公開日:2022.06.09
更新日:2023.03.20
目次
寝る時に使う敷き布団ですが、あまり洗ったことがないという人がほとんどかもしれません。ふだんはあまり汚れを意識しない敷き布団も、適切な洗濯方法を知っておくといざという時に役立つでしょう。
今回は、敷き布団を自宅やコインランドリーで洗う方法、理想的な洗濯頻度などを紹介します。また、洗濯頻度を少なくする方法やお手入れについてもお伝えします。
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敷き布団は洗濯したほうがいいのでしょうか。敷き布団にはカバーをかける場合が多いため、汚れてもカバーさえ洗えば問題なく、中の布団自体はそれほど汚れているように思えないものです。
しかし、実は敷き布団の中には多くの汚れが蓄積していると言われます。どのような汚れが溜まるのか、洗濯すべき理由を挙げてみましょう。
人間は、寝ているうちにコップ1杯分の汗をかくと言われています。毎日それだけの量の汗が敷き布団の中に染み込んでいるとすれば、放っておくうちに汗による雑菌が増殖している可能性があります。雑菌は、敷き布団の汚れや嫌なニオイに繋がるだけでなく、肌トラブルの原因にもなりかねません。特に敏感肌の人は注意する必要があるでしょう。さらに、汗の水分が溜まっていくことでカビが発生する可能性もあります。
敷き布団の中にはダニが生息していると言われます。人を刺さない「ヒョウヒダニ」がもっとも多いとされていますが、フンや死骸が身体の不調や不快な症状を引き起こす原因になるでしょう。
ダニにとって敷き布団は、大好物の人間のフケやアカが落ちている上、密集した繊維の中に隠れやすい快適な場所だと言えます。敷き布団を天日干しすればダニの心配がなさそうですが、完全に退治するためには50℃〜60℃の高温が必要とされています。また、裏表はもちろん、中までしっかり熱を通さなければいけません。
敷き布団には洗えるものと洗えないものがあります。自分で洗濯したい場合は、洗える敷き布団なのか事前にしっかり確認しておきましょう。
ここでは、洗える敷き布団とはどのようなものなのか、その確認方法を含めて紹介します。
洗えるのか知りたい場合、一番確実な方法は、敷き布団に付いている洗濯表示を確認することです。まず、シーツやカバーを取り外して敷き布団の洗濯表示タグを見ます。
手洗い可能、または洗濯機で洗濯可能のマークがあれば、水洗いができます。手洗いのみ可能の場合は、洗濯機での洗濯ができません。コインランドリーでの洗濯も不可のため、後述する自宅の浴槽での洗濯を検討しましょう。
また、水洗い不可、またはドライクリーニングマークのみの場合は、クリーニングに出すことになります。
敷き布団には、羽毛や綿、ポリエステル、羊毛、ウレタンなどさまざまな素材が使われています。洗濯表示で洗濯できるかを確認するだけでなく、素材もチェックしておくとさらに安心できるでしょう。洗濯表示タグには、洗濯表示だけでなく素材についても記載されています。
以前から、多くの敷き布団には「綿」素材が使われていましたが、近年では「ポリエステル」「羊毛」「ウレタン」もよく使われる素材となっています。
敷き布団の素材として従来から人気の「綿」ですが、綿は洗濯機での洗濯ができません。洗いたい場合は、手洗いをするかクリーニングに出すかになります。
綿素材はポリエステルとの混合になっているものも多いため、洗濯に関しては必ず洗濯表示タグを確認するようにしましょう。
軽くて扱いやすい、比較的安価な敷き布団に利用されているのが「ポリエステル」です。ポリエステルは水洗いが可能な素材で、手洗いでも洗濯機でも洗濯ができます。
吸湿性は他の素材に比べて多少劣りますが、最近では吸湿発熱機能がついた「ポリエステル綿」やボリュームのあるタイプも登場しています。気軽に自分で洗えて、清潔を保てる点がメリットです。
「羊毛(ウール)」は、吸湿性やクッション性に優れた天然素材です。羊毛素材の敷き布団は、汗を発散して布団内を適切な温度に調整してくれます。また、独特の弾力とフワフワ感で身体を優しく包み込み、快適な睡眠をサポートします。
中には手洗いが可能なものもありますが、羊毛素材の多くは水洗いができません。洗いたい場合は、クリーニングか丸洗い業者に依頼する必要があるでしょう。
ポリウレタンを原料にした「ウレタン」はスポンジのような素材で、多層式敷き布団の中心としてよく利用されています。他の素材のように繊維ではないので、ダニの心配がありません。干す必要がなく、お手入れも簡単です。
ウレタンは、基本的に水洗いもクリーニングもできない素材です。洗濯表示でドライクリーニング可となっている場合でも、専門店で相談してから依頼することをおすすめします。
洗濯表示や素材を確認して洗えると判断できた場合でも、敷き布団には洗濯による型崩れの心配があります。念のため形も確認しておきましょう。
その際、中の素材が偏らないよう、「キルティング加工」がされているかどうかが大きなポイントとなります。キルティング加工されていれば、洗濯機での利用が可能です。
