公開日:2021.10.20
更新日:2024.01.11
目次
枕が合わないことで睡眠の質に満足できない人や、体に不調を感じている人は多いです。
この記事では、質のいい枕、眠りを求める人に向け、枕が合わないとはどのような状態か、どのような体の不調が出るのか、どうすれば自分に合った枕を選べるのかを解説します。枕選びや快適な睡眠のために、ぜひ役立ててください。
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「枕が合っている」とは、まっすぐ立っているときと同じ姿勢を、仰向けに寝ている時も保てている状態のことを指します。
人間の姿勢は、頭から背中にかけてS字のカーブを描いています。枕なしで横になると、布団と体の間に隙間が生じてしまいます。そのため、頭・首・肩のカーブを枕がしっかり埋め、隙間がない状態が理想的といえます。
枕が頭だけでなく、首もしっかり支えていることも重要です。それにより、肩や首の凝りや痛みなどの不調が軽減されます。
この段落では、枕が合わないトラブルが生じる理由について、4つのポイントからじっくり解説します。
枕の高さは、高過ぎず低すぎないというのが最も理想です。自分に合う枕だと呼吸がしやすくなるうえに、寝返りしやすくなります。一方で、枕が高すぎると寝ている間にあごを引いた状態になり、低すぎるとあごが上がって頭が不安定になり睡眠の質を下げてしまうでしょう。
また、いずれの状態も首を圧迫することになるため痛みや不調を招く可能性があります。今の枕で「寝返りがスムーズに打てない」「首に負担がかかる」などの場合は注意しましょう。
体の不調が気になる、疲れが取れないなどの症状がある場合は、枕の硬さが合っていない可能性もあります。
横になったり寝返りを打ったりする際、耳が痛くなったり首が圧迫されたりする場合は枕が硬すぎ、頭部が安定していない場合は枕がやわらかすぎると言えます。枕の硬さでも睡眠の質は変わるため、普段使っている枕の硬さが自分に合っているかチェックしてみましょう。
寝返りを打ちやすくするには、枕のサイズも重要なポイントです。体の大きさや目的によって合うサイズが以下のように異なります。
35cm×50cm | 体格が小さい人向け |
43cm×63cm | 身長や体型が平均的な人向け |
50cm×70cm | 体格が大きい人向け |
60cm×63cm以上 | さまざまな使い方をしたい人、ゆったり使いたい人向け |
一般的には、ストレスなく寝返りを打つためには頭3つ分の横幅が必要になると言われているため、今現在自分が使っている枕のサイズを確認してみるようにしましょう。
枕の素材も重要なポイントです。素材によって反発性や通気性などに違いがあります。主な素材は下記が挙げられます。
ポリエステルわた | やわらかく体にフィットする。水洗いできるものもある |
羽根 | ふんわりとした使用感が特徴。通気性がよい |
ラテックス | ゴムでできた素材。特有の反発性がある |
低反発ウレタン | 身体にフィットした使用感が特徴 |
高反発ウレタン | 寝返りが打ちやすい |
パイプ | 通気性がよく、量を調整することで高さを変更できる |
そばがら | 硬さを求める人におすすめ。こちらも量を調整し高さを変更できる |
枕が合わないことで起こる7つの不調についてくわしく解説します。当てはまる項目があるか確認してみましょう。
自分の体に合わない枕を使うと、寝返りしにくかったり、逆に寝返りし過ぎたりして、睡眠の質が低下することがあります。
「朝起きたときに疲労感がある」「就寝時間にかかわらず寝足りない感じがする」という人は、ひとまず「タオルを敷く」「中の素材の量を調整する」などの、身近で試せる施策で睡眠の質が改善されるかどうか確認してみましょう。
いびきの原因には、飲酒・鼻炎・疲労などさまざまありますが、合わない枕を使うことで多くなることがあります。これは主に、枕が高すぎる場合にあごが下がり、気道が圧迫されることで生じます。
「いびきが気になる」「家族に指摘された」という人は、枕の高さを調整する、タオルを代用するなどして改善されるか試してみてください。
朝起きたときに、肩や首が凝っていたり、痛くなったりすることはないでしょうか。合っていない枕で眠ることで姿勢が不自然になるため、首や肩に負担がかかり、痛みや凝りにつながっている可能性があります。この場合も、高さを調整したりタオルで代用したりするなどして調整してみましょう。
