公開日:2023.07.11
更新日:2023.07.10
耐久性が高く、長く使い続けられるマットレスを購入したいと考えている人も多いのではないでしょうか。なかには「耐久性の高さを把握するには、復元率を確認した方がよい」と耳にし、復元率が何を示す数値なのかが気になる人もいるでしょう。
そこで今回は、マットレスの復元率の意味や測定方法、復元率ごとの寿命の目安を紹介します。マットレス選びのポイントも紹介しているので、耐久性が高く、寝心地のよいマットレスを探している人も、ぜひ参考にしてみてください。
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マットレスの復元率とは、マットレスに圧力をかけたあとに「元の形状にどの程度まで戻るのか」を数値化したものです。復元率はマットレスの耐久性を示す重要な指標であり、復元率が100%に近いほど、へたりが起きにくく、長く使い続けられるとされています。
マットレスの復元率は「JIS K 6400-4(B法)」に規定する試験法により測定されます。具体的には、一辺が50mm以上、厚さ20mm以上の正方形のウレタンフォームを試験片にして測定します。測定の流れは以下の通りです。
例えば、復元率が95%のウレタンマットレスの場合は、単純計算で8万回寝返りをすると5%のへたりが発生するということになります。
芯材にウレタンフォームを使用したマットレスは、タグなどの消費者が見やすい箇所に復元率を記載するように義務付けられています。復元率の表示方法は「95%以上」といった曖昧な表記ではなく、「復元率96%」のように細かく記載するのが原則です。
ただし、各国の基準で製造されている海外製のマットレスは、復元率に関する規定がない国もあります。また、すべての輸入製品が販売前に検査されているわけではなく、復元率の記載がないウレタンマットレスもあるので注意しましょう。
マットレスの品質を示す数値には、復元率の他にも硬さや密度などがあります。ここからは、復元率と硬さ、密度の違いを紹介します。
復元率はどの程度元に戻ったかを示すのに対し、硬さは力を加えたときの変形しにくさを数値化したものです。マットレスの硬さはニュートン(N)で表示され、数値が大きくなるほど硬くなります。
復元率は高いほどよいとされますが、マットレスの最適な硬さには個人差があるので、自分の体格や寝姿勢に合わせて選ぶことが大切です。硬めの寝心地が好きな人はニュートン数の高いもの、柔らかめの寝心地が好きな人はニュートン数の低いものを選ぶとよいでしょう。
自分に合うマットレスの硬さを見極める方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ウレタンマットレスの耐久性を示す数値には、復元率の他に密度もあります。ウレタンの密度は「D(Density)」という単位で示し、ウレタンがどのくらい密集して詰まっているかを表すものです。復元率が高く、密度の数値が高いほど、耐久性が高いマットレスとされています。
ウレタンマットレスの密度ごとの特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
復元率はマットレスの耐久性を表すものであり、おおよその寿命を把握するうえで役立ちます。ここでは、復元率ごとの寿命の目安を紹介します。
復元率 | 寿命 |
95%未満 | 1〜2年 |
95~96% | 3~5年 |
96~98% | 5~8年 |
98~99% | 8~10年 |
長く使い続けられるマットレスを選びたい場合は、復元率96%以上を目安にするのがおすすめです。
復元率の高いマットレスでも、使い方によっては想定寿命よりも早くへたる場合もあります。復元率の測定時で使われる試験片のウレタンフォームは乾いた状態ですが、実際にマットレスとして使うときは寝汗や湿気により、へたりやすくなっています。
マットレスを長く使い続けるためには、定期的に換気をして湿気を逃がすなどの対策が欠かせません。
マットレスを選ぶときは、復元率以外にもチェックすべき項目があります。最後に、自分に合うマットレスを見つける際に、確認すべきポイントを紹介します。
耐久性の高いマットレスを選ぶためには、復元率だけでなく、密度(D)をチェックすることも大切です。密度(D)ごとの寿命の目安は以下の通りです。
密度 | 寿命 |
25D前後 | 3~5年 |
30D前後 | 5~8年 |
40D前後 | 8~10年 |
50D前後 | 10年以上 |
密度30D以上のマットレスは耐久性が高いため、快適に使い続けられるでしょう。
体圧分散性に優れたマットレスであれば、身体にかかる圧力を分散してくれるため、快適な環境で眠れるでしょう。身体にかかる圧力が集中してしまうと、血行不良を引き起こし、夜中に目が覚めたり腰痛や肩こりが悪化する原因になったりします。
起床時の身体の倦怠感や腰痛、肩こりに悩んでいる人は、体圧分散性に優れているかを確認したうえで、購入を検討しましょう。
マットレスの硬さも、寝心地のよさを左右する重要な要素です。柔らかすぎず硬すぎないマットレスのなかから、自分の体格や寝姿勢に合うものを見つけましょう。
例えば、仰向きで寝ることが多い場合は、寝返りがしやすい硬めのマットレスがおすすめです。横向きで寝ることが多い場合は、肩部分の窮屈さを軽減してくれる柔らかめのマットレスを選ぶとよいでしょう。
マットレスが薄いと、底付き感が出やすく、身体を痛める原因になります。マットレスの厚みは10cm以上を目安に選ぶと、身体への負担を軽減できるでしょう。特に肩こりや腰痛に悩んでいる人は、厚みのあるマットレスがおすすめです。
ただし、ベッドフレームの形状によっては、設置できるマットレスの厚みに制限があるので、ベッドに合った厚みであるのかを確認したうえで購入しましょう。
マットレスに湿気がたまると、へたりやカビ、ダニが発生しやすくなり、マットレスの劣化を早める原因となってしまいます。復元率の高いマットレスでも、通気性が悪ければ、長く使い続けるのは難しいでしょう。
マットレスを快適に長く使い続けたい人は、蒸れにくい素材や空気が循環しやすい構造のマットレスを選ぶのがおすすめです。
また、マットレスの通気性が悪いと、劣化のスピードが早まるだけでなく、寝苦しさを感じる原因となります。睡眠の質を下げないためにも、通気性のよいマットレスを選ぶことが大切です。
マットレスの復元率とは、マットレスに圧力をかけたあとに「元の形状にどの程度まで戻るのか」を数値化したもので、耐久性を示す重要な指標です。高品質で長く使い続けられるマットレスを選びたい場合は、復元率96%以上を目安にするとよいでしょう。
なお、耐久性の高いマットレスを選びたい場合は、復元率だけでなく密度や通気性も確認することが大切です。加えて、体圧分散性や硬さ、厚みも確認できると、自分に適した寝心地のよいマットレスを見つけられるでしょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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