公開日:2023.02.16
更新日:2023.03.20
目次
丈夫なベッドを選んで長く使うためには、耐荷重の確認が欠かせません。ところが、「マットレスの重量は考慮しなくてもよいのか」「本当に自分の体重で寝ても問題ないベッドなのか」と不安に感じている人もいるかもしれません。
そこで今回は、ベッドの耐荷重の意味や確認する方法を紹介します。耐久性に注意したい種類や丈夫なベッドの選び方もまとめているので、ベッドを長持ちさせたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
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ベッドの耐荷重とは、どのくらいの重さまで耐えられるのかを示した値です。例えば、耐荷重100kgと記載されていれば「100kgまでの重さまでは耐えられる」という意味になります。
なお、ベッドの耐荷重は寝ている本人の体重だけでなく、寝具の重さも考慮する必要があります。100kgの耐荷重のベッドを使う場合は、利用者の体重と寝具の重さの合計が100kg以下であれば問題ないということです。
ベッドの耐荷重は「静止状態」を基準としていて、飛び跳ねたり座ったりすることが想定されていません。そのため、体重と寝具の重さの合計が耐荷重に収まっていても、使い方によっては破損する可能性があります。
また、一般的にベッドの耐荷重のテストは、ベッドの中央部分で実施されるため、寝る場所によっても耐えられる重さが異なる場合があります。
ベッドの耐荷重は、一般財団法人ボーケン品質評価機構などの機関で行われる強度試験をもとに決定されています。ところが、耐荷重の表示には明確なルールがないので、同じ強度のベッドでもメーカーによって耐荷重の表示方法が異なる場合もあります。
そのため、耐荷重を確認する際は数字だけでなく、「どのようなテスト環境なのか」や「どのような使用シーンを想定しているか」を確認することが大切です。
ベッドの耐荷重を確認する方法は主に以下の3つがあります。
ホームページや取扱説明書で確認する際は、サイズや材質など詳細情報が記載されている箇所を中心に探すとよいでしょう。販売店に問い合わせる際は、商品名や商品番号などを事前に控えておくと確認がスムーズに進みます。
なかには強度の低い素材のベッドや、破損したときのリスクが大きいベッドがあります。このようなベッドを使う場合は、より安全面に考慮しておくことが大切です。
ここからは、耐荷重を確認するべきベッドの種類を紹介します。
すのこベッドは、すのこ板同士に隙間がある構造なので、耐久性がやや劣りやすいといわれています。すのこベッドの耐荷重は一般的に100kg前後が多いため、特別強度が低いわけではありませんが、すのこ板の厚みやベッドの脚の数などもチェックしておくと安心です。
また、すのこ板にかかる荷重を分散させるために荷重分散性が優れたマットレスを使うことも、すのこベッドの破損を防ぐうえで大切です。
パイプベッドは瞬間的な衝撃に弱く、耐荷重は80kg前後と他のベッドと比べると低めです。例えば、勢いよくベッドに乗るなど強い衝撃を与える使い方をすると、破損する恐れがあります。
耐荷重を守って正しく使い続ければ長持ちしますが、体格のよい人や複数人での使用にはあまり向かないでしょう。
2段ベッドは上段の床板が破損すると、上で寝ている人だけでなく下に寝ている人も大けがをする恐れがあります。耐荷重は70~80kgほどですが、体重の軽い子どもであっても、使い方を間違えると大事故につながります。
子どもが使う場合は、耐荷重の確認はもちろんのこと、ベッドの上で飛び跳ねたり動き回ったりすることがないよう注意することが大切です。加えて、何人も乗ると重さに耐えられなくなり、壊れる可能性があることも伝えておきましょう。
ロフトベッドは高さがあるため、床板が破損したときにけがをするリスクが高いといえます。また重心が低いベッドと比べると、寝返りや昇り降りによって体重以上の負荷がかかりやすい傾向があります。