枕は頭や首の下に敷くものなので、腰痛とは無関係だと思われがちです。しかし、首と腰にかけては背骨でつながっているため、首が歪んで負担がかかると腰も影響を受けてしまいかねません。特に、体を支える筋肉が少ないと、腰痛が起きやすいといわれています。枕の高さを調整し、腰痛がおさまるかどうか確認してください。
合わない枕によって首が圧迫されると、頚性神経筋症候群(首の凝り)を招きます。この頚性神経筋症候群が続くと、血流が悪くなったり眠りが浅くなったりして頭痛が起きることがあります。楽な姿勢を保てるよう、枕を調整するか買い替えるかしましょう。症状がひどい場合は違う原因の可能性もあるので、医師に相談してください。
ストレートネックとは、本来ゆるやかにカーブしているはずの首がまっすぐ伸びてしまう状態のことです。スマートフォンの使用やデスクワークなどで前傾姿勢が長時間続くことでストレートネックになる場合があります。
そして、枕が高く頭が前に押し出された状態が続くこともストレートネックの原因のひとつです。自分に合わない高さのある枕を使い続けると血行が悪くなり、体の不調を招くことがあるので気をつけましょう。
1人でも簡単にできるストレートネックのセルフチェック方法をご紹介します。まず、かかと、お尻、肩甲骨が壁にぴたりとつくようにまっすぐに立ちます。力を抜いた直立姿勢で後頭部が壁に当たれば頸椎の状態は正常です。
一方、意識的に首を動かしたりしないと後頭部を壁につけられない場合には、ストレートネックの可能性があります。状態のレベルは、意識すれば壁に頭がつけられれば軽度、それなりに力を入れれば頭が壁に当たる場合には中度、力を入れても頭が壁から浮いてしまう場合には重度といわれているので、目安として参考にしてください。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に呼吸が止まってしまう症状を指します。就寝中の姿勢が悪く、気道がふさがれてしまうことが原因です。しばらくすると呼吸は再開されますが、この症状が続くと眠りが浅く不調を招くことがあります。
枕を調整したりほかのものに買い替えてみたりすると改善する場合があるので、試してみるといいでしょう。
ここからは今使っている「合わない枕」を調整し、快適に眠る方法をいくつか紹介していきます。
まず、合わない枕の調整をする前に、自分の寝方が正しいかどうかを確認することが大切です。ここでは仰向け・横向きそれぞれの正しい寝方を紹介していきます。
仰向けの場合は、上を向いた状態であごが自然な角度になっているか、呼吸はしやすいかなどをチェックします。真上よりやや下に目線が向いている状態が理想的です。首・頭・肩に隙間がなくぴったりフィットしているかも確認しましょう。枕を肩ギリギリまで引き寄せて寝ると、隙間が埋まり首と頭をしっかり支えることができます。
横向きの場合は、首から背骨にかけてまっすぐになっているか確認します。横向きの場合、肩や腕が圧迫されないよう、やや高めの枕を選びましょう。寝返りを打ちやすいかどうかも重要です。就寝中ずっと同じ姿勢を続けていると、布団と接している部分に体重がかかって圧迫されたり、血流が滞ったりしてしまいます。
枕が合っていないと感じたら、枕と肩が当たる位置で寝てみましょう。枕と肩の間にすき間ができていると、首部分に負担がかかってしまい、寝起きの痛みなどを引き起こしてしまう可能性があります。そのため、まずは枕と肩が当たる位置で寝てみて症状が改善されるかなどをチェックしてみましょう。
枕の高さが低すぎる場合、枕の下にタオルなどを置くことで簡単に高さの調整をすることができます。この方法は自分にとって適切な枕の高さを知るのにも効果的です。
ただし、この方法はあくまで応急処置の意味合いが強いという点には注意が必要です。タオルで高さを出しても、安定感はそれほど無いため、枕本来の恩恵をあまり受けられなくなる可能性があります。
そのため、枕の高さが合っていない場合はなるべく早めに買い替えを検討するようにしましょう。
「どんなに調整しても枕が合わない」という場合は、思い切って買い替えてみましょう。ここでは、買い替え方法を解説します。
自分の体にぴったりの枕に買い替えるなら、オーダーメイドで枕をつくってくれるお店に行ってみましょう。専門のアドバイザーによるカウンセリングや、就寝時の姿勢に関する計測結果などから、自分に合う枕をつくってもらえます。快適な睡眠にこだわる人、頭痛や腰痛などの不調を何とかしたいと考えている人におすすめです。
