公開日:2020.08.17
更新日:2023.07.14
目次
起床時に腰痛がある人もいるのではないでしょうか。合わない枕が腰痛の原因になることもあるのです。この記事では、腰痛に悩む人に向けて、腰痛と枕の関係性について解説します。マットレスを変えるなどの腰痛対策をしてきたけれど改善しない場合、この記事で紹介する腰痛予防に向く枕、向かない枕を参考にしてください。
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枕と腰痛はあまり関係がないと思われがちです。しかし、背骨は首から腰までつながっており、背骨の一カ所がゆがむと腰にまで影響が及びます。枕が合っていないと、首を起点として睡眠中ずっと腰に負担がかかり、腰痛の原因になり得るのです。
硬すぎる枕や低すぎる枕は、首の後ろ側を圧迫するため、交感神経の緊張と脳内の血液不足を引き起こし、頭痛の一因となります。また、枕が高すぎるとあごが引けた姿勢になり、いびきをかきやすくなったり、首や肩に余計な力が入った状態が続いて、肩こりの原因になったりします。合わない枕は腰痛以外にも、さまざまな不調を引き起こす可能性があります。
首から腰までの背骨が自然なS字カーブを描く、理想的な寝姿勢を保てるのが、理想的な枕の高さです。仰向けに寝たときに視線が真上よりもやや下を向いた状態になり、首の後ろとベッドや布団の間にすき間ができないものがベストです。タオルを挟むなどして何度か高さを試し、腰痛が起きにくい高さを覚えておくといいでしょう。
ここでは、腰痛に悩む人は、高さ以外にどのようなことに気を付けて枕を選べばいいのか、解説します。
寝返りは、長時間同じ姿勢でいるのを防ぎ、腰への負担を和らげます。そのため、寝返りが打ちやすい枕を選ぶのがポイントです。柔らかい枕は寝返りが打ちにくいため、ラテックスやそば殻などある程度の硬さがある枕がおすすめです。
小さな枕では、寝返りを打つたびに枕から頭が落ちてしまい、横向きの姿勢のまま寝ることにつながります。面積が広い枕なら、左右に寝返りが打ちやすく、腰への負担が減ります。頭3つ分の大きさを目安に選びましょう。
フェザー(羽毛)やそば殻、ビーズなど小さな素材が集まった枕の詰め物を「独立素材」と呼びます。枕の高さが気になる場合、詰め物を首のあたりに移動させて調整できるため、独立素材を用いた枕はおすすめです。フェザー(羽毛)やそば殻は、通気性と吸収性が高く、熱を逃して寝苦しさを解消し、寝ている間にかく汗を吸収してくれます。
一方、腰痛が気になる人は、どのような枕が向かないのでしょうか。今使っている枕が当てはまっていないか、確認してみてください。
枕が低い分には、タオルを下に敷くなどして、いくらでも高くすることができます。しかし、高いものを低くすることはできません。ウレタン製の場合、中に素材が入っているわけではないため、素材を移動させて調整することも不可能です。
頭が沈みこむ枕を使うと、その姿勢で固定され、寝返りが打ちにくくなってしまいます。適度な寝返りが、腰痛を和らげるので、低反発枕はおすすめできません。寝返りと腰痛の関係については、次の項目で詳しく説明します。
寝返りを打つことは、腰痛予防策のひとつです。ここでは、より詳しく寝返りと腰痛の関係性について解説します。
寝返りをしないと、体の1カ所に圧力がかかり続け、血行不良を招きます。また、同じ体勢が続くことで、筋肉が固まって凝りが生じます。凝りが腰に起こることで、腰痛につながってしまうのです。寝返りを打つことで、定期的に圧力がかかる場所を変え、筋肉を動かして凝りを解消し、腰痛を防ぐことができます。
寝返りを打ったときに頭が落ちてしまうため、小さすぎない枕を選びましょう。仰向けから横向きになったとき、頭が落ちてしまうため、低すぎる枕はNGです。頭が深く沈みこむ枕や、中央が低く両サイドに高さがある枕は、頭を固定してしまって寝返りが打ちにくいので、避けた方がいいでしょう。
使う枕の選び方を工夫するほかに、枕を使ってできる腰痛の予防・対策の方法をいくつかご紹介します。
1つ目は、腰枕を使用する腰痛対策です。腰枕とは、どのようなものなのか詳しく解説します。
