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寝ている時にむせる原因は?考えられる病気や対処法について紹介

公開日:2023.02.21

更新日:2023.03.20

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寝ている時に急にむせてしまい、夜中に何度も目覚めて困っている人は多いのではないでしょうか。なかには睡眠不足になり、日中の眠気に悩まされている人もいるかもしれません。

そこで今回は寝ている時にむせるメカニズムや原因を紹介します。病気が隠れている可能性もあるため、寝ている時にむせてしまう場合は本記事を参考に原因をチェックしてみてください。


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寝ている時にむせるメカニズムについて

寝ている時にむせるのは、睡眠中に分泌される唾液が関係しているといわれています。

例えば仰向きで寝ると、重力により唾液が口腔内にたまりやすくなるでしょう。たまった唾液を飲み込もうとした瞬間に、食道ではなく気管に入ると、身体は唾液を外に出そうとします。このときに咳き込んでしまうのが「むせ」と呼ばれるものです。

「むせ」とは、たまった唾液を飲み込もうとした瞬間に食道ではなく気管に入って咳き込んでしまうこと

寝ている時にむせる原因としてあげられる病気とは?

寝ている時のむせが慢性化している場合、病気が潜んでいる可能性があります。ここからは、寝ている時にむせる原因として注意したい病気を紹介します。

唾液誤嚥(だえきごえん)による誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

唾液誤嚥とは、寝ている時に唾液が気管に入ってしまうことです。通常はむせることで気管から唾液を出そうする機能が働きます。しかし、この機能が鈍ると唾液が肺に入ってしまい、唾液の細菌により肺の炎症が起きる「誤嚥性肺炎」になる可能性があります。

誤嚥性肺炎は激しい咳が伴い、寝ている時の咳やむせにつながるケースもあるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている時に何度も呼吸が止まってしまう病気です。睡眠時無呼吸症候群の場合、呼吸を再開し息を吸うタイミングと同時に、口にたまった唾液を飲み込むことがあるため、誤って気管に入ってむせやすくなるといわれています。

逆流性食道炎

逆流性食道炎により逆流した胃酸がのどや気管を刺激し、寝ている時のむせにつながるケースもあるでしょう。

逆流性食道炎は、胃に圧力がかかったり、食生活の変化により胃酸が増えすぎたりすることで引き起こされるといわれています。食後すぐに横になる人や肥満体型の人、早食いの人は逆流性食道炎になりやすい傾向があります。


こんなサインが出たら要注意!

ここでは、誤嚥性肺炎や睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎の主な症状を紹介します。これらの病気の疑いがあるか不安に感じている人は、該当する症状がないかをチェックしてみましょう。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

寝ている時のむせの他に以下のような症状が見られる際は、誤嚥性肺炎の恐れがあります。

  • 発熱
  • 激しい咳
  • 黄色い痰が出る
  • 呼吸が苦しい
  • 肺雑音がある

ただし、発熱などの免疫機能が落ちている高齢者の場合は、症状が見られずに発見が遅れることもあります。加えて、解熱剤を服用している時も発見が遅れてしまう可能性があるので注意しましょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている時のむせ以外にも以下のような症状が見られます。

  • いびきをかく
  • 起床時に頭痛がする
  • 熟睡感がない
  • すっきり起きられない
  • 日中に強い眠気や倦怠感がある

また夜中に何度も目が覚める場合や、パートナーや家族にいびきの大きさを指摘されることが多い場合も、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いとされています。

逆流性食道炎

寝ている時のむせ以外にも、逆流性食道炎には以下のような症状が見られます。

  • 苦い液体が上がってくる
  • 胸やけ
  • 胃もたれ
  • のどの違和感
  • げっぷの回数が多い

今までは高齢者の病気とされていましたが、食生活の変化により最近では若者でもなりやすいといわれています。

年代別!むせる原因を紹介

寝ている時にむせる原因は、年代によって異なります。ここからは、年代別にむせる原因を見ていきましょう。

赤ちゃん

乳児は胃や、胃と食道の間にある筋肉が未熟であるため、寝ている時にむせるのは珍しくありません。また唾液の分泌量が多い生後3~4ヶ月ごろの乳児も、寝ている時に気管に唾液が入りやすく、むせることが多いといわれています。

寝ている間にむせたときは、頭を横にしたり軽く持ち上げたりして寝姿勢を変えてあげるとよいでしょう。ただし、食欲がない場合や咳をする回数が多い場合は、病気の可能性もあるため、小児科の受診を検討してみてください。

