心配な人・メンテナンス性を重視したい人・仰向け寝が多い人 |
低反発マットレスと高反発マットレスの違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
低反発マットレスは、寝心地がよく、体圧分散性が高いなどのメリットがあります。ここでは、低反発マットレスのメリットを詳しく紹介します。
低反発マットレスは、身体にフィットする柔らかな寝心地が魅力です。
弾力性と復元性に優れている低反発マットレスは、身体のラインに沿って沈み込むことで包み込まれるようなフィット感を楽しめます。体重や体型に合わせて形状が変わるため、どのような体型の人でも気持ちのいい寝心地を実感できるでしょう。
低反発マットレスは、衝撃を吸収する能力に優れているため、一緒に寝ている人が寝返りを打ったり、トイレに起きたりしても快適に眠り続けられるメリットがあります。パートナーの寝相や生活リズムの違いが気になる方は、低反発マットレスを選ぶことで悩みを解消できる可能性があります。
反発力が低い低反発マットレスは、折りたたんで収納できるものが多いため、マットレスを毎日片付けたい人や、模様替えや引っ越しなどで頻繁に移動させたい人におすすめです。軽量な商品が多いため、陰干しやシーツ交換といったメンテナンスもしやすいのも嬉しいポイントです。
弾力性と復元性に優れている低反発マットレスは、身体の曲線に合わせて沈み込むことで体圧を分散させられます。また、身体が深く沈み込むことで寝返りの回数を減らせるので、睡眠の質を高める効果も期待できます。
ただし、体格の大きい人の場合、マットレスが深く沈み込みすぎて身体に負担がかかり、腰痛や肩こりの原因になることもあるので注意しましょう。
低反発マットレスは、リーズナブルな価格で購入できる商品が多く、バリエーションが充実しているのが嬉しいポイントです。ただし、価格が安すぎるマットレスは、へたりやすかったり寝心地が悪かったりする可能性があるので、品質や機能性などを確認しながら選ぶことが重要です。
低反発マットレスは、寝心地がいい反面、寝返りが打ちにくく、通気性が悪いデメリットがあります。低反発マットレスの購入前には、これらのデメリットも確認しておきましょう。
身体が沈みこみやすい低反発マットレスは、寝返りが打ちにくく、腰痛や肩こりの原因になることがあります。そのため、低反発マットレスを選ぶ際は、寝返りが打ちやすい硬さであるのかも確認しておきましょう。
一方、寝返りが多くて快適に眠れない人の場合は、低反発マットレスを選ぶことで睡眠の質を向上させる効果が期待できます。
心地のよいフィット感を楽しめる低反発マットレスですが、身体に密着することで通気性が悪くなり、蒸れやすくなるデメリットがあります。汗をかきやすい夏場は、寝苦しさを感じることもあるでしょう。
通気性の悪さを解消するには、冷感素材の敷きパッドを使用するなどの対策が大切です。なかには、通気性のよいメッシュ生地を使用した低反発マットレスもあるので、側生地やカバーの素材にも注目しておきましょう。
低反発マットレスの寿命は3〜5年程度で、他のマットレスと比べて短い傾向があります。寿命は品質によって決まり、低品質なものほど寿命が短く、高品質なものは寿命が長くなります。
マットレスの寿命は、メンテナンスの頻度や使い方によっても変わるので、長く使い続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。低反発マットレスを長く使い続ける方法は、のちほど詳しく紹介します。
低反発マットレスを購入する際は、目的に合わせてタイプを選び、厚さや硬さ、耐久性などから総合的に選ぶことが大切です。
ここでは、低反発マットレスを選ぶ際の見るべきポイントを紹介します。
低反発マットレスには、単体で使用するマットレスとマットレストッパーの2つのタイプがあります。他のマットレスに重ねて使うなら、マットレストッパータイプを選ぶことになります。
寝心地を重視するなら、厚みのある1枚もののマットレスがおすすめです。折りたたみ式のマットレスは、つなぎ目に違和感を感じやすく、寝心地が悪くなってしまう可能性があります。1枚もののマットレスであれば、より快適な睡眠を実現できるでしょう。
1枚ものの低反発マットレスを購入する際は、厚さ20cm以上を目安に選びましょう。マットレスが薄すぎると、底付き感が合ったり、身体を痛めたりする原因になるので注意しましょう。
マットレストッパーとして他のマットレスと併用する場合は、薄めのものでも問題ありません。
