公開日:2025.01.07
更新日:2025.01.06
抱き枕の購入を検討している人のなかには、どのようなデメリットがあるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。身体に合わない抱き枕を使うと、骨盤がゆがみやすくなったり、寝返りが打ちにくくなったりする場合があります。一方、自分に合った抱き枕を使えば、腰痛やいびきを和らげる効果が期待できます。
そこで今回は、抱き枕を使うメリット・デメリットを紹介します。抱き枕の選び方も紹介しているので、自分に合った抱き枕を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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抱き枕は、以下のデメリットを知ったうえで購入しましょう。
それぞれ詳しく紹介します。
抱き枕を使うと、自然と横向き寝になります。横向き寝は片側に負担がかかる寝姿勢なので、骨盤がゆがんでしまう可能性があります。骨盤のゆがみを防ぐためには、抱き枕の位置や身体の向きを1日ごとに変えてみるなどの対策が必要です。
抱き枕で寝姿勢が固定されたりベッドが狭くなったりすると、寝返りがスムーズに打ちにくくなります。一般的に人は寝ている間に約20〜30回前後の寝返りを打つといわれています。寝返りの回数が減ると、血行不良を引き起こして睡眠の質を低下させる可能性があるので注意が必要です。
身体を密着させて使う抱き枕は、よだれや寝汗が付きやすく、そのまま放置すると嫌な臭いが発生する可能性があります。嫌な臭いがする抱き枕では快適に眠れなくなるので、定期的なお手入れが欠かせません。
抱き枕のなかには、洗濯機に入らないものがあるので、お手入れに手間がかかるケースがあります。家庭で丸洗いできない抱き枕を使っているときは、カバーを洗濯したり消臭スプレーで臭い防止をしたりしましょう。
コンパクトなベッドを使っていたり、家族と一緒に寝たりするときに抱き枕を使うと、窮屈に感じることがあります。寝るスペースが狭くなって寝返りが打ちにくい状態が続くと、睡眠の質を低下させてしまいます。
抱き枕は大きいものが多いので、収納スペースを確保できずに出しっぱなしになることも少なくありません。抱き枕を出しっぱなしにすると、臭いがついたり生活感が出たりする原因になります。そのような状況にならないためにも、収納スペースを確保する、もしくは出しっぱなしにできるデザインの抱き枕を選びましょう。
抱き枕にはデメリットだけでなく、以下のようなメリットもあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
人は何かを抱きしめると幸せホルモンのオキシトシンが分泌されるといわれています。抱き枕を使ってオキシトシンの分泌を促すことができれば、リラックス効果が得られるでしょう。
また、抱き枕を使った横向き寝は胎児期の体勢に近く、本能的に安らぎを感じられるとされています。
腰の角度を自由に調整できる横向き寝は、腰への負担を軽減できる寝姿勢といわれています。しかし、横向き寝には身体の片側に体圧が集中しやすいデメリットがあります。そのようなときに抱き枕を使えば、体圧が分散されて腰への負担を和らげる効果も期待できます。
いびきの原因は、仰向けで寝ている間に舌が喉に落ちて、狭くなった気道が振動することとされています。横向き寝は気道が確保されやすい寝姿勢なので、抱き枕を使って横向き寝をキープできれば、いびきをかきにくくなります。
いびきに悩んでいる人は抱き枕を活用してみましょう。
いびきを解消する寝方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれており、足元にたまった血液を心臓まで戻すポンプの役割があります。抱き枕を使って足を心臓より高い位置にすると、血流やリンパの流れがスムーズになります。その結果、足にある血液や老廃物が分散され、むくみの解消につながるのです。
抱き枕には、お腹の重さを感じにくくする効果があるので、腰痛に悩んでいる妊婦の方におすすめです。なかでも、左側を下にしたうつ伏せに近い「シムス位」と呼ばれる寝姿勢は、身体への負担を軽減できるとされています。
妊娠中期以降に仰向けで寝ると、重くなった子宮が血管を圧迫して「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」を引き起こす可能性があります。
妊婦の方は、抱き枕を活用しながら身体に負担がかかりにくい姿勢で眠りましょう。
妊婦の方の身体に合ったマットレスは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
抱き枕を購入する際は、サイズや素材、形状などから自分に合ったものを選びましょう。ここでは、抱き枕を選ぶときのポイントを詳しく紹介します。
抱き枕は大きすぎると寝返りが打ちにくく、小さすぎるとフィット感を得られなくなってしまいます。サイズに悩んだときは、身長の3分の2程度の長さを目安にするのがおすすめです。足を自然に絡められるサイズの抱き枕を選ぶと、落ち着いて眠りやすくなります。
抱き枕の使い心地は素材によって異なります。自分に合った抱き枕を選ぶためにも、素材ごとの特徴を押さえておきましょう。ここでは、抱き枕の素材ごとの特徴を紹介します。
圧力に合わせて沈み込む特性がある低反発ウレタンは、頭や身体を優しく包み込むようなフィット感が味わえます。
ただし、低反発ウレタンは水洗いができない商品が多いので、陰干しなどの小まめな湿気対策が欠かせません。また、気温で硬さが変わるので、室温が低いと抱き心地が悪くなってしまうデメリットもあります。