仰向けに寝たときに、腰と床の間のすき間が大きいと、お尻や腰に負担がかかります。これを解消するためには、腰と床のすき間に3~4cm程度のクッションを挟みます。これが腰枕です。腰枕を使うことで、腰にかかる圧力が分散し、腰痛予防につながります。バスタオルなどをたたんだものを腰枕に使っても問題ありません。
バスタオルを畳んで、仰向けになったときにできる腰と床のすき間の部分に敷いて使いましょう。腰以外にも、お尻や背中に敷くことで、理想的な寝姿勢といわれる背骨のS字カーブをキープできます。ポイントは、寝返りが楽になったかどうかです。寝返りがしにくい場合、高さが合っていない可能性があるため、折る回数を変えて調整しましょう。
腰痛予防のための腰枕には、市販のものもあります。バスタオルで試して、ちょうどよい高さを覚えておき、適切な厚みのものを選びましょう。柔らかすぎるもの、硬すぎるものは逆効果なので注意が必要です。身体に合わない腰枕はかえって腰痛を悪化させてしまうため、可能であれば寝具に関するプロのアドバイスを受けて、慎重に選ぶといいでしょう。
ちょうどよい高さ、硬さの枕がなければ、合わない枕を使い続けずに、枕を自作してみるのも1つの方法です。座布団を敷き、そこに畳んだバスタオルを載せます。横向きに寝て頭をのせ、顔の中心を通る線が、床と並行になっていればベストな高さです。タオルを丸めたものを敷くだけでも簡易枕が作れるので、ベストな高さを知るために試してみてください。
寝姿勢を工夫することで、腰にかかる負担を減らすことができます。ここでは、腰への負担を軽減するための寝姿勢について解説します。
本来、仰向けが最も腰に負担がかからない姿勢なのですが、仰向けに寝ているのに腰痛がある人は、腰が反っている可能性があります。腰が反った状態で足が真っ直ぐ伸びていると、骨盤が引っ張られて腰痛の原因になります。その場合は、膝の下にタオルを丸めたものを入れてみましょう。反りの角度が緩和され、かつ骨盤が引っ張られるのを防ぎます。
横向きで寝ると、床に接している部分の面積が小さくなるので、その部分に体重が大きくかかります。また、腰部の支えがない状態なので、腰椎に負担がかかります。横向きに寝る際は、硬い枕などを足の間に挟み、少し丸まった姿勢で寝るのがおすすめです。骨盤が引っ張られにくく、楽な姿勢を保つことができます。
腰痛対策として、抱き枕を使用することもおすすめします。抱き枕は、主に横向きで寝ることをサポートする寝具です。寝返りが打ちやすくなるように快適な姿勢をサポートしたり、体圧を分散させて身体の負担を軽減したりできます。リラックス効果や癒しの効果もあるので、質のよい睡眠もとれるでしょう。腰痛に悩む妊娠後期の人には、流線形や三日月形の抱き枕が適しています。
ダブル枕は、2種類の枕を適切に組み合わせて首・肩のケアを徹底追求した枕です。
首を支える「サポートピロー」と頭を支える「ヘッドピロー」の2種類の枕が別々のアプローチで首と肩の負担を最小限にして快眠へ導いてくれます。
アメリカや韓国などでヒットした同形状の枕を、日本人の身体に合うように研究し綿密に再設計された商品なので、様々な性別・体格の人にフィットしやすく、ギフトにもおすすめです。
「ダブル枕」の特長
「ブレインスリープピロー」は美肌やダイエットに関係する成長ホルモンが分泌される 「黄金の90分」と呼ばれる時間を良質な眠りにすることを目的に作られた枕です。1年の中でも気候が変わりやすい四季を持つ日本において、最適な「黄金の90分」を生み出すために「頭を冷やす」「オーダーメイドを超えるフィット感」「常に清潔に使える枕」という3つのポイントにこだわっています。
お手入れもお家のシャワーで洗えて、風通しのいい場所に15分置いておくだけと非常に簡単なのも嬉しいポイントです。様々な体格の方に合わせて、「Low」「Standard」「High」の3種類の高さから選べますので、日中に疲れを感じやすかったり眠りに関するお悩みがある人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
こんな方におすすめ!