赤ちゃんが寝ている間にむせたときは、頭を横にしたり軽く持ち上げたりして寝姿勢を変えてあげましょう

子供

子供は唾液を飲み込む機能が未発達であるため、寝ている時に唾液をうまく飲み込めずに気管に入ってむせることが多いといわれています。ただし、症状がひどい場合や慢性化している場合は、以下の原因が考えられます。

  • 扁桃腺の肥大化
  • 副鼻腔炎
  • アレルギー性鼻炎 など

これらは睡眠時無呼吸症候群の原因にもなり、寝ている時のむせの他にいびきや起床時の頭痛、日中の集中力の低下などにつながることもあります。気になる症状がある場合は放置せずに、小児科や耳鼻咽喉科に相談しましょう。

若者

若い人が頻繁にむせる場合、スマホの使いすぎやデスクワークの増加によるストレートネックが原因である可能性があります。

ストレートネックとは、下向きの姿勢が増えたことにより、本来カーブしている首が真っすぐな状態となることです。姿勢の悪さだけでなく、舌や気管の働きが鈍る原因にもなるため、むせにつながるといわれています。

若い人が頻繁にむせる場合、スマホの使いすぎやデスクワークの増加によるストレートネックが原因である可能性がある

高齢者

高齢になると体力や筋力の低下から「嚥下障害(えんげしょうがい)」が起こりやすくなり、寝ている時にむせやすくなるといわれています。

嚥下障害とは、口の中のものをスムーズに飲み込めなくなることです。唾液が気管に入りやすくなることに加え、食べ物が口内にたまった状態になりやすく、細菌が肺に入って誤嚥性肺炎からむせにつながるケースもあります。


原因別の検査方法と治療法

寝ている時のむせが誤嚥性肺炎や睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎によって引き起こされている場合、医療機関で検査したうえで治療を受けることが大切です。これらの病気の検査方法や治療法を見ていきましょう。

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)

誤嚥性肺炎が疑われる場合、胸部X線検査にて肺炎の有無を確認します。また、肺炎を引き起こすと白血球が増加したり、炎症性物質が出たりすることがあるため、血液検査で診断することもあります。

治療法は薬物療法が基本ですが、再発を防ぐためには、日々の口腔ケアや食生活の改善も必要となるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群の検査方法には、自宅でできる簡易検査(スクリーニング検査)と病院に入院して受ける精密検査があります。スクリーニング検査では寝ている時のいびきや呼吸の状態を調べ、病院の精密検査で睡眠や呼吸の質を詳しく調べるのが一般的です。

睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療法は以下の通りです。

  • 薬物療法
  • CPAC療法
  • 生活習慣の改善
  • マウスピースの装着
  • 外科手術
睡眠時無呼吸症候群の検査方法には、自宅でできる簡易検査(スクリーニング検査)と病院に入院して受ける精密検査がある

逆流性食道炎

逆流性食道炎は問診や内視鏡検査、レントゲン検査を用いて診断するのが一般的です。内視鏡検査の場合は、検査前日の夜から食事の制限などがあります。

逆流性食道炎の主な治療法は以下の通りです。

  • 生活習慣の改善
  • 薬物療法
  • 手術

寝ている時にむせることを横向き寝で防ごう

寝ている時にむせてしまう場合は、仰向け寝ではなく横向き寝にするとよいでしょう。仰向けで寝ると、重力により口腔内に唾液がたまりやすく、むせやすくなります。一方、横向き寝であれば、気管の入り口から遠いところに唾液をためられるため、むせにくくなります。

横向きの寝姿勢を維持するには、背中を支えるようにクッションや枕を置いてみましょう。

寝ている時にむせてしまう場合は、仰向け寝ではなく横向き寝にするとよい

頻繁にむせるのなら医療機関を受診しよう

寝ている時に頻繁にむせる場合は、病気が潜んでいる可能性があるため、医療機関を受診しましょう。放置してしまうと、病気が悪化する恐れがあります。医療機関で適切な検査や治療を受けることが改善への近道です。

まとめ

寝ている時にむせるのは、睡眠中にたまった唾液が気管に入ってしまうことが原因です。寝ている時にむせてしまい、眠れないと悩んでいる場合は、横向きで寝ることを意識すると緩和する可能性があります。

なかには病気が潜んでいることもあるので、むせが慢性化していたり発熱や胃もたれなど他の症状が見られたりする際は、医療機関へ相談しましょう。

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