公開日:2022.03.11
更新日:2023.03.24
柔らかくさらっとした肌触りが魅力の寝具といえば、タオルケットとガーゼケットを思い浮かべる人が多いでしょう。どちらも吸湿性や吸水性に優れており、夏用の寝具として人気ですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、タオルケットとガーゼケットの特徴、メリット・デメリットなどを解説します。長く使うためのポイントも紹介しているため、快適な寝具選びの参考にしてください。
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ここでは、日本生まれの寝具・タオルケットの特徴やメリット・デメリットを解説します。近年は、接触冷感素材を用いたものなども誕生し、バリエーションが豊富なため、ぜひ参考にしてください。
タオルケットは、夏場に掛布団代わりにかけて使える、さらっとした感触が魅力の寝具です。高温多湿の環境下にあってもよく眠れるようにと、日本で考案されました。「タオルケット」という名称も、「タオル」と「ブランケット(毛布)」を掛け合わせた和製英語です。英語では、「バスシーツ」と呼ばれています。
1枚のタオル地を厚く、大きくしたような形状をしていて、身体全体を覆うほどの大きさがあります。素材は綿100%のものが一般的ですが、ポリエステル製などもあり、バリエーションが豊富です。織り方としても、ジャガード織りやシャーリング織り、マイヤー編みなどがあり、用途や好みで選択できます。
タオルケットを羽毛布団の内側にかけて使うと、冬場に使うこともできます。通年で使えて、気軽かつ手軽なのがタオルケットの特長です。
暑がりの人でも寒がりの人でも使える点が、タオルケットの魅力です。吸水性が高く、適度な保湿性があるため布団と併用する調節用の寝具としてもおすすめです。冬場の保温調整用にもぜひご活用ください。
以下に、タオルケットのメリットを4つ挙げ、解説します。
人間は、たった一晩で300~500mlの汗をかくといわれています。身体の水分を汗として放出するため、肌に直接ふれる寝具の吸水性が悪いとべたつきが気になって眠れなくなる可能性があります。
タオル地でできているタオルケットは、通気性・吸水性が高いのが大きなメリットです。汗を素早く吸水し、べたつきや寝冷えを気にせず心地よく眠ることができます。
掛け布団には、よくポリエステルが用いられています。ポリエステルは、吸水性がよい一方で、吸湿性がさほどよくないため、蒸し暑い夜などは蒸れを感じがちです。タオルケットは、綿を主な素材としており、吸湿性に優れています。夏場の蒸し暑い夜でも、蒸れることなく朝までぐっすり眠れるのがタオルケットのメリットです。
ただし、タオルケットにもポリエステルでできたものがあります。ポリエステル製のタオルケットは、摩擦に弱く、吸湿性も極端に低くなります。夏場に快適に眠りたいという人は、タオルケットの素材を確認してから選ぶようにしましょう。
夏場にエアコンをつけっぱなしにして眠ってしまい、身体が冷えてしまう人も少なくありません。エアコンや扇風機をつけたまま寝るという人にも、適度な保温力があり、身体の冷えを防いでくれるタオルケットはおすすめです。
冷え性や寒さに弱い人は、春や秋などにも、掛け布団の下にタオルケットをかけてみましょう。冷たい空気が入ってくるのを防ぎ、保温性が高まります。パイルの長いタオルケットや厚みのあるタオルケット、重量感があるタオルケットなどは、より温かく感じられます。
タオルケットは、気軽かつ手軽に洗濯できるのもメリットのひとつです。
タオルケットをよく使う夏場は、寝汗をよくかく季節です。寝汗を吸収したタオルケットにダニやカビが繁殖しないよう、定期的に洗濯しなくてはなりません。家庭用の洗濯機で簡単に丸洗いできるタオルケットは、手入れがしやすく、いつでも清潔に使うことができます。洗い替えに何枚か持っておくのがおすすめです。
綿100%のタオルケットは刺激が低いですが、洗濯する回数が少ないなど、衛生状態が悪い使い方をするとダニの繁殖やカビ・アレルギーの原因になることもあります。こまめに洗濯しながら使うように心がけましょう。
パイル地のタオルケットは肌触りがよい一方で、放湿性はさほど高くありません。汗をかいたときには肌にまとわりついてしまいます。
さらに、ほかの寝具よりも寿命が短く、数年で買い替える必要があります。化学繊維との混紡を使って長期間使用できるようにしたタオルケットもありますが、蒸れやすく、肌も刺激するため、敏感肌の人にはおすすめできません。できるだけ劣化しにくいタオルケットが欲しいという場合は、糸を基布に絡ませたマイヤー織りの商品を選びましょう。
また、シャーリング織りのタオルケットは、パイルのループ部分がカットされているため、糸が抜けにくくなります。劣化を気にせず長く使いたい人におすすめです。
薄くて軽く、通気性がよいガーゼでできたガーゼケットも、夏場の寝具として人気を集めています。ここでは、ガーゼケットの特徴やメリット・デメリットを紹介します。