「Recovery Sleep 枕」は、血行促進・疲労軽減が期待できる一般医療機器の新しいリカバリー枕です。枕カバーに練り込まれた鉱石の機能によって身体の熱を吸収し赤外線として輻射、温熱効果をもたらす仕組みが最大の特長です。
枕本体は寝返りと呼吸をサポートしてくれる月型設計で、仰向け寝・横向け寝のどちらでも快適な寝姿勢を保てます。
厳選された3種類の中材は7つの部屋に配置されており、高さを調整して自分好みにカスタマイズすることも可能です。洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるのも嬉しいポイントです。
「Recovery Sleep 枕」の特長
頭・首・肩・腕・腰をしっかり包み込みサポートする特殊U字型形状枕です。仰向き寝、寝返り寝、抱き枕としてはもちろん、授乳枕や読書時のクッションとしても快適に使用できます。別売りの「フットサポートピロー(膝下枕)」との併用もおすすめです。
70個のキューブを両側から支えるという構造をしており、どんな姿勢でも頭にフィットし、どこにも負担のかからない寝姿勢を保ってくれる、人気のThe Cubes。 質の高い睡眠をサポートし、いびきの改善にも効果的。グラフェンという炭素素材を配合しており、一晩中使っても熱がこもることなく、細菌や臭いの発生も抑えてくれます。
頭・首・背中まで上半身を包み込み、横向き寝、仰向き寝と様々な寝姿勢に対応。上半身全体を枕が支えることで、首や肩に集中しがちな負担を軽減します。3分割に分かれた厚み約1cmの高さ調整シートが計8枚付属しており、セミオーダー感覚でご自身に合った枕へ。 ※高反発タイプもあります。
韓国インテリアでお馴染みイブルの抱き枕。凸凹したキルティングの立体感と心地よさが魅力で、綿100%だから赤ちゃんにも優しい素材感です。丸みのあるS字形状でどんな寝姿でも心地よい抱き心地。お昼寝やリラックスタイムのうつ伏せ寝、横向き寝のサポートアイテムとしても。読書時や授乳クッションとしてもOK!
業界トップクラスの「Q-MAX値0.5」という高い接触冷感性を誇る素材を使用しており、触れた瞬間ひんやり気持ちいい。いつでもどんな体制でも触れていたくなる抱き枕。リラックスタイムのお供にちょうどいいサイズ感。お手軽に洗えるのも魅力です。
一般的なビーズのみやポリエステルわたのみの枕と比較すると、ボリュ-ムがあって弾力性も抜群。ふんわりなのにへたりにくい、独自の質感を実現しました。丸洗いできるカバーはきめ細かい毛並みで心地よい肌触り。授乳クッションとしても大活躍です。
枕は、寝ているときの身体への負担を左右し、腰痛やそのほかさまざまな身体の不調の一因になる大切な寝具です。腰痛がある場合に向く枕の選び方を把握していても購入時に迷ってしまうこともあるでしょう。
国内最大級のショールームをもつ「ビーナスベッド」では、快眠アドバイザーとネットショップ専門スタッフがダブル体制で枕選びをはじめとする、快適な睡眠を叶えるためのアドバイスを行っています。枕の商品ラインナップも多彩で、一人ひとりに合ったものを選ぶことができます。ぜひ一度、足をお運びください。
2013年杏林大学医学部卒業。日本整形外科学会専門医。杏林大学医学部整形外科教室入局を経て、現職。アルテミ・スターズ チームドクターも兼務している。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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