洗える敷き布団なのか確認ができたら、自分で洗濯してみましょう。ここでは、手洗い可能な敷き布団を自宅で洗濯する方法を紹介します。
自宅で敷き布団を洗濯するには、浴室の浴槽を利用する方法が一般的です。
浴槽にぬるま湯を張って洗剤を溶かしておき、細長く丸めて紐で数カ所縛った敷き布団を沈めます。
上から足で踏んだり揺らしたりして中の汚れを出すようにし、適度に洗えたら、いったん水を抜きます。あとは、シャワーで洗いながら再び水を貯めていき、すすぎを行いましょう。中に洗剤が残らないように、すすぎは最低2回繰り返す必要があります。すすぎが終わったら敷き布団を浴槽のフチに掛けて水切りします。
1時間以上経ってある程度水切りができたら、物干し竿に干します。水を含んでかなり重くなっているため、移動の際はバスタオルを敷いて二人で持つようにするといいです。
干した敷き布団は、何度かひっくり返してまんべんなく乾燥させていきます。完全に干しきるには2〜3日かかるため、あらかじめ天気予報を確認しておくといいでしょう。
洗濯機での洗濯が可能な敷き布団なら、コインランドリーでの洗濯がおすすめです。コインランドリーの洗濯機にはさまざまなサイズが揃っており、布団が洗える大きなものも置かれています。コインランドリーに布団が洗える大きな洗濯機があるか、先に確認しておくといいでしょう。シングルサイズの敷き布団を洗う場合、15kg前後のドラムサイズが目安となります。
手順としては、まず敷き布団の中身が洗濯で偏らないように準備をしておきます。「敷き布団巻きネット」に入れたり、縦長にくるくると丸めて数カ所を紐で結んだりしておけば、型崩れの心配がありません。準備ができたら洗濯ドラムに入れて洗濯を行います。
洗濯が終了したら、ネットや紐を外し、乾燥機に移します。洗濯後の敷き布団は水分を含んでかなり重いため、移す時はワゴンを利用するとスムーズです。敷き布団は分厚く、完全に乾燥するまで時間がかかります。最低でも1時間は乾燥を続けてください。高温でじっくり乾燥させることで、ダニ退治にも効果があります。
自宅やコインランドリーでの洗濯は、うまく洗濯できるか心配だったり、持ち運びが面倒だったりするもの。その場合は、洗濯のプロであるクリーニングに出すことも検討してみましょう。自分では落としきれなかった汚れまで、すっきりきれいにしてもらえます。
また、「宅配クリーニング」に依頼すれば、集荷も配達も行ってもらえて大変便利です。自分で重い敷き布団を持ち運びする手間がまったくかかりません。オプションでダニの発生を抑える加工を提供している業者もあります。
毎日の睡眠時に使う敷き布団。なるべく清潔を保っておきたいものですが、どのくらいの頻度で洗濯するのが理想なのでしょうか。
敷き布団は、年に2回程度の洗濯が理想とされています。半年に1度の洗濯が推奨されるため、布団や衣服の入れ替え時期を洗濯のタイミングにするといいかもしれません。
敷き布団の洗濯には、お金や手間がかかります。できれば、洗濯する回数を減らしながら清潔を保ちたいものです。ここでは、洗濯頻度を減らすための方法を紹介します。
シーツやカバーをかけておけば、敷き布団に直接汗や汚れが付きません。シーツやカバーは取り外しも取り付けも簡単で、すぐに洗えます。自宅の洗濯機に入れて洗える気楽さも魅力です。週に1回は取り外して洗濯するようにしましょう。
シーツやカバーをした敷き布団の上に「敷きパッド」を敷くこともおすすめです。敷きパッドの利用で、敷き布団の汚れを抑える効果があります。軽量で洗いやすく、付け替えも簡単なので、ぜひ検討してみましょう。
また敷きパッドには、汗を吸いやすいタオル生地のものをはじめ、夏用のひんやり仕様や冬用のぽかぽか仕様などさまざまな種類が揃っており、用途に合わせた利用が可能です。
清潔を保つためには、ダニ対策が不可欠です。こまめに掃除機をかけたり、定期的に天日干ししたりすることで、敷き布団のダニが減らせます。掃除や天日干しをしてさっぱりした敷き布団は、快適な睡眠に欠かせません。
天気の悪い日が続く場合は、「布団乾燥機」の利用がおすすめです。敷き布団をしっかり乾燥させて、ダニやカビの発生を防ぎましょう。
布団乾燥機は、敷き布団と掛け布団の間に入れたマットレスに温風を吹き込んで乾燥させる仕様です。セットしておけば自動で乾燥してくれるため、ふだんのお手入れにおすすめ。敷き布団と掛け布団の両方を一気に乾燥できて大変便利です。一般的な布団なら、どの素材でも利用可能となっています。
敷き布団は、汗による雑菌やカビ、ダニなどが溜まっている可能性が高く、年2回の洗濯が理想とされています。洗濯表示や素材、形をしっかり確認すれば、自宅やコインランドリーでも洗濯できますが、宅配クリーニングを依頼する方法もあります。
シーツやカバー、敷きパッドの利用やふだんのお手入れで、洗う頻度を減らすことも可能です。心地よい睡眠のために、敷き布団を洗濯して清潔を保ちましょう。
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