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羽毛布団のダウンパワーとは?羽毛による違いや暖かい羽毛布団を選ぶコツについて紹介

公開日:2020.10.14

更新日:2023.03.16

掛け布団 55,106 views

ダウンパワーとは、羽毛布団の暖かさを左右する要素のひとつです。この記事では、質のよい羽毛布団を求める人に向け、ダウンパワーの意味やメリット、どの程度のダウンパワーの羽毛布団を選ぶべきかについて解説します。また、ダウンパワー以外の注目すべきポイントも紹介します。高品質な羽毛布団で心地よい睡眠をとるために、参考にしてください。


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ダウンとは?フェザーとの違いと特徴を解説

ダウンとは水鳥の胸元に生えている芯のない丸い羽毛のことで、綿毛のようにふんわりとしています。非常に軽くて空気をたっぷりと含んでいることが特徴です。フェザーとは水鳥の羽根のことで、少し湾曲した羽軸を持っています。ダウンよりも重く、弾力と復元力があります。

ダウンの方がフェザーより軽く保温力があるため、ダウンの比率が高いほど高品質の羽毛布団です。通常「羽毛布団」と呼ばれるのはダウンの比率が50%以上のもので、フェザーの比率が50%以上の布団は「羽根布団」と呼ばれます。

ダウンパワーとは?

ダウンパワーとは羽毛1gあたりの体積のことで、ダウンにどれだけ膨らむ力があるかを示す数値です。膨らむ力が強ければ、羽毛の間に空気を多く取り込めます。羽毛一つひとつの計測は困難ですが、同じ重さの羽毛と比較すると、ダウンパワーの数値が大きい方がより体積が大きく高品質の羽毛になります。

通常、消費者は羽毛布団を見ただけでは品質を判断できません。しかし、ダウンパワーの表示があれば、専門家ではなくても羽毛の品質をある程度判別できます。

ダウンパワーの算出方法

ダウンパワーの算出方法は、JIS(日本工業規格)により定められたものです。最初に、スチーム法という前処理で羽毛の条件を同一にし、内径29cmの円筒に30gの羽毛を自然落下させ、94.3gの円盤を上から乗せます。2分間経過したら、円筒の底から円盤までの高さを計測して体積を算出します。これを1gあたりの体積に割り出した数値が、ダウンパワーです。

フィリングパワー(かさ高)との違い

フィリングパワー(かさ高)とはダウンパワー以前の評価基準で、羽毛の膨らむ力を高さで数値化するものです。円筒に羽毛を自然落下させて円盤を乗せ、2分後の高さを計測して算出します。以前は、日本羽毛製品協同組合が発行する「品質推奨ラベル」の評価基準として使用されていました。

2012年4月からはフィリングパワーに代わって、ダウンパワーが評価基準とされています。

ダウンパワーが大きいと?

ダウンパワーは膨らむ力が大きいと、ダウンの繊維の間により多く空気を取り込めます。羽毛布団の保湿の仕組みは、寝ている人が発する熱を、羽毛の間の空気にためるというものです。そのため、ダウンパワーが大きい羽毛は、より保温力が高いといえます。


どれくらい必要?ダウンパワーによる品質の目安

日本で販売されている羽毛布団のダウンパワーは、一般的に300dp以上となっています。そのなかで「高級羽毛布団」とされるのは、おおむね400dp以上の羽毛布団です。寝具販売店によっては最高級品である440dp超えの羽毛布団も取り扱っています。

購入の際は、ダウンパワーの数値と予算のバランスを考えて選ぶことがおすすめです。日本羽毛製品協同組合のゴールドラベルなど、ダウンパワーが表記されたラベルをチェックするとよいでしょう。

専門アドバイザーのサポートを受けるとより安心

ダウンパワーは、羽毛布団の品質を見極めるのに大きなポイントとなります。しかし、後述するダウンの種類や充てん率なども重要といえます。総合的に高品質な羽毛布団を購入するなら、専門家のサポートを受けた方が安心でしょう。

ベッド専門店「ビーナスベッド」の取り扱う羽毛布団は400dp以上の高級羽毛布団が多く、MAX440dpのものもあります。品揃えが豊富なため、自分に合ったものを探している人におすすめです。購入の際は、ショールームの快眠アドバイザーとネットショップ専門スタッフのダブル体制のサポートにより、納得の1枚を選べます。

ダウンパワーだけではなく、ダウンの種類にも注目しよう

同じダウンパワーでも、ダウンの種類によって保温力が変わることがあるため、水鳥の種類にも注目しましょう。羽毛布団に使用されるダウンの種類と特徴について解説します。

ダックとは?

ダックとは、アヒルのことです。ダックの羽毛の球形「ダウンボール」は、後述するグースのダウンボールより小さく、たくさん使用すると羽毛布団が重くなるため、比較的安価な値段で購入できます。しかし、ダウンパワーの数値は、グースより勝るものもあります。ダックは雑食のため羽毛の油分が多く、品質や取り扱いによっては臭いやすいことも特徴です。

グースとは?

