【2024年】腰痛におすすめのマットレス18選！選び方や注意ポイントも紹介

朝目が覚めると毎回腰が痛くなってしまったり、腰の痛みが気になって夜中に目が覚めてしまうといった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか？また、普段から腰痛に悩んでいて、マットレスで腰痛の改善が出来ないか考えている人もいるかと思います。

そこで、今回は腰痛のお悩みがある人に向けて、おすすめのマットレスの選び方や注意点などを紹介します。マットレスと腰痛の関係についても触れているので、腰に負担のかからない寝具を選ぶために参考にしてください。

腰痛対策にマットレスがおすすめな理由とは？

腰痛の原因は何なのか、腰痛とマットレスの関連性や腰痛が悪化する原因となる寝具について説明します。

腰痛とは？

腰痛には、さまざまな症状と原因が存在します。ここでは、主な2種類の腰痛と、それぞれの原因を解説します。

筋肉のねじれが原因の腰痛

背骨や骨盤のゆがみ、ストレスなどが腰の筋肉のねじれを引き起こし、それが原因となって起きる腰痛です。体のバランスが崩れ、腰の筋肉に負担が集中することで腰痛になりやすくなります。

急性腰痛（ぎっくり腰）

体に疲労が蓄積しているときに、重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたりして、急な衝撃が腰にかかった際に発生します。

腰痛とマットレスの関連性とは？

朝、布団から起き上がるときに腰に痛みを感じるケースもあります。これは、マットレスが体に合っておらず、睡眠中に腰への負担が大きくなっていることが原因です。

また、マットレスによっては睡眠中に寝返りを打ちにくいものもあります。結果として、睡眠中にずっと同じ姿勢でいることが腰痛の原因となっている可能性もあります。

腰痛にNGな寝具とは？

ここでは、腰痛が悪化する原因となるマットレスを3タイプに分けて紹介します。

腰が沈むマットレス

寝た姿勢ではお尻や腰に一番圧力がかかるため、柔らかすぎたり弾力性が不足していたりするマットレスで寝ると、お尻や腰が沈んでしまいがちです。

また、マットレスは経年劣化などによっても弾力性が失われていきます。購入時は腰部分が沈まなかったものでも、体圧を分散できなくなったものは腰痛の原因になります。

硬すぎる布団やマットレス

寝具の敷物が硬すぎる場合も、体圧を点で支えることになるため、体の一部分だけに負担がかかり、腰痛が悪化する場合があります。特に、あおむけに寝たときに腰の部分がアーチ状に浮いてしまうと、腰に負担がかかりやすくなります。

柔らかすぎるマットレス

柔らかすぎるマットレスの場合、寝返りを打つときに腰をねじることになるため腰の筋肉に負担がかかり、腰痛の原因となります。

腰痛におすすめのマットレス！選び方とは？

ここでは、腰痛の改善や予防に適したマットレスを選ぶときのポイントを5つ紹介します。

マットレスのサイズを決める

マットレスの一般的なサイズは、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングの5つになります。この他にもシングルサイズよりもさらに横幅の小さいセミシングルサイズなども存在しています。長さは195～200cmと、ブランドによって5cm程度の差があります。

ベッドに敷いて使う場合は、ベッドフレームに合うサイズかどうか確認が必要です。自分の体格に合っていることや同じマットレスで寝る人数なども考慮して選びましょう。マットレスのサイズと体格・仕様人数の目安はこちら表にまとめています。

マットレスサイズ	横幅・おすすめの人
セミシングル	横幅：約90cm 小柄な人
シングル	横幅：約100cm 1人で寝る人 部屋のスペースを確保したい人
セミダブル	横幅：約120cm 1人でゆったり寝たい人
ダブル	横幅：約140cm 1人でゆったり寝たい人 2人で寝たい人
ワイドダブル	横幅：約150cm 2人でゆったり寝たい人
クイーン	横幅：約160cm 2人でゆったり寝たい人
キング	横幅：約180cm 家族みんなで寝たい人
ワイドキング	横幅：約200cm シングルサイズ2枚を合わせて使用 家族みんなでゆったり寝たい人 将来的に別々でマットレスを使いたい人