ポリエステルわたは、ふんわりとした柔らかい抱き心地とクッション性の高さが特長の素材です。家庭で洗濯できるものが多いので、お手入れの手間がかかりにくいのも嬉しいポイントです。
長期間使用していると、わたが片寄ったり、へたったりすることで抱き心地が悪くなってしまいます。抱き心地に違和感が出たときは、買い替えを検討しましょう。
極小ビーズは発泡スチロールを細かくした粒のような素材です。頭や身体の形に合わせて柔軟に変形するので、包み込まれるようなフィット感が味わえます。
ただし、熱がこもりやすい性質があるので、暑い夏に蒸れを感じて眠れなくなることがあります。また万が一、側生地が破れて中材が飛び出すと、細かい粒を集めるのに時間がかかるので、ペットを飼っている人が極小ビーズ素材の抱き枕を使用する際には注意が必要です。
羽毛はふわっとした柔らかさが特長の素材です。吸放湿性に優れているので、寝苦しさを感じにくいのも嬉しいポイントです。
羽毛は、水洗いができないタイプが多いので、小まめにカバーを洗濯したり陰干ししたりする手間がかかります。定期的なメンテナンスが難しい人はポリエステルわたなど、丸洗いできる素材の抱き枕を選ぶとよいでしょう。
抱き枕には、さまざまな形状があります。抱き枕の使用感は形状によって異なるので、実際に試したうえで自分に合ったものを選びましょう。
ここでは、抱き枕の形状を詳しく紹介します。
長方形・ロングタイプは、通常の枕を縦長にしたスタンダードな形状です。使い方の自由度が高く、横向きにすれば2人用の枕としても活用できます。
商品数が多いので、好みや寝室の雰囲気に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
円柱タイプは筒状のシンプルな形状で、厚みのあるしっかりとした抱き心地が味わえます。なかには、足首やふくらはぎの下に置く足枕や、膝下に置く膝枕として使用できるものもあります。
直径が大きすぎると抱きにくくなるので、購入前にサイズの確認を忘れないようにしましょう。
流線形・S字タイプは緩やかなカーブを描いた形状で、抱いたときに安定感があります。足で挟みやすい形状をしているので、横向き寝で眠りたい人におすすめです。
ただし、長方形・ロングタイプや円柱タイプに比べて、価格が高いものが多いので、予算を抑えたい人は他のシンプルな形状の抱き枕も検討してみるとよいでしょう。
三日月のような形状をしている三日月型タイプは、カーブの内側を足で挟むことで、包み込まれるような安心感が得られます。睡眠時にかかるお腹の重みを和らげる効果が期待できるので、妊婦の方におすすめの形状です。
L字タイプはアルファベットのLのような形状をしている抱き枕で、長辺は抱き枕、短辺は枕として使えます。9字型やJ字型と呼ばれるものもあります。
L字タイプの抱き枕は、頭を乗せる枕部分の高さや硬さが合わないと首こりや肩こりを引き起こす原因になるので、自分に合ったものを選びましょう。枕の高さは、仰向け寝だと目線が真上よりやや下向き、横向き寝だと肩や腕が圧迫されないやや高めの枕を選ぶのがおすすめです。
U字タイプはアルファベットのUのような形をした大型の抱き枕で、U字の隙間に身体を収めて使用します。横向き寝はもちろん、湾曲した部分に頭を乗せて仰向けになると、身体全体を包み込んでくれる安心感を得られます。
テレビを見るときや読書をするときにも使えるので、部屋にソファーを置くスペースがない人にもおすすめです。
寝汗やよだれが付着しやすい抱き枕は、定期的なお手入れが欠かせません。適切なメンテナンスができなければ、カビやダニが繁殖して健康被害を引き起こす可能性があります。
お手入れの時間を確保するのが難しい人は、家庭で丸洗いできるタイプを選びましょう。丸洗いできないタイプであっても、抱き枕カバーを定期的に洗濯することで清潔な状態をキープしやすくなります。そのため、カバーが取り外して洗えるタイプかも購入時に確認しておくとよいでしょう。
高密度の極細繊維を使用しているため保温性が高く、ふんわりあたたかく包みこまれるような肌触りが魅力の抱き枕です。素材独自の光沢と深みのあるなめらかな色合いが高級感を演出します。
形状は丸みのあるS字型で、お昼寝や読書などのリラックスタイムや、授乳枕としての使用もおすすめです。仰向け寝・横向き寝・うつ伏せ寝などどんな寝姿勢でもS字カーブがボディラインに沿って優しくフィットします。
中綿に使用した軽くて柔らかなポリエステル綿は適度なボリューム感があり、へたりにくく、丸洗いできるのもうれしいポイントです。
抱き枕の正しい使い方は寝姿勢によって異なります。
横向き寝の場合は、身体の横に抱き枕を平行に置いて手足で抱き枕を挟むようにして使うのが一般的です。
仰向け寝では、膝を軽く折り曲げた状態で膝枕として使ったり、足首の下に置いて足枕として活用したりするのがおすすめです。膝枕や足枕には、腰への負担を和らげたり、足のむくみを解消したりする効果が期待できます。
うつ伏せ寝では抱き枕を身体と平行に置いて片側の手足を乗せ、やや横向きの姿勢をとると呼吸がしやすくなって快適に眠りやすくなります。
寝姿勢別の抱き枕の正しい使い方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
抱き枕には、骨盤がゆがみやすかったり寝返りが打ちにくくなったりするデメリットがあります。一方、自分に合った抱き枕を選べば、腰痛やいびきを和らげる効果が期待できます。
抱き枕を活用して快適に眠るためにも、本記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考に自分に合ったものを見つけてみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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