公開日:2022.11.05
更新日:2023.03.20
目次
「肌に優しいコットン製品が欲しい」という理由から、オーガニックコットンが気になっている人は多いのではないでしょうか。オーガニックコットンは身体や環境に優しい反面、長く使い続けるためには洗濯などのお手入れへの配慮が必要な素材です。
そこで今回は、オーガニックコットンの特徴を詳しく紹介します。普通のコットンとの違いや、オーガニックコットンの特徴もまとめているので、購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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オーガニックコットンとは、農薬や化学肥料を使わずに土地や水、太陽などの自然の力で栽培されたコットンです。加えて、オーガニックコットンとして名乗れるのは、以下のような基準を第三者認証機関がクリアしたと判断した場合のみです。
つまり、厳しい基準を満たして生産されたものだけがオーガニックコットンと呼ばれるのです。
オーガニックコットンと普通のコットンの違いには、栽培方法や収穫方法、加工方法にあります。
栽培方法 | 収穫方法 | 加工方法 | |
オーガニックコットン | 牛糞や堆肥などの有機肥料を使う | 自然に葉が落ちるのを待ってから収穫する | 天然ワックスやでんぷん、天然染料などが使われる |
コットン | 化学肥料や除草剤、殺虫剤などを用いる | 落葉剤を使って葉を枯らして収穫する | 塩素系漂白剤や柔軟剤、蛍光剤を使って化学処理がされる |
それぞれの違いを細かく見ていきましょう。
コットンは種をまく前に化学肥料や防カビ剤、殺菌剤を散布し、雑草や害虫が発生したら除草剤と殺虫剤で駆除するのが一般的です。このようにコットンの栽培には大量の薬剤や化学肥料が使われているのです。
一方、オーガニックコットンでは、化学肥料を散布する代わりに、堆肥や牛糞などの有機肥料を使って栽培します。雑草は除草剤で枯らさずに、農業機械を使って土に埋めます。
また、オーガニックコットンの害虫対策は、畑の周辺にトウモロコシなどの雑穀を植える殺虫剤をなるべく使わない方法です。トウモロコシなどの雑穀は、害虫を食べてくれるてんとう虫を引き寄せてくれます。
オーガニックコットンは普通のコットンと比べて、薬剤や化学肥料を必要最低限しか使用しないため、環境や農家の人たちに優しい栽培方法といえるでしょう。
以下の理由から、通常のコットンは落葉剤で葉を枯らしてから収穫されます。
落葉剤は、収穫をする人だけでなく、選別作業をする人の健康にも影響を与えてしまいます。飛行機を使って大規模に散布する地域もあり、効率的に散布できる反面、広範囲に影響を及ぼすリスクも考えられるのです。
一方、オーガニックコットンの収穫には落葉剤が使われません。水を与えるのをやめ、霜によって葉が自然に落ちるのを待ってから収穫します。収穫までに時間がかかり、摘み取り作業の手間も増えますが、その分農家の人や周辺環境に優しい方法で収穫されています。
オーガニックコットンと普通のコットンは、製品になるまでの工程も異なります。通常は、糸にする段階で染色しやすいように塩素系漂白剤を用います。さらに毛羽立ちを防ぐ柔軟剤や、見た目の白さを際立たせる蛍光剤などが使われることもあるでしょう。
このようにコットン製品が手元に届くまでには、さまざまな化学処理が施されます。
オーガニックコットンは糸や生地を加工する段階でも、塩素系漂白剤などの化学薬品をできるだけ使いません。特に発がん性物質やアレルギーの原因となる薬品はすべて使用が禁止されているのです。
オーガニックコットンを糸や生地にする際は、天然ワックスやでんぷんが中心に使われます。染色をする場合にも、草木染めなどの安全性が確認された天然染料での染色のみが許されています。
オーガニックコットンと普通のコットンは、栽培方法や加工方法が違うものの、肌触りのよさに大きな違いはありません。肌触りは栽培方法ではなく、コットンの品種によって左右されるからです。
ここからは、オーガニックコットンを選ぶメリットを詳しく見ていきましょう。
オーガニックコットンは、洋服やタオルなどの製品にする過程で、漂白剤や化学染料が使われておらず、発がん性物質やアレルギーの原因となる薬品の使用が禁止されています。
なかには、化学物質過敏症の人やアレルギー体質の人に向けた製品もあります。症状の完治につながるわけではありませんが、症状の緩和を実感して、長く愛用している人もいるでしょう。
できる限り身体への影響が少ない製品を選びたい場合は、「GOTS」や「NOC(日本オーガニックコットン流通機構)」の認証マークがあるかを確認してみましょう。
コットンを栽培するときは、化学肥料や除草剤、落葉剤などを使用するのが一般的です。そのため、周辺環境の土壌や水質への影響が大きいとされています。土壌や水質が汚染されてしまえば、コットンが育たなくなるだけでなく、周辺で暮らす生物や人々の生活にも悪影響があります。