一人で眠る場合はシングルサイズを検討する方が多いかと思いますが、シングルサイズは幅が97cm程度しかないため、寝返りを打った際に身体がマットレスの端ギリギリにきてしまうことが多いです。気を遣って寝返りが打ちづらくなる可能性が高いので、可能であればセミダブルやダブルサイズを選ぶのがおすすめです。

二人で眠る場合はダブル～クイーンサイズのマットレスがおすすめです。ただし、ダブルサイズは横幅140cmなので、二人で寝た場合一人当たりの使用できる横幅は70cm程度となります。体格の良い方や寝相の悪い方の場合、窮屈に感じてしまう可能性があるので、できればクイーンサイズのマットレスを選ぶことをおすすめします。

お子さんと一緒に家族3～4人で一緒に眠りたいという場合はキングサイズ以上のマットレスを選ぶようにしましょう。ただし、キングサイズのベッドやマットレスはかなり大きくなるので、搬入や引っ越し、模様替えの際に大変かもしれません。そのため、可能であればシングルサイズのマットレスを2枚並べてワイドキングサイズのマットレスとして使用することをおすすめします。
シングルサイズを2枚並べて使えば横幅約200cmでかなりゆったりと眠ることが出来ますし、将来的に別々のマットレスとしても使用することができます。

マットレスの素材を決める

マットレスには様々な種類の素材があり、どれを選ぶかによって寝心地も変わります。ここではそれぞれの素材の特徴を簡単に説明していきます。

ポケットコイル

ポケットコイルは体圧を点で支えてくれるので、体圧分散性が高いという特長があります。また、1つ1つのコイルが袋に包まれて独立しているため、2人で寝ても隣に寝返りの振動が響きにくいこともメリットと言えます。

商品によって差はありますが、一般的には後述するボンネルコイルよりも柔らかめの寝心地になっていることが多いです。

ちなみに、 ポケットコイルはコイルの並べ方によっても、寝心地が変わります。縦横に同じ数のコイルを並べる「並行配列」は、コイル同士に間隔があるため柔らかな寝心地に、隙間を埋めるように並べる「交互配列」は、交互配列はコイル数が多いためしっかりとした寝心地となります。

ボンネルコイル

ボンネルコイルは体圧を面で支えて分散させるタイプで、ゆるやかなフィット感としっかりした寝心地が特長です。

個々のコイルが袋に包まれているポケットコイルと異なり、コイルが露出した状態で連結されているため、通気性に優れています。

高密度連続スプリング

ボンネルコイルよりも高密度にバネを配置している分、マットレス全体の反発力や耐久性に優れています。腰回りをしっかりと支えてくれるため、腰痛がある人にもおすすめです。寝心地は硬めとなっています。

高反発ウレタン

ウレタンは体圧分散や反発力に優れた素材で、腰痛防止マットレスとして使われることもあります。低反発タイプや高反発タイプにくわえて、優反発タイプなど両者の長所を合わせたものも出ており、製品のバリエーションが豊富です。

中でも高反発ウレタンは反発力があるため、自然な寝返りをサポートしてくれるというメリットがあります。寝返りが少ないことが原因となって腰痛が引き起こされている場合は、寝返りの打ちやすい高反発ウレタンを選ぶことで、症状が改善される可能性があります。

低反発ウレタン

低反発ウレタンはフィット感がある寝心地が特長の素材です。テンピュールと呼いうブランドのマットレスが代表的です。フィット感がある一方、身体が沈み込んでしまう関係で寝返りが打ちづらくなってしまうというデメリットもあります。