一般的なロフトベッドの耐荷重は100kg前後ですが、けがをするリスクや負荷がかかりやすい構造であることを考慮すると、80kgほどを目安にするのがおすすめです。
折りたたみベッドの耐荷重は素材によって異なりますが、通常のベッドよりも低めです。頻繁に折りたたむと、折り目部分への部品にかかる負担が大きくなり、寿命を縮める原因につながります。
メーカーが記載する耐荷重は、一般的にマットレスの使用を前提としています。敷布団はマットレスに比べて荷重分散性が低いことが多いため、ベッドに敷布団を使ってしまうとベッドにかかる負担が大きくなり、ベッドが破損する可能性が高くなってしまいます。
またベッド本体だけでなく、マットレスや敷布団にも耐荷重があるので、合わせて確認することが大切です。
自身の体重や寝具の重さの合計がベッドの耐荷重に収まっていても、使い方によっては破損につながる可能性があります。ここでは、ベッドに負担がかかる注意したい使用シーンを紹介します。
2人の体重と寝具の合計が耐荷重に収まっていても、シングルベッドを2人で使用するのは避けましょう。シングルベッドの構造は、あくまでも1人で寝る場合を想定しているためです。
加えて、体格差のある2人が寝るとベッドにかかる負荷が偏ります。ベッドの寿命を縮める原因になるため、想定されている人数を超えて使用しないようにしましょう。
薄いマットレスは寝ている人の体重を分散しにくく、ベッドフレームに負荷がかかりやすい傾向があります。そのため、マットレスは可能な限り高さのあるものを選ぶのがおすすめです。
ただし、二段ベッドやロフトベッドを使う場合は、転落するリスクを下げるために薄いマットレスが推奨されています。薄いマットレスのなかでも、荷重分散性に優れた商品を選ぶとベッドにかかる負荷を軽減できます。
ベッドに敷布団を直接敷いている場合は、ベッドに負担がかかりやすいので、マットレスへの買い替えも検討してみましょう。
体重と寝具の重さが耐荷重に収まっていても、用途外の使い方をするとベッドが破損する原因につながります。
例えば、ベッドをソファ代わりにしたり、ベッドの一部分を物置にしたりすると壊れやすくなります。本来は寝ている間だけにかかる負荷が日中もかかり続けてしまうためです。ベッドを安全に使うには、耐荷重と合わせて使い方にも注意が必要です。
耐久性が優れているかどうかは、ベッドの特徴からある程度、見分けることが可能です。最後に耐荷重の大きいベッドの特徴を紹介するので、買い替えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
ベッドフレームに強度の高い合板が使われたベッドは比較的、耐荷重があるといえます。木材を使ったベッドを選びたい場合は、耐久性の高いヒノキや桐が使われたものがおすすめです。
一方、アイアンやスチールなどが使われたパイプベッドは、やや耐久性が劣る傾向があります。
ベッドを接合しているネジなどの金物が大きいほど、耐久性が高い傾向があります。ただ、金具が多いほど、ゆがみや緩みがきしみの原因になるため、耐荷重の大きいベッドを選ぶ際は金具の数よりも大きさを重視しましょう。
パイプベッドの場合は、パイプ部分が太いほど耐荷重が大きくなる傾向があります。
ベッドフレームを支える脚が太いほど、ベッドの安定感が増し、耐荷重が大きくなる傾向があります。ただ、木製や金属製、パイプ構造などのようにベッドの種類によっても耐荷重が異なるので、脚の太さだけで判断するのはやめましょう。
また、脚の数が多ければ1本あたりにかかる負担が分散されるので、足の数にも注目しておきましょう。
重心の低いロータイプのベッドは安定感があるため、比較的耐荷重が大きいといわれています。一方、二段ベッドやロフトベッドは重心が高いので、ロータイプのベッドよりもバランスが崩れやすく、安定感が劣ります。体格のよい人は可能な限り、重心の低いベッドを選びましょう。
ベッドフレームのすべてに国産天然ひのきを使用した「ひのきのすのこベッド」。日本でも有数な家具の産地広島府中で、職人がひとつひとつ丁寧に仕上げた高品質で安心、安全な国産ベッドです。
