バスタオルにはどんなサイズがある？シーン別の活用法・タオル用語も解説します

「一口にバスタオルといってもいろいろな大きさがある」と不思議に思ったことはないでしょうか。実は、バスタオルには3種類の大きさがあり、サイズに合わせた活用法があるのです。

この記事では、バスタオルのサイズについて紹介しつつ、商品名などで用いられるタオル生地の用語についても解説します。シーン別の活用法なども提案していますので、ぜひ参考にしてください。

バスタオルのサイズは3種類

バスタオルにさまざまなサイズがあるのは、意外に知られていないものです。知らないままでも毎日利用するのに問題はありませんが、バスタオルは用途に応じたサイズ展開がなされています。

普段、何となく使いにくいと感じているバスタオルは、サイズ選びに問題があるのかもしれません。

バスタオルの一般的なサイズ

バスタオルの一般的なサイズは、60×120cm程度の大きさです。入浴やシャワー後に身体を拭くタオルとして定番となっており、バスタオルと称されるものの大半はこの大きさといってよいでしょう。選択肢が多く、自分好みの1枚を見つけやすいのもうれしいポイントです。

バスタオルの小さめサイズ

「乾かしやすいバスタオルを」「しまいやすいバスタオルを」という主婦の洗濯事情や収納事情を反映してできたのが、少し小さめのバスタオルです。一般的には、45×100cm程度の大きさのものを指します。

洗濯後干す際は、普通のバスタオルを2本分干すスペースに、小さめサイズのバスタオルなら3本干すことができます。この大きさでも、小さなお子さまや女性ならバスタイムの水分を充分に拭き取れると人気を集めています。

バスタオルの大判サイズ

バスタオルの大判サイズは、一般的に約75～100×130～200cmの大きさです。ジャンボバスタオルとも呼ばれており、大人の身体もしっかり包み込むことが可能な大きめサイズが特長です。

一般的なバスタオルよりかなり大きい点を活かして、さまざまな用途に用いられています。ビーチで強い日差しから肌を守るのに役立てたり、お子さまのお昼寝ケットとして利用したりする人も少なくありません。

バスタオルのサイズに加えて厚さにも注目

バスタオルを選ぶ際は、そのサイズに加えて、厚さにもぜひ注目してください。バスタオルは厚さにもさまざまなものがあり、使用目的で選ぶのがおすすめです。

厚みは用途と深く関係していて、薄いから安物、厚いから高級と簡単にいうことはできないのが実情です。バスタオルを選ぶときは、そのサイズと重さを目安にしてください。

デイリーユースで毎日洗濯するようなバスタオルの場合は、すぐ乾き、臭いもつきにくい薄手のものがおすすめです。毎日使わないようなお客さま用のバスタオルの場合は、より高級感がある厚手のものを選びましょう。

肌触りで選びたいなら、商品名に記載されているタオル用語を知っておくべき   

タオルを購入する際のポイントのひとつが、肌触りです。肌触りを予測するうえで重要なのが、タオルの作り手がよく使うタオル用語を知っておくことです。ここでは、タオル用語の一部を解説しています。肌触りを予測するのに役立ててください。

ふんわりした肌触りのパイルタオル

パイル織りは、下地から糸が出ている織物のことです。パイルタオルはループ状の糸が出ているもので、一般的なバスタオルのほとんどはパイルタオルといって過言ではありません。

パイルタオルの特長は、保温性・吸水性に優れていることです。このため、お風呂上りに用いるのに適しており、バスタオルの多くに用いられているのです。

なめらかな肌触りのシャーリングタオル

シャーリングタオルは、前述したパイルタオルの上部が輪になっているところをカットしたものです。その手触りはまるでビロードのようで、なめらかさが特長です。毛が短いため、印刷しやすいのがメリットで、デザインにこだわったものがよく見受けられます。

やわらかな肌触りで立体的なデザインが魅力のジャカードタオル

ジャカードタオルとは、染色した糸を織って凹凸をつけ、模様を作り出した先染め織りのタオルのことです。

プリントしたタオルとは異なる高級感・デザイン性があり、立体的なデザインに仕上げられる一方、色あせや色落ちがないのが大きな魅力です。そのメリットを活かして、ジャカードタオルの多くは贈答用やコンサートグッズとして用いられてきました。手触りがやわらかく、吸収性・耐久性にも優れているため、湯上り後のタオルとしても最適です。