隣で寝ている人の振動が伝わりにくいので、二人以上で寝ている人にもおすすめです。

ファイバー

通気性が高く、洗うこともできるファイバー素材なら、衛生面が気になる場合でも安心して使えます。かなり硬い寝心地もファイバーマットレスの特徴です。

一方で、振動も伝わりやすく、動くたびにギシギシという音がする場合もあるので、寝返りが多い人にはあまりおすすめできません。

ラテックス

反発力の高い天然ゴムを使用しているマットレスです。通気性は良くありませんが、ダニやハウスダストが発生しにくく、衛生的に使えます。

マットレスの硬さを確認する

反発力の高いほうがスムーズに寝返りを打てるため、腰への負担が軽減できます。そのため、高反発マットレスは腰痛を防止・改善したい人にもおすすめです。ただし、製品によって価格や品質が変わってきます。高反発マットレスを選ぶ際は、マットレスの耐久性を左右するため、密度や復元率をチェックすることが大切です。

コイルマットレスであれば、 使われている素材や側生地にもよりますが、基本的には ポケットコイルマットレスは柔らかめの寝心地、ボンネルコイルマットレスは硬めの寝心地になっています。

ウレタンマットレスであれば、硬さはニュートンという単位で表され、このニュートンの数値が高いほど反発力が高いことを意味します。

消費者庁の定義では、低反発は75ニュートン未満、高反発は110ニュートン以上のマットレスのことで、低反発になるほど柔らかな寝心地となります。逆に、高反発になるほど、硬めの寝心地になります。ウレタンマットレスを選ぶ際は、ニュートンの数値にも着目してみましょう。

ただし、こちらの数値に関してはあくまで消費者庁の定める目安であって、定義上では硬めに分類されていても実際は柔らかく感じるケースもあるので注意をしましょう。

※特に表面に凹凸加工（プロファイル加工）がされているものは実際のニュートン数よりも柔らかく感じることが多いです。

腰対策マットレスとして有名な「モットンマットレス」は3種類の硬さを選ぶことが出来ますが、「柔らかめが140N」「レギュラーが170N」「硬めが280N」とされており、消費者庁の定める目安とかなり離れていることが分かります。

個人的にも消費者庁が硬めと定義している110Nは少し柔らかめの寝心地だと感じます。

とはいえ、基本的には柔らかめの寝心地が好きな方はニュートン数の低いもの、硬めの寝心地が好きな方はニュートン数の高いものを選べば間違いありません。

自分に合った硬さが分からないという方のために自分の体重とおすすめの硬さの関係をまとめているので、一つの参考にしてもらえたらと思います。

体重	おすすめの硬さ（N）
50kg以下	100～150N
50～80kg	150～180N
80～100kg	180～200N
100kg以上	200N～

マットレスの密度を確認する

ウレタンマットレスの耐久性を知るための目安として密度（D）という要素があります。基本的にこの密度の数値が高くなるほど耐久性が増すので、長く使いたい場合はなるべく密度の高いウレタンマットレスを選ぶようにしましょう。

特に最初は寝心地が良くても、マットレスがへたってしまうと腰部分が沈み込むようになり腰痛が悪化してしまう可能性があるため、耐久性の高いマットレスを選ぶことが大切です。

ただし、一般的には密度が高くなるほど値段も高くなってくるので、予算やマットレスの使い方などを考慮して選ぶことが大切です。
密度と寿命の関係はざっくりこのようになっています。

密度	寿命
25D前後	3～5年
30D前後	5～8年
40D前後	8～10年
50D前後	10年以上

密度30D以上のマットレスであればへたりにくく耐久性のあるマットレスと言えるかと思います。逆に密度50D前後のものは耐久性としては申し分ないですが、30〜40Dもあれば十分なレベルなので、50Dほどの耐久性は必要ないかもしれません。

また、密度と同じくマットレスの耐久性に関わる要素として、復元率と呼ばれるものがあります。 復元率とは「マットレスを一定の回数押した際に、どれくらい元の形状に戻っているかを示す数値」のことを言います。

復元率は、一般的にJIS基準で定められている80,000回の圧縮試験を行って算出します。例えば、復元率が96%のウレタンマットレスの場合は、80,000回寝返りをうったら4%のへたりが発生するという意味になります。