ベッド下のスペースは収納ケースもすっぽり収まる余裕の設計。掃除もしやすくなり、床より高い位置で寝ることによって溜まりやすいホコリや花粉などのハウスダスト対策にもなります。
ひのきの優しい香りにはリラックス効果の他、防虫・抗菌効果もあるので、アレルギーの心配も軽減。スノコに脚がついたシンプル省スペース設計だから、子供部屋にもぴったりのデザインに仕上がっています。
秋田県産の栗の木でできた、木材も国産にこだわった木製ベッドです。無垢材ならではの温かみのあるフレームは日本製F★★★★を取得し、塗装には天然植物性オイルを使用しているため、衛生面・安全面でも家族の安心を守ります。
シンプルで曲線が美しいヘッドレスのベッドで、機能面でも布団でもマットレスでも使用できるようにすのこの高さが2段階で調整できるため、お部屋の和洋を問わずにリラックスした空間を演出してくれます。
敷き布団やマットレスを乗せる床板は通気性の良いすのこ仕様(静岡県産)で湿気がたまりにくいため、一年中さわやかに過ごせます。
オーク無垢材の美しい木目とビターな雰囲気の両方を楽しめる国産ベッド「スケイプ」。レッドオーク材にダークブラウンの塗装を施すことで、他には無い存在感を醸し出します。
ヘッドボードの棚には2口コンセント(スライド式)やUSBポートがついているので、スマホの充電やスタンドライトを置いたりと機能的。床版はスノコ仕様なので、通気性も抜群。
安定感のある低重心デザインで目線を下げ、重厚感のあるフレームながら空間を広くすっきりと見せてくれます。また、ヘッドボードに高さを持たせることで幅広い厚みのマットレスにも対応できるよう設計されています。 床面からのフレーム高さは13.5cm、別売のマットレス(厚さ20cm)を加えると33.5cmの高さになります。
北欧のシンプルで、機能的な家具を見本にデザインされたベッド「リュカ2」。スマホや小物などを置ける便利なコンセント付の棚や、雑誌などを収納できる両サイドのオープンスペースも付いて機能性抜群です。
ベッド下のデッドスペースは、キャスター付きの便利な引出し収納2杯でしっかり有効活用。ヘッドボードの照明は上部だけでなく側部からも出るので、見えにくい足元もやさしく照らしてくれます。
床板はすのこ仕様で通気性抜群、床面に溜まりがちな湿気を逃がして快適な睡眠環境に。フレームには木目調のメラミン樹脂シートを使用、汚れや粘着、傷に強く、お手入れも簡単です。
スマートでコンパクトなフォルムが魅力の収納ベッド 「ZESTO」。こだわりのヘッドボードはエッジの利いたデザインで、ブラック&ホワイトの木目調フレームがお部屋になじみます。
便利なUSBポートは1口、コンセントは2口の計3口搭載。スマホやタブレットなどの充電に便利です。また、左右取り付け可能な引出しにはスムーズに開け閉めできるキャスター付。フレーム内側にはストッパーがあり、引出しの入り込みを防ぎ収納時の見た目もすっきり。
フレーム表面には耐水性や耐熱性、耐摩耗性に優れた「メラミン化粧板」を採用。機能・収納を兼ね備えながら余計な装飾はせず、空間を邪魔しないシンプル設計のベッドです。
ベッドの耐荷重とは「静止状態」を基準とし、どのくらいの重さまで耐えられるのかを示した値です。そのため、体重と寝具の重さの合計が耐荷重に収まっていても、使い方によっては破損する可能性があります。
ベッドの耐荷重はホームページや説明書、販売店で確認できます。耐荷重に注意したいベッドの種類や使用シーンに注意しながら、自分に合うベッドを見つけましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
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「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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