ロフトベッド・二段ベッドにおすすめのマットレス10選｜選ぶときのポイントまで紹介

ロフトベッドや二段ベッドに厚みのあるマットレスや重いマットレスを載せると、ベッドが破損したり、ベッドから転落したりするリスクを高めてしまいます。ロフトベッドや二段ベッドの購入を検討している人のなかには、どのようなマットレスを選ぶべきなのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ロフトベッドや二段ベッドにおすすめのマットレスを紹介します。選ぶときのポイントも紹介しているので、どのようなマットレスを購入するべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

ロフトベッド・二段ベッドには薄型マットレスがおすすめ

ロフトベッドや二段ベッドに設置するマットレスを選ぶ際に押さえておきたいのは「厚み」です。

ロフトベッドや二段ベッドには、転落防止のサイドフレームが付いています。厚みのあるマットレスを載せると、身体がサイドフレームを超えて転落するリスクを高めてしまいます。そのような状況を避けるためにも、薄型マットレスを選ぶようにしましょう。

ロフトベッド・二段ベッドに使う薄型マットレスの選び方

ロフトベッドや二段ベッドに使う薄型マットレスを購入する際は、重さや硬さ、素材による違いを押さえたうえで選ぶことが大切です。

ここからは、ロフトベッドや二段ベッド用の薄型マットレスを選ぶ際のポイントを紹介します。

厚みで選ぶ

薄すぎるマットレスを使うと、クッション性がないことで身体に負担がかかってしまう可能性があります。身体への負担を軽減するには、薄型マットレスのなかでも10cm前後の厚みがあるものを選ぶようにしましょう。

重さで選ぶ

ロフトベッドや二段ベッドは、背の低いベッドと比較して耐荷重が小さい傾向があります。重いマットレスを置いて耐荷重を超えると、ベッドが破損するだけでなく落下してけがをするリスクも高まるので注意が必要です。

薄型マットレスを購入する際は、自分の体重とマットレスといった寝具の重さの合計が耐荷重を超えないかを確認しながら選びましょう。

また、ロフトベッドや二段ベッドに重いマットレスを設置すると、お手入れのときに手間がかかりやすくなります。設置やお手入れの手間を減らしたい人は、軽量タイプの薄型マットレスを選びましょう。

硬さで選ぶ

自分に合わない硬さのマットレスを使うと、腰痛や肩こり、睡眠不足といった不調につながる可能性があります。身体への負担を軽減するためにも、自分に合った硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

例えば、硬めのマットレスがおすすめな人は以下のとおりです。

• 仰向け寝が多い人
• 体格がいい人
• 身体の凸凹が少ない人

一方、以下のような人は柔らかめのマットレスがおすすめです。

• 横向き寝が多い人
• 体重が軽い人
• 身体の凹凸が大きい人

自分の寝姿勢や体格に合わせて、適切な硬さを選びましょう。

素材で選ぶ

薄型マットレスは素材によって以下のように寝心地や耐久性が異なります。

素材	硬さ	耐久性	通気性	重さ	価格
低反発ウレタン	柔らかめ	△	△	◎	◎
高反発ウレタン	硬め	〇	△	〇	〇
ボンネルコイル	硬め	〇	〇	△	〇
ポケットコイル	柔らかめ	〇	〇	△	△
高反発ファイバー	硬め	△	〇	◎	△
ラテックス	ふつう	〇	△	〇	△

自分に合った薄型マットレスを見つけるためにも、素材ごとの違いを押さえておきましょう。

ここからは、素材ごとの特徴を詳しく紹介します。

低反発ウレタン

低反発ウレタンは身体の曲線に合わせてゆっくりと変形することで、包まれるような寝心地が味わえます。横向き寝をしたときの肩周辺の圧迫感が小さくなるので、横向き寝の多い人に向いています。加えて、他の素材のマットレスと比較して軽量タイプが多いのも嬉しいポイントです。

なお、通気性があまりよくないので除湿シートを併用したり小まめに乾燥させたりする必要があります。

高反発ウレタン

高反発ウレタンは身体をしっかりと支える反発力があるため、寝返りを打ちやすい特長があります。適度な寝返りは身体の特定箇所に負担が集中するのを防ぐ効果があるので、肩こりや腰痛に悩んでいる人におすすめです。