1日の平均的な寝返り回数を24回とすると約9年使ったらどれだけへたりが発生するかという意味になります。

寿命の長いウレタンマットレスを選びたいなら復元率96%以上のマットレスを選ぶようにしましょう。

マットレスの反発力を確認する

ウレタンマットレスは大きく低反発ウレタンマットレスと高反発ウレタンマットレスに分けることが出来ます。腰痛に悩んでいる方には高反発マットレスがおすすめですが、高反発か低下反発かは「JIS規格」の「反発弾性」によって区別がされています。「JIS規格」では反発弾性が15%未満のものを低反発、15%～49%のものを高反発、50%以上のものを高弾性と呼んでいます。

「反発弾性」が16%のものも高反発マットレスと呼ぶことができますが、こちらはほぼ低反発と変わらないと考えた方がいいでしょう。そのため、本当に反発力が高いマットレスを選ぶ際には反発力50%以上の高弾性マットレスを選ぶようにしましょう。

ちなみに今まで数多くのマットレスを試してきた中でトップクラスに寝返りの打ちやすかった「SOMRESTA マットレス Evo」は反発弾性が60%となっています。

※反発弾性が高すぎると寝返りの回数が多くなりかえって睡眠の質が落ちてしまう可能性がありますが、「SOMRESTA マットレス Evo」は表面のキルティングカバーがフィット感のあるふかふかした生地になっているので、ちょうど良い寝返りを実現しています。

コイルマットレスはコイルの材料を確認する

ポケットコイルマットレスの品質はコイルの材料や仕様を確認することである程度判断できます。ポケットコイルマットレスの材料は「SWRH 72B 硬鋼線C種」にような形で表記されていることが多いです。

それぞれの簡単な説明はこちらのようになります。

「①SWRH ②72 ③B ④硬鋼線C種」

• ①素材・・・SWRHは硬鋼線、SWRSはピアノ線でピアノ線の方がより丈夫
• ②反発力・・・70が平均で数値が高くなると反発力も高くなる
• ③耐久性・・・マンガン含有量のことでAとBがあり、Bの方が耐久性が高い
• ④強度・・・ 硬鋼線はA,B,CがありCが一番強い、ピアノ線はV,A,BがありBが一番強い

一般的なマットレスでは「硬鋼線」が使われていることが多く、一部の高品質なマットレスには「ピアノ線」が使われています。ピアノ線はかなり丈夫なので10年以上の使用に耐えられる場合が多いですが、 硬鋼線でも質の良いものを選べば耐久性は十分あります。

寝心地を確認する

快適に眠れるマットレスかどうかは、個人的な感じ方の違いもあります。そのため、展示場に足を運び、マットレスの実物に横になってみて、自分に合った寝心地かどうかを確かめることも大切です。横になった状態で、背骨がS字を描く姿勢になるマットレスが理想的です。腰痛の予防・改善に重要なポイントなので、必ず確認しましょう。

通気性や防カビ性に関して確認する

マットレスは毎日、数年から数十年にわたって長期的に使用するものです。手入れにかかる手間や耐久性も重要なため、通気性や防カビ性についても、しっかりと確認しましょう。

マットレスの素材や製品によって通気性や防カビ性に違いがあります。気になる場合はボンネルコイルやファイバー、または、通気性を良くする加工を施したウレタンなどがおすすめです。

腰痛対策マットレスのチェックポイント

ここでは、腰痛の防止や改善対策としてマットレスを選ぶ際に、チェックすべきポイントをマットレスのタイプごとに5つ紹介します。それぞれの特徴を知って、マットレス選びの参考にしてください。毎日使うものなので、価格だけでなく品質も考慮して選びましょう。

ウレタン1枚のマットレスは避けて多層構造のものを選ぶ

一般的なマットレスはウレタン1枚で作られています。しかし、1枚のみでは腰や背骨の湾曲にうまくフィットせず、体圧を十分に受け止めることができないことがあります。あるいは、体が沈み過ぎることによって、寝返りを打つときに腰が痛くなりやすいこともあります。少なくとも2層以上のマットレスを選んだほうが、腰痛対策には向いています。