柔らかすぎる低反発マットレスを選ぶと、寝返りが打ちにくくなることで身体に負担がかかったり、寝姿勢が悪くなったりする可能性があります。低反発マットレスの適切な硬さは、体格や寝姿勢によっても異なるので、自分に合った硬さのマットレスを選ぶことが大切です。
理想的なマットレスの硬さを見極める方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
低反発マットレスは、寿命が短いものが多いので、耐久性も重要な要素です。
マットレスの耐久性は、中に使われているウレタンの密度と、復元率によって判断できます。長く使い続けられるマットレスを購入したい場合は、ウレタンの密度が30D以上、復元率が96%以上を目安に選びましょう。
芯材にウレタンフォームを使用したマットレスは、商品タグなどに復元率を記載するように義務付けられているため、購入する際に確認することをおすすめします。
通気性が悪い低反発マットレスは、陰干しなどで定期的に湿気を逃すことが重要です。しかし、マットレスが重かったり、大きかったりすると、一人で干すのが難しい場合もあります。
マットレスを長く使い続けるためにも、重さや大きさ、洗濯方法などの手入れのしやすさにも注目することが大切です。なかには、カバーを外して洗濯できたり、抗菌加工がされていたりする商品もあるので、機能性も合わせて確認しておきましょう。
低反発マットレスはリーズナブルな商品が多いですが、あまりにも価格が安いものは、品質や耐久性に問題があることも考えられます。価格だけで選ぶと、すぐに買い替えが必要になったり寝心地が悪かったりすることもあります。
次の章ではおすすめのマットレスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
テンピュール(TEMPUR®)はNASAが認定し、米国宇宙財団が認証する唯一のマットレス&ピローブランドです。
「テンピュール プロ プラス」はフィット感が向上し、最先端の体圧分散性を備えた「テンピュール プロ」シリーズの厚み25cmのモデルです。硬さは「やわらかめ」「ややかため」「ふつうのかたさ」「かため」の4種類より選べます。
付属のクイックリフレッシュカバーはお洗濯OKです。さらに抗菌防臭加工・エコテックス認証付で、アレルギーの方でも安心なのも嬉しいポイントです。
テレビCM等でお馴染みのシリーズ人気モデル「トゥルースリーパー プレミアリッチ」は、ゆっくりと沈み込みながら身体が包みこまれるような寝心地が特長の低反発マットレスです。今お使いのマットレスや敷き布団の上に敷くだけで寝心地を変えられるトッパータイプで、フィット感のある独自の低反発素材に高反発素材を組み合わせた2層構造になっています。
リニューアル版(pr.2)ではウレタン素材に波形加工を施し、横向き寝の時に肩まわりがより楽になるように改良されています。さらに丸洗いOKな付属カバーに制菌加工が施されるなど、快適性もアップしました。
特徴 | 防ダニ・ 抗菌仕様で柔らかめのトッパーマットレス |
分類 | 低反発マットレス |
タイプ | トッパータイプ(オーバーレイマットレス) |
サイズ展開 | シングル : 約 97×195×5cm セミダブル : 約 120×195×5cm ダブル : 約 140×195×5cm クイーン : 約 160×195×5cm |
素材 | 本体:ウレタンフォーム カバー:ポリエステル100% |
構造 | 低反発・高反発の2層構造 ① ウルトラ ヴィスコエラスティック(低反発) ② ハードサポートフォーム(高反発) |
機能 | 抗菌・防カビ・防ダニ |
価格(税込) | 29,800円~ |
保証期間 | 1年間 |
「トゥルースリーパー プレミアベッドマットレス」は厚み15cm・独自の5層構造のベッド用マットレスです。低反発面・高反発面でリバーシブル仕様となっている上部の3つのブロックを肩・腰・脚部で入れ替えて、寝心地を自分好みにカスタマイズできるのが最大の特長です。体圧分散性や耐久性にも優れており、下層の波形加工により通気性も確保しています。
さらに、付属の天面敷きパッドは丸洗いOK・抗菌・防ダニ加工付きです。保証期間も3年に延長されており、いつも衛生的で快適に、安心して使用できるのは嬉しいポイントです。
特徴 | 好みに合わせて硬さを変えられるセミオーダーマットレス |
分類 | マットレス(低反発・高反発) |
タイプ | ベッドタイプ |
