公開日:2023.03.31
更新日:2023.06.26
目次
日中の眠気に悩まされ、仕事や家事、勉強に集中できずに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。なかには、気持ちが落ち込んだ状態が続き、うつ病による眠気なのか不安に感じている人もいるかもしれません。日中に異常な眠気を感じたり、睡眠時間を確保しても眠気が残ったりする場合は、うつ病の可能性があります。
そこで今回は、日中の眠気とうつ病の関係性を紹介します。日中の眠気に悩まされている人は、適切な対処法を見つける参考にしてみてください。
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うつ病とは、気持ちが落ち込んだ状態が続く気分障害の一つです。代表的な症状は以下の通りです。
日本では100人に約6人がうつ病を経験しているという調査結果があり、誰にでも起こりうる病気といえます。
うつ病は睡眠障害を併発する場合も多いため、日中の眠気はうつ病が原因である可能性も考えられます。ここでは、うつ病になると日中の眠気を感じる理由を紹介します。
うつ病を発症すると、中途覚醒や早期覚醒が起こる確率が上がるため、日中に眠気を感じやすくなるといわれています。中途覚醒とは夜中に何度も目が覚めて眠れなくなる症状で、早期覚醒は通常の起床時間よりも2時間以上前に目が覚めてしまう症状です。
加えて、うつ病の人はなかなか寝付けない入眠困難の症状も現れやすいため、日中の強い眠気に悩まされる傾向があります。
人は大きなストレスを感じると、逃避しようとする防衛本能が働くことがあります。防衛本能として、眠ることで一時的に不安を解消しようとするのが「寝逃げ」です。うつ病の人が日中に眠気を感じやすいのは、寝逃げによってストレスから身を守ろうとしていることも考えられます。
うつ病になる明確な原因は判明していませんが、感情や意欲を司る脳の機能に生じた不調によるものと考えられています。うつ病の原因としては、精神的なストレスや身体的なストレスが多いとされていますが、進学や就職、引っ越しなどの環境の変化により発症するケースもあります。
うつ病からくる日中の眠気には、仮眠をとるなど、適切に対処することが大切です。ここからは、うつ病の人が取り入れるべき眠気対策を紹介します。
日中の眠気には、15分ほどの昼寝が効果的です。適切な仮眠を取ることで脳の疲労が解消され、集中力が高まるといわれています。ただし、長時間の仮眠を取ると、眠気が増したり睡眠リズムが崩れたりするので、眠気を感じたら15分を目安に昼寝を取り入れてみましょう。
緑茶やコーヒーに含まれるカフェインは覚醒作用があるため、一次的な眠気対策として効果的です。ただし、カフェインを摂取し過ぎると中枢神経系が過剰に刺激され、心拍数の増加や不安、不眠につながる恐れがあります。結果的にうつ病の症状が悪化する可能性もあるため、カフェインの過剰摂取は控えましょう。
うつ病による眠気を治すためには、うつ病の予防・改善をすることが重要です。ただ、効果的な対処方法は人によって異なるので、ここでは一例として紹介します。
先述した通り、うつ病の原因として考えられるのは、精神的ストレス・身体的ストレスです。そのため、まずはストレスや心身の負担になっているものを取り除くことが大切です。仕事を休んだり家事を減らしたりするなど、可能な限り心身を休めることを優先させましょう。
うつ病の予防・改善をするためには、規則正しい生活を送り、体内リズムを整えることが大切です。
なかでも、適切な睡眠時間を確保しながら、就寝・起床時間を一定にするのがおすすめです。なかなか寝付けず、睡眠リズムが整えられないときは、リラックス効果のあるアロマやヒーリングミュージックなどを活用してみましょう。
日光を浴びると、神経伝達物質であるセロトニンの分泌が活発になります。セロトニンには精神を安定させる働きがあるため、分泌が活発になることで不安が収まり、気持ちが落ち着きやすくなります。精神が安定すると、脳や身体がストレスに強くなり、うつ病の予防・改善効果が期待できるでしょう。
適度な運動はストレスを軽減させる効果があるため、運動を習慣化することでうつ病の予防につながります。
なかでも、ジョギングなどの身体に負荷がかかり過ぎない有酸素運動がおすすめです。うつ病の予防・改善には、運動の強度を高めるよりも習慣化することが大切なので、楽しく続けられる運動を取り入れましょう。
偏った食生活を送ると、必要な栄養素が不足し、心身のバランスを崩す恐れがあります。栄養素が不足しないように、バランスのよい食事を規則正しく食べることが大切です。また、セロトニンを作り出すトリプトファンを含む以下のような食材も積極的に摂取しましょう。
人は深部体温が下がったときに自然な眠気を感じられます。そのため、寝る1~2時間前に入浴すると、布団に入るタイミングに体温が下がり、スムーズに入眠できるようになります。ただし、お風呂のお湯が熱すぎると、眠れなくなってしまうので、お風呂の温度は38~40℃を目安に設定しましょう。