このサイトでもおすすめマットレスとして紹介することの多い「エママットレス」はこのような3層構造になっています。

ただし、1枚のウレタンマットレスであっても、表面のキルティングカバーに厚みがあるなどすれば、2層以上のマットレスと同じような構造になります。

そのため、多層構造になっているウレタンマットレスか品質の高いキルティングを使用したマットレスを選ぶようにして、1万円前後で売られている1層構造のマットレスはなるべく避けるようにしましょう。

折りたたみ可能なマットレスはあまりおすすめできない

折りたたみ式マットレスは部屋のスペースを有効に使えますが、腰痛の症状がある人には適していません。折れる部分にはどうしても凹みが生じて腰にフィットせず、腰に負担がかかりやすいためです。

基本的に折りたたみマットレスは、一人暮らしの方やメインのマットレスとは別に来客用のマットレスを探している方におすすめです。どうしても折りたたみ式を使用したい場合は、高反発ウレタン素材やファイバー素材のマットレスを選びましょう。

また、折りたたみマットレスは厚みが薄くなりがちですが、底付き感などを考えると最低でも10cmあるマットレスを選ぶようにしましょう。

安価なマットレスは避ける

あまりにも安い製品の場合は、耐久性に劣る可能性もあるため注意が必要です。マットレスの買い替えや廃棄処分には手間がかかるので、数年から数十年、使い続けることも多いでしょう。その場合、安物のマットレスはすぐに反発力がなくなってしまうため、腰痛がどんどん悪化しかねません。目安として、1万円以下の製品は避けたほうが無難です。

超低反発・超高反発マットレスは避ける

柔らかすぎる、または硬すぎるマットレスは、いずれも腰痛を持つ人には向いていません。マットレスが柔らかすぎる場合は、寝返りを打ちにくくなります。その状態で無理に寝返りを打つと腰をひねってしまい、腰に負担がかかるのです。

一方、マットレスが硬すぎると、寝た姿勢で腰部分にすき間ができてしまいます。腰が支えられていない体勢で数時間も過ごすと、腰痛の原因になります。

高反発で厚みあるマットレスがおすすめ

起床するときに腰の痛みを感じることが多い人には、高反発である程度の厚みがあるマットレスがおすすめです。睡眠中、寝返りをラクに打つためには高反発のほうが適しています。また、厚みが少ないと腰やお尻が床に接触することにより、違和感が生じます。多層構造で厚みが10cm以上ある製品を選ぶほうが快適に眠れるでしょう。

マットレスが合わない場合の対処法

ここでは今使っているマットレスが身体に合わない場合の対処法をお伝えします。

すぐに試すことが出来る応急処置もあるので、マットレスが原因の腰痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

敷きパッドやマットレストッパーを使う

マットレスにへたりが生じてしまっていると寝返りが打ちにくくなったり底付き感が出てしまい腰痛の原因となってしまいます。

そんな時には敷きパッドやマットレストッパーの使用がおすすめです。敷きパッドはマットレスにボックスシーツを被せた上から敷く寝具で、マットレスが汚れるのを防ぐと同時に寝心地をアップさせる役割があります。夏におすすめな接触冷感生地のものや冬におすすめなマイクロファイバー生地のもの、年中使えて肌触りの良い綿や麻素材のものなど様々な種類があるので好みに合わせて選びましょう。

寝心地やへたりの改善を優先させるなら薄手の敷きパッドよりも厚みのある敷きパッドを選ぶのがおすすめです。

本格的に寝心地を変えたい、へたりを感じなくさせたい場合はマットレストッパーの使用がおすすめです。

マットレストッパーは厚さ数cmの薄型マットレスで、今使っているマットレスの上に重ねて使うためのアイテムです。敷きパッドよりも厚みがあり、例えば今使っているコイルマットレスの上に低反発素材のトッパーを重ねれば、へたりを感じにくくしながら簡単に低反発の寝心地に変えることができます。