サイズ展開 | シングル : 約 97×195×15cm セミダブル : 約 120×195×15cm ダブル : 約 140×195×15cm クイーン : 約 160×195×15cm |
素材 | 本体:ウレタンフォーム カバー:ポリエステル100% |
構造 | 独自の5層構造(上部3層・下部2層) ①ウルトラヴィスコエラスティック(低反発)※ホワイト面 ②スムースヴィスコエラスティック(低反発)※ホワイト面 ③ハードサポートフォーム(高反発)※ブルー面 ④ダブルウェーブ加工素材(波形加工)※グレー面 ⑤ダブルウェーブ加工素材(波形加工)※ホワイト面 |
機能 | 抗菌・防ダニ |
価格(税込) | 67,000円~ |
保証期間 | 3年間 |
低反発マットレスは、他のマットレスに比べて寿命が短い傾向にありますが、メンテナンスや使い方によっては長く使い続けられる可能性があります。
低反発マットレスの寿命を延ばすには、定期的にマットレスの上下や裏表を入れ替えたり、陰干しなどで定期的に湿気を逃したりすることが大切です。また、敷きパッドやシーツを活用して、マットレスに湿気や汚れが付かないように工夫するのも効果的です。
湿度の高い梅雨時期などは、布団乾燥機を活用するのもおすすめです。布団乾燥機を使用後は、掃除機や布団クリーナーを活用して、カビの栄養となる髪の毛などを取り除きましょう。
マットレスのへたりの原因や対処法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
最後に低反発マットレスのよくある質問に回答していきます。
低反発マットレスは、床やベッドの上に直接敷いて使用します。また、敷き布団と併用する場合には、敷き布団の上に低反発マットレスを重ねて使用します。
マットレスの使い方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
低反発マットレスは、水洗いやクリーニングができない商品が多いため、寝汗や汚れがマットレスに付かないようにシーツや敷きパッドを活用し、小まめに洗濯することが大切です。
マットレスにカビを発生させないためには、定期的な陰干しでマットレスの中の湿気を逃すなどの対策も欠かせません。陰干しが難しい場合は、布団乾燥機などを活用するのもおすすめです。
マットレスのお手入れ方法や注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
マットレスを処分する主な方法には、住んでいる自治体のルールに従って粗大ゴミとして処分する方法と、リサイクル業者に引き取ってもらう方法があります。マットレスを買い替える場合は、新しいマットレスを購入する店舗で引き取ってもらえる店舗もあるので、購入前に相談してみましょう。
身体が沈み込みやすい低反発マットレスは、寝返りが打ちにくく、同じ姿勢が続きやすくなります。腰に負担がかかりやすい寝姿勢が続くと、腰痛を悪化させてしまうこともあるでしょう。
腰痛持ちの人は、柔らかすぎる低反発マットレスを避けて、高反発マットレスなどの沈みこみが少ない商品を選びましょう。
テンピュールマットレスは、振動が伝わりにくい性質があり、パートナーが寝返りを打ったり、トイレに起きたりしても、その振動で起きる心配がほとんどありません。振動が伝わる指数である「振動伝達率」は、低反発マットレスの10分の1程度といわれています。
テンピュールマットレスは、細胞の1つ1つに穴が空いたような構造になっているため、他の低反発素材と比べて通気性がいいという特長があります。何度使っても元の形状に戻る優れた耐久性をもっているため、いつまでも新品のように使い続けられるのも魅力です。
テンピュール素材の特徴やデメリットについて、こちらの記事で詳しく紹介しています。
低反発マットレスは、包み込むような寝心地でありながら比較的リーズナブルに購入できるマットレスです。折りたためるものが多いので、使用後に収納したり車中泊をしたりする人にもおすすめです。
沈み込みやすい低反発マットレスは、寝返りが打ちにくく、通気性が悪いデメリットがあります。マットレスがへたりやすくなったり、腰痛や肩こりの原因になったりする可能性があるので、自分に合ったマットレスを選ぶことが大切です。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
関連記事
Profile プロフィール
Item カテゴリーで商品を探す
Ranking 人気の記事
New 新着記事
Tags タグで記事を探す