公開日:2022.11.10
更新日:2023.03.20
目次
意識を失うように寝てしまうと「寝ているのではなく、気絶したのでは?」と考える方も少なくありません。単なる睡眠不足ではなく、病気の可能性があれば、余計に不安になってしまうものです。
本記事では、意識を失うように寝てしまうときに考えられる原因と、対策方法について詳しく紹介します。病気ではないかと不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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意識を失うように寝てしまうときは、睡眠不足が原因であることが多いです。しかし、日中の活動に支障があるほど眠気がある場合など、症状によっては病気が隠れている可能性もあります。ひどい眠気に襲われる場合は、医療機関での受診をおすすめします。
睡眠不足以外で考えられる原因については「意識を失うように眠ってしまう原因」で紹介しています。
意識を失うように寝てしまうと「気絶したのでは?」と思う方もいるでしょう。ここでは「気絶」と「睡眠」の違いを説明します。
気絶とは、脳の血流障害により突然意識が消失する状態を指します。
「失神」と呼ばれることもあり、さまざまな理由で心臓から脳に届く血流が減ることが原因と考えられています。長時間立っていたり、突然立ち上がったりしたときに脳に届く血流が減ることで、気絶や目まいを引き起こしてしまうのです。
なお、気絶は一時的な症状であるため、短時間で意識が回復することが多いです。
意識がない点だけを見ると睡眠も気絶と同じように感じられますが、睡眠は脳や身体のメンテナンスの時間であり、血流障害の気絶とは異なります。寝ているときは意識が消失している状態ですが、脳が休んでいるわけではなく、脳内で記憶の固定や感情整理といった活動が行われています。
意識を失うように寝てしまったとき、以下の状態であれば気絶の可能性があります。
身体の力が抜けて倒れ込んでしまうような状態は、気絶の可能性が高いです。また、気絶の場合は「意識がなくなる前に兆候やきっかけがあったか」も見分けるポイントになります。
一方、姿勢を保つことができて、かつ気絶の兆候やきっかけがなければ、なんらかの理由で睡眠不足になり、意識を失うように寝ていると考えられます。
なんらかの理由で睡眠不足になり、意識を失うように眠ってしまう原因には「睡眠障害」「発達障害」「妊娠やホルモンバランスの影響」があります。
一口に「睡眠障害」といっても、以下のようにさまざまな種類があります。対策をしたり、病院で受診したりするためにも、どのような症状があるかを確認しておきましょう。
夜間の睡眠時間が足りておらず、強い眠気から日中の仕事や学校などの活動に影響が出る症状を「行動誘発性睡眠不足症候群」といいます。本人に自覚がないケースも多く、集中力の低下や食欲不振、疲れやすくなるなどの症状も見られます。
睡眠時間が短くなる理由には、仕事や学校が忙しい、夜間にスマートフォンを操作している、などが原因であることが多いです。
不眠症とは、生活リズムの乱れやストレスなどが影響し、眠れなくなってしまう症状を指します。アルコールやカフェイン、薬の影響している場合もあります。以下の状態が1ヶ月以上続くと、不眠症を疑った方がよいでしょう。
眠気のほかには、日中の倦怠感、意欲・集中力の低下などの症状も見られます。
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に大きないびきとともに一時的に呼吸が止まってしまう病気です。上気道が狭くなることで一時的に呼吸が止まり、睡眠中に何度か目が覚めてしまうため、睡眠の質が低下します。日中の眠気以外にも、寝起きの頭痛や、集中力の低下、イライラなどの症状が見られます。
ナルコレプシーは、夜間に充分な睡眠を取れているのに、日中に突然我慢できないほどの強い眠気に襲われ、居眠りをしてしまう病気です。睡眠障害のなかでも「過眠症」に分類され、10代の学生にも多いといわれています。覚醒作用のある神経物質が不足していることが原因と考えられています。
ナルコレプシーの症状のなかには、びっくりしたり大笑いしたりすると、身体の力が抜けてしまう「情動脱力発作(カタプレキシー)」などもあります。
睡眠時随伴症群は、睡眠中におこる無意識の行動の総称で、運動面と自律神経が問題で現れる症状があります。運動面では、睡眠時に突然歩き回ったり、悲鳴を上げたりするほか、大声で寝言を言うなどが挙げられます。自律神経が問題で現れる症状には、深い眠りのときに生じる睡眠障害「夢遊病」などが挙げられます。
睡眠関連運動症候群とは、睡眠中や睡眠前後に現れる身体の動きが睡眠の妨げとなる症状で、睡眠の質の低下や、日中の倦怠感につながります。たとえば、寝ているときに脚がむずむずと痒くなる「むずむず脚」による不快感のほか、けいれんや歯ぎしりなどが該当します。
自閉症スペクトラム障害(ASD)あるいは注意欠陥多動性障害(ADHD)がある場合は、睡眠障害と合併するケースが多いです。
