公開日:2023.05.25
更新日:2023.06.05
目次
ポケットコイルマットレスは、身体にフィットする柔らかな寝心地が魅力のマットレスです。しかし、利便性や収納性を重視して折りたたみ式を選ぶと、寝心地が悪くなり、本来の魅力が失われてしまう可能性があるので注意が必要です。
この記事では、折りたたみポケットコイルマットレスのメリットとデメリットを詳しく紹介します。ポケットコイルマットレスの選び方も紹介しているので、マットレスを買い替えたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
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ポケットコイルマットレスは、中にばね(コイル)が入っているスプリングタイプに分類されるマットレスです。ここでは、ポケットコイルの構造と特徴を詳しく紹介します。
ポケットコイルは、スプリング層に布で包みこんだコイルを敷き詰めたマットレスです。独立したコイルが身体を「点」で支えるため、体圧分散性が高いのが特長です。
ポケットコイルの並べ方には、並行配列と交互配列の2種類あり、配列によって寝心地が異なります。配列ごとの特徴は、本記事の「コイルの並べ方」で詳しく紹介しています。
ポケットコイルマットレスは、身体にフィットする柔らかな寝心地が特長で、睡眠の質を高める効果が期待できます。独立したコイルが身体を支えてくれるので、立っている状態に近い自然な寝姿勢を保つことが可能です。
ポケットコイルマットレスの寿命は、10年前後が一般的といわれており、適切なメンテナンスと使い方をすることで長く使い続けられるでしょう。
マットレスには、複数のコイルを連結させた「ボンネルコイル」と、ウレタンフォームなどでコイルを使っていない「ノンコイル系(低反発・高反発)」の2種類があります。
それぞれの特徴やポケットコイルとの違いを見ていきましょう。
ボンネルコイルマットレスは、間隔を空けて配置したコイルをワイヤーで連結させ、その上をウレタンなどで覆った構造です。一体化したコイルが身体を面で支えているため、沈み込みが少ない硬めの寝心地になっています。コイルが布などで包まれていないので、通気性がいい点もボンネルコイルの特長です。
ノンコイル系マットレスは、ウレタンフォームやファイバーを使用したマットレスです。主に低反発と高反発の2つに分類されます。
低反発マットレスは身体を包み込むような寝心地が魅力ですが、寝返りが打ちにくい特徴があります。一方、高反発マットレスは、身体をしっかり支える硬めの寝心地になっているので、自身の好みに合わせたマットレスを選ぶことが大切です。
折りたたみ式ポケットコイルマットレスには、振動が伝わりにくかったり収納性が優れていたりするメリットがあります。ここでは、折りたたみ式ポケットコイルマットレスのメリットを詳しく紹介します。
コイルが独立しているポケットコイルマットレスは、一緒に寝ている人が寝返りを打っても、振動が伝わりにくいのが特長です。トイレに行ったり早起きをしたりするときに家族やパートナーを起こすことなく、朝までぐっすり眠ることができるでしょう。
折りたたみ式ポケットコイルマットレスは、使わないときに折りたたんで収納できるので、間取りの関係で毎日マットレスを片付ける方におすすめです。来客用に利用する際には、収納場所から取り出して必要なときだけ使えるのも嬉しいポイントです。
折りたたみマットレスは簡単に自立させられるため、寝汗などの湿気を取り除きやすいのがメリットです。汗をかきやすい夏場や、湿気がたまりやすい梅雨時期も毎日干せるので、清潔な状態を保つことができるでしょう。
折りたたみ式ポケットコイルマットレスは、折りたたみ式ならではのデメリットがあります。どのようなデメリットがあるのかを購入前に確認しておきましょう。
ポケットコイルマットレスは、ノンコイル系のマットレスと比べて重量があるため、持ち運びや収納に苦労するケースがあります。利便性や収納性に魅力を感じて折りたたみ式を購入しても、一人で運べなければ意味がありません。
引っ越しや模様替えなど、頻繁に移動させる必要がある場合は、重量を考慮しながら最適なマットレスを選びましょう。
折りたたみ式マットレスは、つなぎ目に違和感を感じやすく、寝心地が悪くなってしまう場合があります。ポケットコイルマットレスは、コイルを固定するためのパイピングが折り目に付けられているため、眠りにくさを感じることもあるでしょう。
寝心地の悪さに不安がある場合は、ショールームなどの店舗で実際に寝てから購入するのがおすすめです。
ポケットコイルマットレスには、快適な寝心地や耐久性の高さなど、さまざまなメリットがあります。しかし、折りたたみ式を選ぶと、つなぎ目に違和感を感じることで本来の寝心地が失われてしまう可能性があります。