敷きパッドよりは高価になる場合が多いですが、マットレスを新調するよりは安く済むので、あまり予算を掛けずに寝心地改善をしたい人には大変おすすめです。

ただし、今使っているマットレスが柔らかい素材の場合、上にトッパーを敷くと不安定になってしまう可能性があるので、その点には注意するようにしましょう。

クッションや足枕、抱き枕を使う

一般的に腰痛がある方は仰向け寝よりも横向き寝の方が腰に負担がかかりにくいと言われていますが、「腰が痛いけど仰向けじゃないと寝られない」という方はひざ下にクッションなどを入れるのがおすすめです。

クッションをひざ下に入れることによって自然と腰の反りが軽減されて、腰や背中に集中してしまう体圧を分散してくれます。

手持ちのクッションを使ってもいいですが、寝ている時に足を乗せる専用アイテムである足枕という商品もあります。

腰の負担を軽減するだけでなく、足のむくみ改善や血液の循環をサポートしてくれる効果もあるので気になる方は試してみてください。

横向き寝がメインの方は抱き枕を使うのがおすすめです。横向きで寝ていると上になっている方の足が前に出て身体がねじれることがあります。足で抱き枕をはさむようにして横になると、身体のバランスが崩れてしまうのを防ぐことができます。

寝る前に腰を温める

腰や背中の血流が悪くなることによって腰痛が引き起こされている場合、寝る前に腰を温めることで痛みが改善する可能性があります。寝る前にお風呂に入って身体を温めるのがおすすめですが、身体の芯からしっかりと温めるためにもシャワーではなく、湯船に浸かるようにしましょう。

また、寝る際にはゆたんぽなどを使って身体が冷えてしまわないように注意しましょう。

腰とマットレスの間にタオルを敷く

マットレスのへたった部分を埋めるための応急処置として、へたりが気になる部分にタオルを敷く方法があります。へたりの生じた部分にタオルを敷くことで身体が沈み込み過ぎるのを防ぐことができて、自然な寝姿勢を保つことが出来ます。

ただし、タオルを敷くことで逆に違和感があったり、寝ている間にタオルがずれたりといったこともあるので、この方法はあくまで応急処置で、なるべく早めに敷きパッドやトッパーを使用することをおすすめします。

自分に合ったマットレスを購入する

ここまでマットレスが身体に合わない場合の対処法をいくつか紹介してきましたが、可能であればやはりマットレス自体を買い替えることをおすすめします。

敷きパッドやトッパーは厚みがそこまで無く、根本的な原因の解決をするのは難しいため、寝返りが打ちやすい・適度な体圧分散性があるなど、自分の身体や寝方にあったマットレスをしっかりと選ぶことが大切です。

腰痛持ちの人向け！寝返りのしやすいおすすめマットレス18選

ここからは腰痛で悩んでいる方におすすめのマットレスをいくつか紹介していきます。腰痛の原因は様々で、マットレスを変えたからと言って確実に直るという訳ではないですが、実際に弊社スタッフが試したうえでおすすめな商品が多くあるので、ぜひ参考にしてみてください。

今使っているマットレスの寝心地改善におすすめの商品5選

ここでは、トッパーやパッド一体型ボックスシーツなど、マットレスの寝心地を改善することが出来るアイテムをいくつかご紹介いたします。

腰痛対策でマットレスを購入する際の注意点

ここでは腰痛対策でマットレスの購入をする際の注意すべきポイントをいくつか紹介します。

使ってみて身体に合わない可能性がある

腰痛に効果があると聞いてマットレスを購入して使ってみた結果、身体に合わずに腰痛が悪化してしまうという可能性もあります。腰痛の原因は様々で万人に合うマットレスは存在しないためある程度は仕方がないですが、それでもせっかく買ったマットレスが合わなかったら悲しい気持ちになってしまうかと思います。

マットレスの中にはお試し期間が設定されている商品があるので、購入後に自分に合わなかったらどうしようと思っている方はこういったお試し期間のあるマットレスの購入を検討してみましょう。往復の送料分はかかってしまうケースがありますが、合わなかった場合に料金を返金してもらえるため、新しいマットレスをリスク少なく試すことが出来るのでおすすめです。