グースとはガチョウのことで、ダックより大きい水鳥のためダウンボールも大きく、保温力が高いことが特徴です。草食のため羽毛の油分が比較的少なく、特有の臭いがしにくいものもあります。なかにはダウンパワーの数値がダックダウンより低い羽毛もあります。一般的には、ダックダウンを使用した羽毛布団より高価です。

マザーダックやマザーグースとは?

マザーダックやマザーグースとは、ダックやグースより飼育期間の長い親鳥のことです。そのため、ダウンボールがさらに大きくなり、保温力がより高まります。また、ダウンの中心の核が成熟しており、耐久性に優れることも特徴です。親鳥の羽毛を使うと軽くて暖かい羽毛布団になるため、若い水鳥の羽毛布団より高価になります。

アイダーダックとは?

アイダーダックとは、アイスランドに生息するカモ科の野鳥です。アイダーダックダウンは、雛が巣立ったアイダーダックの巣から、巣作りに使用した羽毛を手作業で採取したものです。アイダーダックの羽毛は絡み合う性質により保温力が高く、非常に軽いため、極上の寝心地の羽毛布団となります。その機能性と希少さから非常に高価です。


その他、羽毛布団を選ぶ際に注目したいポイント

ダウンパワーや羽毛の種類以外の注目すべきポイントについて2点解説します。

ダウン率や充てん量

羽毛布団を構成するダウンの比率が低いと、軽くて暖かい羽毛布団にはなりません。フェザーはダウンと比較すると重くて、保温力も低いからです。また、詰めてある羽毛の量を示す「充てん量」が低いと、ダウンの品質や比率が高くても十分な保温力を発揮できません。ダウンパワー・ダウン率・充てん量の全てのチェックが重要です。

側生地の素材

保温力の高い羽毛布団を選ぶときは、側生地の吸湿性もチェックしておきましょう。側生地の素材は主に綿やシルクの天然素材と、ポリエステルなどの化学素材があります。綿やシルクは吸湿性が高く、ポリエステルは吸湿性の低い素材です。

そのため、ダウンパワーが高く暖かい羽毛布団の側生地がポリエステルだった場合、汗を吸収せず、蒸し暑い寝心地になるかもしれません。綿とポリエステル混紡の側生地なら、綿の比率の高いものがおすすめです。

ダウンパワーの高いおすすめ羽毛布団を紹介

ダウンパワーやダウン率、充てん量以外では、生産業者の羽毛の飼育方法なども品質を左右します。また、側生地の肌触りやフィット感、羽毛が飛び出さない「ダウンプルーフ加工」の有無などもチェックしましょう。ここではダウンパワーが高く、総合的に高品質な羽毛布団を3点紹介します。

暁 -AKATSUKI- 羽毛布団

暁 -AKATSUKI- 羽毛布団

あたたかくて軽い羽毛布団をお手頃価格で欲しい」という声をもとに、寝具専門店ビーナスベッドが開発したオリジナル羽毛布団です。ダウン率やダウンパワーが異なるスタンダード・プレミアム・グランドプレミアムの3ランクがあり、品質面・価格面の両方から自分にぴったりなタイプの羽毛布団を選ぶことができます。

側生地に採用された「立体キルト」は保温性に優れながらも重すぎない、ちょうどいいキルトです。また、薬剤を使用しない安心の防ダニ加工や細菌の増殖を抑制する抗菌・防臭加工、花粉が付きにくく、落ちやすい防汚加工も施されています。

厳しい品質チェックをクリアしている安心の日本製で、便利な収納ケース付きなのも嬉しいポイントです。

POINT

※2022年10月現在、販売開始を記念して暁 -AKATSUKI- 羽毛布団20%OFFキャンペーン実施中!気になる方はこの機会に購入するのがおすすめです。

最高ランクのスイートコンフォート羽毛布団はこちら

スイートコンフォート羽毛布団

最上級マザーグースダウン93%、側生地には80番手極細糸で織り上げたサテン生地を採用。さらに羽毛の充填量を約20%増量!素材の質、構造、組み合わせ、すべてにこだわった当店最高ランクの羽毛布団です。安心の日本製、ダウンパワー440以上。

ワンランク上を目指したデラックス羽毛布団はこちら

デラックス羽毛布団

軽くて温かい。貴重なマザーグースダウン93%、側生地にサテン生地を採用と、ワンランク上を目指した当店オリジナルの羽毛布団です。安心の日本製。同シリーズの肌掛け羽毛布団と合わせてペアタイプでのご使用もおすすめ!

まとめ

ダウンパワーとはダウンの膨らむ力を数値化したもので、羽毛布団の保温力に影響する値です。羽毛布団を選ぶ際はダウンの種類やダウン率にも注目し、専門家の意見も聞いてみましょう。50年以上の歴史をもつ 「 ビーナスベッド 」では、ショールームの快眠アドバイザーとネットショップ専門スタッフがダブル体制で羽毛布団選びをサポートします。

また、日本最大級のショールームには、400dp以上を含むさまざまな羽毛布団、国産オリジナル・海外ブランドマットレス、100点以上のベッドを取り揃えています。ぜひ、睡眠の質を上げるビーナスベッドの寝具を役立ててください。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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