入浴の効果やおすすめの入浴法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ここからは、自身がうつ病であるかを確認できる東邦大学の「自己診断チェックシート(SRQ-D)」を紹介します。それぞれの質問に対して4段階で回答し、合計点数でうつ病であるかを判定します。
質問 |
1.身体がだるくて疲れやすいですか |
2.騒音が気になりますか※加点なし |
3.最近気持ちが沈んだり、重くなったりすることがありますか |
4.音楽を聴いて楽しいですか※加点なし |
5.朝の時間は特に無気力ですか |
6.議論に熱中できますか※加点なし |
7.首筋や肩がこって仕方がないですか |
8.頭痛持ちですか※加点なし |
9.眠れない、または朝早く目覚めることはありますか |
10.事故やけがをしやすいですか※加点なし |
11.食事が進まず、味がないですか |
12.テレビを見て楽しいですか※加点なし |
13.息が詰まって胸が苦しくなることがありますか |
14.のどの奥に物がつかえている感じがしますか |
15.自分の人生をつまらなく感じますか |
16.仕事の効率が上がらず、何をするのもおっくうですか |
17.現在と似た症状が以前にもありました |
18.本来は仕事熱心で几帳面ですか |
合計点数が高くなるほど、うつ病の可能性が高くなり、以下のように判定されます。ただし、質問2、4、6、8、10、12に関しては加点せずに合計得点を求めてください。
合計点数が16点以上の場合は、うつ病の可能性があるため、医療機関への相談を検討しましょう。
辛い症状があったり対策しても改善しなかったりする場合は、精神科や心療内科のある医療機関に相談しましょう。抗うつ薬などの薬物治療や、ストレスへの対処法を身に付ける精神療法などを用いて治療してもらえます。一人で抱え込まずに、医療機関に頼ることが大切です。
日中に感じる眠気は、うつ病以外の疾患によって引き起こされている可能性も考えられます。ここからは、日中の眠気を引き起こす病気を紹介します。
ナルコレプシーとは過眠症の一種で、日中に強い眠気が突然現れ、時間や場所に関係なく眠り込んでしまう病気です。特徴的な症状として、感情が高ぶったときに身体の力が抜けたり、眠ってすぐに幻覚や金縛りに襲われたりすることがあります。
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は、夜になると下半身を中心に異常感覚が現れる病気です。
具体的には「むずむずする」「じっとしているのが気持ち悪い」といった感覚があり、足を動かすことで異常感覚は消えます。そのため、布団の中でじっとしていられず、眠りにつけなかったり睡眠が浅くなったりすることで、日中の眠気を引き起こします。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。呼吸が止まるたびに目が覚めてしまうことが多いため、深い睡眠につけず、日中の強い眠気を引き起こしてしまいます。激しいいびきや睡眠中の呼吸停止が見られる場合は、睡眠時無呼吸症候群の恐れがあります。
特発性過眠症は、日中に強い眠気を感じ、居眠りをしてしまう病気です。似た症状に先述したナルコレプシーがありますが、以下のような違いがあるため、別の病気として区別されます。
レム関連症状の有無(入眠時の幻覚や金縛りなど) | 居眠りの特徴 | |
特発性過眠症 | ない | 一度に長く眠る |
ナルコレプシー | ある | 短時間の眠りを繰り返す |
反復性過眠症は、クライネ・レビン症候群とも呼ばれ、過剰な眠気と睡眠時間の延長が繰り返し現れる過眠症の一つです。数日から数週間続く過眠症が、年に数回から10回以上見られ、10代で発症することが多いといわれています。
周期性四肢運動障害とは、睡眠中に腕や脚に異常運動が起き、睡眠が浅くなる病気です。眠っている間に腕や脚がピクピクと周期的に動くため、深い眠りにつけず、中途覚醒が発生します。自覚症状がないケースも多いですが、重症化すると日中の眠気や倦怠感に悩まされるようになります。
人は1日周期でリズムを刻む体内時計が備わっており、意識せずとも日中は活動状態に、夜間は休息状態に切り替わります。体内時計の調整ができず、適切な時間に入眠・覚醒ができなくなってしまうことがあります。この睡眠障害を概日リズム睡眠障害といい、眠気とともに食欲不振や頭痛などの不調が現れるのが特徴です。
自律神経失調症は、ストレスなどが原因で、自律神経が正常に機能しなくなることで起こる症状の総称です。「眠れない」「睡眠が浅くなる」といった症状が現れる場合があるため、日中の眠気の原因になりうる病気として挙げられます。
うつ病の人は、睡眠が浅くなったり寝逃げを生じやすかったりするため、日中の眠気に悩まされる傾向があります。
日中に眠気を感じたときは15分ほどの仮眠をとるのがおすすめですが、可能な限り休養したり規則正しい生活を送ったりして、うつ病の根本的な原因に対処することが大切です。また、他の疾患が原因となっている可能性もあるので、専門機関への相談も検討しましょう。
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