寝具専門店は、枕選びや就寝中の姿勢などに関する知識や経験が豊富なスタッフが在籍していることが多いのが特徴です。どのような不調で悩んでいるか、どのような枕が好みかなどをじっくり相談し、枕選びをサポートしてもらうといいでしょう。店頭でのカウンセリングのほか、電話やオンラインで相談に乗ってもらえるお店もあります。
購入時に高さを選べる枕や、枕に内蔵されているシートの枚数で高さを自在に調整できる枕も販売されています。シートを増やしたり減らしたりして高さを微調整しながら、少しずつ自分に合う枕にできます。
また、中材の種類を変えることで硬さを変えることができる枕も販売されています。「専門店に行く機会がない」「忙しいのですぐに買い替えたい」「自分に合った高さや硬さが分からない」という場合は、購入後に微調整が可能な枕に買い替えてみるのもいいでしょう。
「ブレインスリープピロー」は美肌やダイエットに関係する成長ホルモンが分泌される 「黄金の90分」と呼ばれる時間を良質な眠りにすることを目的に作られた枕です。1年の中でも気候が変わりやすい四季を持つ日本において、最適な「黄金の90分」を生み出すために「頭を冷やす」「オーダーメイドを超えるフィット感」「常に清潔に使える枕」という3つのポイントにこだわっています。
お手入れもお家のシャワーで洗えて、風通しのいい場所に15分置いておくだけと非常に簡単なのも嬉しいポイントです。様々な体格の方に合わせて、「Low」「Standard」「High」の3種類の高さから選べますので、日中に疲れを感じやすかったり眠りに関するお悩みがある人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
こんな方におすすめ!
「モットン枕」は日本人の首の形や体型を徹底して研究し、睡眠時の首への負担を減らすことにこだわって開発された高反発枕です。
モットン枕に採用している次世代高反発ウレタンフォーム「ナノスリー」には「自然な寝返りをサポートする反発力」「体圧を効率よく分散する」「高い通気性」という特長があり、さらに2way設計×高さ調整シートで最大50通りもの高さ調整が可能です。
90日交換・返品保証期間が設けられているので枕の寝心地が合うか心配な方も安心して気軽に試すことが出来るのも嬉しいポイントです。
こんな方におすすめ!
「Recovery Sleep 枕」は、血行促進・疲労軽減が期待できる一般医療機器の新しいリカバリー枕です。枕カバーに練り込まれた鉱石の機能によって身体の熱を吸収し赤外線として輻射、温熱効果をもたらす仕組みが最大の特長です。
枕本体は寝返りと呼吸をサポートしてくれる月型設計で、仰向け寝・横向け寝のどちらでも快適な寝姿勢を保てます。
厳選された3種類の中材は7つの部屋に配置されており、高さを調整して自分好みにカスタマイズすることも可能です。洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるのも嬉しいポイントです。
「Recovery Sleep 枕」の特長
頭・首・背中まで上半身を包み込み、横向き寝、仰向き寝と様々な寝姿勢に対応。上半身全体を枕が支えることで、首や肩に集中しがちな負担を軽減します。3分割に分かれた厚み約1cmの高さ調整シートが計8枚付属しており、セミオーダー感覚でご自身に合った枕へ。 ※高反発タイプもあります。
睡眠でお困りの方のお悩みを受けて理想の枕を開発したいというコンセプトのもと、愛媛大学と愛媛の企業が開発したスリープメディカルピロー。素材(パイプ・わた)の違いにより硬め、柔らかめをお選びいただけます。身体に合わせて自在に高さを調節でき、カスタマイズする喜びとともに快適な睡眠を手にしてください。
合わない枕は、睡眠に影響が出るばかりか、頭痛や腰痛などの不調を招くことがあります。「調整したけれど合わない」いう場合は買い替えてみましょう。
ビーナスベッドは、日本最大級のベッドショールームをもつ専門店です。こだわりのデザイン・機能のオリジナルベッドをはじめ、国産・海外のブランドベッドを揃えています。睡眠の質を上げるマットレス・枕・寝具も豊富に取り扱っています。ショールームの快眠アドバイザーやネットショップ専門スタッフが、ぴったりの商品をご紹介します。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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