肌触りがよく吸水性が高いワッフルタオル

ワッフルタオルは蜂の巣状の織り目に織られたもので、その素材の主流はコットンやリネンです。肌触りがよく、吸水性が高いのが人気を集める理由です。

ワッフルタオルの特長を活かして、バスタオルのみならず、ブランケットにもよく使われています。ワッフルタオルのブランケットは、季節を問わず使用できるのが魅力です。

通気性・吸収性がよく優しい肌触りのガーゼタオル

ガーゼタオルは、細い木綿糸を目の粗い平織りにした柔らかい布で作ったタオルのことです。ガーゼは、通気性だけでなく吸収性にも優れています。さらに肌触りも非常に優しいため、赤ちゃんの肌着などにも用いられています。赤ちゃんの沐浴用として、ガーゼタオルを使っているご家庭も少なくないでしょう。

やわらかくふんわりした手触りの甘撚りタオル

甘撚りは、織物を作るときにより合わせる回数が少ない糸のことです。甘撚りの糸で織ったものを、甘撚りタオルと呼びます。より合わせる回数が少ないため、手触りはやわらかく、ふんわりしているのが甘撚りタオルの特長です。

良質な繊維の長い綿を使い、甘撚りタオルを仕上げることで、毛羽立ちが目立たないものになります。

ふわふわのやわらかさが魅力の無撚糸タオル   

綿を撚らずに糸にしたものでタオルを織ったものが、無撚糸タオルです。非常に手触りがよく、ふわふわとした綿そのもののやわらかさが楽しめるのが特長です。また、繊維の間にできた細かなすき間が水分を吸うため、吸水性が高いのも特長のひとつといえるでしょう。

無撚糸タオルは非常にデリケートなタオルです。普通に洗濯してしまうと繊維が抜け落ちてしまうため、洗濯に際してはネットに入れるようにしてください。

業務用に作られた丈夫さが魅力のホテル仕様タオル

「ホテル仕様」「高級ホテルタイプ」といわれるタオルは、業務用として縫製されたタオルを指します。業務用として用いられるのは、繰り返しの洗濯やハードユースに耐えうるからです。

ホテル仕様タオルは、吸水性が高く、繰り返し洗濯しても質感が落ちません。耐久性を高めるため、短めのパイルが高密度で織られており、二度縫いされているのが特長です。厚手のものが多いため、乾燥させるのに時間がかかりがちです。

弾力性に富んだオーガニックタオル

オーガニックタオルは、オーガニックコットンで作られたタオルのことです。3年間農薬を使わなかった畑で栽培された綿花を「オーガニックコットン」と呼び、国際基準を満たしたものしか認定されません。

手間暇をかけて丁寧に作られているのが特長で、繊維の質が高く、弾力性もあります。肌が敏感な人向けのタオル、贈答用タオルとして選ばれることが多いのもそのためでしょう。

バスタオルはこんなシーンにもおすすめ

バスタオルは、適度なクッション性があるため、ビーチやプールでのシート代わりにも利用されてきました。入浴後に身体を拭くだけでなく、お子さま用のタオルケットや赤ちゃんのおくるみとしても活用できます。肌触りのよさ吸水性の高さ、洗いやすさ、温かさから、ベビーカーの毛布代わりやひざかけとしても人気を集めてきました。

大判サイズのバスタオルは、タオル枕や枕カバー、ベビーベッドでのベッドパッドなど、寝具の一部としての利用もおすすめです。

まとめ

この記事では、バスタオルにいくつもサイズがあることを解説し、それぞれのサイズの活用法を紹介しました。併せて、バスタオルに用いられる用語やその手触りについても解説しています。バスタオルを選ぶ際に手触りを重視する人はぜひ参考にしてください。

バスタオルは、枕カバーなど寝具の一部としても利用できます。汗をしっかり吸い、手触りもよいバスタオルですが、さらに良質な寝具がほしいという場合は、さまざまな寝具を豊富に取りそろえ、専門店ならではのサービスが用意されているビーナスベッドをぜひ利用してみてください。

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