ADHDでは、興味がないときや退屈な仕事をしているときに、急に眠くなることがあります。なかには、興味があることに夢中になり、夜遅くまで起きていることが原因で、日中眠くなってしまうケースも考えられます。
妊娠やホルモンバランスが原因となっていることも考えられます。たとえば、体温を高くする働きがある「プロゲステロン」が過剰に分泌されると、就寝時に体温が下がりにくくなります。そのため、寝つきが悪くなり、日中に体温が高くなることで強い眠気を引き起こしてしまうのです。
食事の内容にもよりますが、一般的に食後は血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると覚醒作用のある神経物質「オレキシン」が減少し、強い眠気を感じることとなります。逆に血糖値が低いと、脳が覚醒され、眠気を生じにくくなります。
睡眠障害のなかでも、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシーの症状に当てはまる方は、なるべく早く医療機関での診察を受けましょう。そのうえで、夜しっかり眠れるように、規則正しい生活を心がけることが大切です。
以下の症状に当てはまっている場合は、睡眠リズムを整え、睡眠の質を向上させることで解消できる可能性があります。後述する睡眠の質を改善するコツを紹介を参考に、睡眠の質を改善していきましょう。
気になる症状がある場合は、一度病院に行き、医師の診察を受けることをおすすめします。特に睡眠時無呼吸症候群の場合は、ほかの病気のリスクもあるので注意が必要です。原因や症状によって専門とする診療科は異なりますが、自分で判断することが難しい場合は、まずは内科を受診しましょう。
ここでは、睡眠の質を改善するコツを8つ紹介します。日々の生活に取り入れて、睡眠の質を高めていきましょう。
質の高い睡眠をとるためには「早寝早起き」や「1日3食」といった規則正しい生活が大切です。休みの日に遅くまで寝ることは生活リズムが乱れる原因にもつながります。日頃から早寝早起きを心がけ、朝はきちんと朝食を食べて体内時計を整えましょう。
ウォーキングやランニングなどの運動を習慣化すると、身体に程よい疲労がたまり、夜に寝つきやすくなります。ただし、寝る前に激しい運動をすると、交感神経が活性化することで睡眠を妨げる原因となってしまうので注意しましょう。
就寝時間の3時間前からは、軽めのストレッチなどを行い、激しい運動は避けるようにしましょう。
心理的なストレスは、睡眠の質に大きく影響します。悩みや心配事があり、考え込んでしまうと、なかなか眠れないものです。自分に合ったストレス解消方法を見つけて、日頃からストレスを溜めない行動をとることを心がけましょう。
寝る前に音楽を聴いたり、軽めのストレッチをしたりしてリラックスすることも効果的です。
ヒトの身体は、体温が上昇し、下降するタイミングで眠気が促される性質があります。寝る1〜2時間前までに入浴を済ませると、寝る時間に体温が下がり、眠気が生じやすくなります。
なお、お風呂の温度が高すぎると目が覚めてしまうので、ぬるめのお湯に25分~30分程度入り、ゆっくりと身体を温めることがおすすめです。
入浴の効果やおすすめの入浴法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
アルコールやカフェインは深い睡眠の妨げとなります。アルコールは一時的に眠くなったとしても、睡眠が浅くなり、利尿作用により夜に起きてしまう可能性があります。カフェインには、覚醒作用があるため、寝る3〜4時間前のコーヒーやチョコレートを避けましょう。また、香辛料にも交感神経を優位にする働きがあるので注意が必要です。
寝る前のスマホは睡眠の質を下げる原因になります。ブルーライトや閲覧内容によって、脳が刺激を受けて眠れなくなってしまいます。睡眠の質を上げるためにも、就寝前のスマホの使用は控えましょう。
寝る前にスマホを使いたいときに気をつけるべきポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
質の高い睡眠をとるには、リラックスできる環境を整えることが大切です。寝る前にアロマオイルや音楽に癒され、心身がリラックスしていると、副交感神経が優位になり自然に眠りやすくなります。
それぞれの情景をイメージして作られた奥深い香りが魅力のリードディフューザーオイルです。アンティーク風のボトルや、シンプルなデザインがお部屋を素敵に演出してくれます。火を使わないタイプの香りアイテムなので、安心してご使用いただけます。
生活リズムや就寝前の環境を整えても、睡眠の質が改善されないときは、寝具の見直しがおすすめです。自分の身体に合う枕やマットレスに変えるだけでも、睡眠の質が改善される可能性があるので、ぜひ寝具の見直しも検討してみてください。
意識を失うように寝てしまう場合、なんらかの理由での睡眠不足となっているケースが多いです。夜にしっかり眠れるように、生活習慣を見直して睡眠の質を向上させていきましょう。また、症状によっては病気の可能性もあるので、気になる症状がある方は医療機関への受診も検討してみてください。
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