ストレッチなど他の腰痛対策も行う

マットレスを新調することによって身体の痛みが軽減される可能性がありますが、それだけでなく日頃からストレッチなどを習慣づけることで、より腰痛改善の効果が見られやすくなります。反り腰が原因の腰痛の場合は反り腰改善ストレッチなど、それぞれの原因に合った対処法があるので、色々試して自分に合うストレッチを見つけることも大切です。

ただし、あまりやりすぎるとかえって腰を痛めてしまう可能性があるので、適度な回数にするようにしましょう。

体圧分散性という言葉を信じすぎない

腰痛対策のマットレスについて調べていると「体圧分散性が高い」という言葉を目にする機会が多いのではないかと思います。体圧分散性の高さは確かに質の良い睡眠をとる上で大切なポイントになりますが、必ずしも高ければいいという訳ではないので注意が必要です。

例えば、体圧分散性が高くても柔らかすぎるマットレスだと身体が沈み込み過ぎて寝姿勢が崩れてしまったり寝返りがうちにくくなってしまいます。また、身体との密着度が高くなってしまい、ムレや寝苦しさの原因になってしまう可能性もあります。
逆に硬すぎるマットレスだと腰とマットレスの間にすき間が出来てしまい、腰や背中に負担が集中してしまいます。

マットレスを選ぶ際には体圧分散性だけでなく、硬さや通気性、厚みといった要素と合わせて選ぶようにしましょう。

敷き布団とマットレスの併用には要注意！

マットレスの寝心地が合わない場合に、マットレスの上に敷き布団を敷いている方もいるかもしれませんが、腰痛対策で考えるとあまりおすすめすることは出来ないので注意が必要です。

元々マットレスと敷き布団はそれぞれ別の用途として作られており、基本的には単体での使用が前提となっています。そのため併用してしまうとマットレスの体圧分散性の高さや寝心地の良さ、敷布団の硬さなどのメリットが半減してしまいます。体圧が上手く分散できないことでベッドフレームが破損したり、敷布団とマットレスの間に湿気が溜まってしまいカビの原因になってしまうこともあるため注意が必要です。

マットレス以外で腰痛対策のためにできること

最後に、腰痛で悩んでいる方に向けて、日常的にできる腰痛対策をいくつか紹介していきます。

正しい姿勢で座る

デスクワークなどで長時間座っていることの多い人は、ただし座り方をすることで腰痛が改善する可能性があります。椅子に座るときは下の写真のように、あごを少し引いた状態で、骨盤を立てて背筋がまっすぐになるように座りましょう。また、足の裏をしっかり床にくっつけた状態で、膝から股関節にかけてが床と平行になるような高さの椅子に座るのがベストです。

猫背や反り腰は身体に負担がかかってしまうためなるべくしないように心がけましょう。また、足を組んでしまうと骨盤などがずれてしまう可能性があるため、両足を床に付けて座ることをおすすめします。

適度なストレッチをする

適度なストレッチも腰痛改善に効果的です。ただし、やりすぎてしまうとかえって身体を痛めてしまうこともあるので、無理のない範囲でなるべく毎日続けるようにしましょう。ここでは、おすすめのストレッチをいくつか紹介していきます。

腰痛におすすめのストレッチ①

1. 床で四つん這いの姿勢になる
2. 息を吐きながら、ゆっくりと背中を丸める
3. 四つん這いの姿勢に戻る
4. 今度は息を吸いながら、背中を反らしてお尻を突き出す
5. 1〜4まで工程をを5～10回ほど繰り返す

腰痛におすすめのストレッチ②

1. 仰向けに横になった状態で両膝を立てる
2. 両膝をしっかりとくっつけておく
3. ゆっくりと両膝を床まで倒していく
4. 今度は反対方向にゆっくりと両膝を床まで倒していく
5. 3～4を左右10回程度繰り返す

まとめ

腰痛を防止・改善するためにはマットレス選びが重要です。マットレスには素材によって硬さに違いがあります。腰に負担をかけないためには、マットレスが柔らかすぎず、硬すぎないことが条件です。

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腰痛に悩む人は、ぜひ一度、ビーナスベッドの専門アドバイザーにご相談ください。

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