寝心地にこだわりたい方は、折りたたみ式でない1枚もののポケットコイルマットレスを選びましょう。
折りたたみ式のマットレスは、コンパクトに収納できて持ち運びしやすいなどのメリットがあります。しかし、ポケットコイルマットレスは重量があるため、一人で運ぶことが難しく、折りたたみ式のメリットが得られないかもしれません。
折りたたみ式にこだわりたい方は、ポケットコイルマットレスではなく、軽くて運びやすい高反発ウレタンマットレスも合わせて検討してみましょう。
折りたたみマットレスの選び方やおすすめの商品は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ポケットコイルマットレスは、コイルの数や太さ、配列によって寝心地が大きく変わります。自分に合ったポケットコイルマットレスを選ぶためにも、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
ポケットコイルマットレスは、使われているコイルの数によって反発力が変わります。コイルの数が増えるほどしっかりとした寝心地になり、コイルの数が少なくなると寝心地が柔らかくなります。
ポケットコイルマットレスは、コイルの数が多いほど価格が高くなる傾向があるので、予算も考慮しながら自分に合った商品を選びましょう。
ポケットコイルマットレスは、コイルに使われる鋼線の太さによって寝心地が変わります。1.9mmの鋼線が標準的とされ、2.0mm以上になると寝心地が硬くなり、1.8mm以下の鋼線が使われていると柔らかい寝心地に仕上がります。
なお、コイルの数や配列によっても寝心地が変わるので、太さと合わせてチェックしておきましょう。
ポケットコイルの並べ方には、縦横に同じ数のコイルを並べる「並行配列」と、隙間を埋める形で並べる「交互配列」の2種類があります。ポケットコイルマットレスの寝心地は、配列によって異なるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
並行配列は、コイルとコイルの間に隙間があるため、マットレス全体がふんわりと柔らかな寝心地に仕上がります。身体全体を支えるようなフィット感を味わいたい方におすすめです。
交互配列は、コイルとコイルが隙間を埋めるようにびっしりとコイルを並べる配列でしっかりとした硬めの寝心地が特徴です。使用されているコイルの量が並行配列より多いため、価格が高い傾向があります。
交互配列は、硬めでしっかりとした寝心地があるマットレスを使いたい方におすすめです。
重量のあるポケットコイルマットレスは、屋外に干すことが難しいため、湿気がこもりやすくなってしまいます。カビやダニの発生を防ぐためにも、通気性のよさにも注目しておきましょう。空気穴があるなど、湿気を放出する構造のものを選ぶのがおすすめです。
マットレスを長く使い続けるためには、耐久性の高いマットレスを選ぶことが重要です。耐久性は、コイルスプリングの品質や、詰め物に使用されているウレタンの密度で確認できます。
コイルスプリングは、使われている材料や種類によって強度が異なります。ピアノ線が使用されている製品は、10年以上使い続けられる場合もあるので、購入前にコイルの材質を確認しておきましょう。
ウレタンは、密度が高くなるほど耐久性が向上します。密度が40D以上のウレタンは8年以上、30D前後であれば5〜8年が目安といわれているので、コイルスプリングと同等の耐用年数があるマットレスを選ぶと長く使い続けられるでしょう。
ポケットコイルマットレスの耐久性の見方について、こちらの記事で詳しく紹介しています。
詰め物はコイルの上に重ねるクッション材のようなもので、寝心地に影響する重要な要素です。詰め物が薄いと、身体にコイルの硬さが直接伝わり、寝心地が悪くなってしまいます。
また、コイルの耐久性が高くても、詰め物が劣化してしまうと長く使い続けることができません。詰め物はコイルよりも劣化しやすいため、どのような詰め物が使われているのかも確認しておきましょう。
マットレスの詰め物の種類や特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ポケットコイルマットレスは、身体にフィットする柔らかな寝心地が楽しめるマットレスですが、折りたたみ式を選ぶとポケットコイル本来のメリットが得られなくなってしまう可能性があります。ノンコイル系のマットレスと比べて重量があるため、折りたためても持ち運びが難しく、収納に苦労することになるかもしれません。
寝心地を重視するのであれば一枚もの、利便性を重視するのであれば折りたたみ式のウレタンマットレスなど、目的に合わせて選びましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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