薄いガーゼを何枚か重ね、層にしたタイプの寝具をガーゼケットと呼びます。柔らかくて軽い「ガーゼ」と、大判の「タオルケット」の特徴を併せ持ち、身体を覆うほどの大きさがあります。
ガーゼは一般的にコットンやリネン、シルクといった天然素材の細糸を平織にしたもので、通気性のよさ、肌触りのやさしさが人気です。寝具として用いる場合は、ガーゼを2重、3重にして保温性や耐久性を高めます。
ガーゼを重ねる枚数は商品によって異なりますが、中には、4重、5重にしたものもあります。ふっくら感がありつつも見た目以上に軽く、使ううちに次第に柔らかくなります。
ガーゼケットの素材によって、肌触りも異なります。異なる素材を組み合わせた素材混紡のガーゼケットは、折り目が粗いのが特長です。ふんわりした触り心地が好きな人は綿素材のものを、身体にまとわりつかない独特のシャリ感が好きな人は麻素材のものを選んでください。
デリケートな肌の人の寝具や新生児のおくるみとしても使われるガーゼケットには、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、ガーゼケットのメリットを5つ挙げ、解説します。
生地が薄く、目が粗いガーゼケットのメリットは、通気性が抜群によいことです。たとえ熱帯夜でも、冷たい風が通りやすく、快適な眠りが得られます。さらに、発散性も高く、いつでもさらっとした肌触りを楽しむことができ、汗っかきの人にもおすすめです。
ただし、重なる枚数が多いガーゼケットは、通気性が下がります。通気性のよいガーゼケットが欲しい場合は、ガーゼの枚数が少ないものを選びましょう。
ガーゼケットは薄手で、軽い仕上がりとさわり心地が魅力の寝具です。新生児の最初の寝具、おくるみとしてよく使われるのは、眠るときにかけても寝苦しさがないためです。肌に優しいため、デリケートな肌の人、敏感肌の人でも安心して使うことができます。抜群の通気性で汗がすぐ乾くのも、肌の弱い人にガーゼケットが向いている理由です。
ガーゼケットは、ガーゼを重ねて層にしています。ガーゼの1枚1枚は目が粗く薄いものの、何重にも重ねることで生地と生地の間に空気を含み、体温を適度に保ってくれます。このため、夏場だけでなく、冬場の毛布代わりにも使用できます。
中には、キルト加工を施したガーゼケットもあります。しっかりとした手触りですが、タオルケットよりも軽いため、すぐに布団を蹴飛ばしてしまう小さなお子さん用としておすすめです。
ガーゼは、コットンやリネンなどの細糸を平織にしたものがガーゼ織りされたものです。ブランケットなどは洗濯すると硬くなりますが、綿100%のガーゼは洗濯するたびにほぐれ、触り心地が柔らかくなるのが特長です。洗濯後はタオルケットより柔らかく、柔軟剤を利用する必要もありません。
ガーゼケットには、寝汗をかいても蒸れず、通気性や吸湿性、速乾性が高いという特長があります。薄手で空気が多く入っているため、洗濯後もすばやく乾かすことができます。
多くの汗を吸収する夏場の寝具に定期的な洗濯は欠かせず、手軽に洗濯できるのは大きなメリットです。その一方で、洗濯後に縮みやすく、よく整えてから干さなければならないといった手間もかかります。
ガーゼケットは柔らかいものの、生地はザラザラしており、独特のゴワつきやチクチク感を嫌がる人も少なくありません。肌触りの好みが分かれるため、購入前に実際の肌触りを確かめておくのがよいでしょう。また、布団の内側に入れて用いると、冷たいと感じることもあります。
生地が層になっているガーゼケットには適度な保温性がありますが、タオルケットのほうがより温かです。ガーゼを重ねる枚数を増やせば、保温性は補えますが、その分価格も高くなります。通年使用には向いていない面もあるため、季節に応じて使い分けましょう。
ガーゼケットは肌に直接触れて使うものです。そのため、購入後は最初に洗濯することが大切です。洗ってから使えば、肌なじみもよくなります。ただし、柔軟剤を使うとその成分で繊維がコーティングされ、本来の性能が損なわれる可能性があります。柔軟剤を使う場合は、少し入れる程度にとどめてください。
タオルケットを洗濯するときは、水量を多めに設定し、生地同士がこすれないようにしましょう。干すときには、生地を振ってパイルを立たせるとふんわり感触が楽しめます。色があせたり、繊維が傷んだりしないように、直射日光を避けるのがポイントです。
どちらも、洗濯するのは1~2週間に1度を目安にしてください。汗をかきやすい夏場は、雑菌などが繁殖する可能性があるため、清潔を保つよう心がけましょう。
タオルケットとガーゼケットは夜間の汗を吸い取る吸水性、エアコンの冷えを防げる保温性があり、真夏の寝具として人気ですが通年で使うこともできます。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。快適な眠りのため、自分にぴったりの1枚を見つけるためにご利用ください。
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