公開日:2019.10.01
更新日:2023.03.20
朝目が覚めたとき、布団がじめじめと湿っていた、という経験はないでしょうか。その湿気はカビの原因にもなりかねません。布団の湿気対策のひとつに、「すのこ」を導入する方法があります。
この記事では、布団にはなぜカビが生えやすいのか、すのこのメリットやデメリット、選び方を解説します。形や素材についても紹介しますので、参考にして自分に合ったすのこを選びましょう。
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まず、なぜカビが生えるのかを説明します。カビが発生する条件はいくつかあります。
一般的に、「湿度65%以上、温度20~25度以上」がカビの繁殖しやすい環境といわれています。これはフローリングに布団を直に敷いて寝るとより作られやすい理由でです。
人は睡眠中にコップ約一杯分の汗をかくと言われており、寝ている間に汗が布団の下の方へと染み込んでいきます。布団の下はフローリングなので湿気の逃げ場がなくなり、体温で温まりながら留まったままになってしまうのです。そのため、適度な天日干しをしていないと、溜まった湿気がカビの原因となります。
すのこベッドとは、湿気が多い日本に適したベッドです。「すのこ」と同じような形状をしており、通気性に優れています。
日本は海に囲まれており、湿気が多くカビに悩まされやすい環境です。そのため、古くから押し入れなどでは、木材のすのこが湿気対策として使われていました。その、すのこをベッドとして活用して布団やマットレスの下に空間を作ることで、通気性を良くすることが可能になります。
布団やマットレスのカビ・湿気対策には、通気性を良くすることが一番の対策です。すのこベッドを使うことで、布団と床の間に空間ができます。布団の湿気は下に溜まっていくので、布団と床の間に空間を作り通気性を良くすれば、結露やカビの発生を抑えられます。
毎日布団の上げ下げをするのが面倒、時間がないという場合もすのこベッドは有効です。
すのこベッドには、主に折りたたみ(フロア)型とベッド型の2種類があります。それぞれメリットが異なりますので、生活スタイルに合わせて選びましょう。
折りたたみ(フロア)型すのこは、床置きタイプのすのこで、結露やカビ対策に使えます。メリットは安価で購入できる点と、使わないときに折りたたむことで部屋を広く使えることです。
デメリットとしては、ほどほどの通気性しか保てないことがあげられます。床と布団の密着は防げますが、床からの距離があまりなく、定期的に布団を上げる必要があります。また、床から近いため冷気が伝わりやすい点もデメリットです。
ベッド型すのことは、一般的なベッドにすのこを活用したものです。床から20cm以上の高さが確保でき、湿気対策には十分な通気性を保てます。そのため、布団を上げる必要がありません。床からの冷たい空気も届かないため、冷え性の人にもおすすめです。さらに、布団と床の間にできたスペースを収納場所として活用できます。
デメリットとしては、ベッドと同じ形なのでスペースを広く取ってしまう点です。また、簡単に動かせないため、部屋が狭く感じてしまうこともあります。
木材でできているすのこには、寝具との相性の良し悪しがあります。ここでは布団とマットレスを使用する場合の、それぞれについて詳しく解説します。
メリット
・持ち運びが簡単
・丸洗いや天日干しができる
デメリット
・木材がでこぼこしているため、敷き布団の厚みによっては背中が痛くなる
・布団の上げ下ろしが面倒
布団は軽くて気軽に移動しやすく、天日干しなどもしやすいので清潔を保ちやすい点がメリットです。
一方、布団の厚みによっては、すのこのでこぼこで背中に痛みを感じることがあります。すのこベッドで布団を使用する際は、厚みのあるものを使用しましょう。布団の上げ下ろしが面倒な場合は、すのこベッドを折りたたむことで布団も干せるタイプもあります。
メリット
・寝心地が良い
・冬場でも床からの冷気を和らげる
デメリット
・丸洗いできない
・収納できないため、部屋のスペースを確保しなければならない
マットレスは厚みがあるので、すのこのでこぼこが気にならないことが一番のメリットです。床からの冷気も伝わりにくく、寝心地重視の人にはおすすめです。
一方、マットレスは丸洗いができません。布団のようにたたんで収納することも難しく、重さがあるタイプも多いので、移動しづらく置きっぱなしになりやすい点がデメリットです。
すのこベッドには、材質や形など多くの種類があります。特徴を知り、自分に合ったすのこベッドを選びましょう。
前述のとおり、すのこベッドはいくつかの形状にわけられます。再度メリットデメリットを確認して、生活スタイルや環境に合わせて選びましょう。
折りたたみすのこのメリットは、利便性の高さです。折りたためば省スペースで使用でき、布団を干せる機能がついたタイプもあります。
デメリットは、通気性がほどほどにしか確保できない点です。高さがない折りたたみタイプでは、十分な通気性とはいえず、布団の上げ下げが必要になります。床からの距離が近いため、冷気が伝わりやすい点にも注意が必要です。
ベッド型すのこのメリットは、布団の間に、十分な空間が確保できる点です。ベッド型すのこは、20cm以上の高さがあるものが多く、湿気対策の通気性には十分です。また、下の空間は荷物などの収納スペースとしても利用できます。