一方、オーガニックコットンは化学肥料や農薬を必要最低限しか使わない栽培方法を採用しているため、環境にかかる負担が少ない点がメリットです。
コットン栽培が与える環境への影響を知り、土壌や水質への汚染が少ないオーガニックコットンを選ぶことで、コットンを栽培できる環境を守ることにつながります。
通常のコットン栽培では、大量の農薬や化学肥料が用いられているため、生産者への健康被害が計り知れません。一部では児童労働に頼ったり、低収入で苦しい生活を送ったりするコットン農家もあります。
オーガニックコットンの栽培基準には、化学肥料や農薬の使用を控えるほか、労働者の安全や健康、児童労働に関係する規約もあります。そのため、オーガニックコットン栽培が一般化することが、生産者の健康や生活を守ることにつながるのです。
オーガニックコットンを選ぶことは、生産者の健康や生活に貢献する第一歩といえるでしょう。
オーガニックコットンには、製品を購入するうえで、いくつかのデメリットがあります。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
普通のコットンと比較すると収穫量が少なく、栽培に手間がかかるため、価格が高い傾向があります。
ただし、すべてのオーガニックコットン製品が高いわけではありません。多くの消費者のもとに製品が届くよう、可能な限り価格を抑えて販売しているメーカーもあります。
「価格が高いオーガニックコットン製品を買うなら、肌触りがよいものを選びたい」という人は、コットンの品種をチェックしましょう。たとえば、海島綿やスーピマコットン、ギザコットンと呼ばれる種類は、肌触りのよさに定評があります。
海島綿やスーピマコットン、ギザコットンそれぞれの特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
オーガニックコットンは製品にする工程で、漂白剤や化学染料を使用しません。そのため、衣服などのカラーバリエーションが少ないというデメリットがあります。
ただし、天然染料を用いて染色できるので、まったく色が選べないわけではありません。薄いブルーやピンクなどの自然な色合いに魅力を感じる人もいるでしょう。
オーガニックコットンの製品をお手入れする際は、必ず洗濯表示に従いましょう。
洗濯機を使う場合には、洗濯ネットに入れて、30~40度以下の水で「弱水」「手洗いコース」など生地に負担が少ない設定での洗濯をおすすめします。塩素系漂白剤や蛍光剤が入った洗剤は避け、できるだけ無添加の石けんを使いましょう。
手洗いする場合も同様に、無添加の石けんを使うのがおすすめです。
コットン製品は水をよく吸収し、乾きにくい特徴があるため、濡れたまま放置せずにすぐ形を整えて風通しのよい日陰に干しましょう。
オーガニックコットンが使われている主な製品は以下の通りです。
吸水性に優れている素材なので、パジャマや下着など、肌に長時間触れる製品に最適です。肌触りもよいので、肌の弱い人や赤ちゃん向けの製品も多くあります。
表地・裏地・へり部分にオーガニックコットンを使用し、さらりとしたやさしい肌触り。小さなお子様や肌の弱い方も安心してオールシーズンご使用いただけるベッドパッドです。シングルサイズ~ファミリーサイズまでご用意。
キルトされている生地・中綿ともすべてオーガニックコットンを100%使用。綿のふっくらした感触がやみつきになる1枚です。ご使用前にお洗濯をしていただくことで、よりふっくらな肌触りに。使い込むほどにふんわり感が増し、愛着の湧く1枚となります。安心の日本製。
空気を含んであたたかい、エアニット生地を使用したシンプルな開襟パジャマです。首元が寒いときは襟元のボタンで上まで閉じることができます。オーガニックコットン100%そのものの気持ちよさを感じられるアイテムです。安心の日本製。
「ヤクエアニット ボーダーパジャマ」は、ヤクとオーガニックコットンの混紡生地で作られています。ヤクは高山地帯に生息するウシ科の動物で、その毛は保湿性や保温性に優れています。ボタンをすべて留めると、冬でも首元まで温かく過ごせるでしょう。
「ガイアの夜明け」など多数メディアに登場し爆発的人気のタオル『エアーかおる』の吸水力、肌触りなどの機能はそのままに消臭効果と伸縮性をプラスした日本製枕カバーです。43×63cmまでの枕対応のフリーサイズ。
オーガニックコットンは、化学肥料や薬品に頼らずに栽培されたコットンです。そのため、栽培が拡大すれば、水質や土壌の汚染を軽減でき、生産する人の健康や生活を守ることにもつながります。
製品過程においても、塩素系漂白剤や化学染料も使用が制限されているので、化学物質過敏症の人やアレルギー体質の人に向けた製品も多くあります。
購入を迷っている人は、本記事で紹介したオーガニックコットンの特徴をぜひ参考にしてみてください。
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