デメリットは、通常のベッドフレームと同じ形をしているため、容易に移動ができないことです。
キャスター型すのこのメリット、折りたたみ型とベッド型の特徴を兼ね備えていることです。すのこベッドは素材によってはとても重いものもあります。しかし、キャスターがついているタイプであれば、ちょっとした模様替えやメンテナンスが気軽にできます。
デメリットは、キャスター部分で床に傷やへこみがつく可能性がある点です。
すのこを選ぶ際、素材にも注目してみましょう。木材の種類によって、カビの生えやすさや重さなどが変わってくるからです。
桐のすのこは非常に軽く、湿気に強いのが特徴です。毎日折りたたむ、収納して使うなどの場合、素材が桐であれば負担になりにくいです。また、湿度に応じて収縮と膨張を繰り返し、適度な湿度に調整してくれます。防虫性や防腐性に優れており、価格も安価なため試しやすいのもメリットです。コストを抑えて高品質なすのこを探している場合には、桐のすのこがおすすめです。
檜は、すのこの優れた素材としても有名です。耐久性・吸湿性に優れ、防虫効果のある独特な香りにはリラックス効果があると言われています。しかし、檜は重量感があるため、折りたたみ式でやや負担を感じる場合にはキャスター付きのものを選べば負担が軽減されます。
杉は、やや柔らかめの木材で、安価で購入できるのが特徴です。メリットとしては、湿度の調整や耐久性も高く、カビが生えにくい上、比較的低予算でも購入しやすい点が挙げられます。空気を多く含んでいる杉は断熱性にも優れており、床からの冷気をある程度防いでくれます。反面、柔らかめの木材なので傷がつきやすく、破損などには注意が必要です。
松を使用したパイン材は、すのこベッドでも多く使われている木材です。杉と同様に、やや柔らかめで安価で購入できます。香りも良く、温かみのある見た目も特徴です。しかし、カビが生えやすい素材でもあり、湿気対策のためにはやや不向きだといえます。また、シロアリの好物でもあるため、十分な対策が必要です。
シンプルながらもナチュラルな優しさと耐荷重350kgの頑丈さを併せ持つヘッドレスすのこベッド「バノン」。頑丈さの秘密は厚さ3cmの極太フレームとすのこ床板を支える極太の横桟。余計な装飾が一切付いていないすっきりとしたフォルムの木製ベッドで、すのこベッドならではの優れた通気性でオールシーズン快適。
ライフスタイルに合わせて4段階の高さ調整も可能。サイドに余計なでっぱりやくぼみがないため2台を並べてファミリーベッドとしても使用できます。
3色のカラーと豊富な7つのサイズから選べ、マットレスセットもあります。また、少ないパーツと工程数で組み立ても簡単です。
開放的で機能的なローベッド「ローゼ」 。床面の高さを抑える事で天井までの空間が広がり、お部屋に開放感をもたらしてくれます。
便利ながらも圧迫感を与えない、スリムな奥行きの宮棚にはコンセントが1口あり、スマホ等の充電もバッチリ。 また、棚には転び止めが付いているため、ヘッドボードを壁付けすれば写真やイラストを立て掛けられます。
床板は湿気やカビ対策、通気性を考え、すのこ床板を採用。カラーはブラウンとホワイトの2色、サイズは5種類から選べ、マットレスセットもあります。サイドに余計なでっぱり等がないため、2台をぴったり並べてファミリーベッドとしても使えます。
北欧天然木の棚付きすのこベッド「セリヤ」。フレームには、自然なあたたかみのある風合いが魅力の北欧産天然木をふんだんに使用。シンブルモダンなカントリー調デザインなのでどんなお部屋にもぴったりです。
主張しすぎない、シンプルなカントリー調デザインのヘッドボードには、仕切りの付いた棚があり、小物を仕分けて置くのに便利です。 2口コンセントも備えているため、スマホ等の充電もできます。
床面は通気性の良いすのこ仕様で、オールシーズン快適。 床面下に収納ボックスを入れたりして有効活用することも可能。ベッドのカラーは3色、マットレスセットや収納付きタイプもあります。
布団やマットレスの湿気対策には、すのこベッドがおすすめです。すのこベッドを検討している人は、日本最大級のベッドショールームを持つ、専門店の「ビーナスベッド」を利用してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介したすのこベッドはもちろん、すのこベッドに合う布団やマットレスなど多数取り揃えています。
また、 当店ではベッドやマットレスをご購入いただくと、設置場所までの移動と開梱、組立設置、大量に出るダンボールや発泡スチロールなどの梱包資材の処分まで、配送員が全ての作業を無料で行います。 時間の節約にもなり、組立に自信がない方も安心です。
快適な睡眠のために、ぜひお役立てください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
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「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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