低反発ウレタンと同様に通気性があまりよくないため、湿気対策が欠かせません。

ボンネルコイル

ボンネルコイルマットレスは、ワイヤーで連結された複数のコイルの上にウレタンなどのクッション材が敷き詰められているマットレスです。身体を面で支える構造なので、やや硬めの寝心地が好みの人に向いています。

通気性に優れている商品が多いので、湿気や熱気がこもりにくいのも嬉しいポイントです。

ポケットコイル

ポケットコイルはコイルが独立した状態で並べられているマットレスです。コイルが1つ1つ独立しているので、一緒に寝ている人の振動が伝わりにくかったり、身体を点で支える包み込まれるような寝心地を楽しめたりするメリットがあります。

ただし、他の素材と比較して重い傾向があるので重量を確認したうえで購入することをおすすめします。

高反発ファイバー

高反発ファイバーマットレスは繊維と繊維の間に空洞があるので、通気性に優れている傾向があります。丸洗いできるものも多いため、マットレスを衛生的に使い続けたい人におすすめです。

なお、通気性に優れていることから冬は寒さを感じやすいので、温かい素材の敷きパッドなどを活用してみましょう。

ラテックス

ラテックスマットレスは、柔らかい寝心地でありながらも適度な硬さで沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢をキープしやすい特長があります。その反面、重量がある商品が多いのでロフトベッドや二段ベッドとの相性はあまりよくありません。

なお、ラテックスマットレスはゴムの木から採取された樹液を原料とするため、体質によってはラテックスアレルギーを引き起こす可能性があります。ゴム手袋や風船などでアレルギーが出たことのある人は、医療機関に相談したうえで利用を検討しましょう。

機能性で選ぶ

自分に合った薄型マットレスを見つけるためには、以下のような機能が搭載されているのかをチェックするのがおすすめです。

折りたたみ式	コンパクトに折りたたみできて、持ち運びや収納の際に便利
両面仕様	寝る面をローテーションしてへたりの進行を抑えやすい
抗菌・防臭機能	細菌の繁殖を抑制して嫌な臭いを抑える
防カビ機能	特殊な加工でカビの繁殖を抑える
体圧分散性	身体にかかる圧力を分散することで、肩こりや腰痛を和らげる効果が期待できる

薄型マットレスを購入する際は、自分の悩みが解決できる機能が備わっているのかもチェックしたうえで選びましょう。

お手入れのしやすさで選ぶ

毎日使うマットレスには、寝汗や皮脂、髪の毛などが付着しています。定期的にメンテナンスをしなければカビやダニの繁殖リスクを高め、アレルギー症状を引き起こす原因になります。

衛生的に使い続けるためにも、以下のようなお手入れのしやすいマットレスを選びましょう。

• 丸洗いができる
• 側生地を取り外して洗える
• 重量が軽い
• 折りたためる

軽量タイプや折りたたみタイプはロフトベッドや二段ベッドから降ろしやすいので、お手入れの手間を軽減できます。

ロフトベッド・二段ベッドに敷き布団を載せて寝るのはおすすめできない

敷き布団は薄型マットレスと比較してクッション性が劣る傾向があります。そのため、ロフトベッドや二段ベッドに載せて使うと、フレームの硬さが身体に伝わって寝心地が悪く感じやすくなります。

身体への負担を軽減するためにも、敷き布団ではなく薄型マットレスを選ぶのがおすすめです。

ロフトベッドにおすすめの薄型マットレス3選！

薄型マットレスを長く使い続けるためのポイント

薄型マットレスを長く使い続けるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

• すのこタイプのベッドフレームを選ぶ
• シーツやベッドパッドを付ける
• 寝る面をローテーションする

それぞれ詳しく紹介します。

すのこタイプのベッドフレームを選ぶ

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれているので、カビやダニを発生させないための湿気対策が欠かせません。しかし、ロフトベッドや二段ベッドに設置したマットレスは、壁に立てかけて乾かしたり扇風機の風を当てて湿気を逃がしたりするのが困難なことが多いです。

そのようなケースでも湿気がたまるのを抑えるには、敷板に通気性に優れたすのこを使っているタイプを選ぶのが効果的です。なお、メッシュタイプも通気性に優れていますが、耐久性があまりよくないので注意が必要です。

シーツやベッドパッドを付ける

マットレスは丸洗いできるものが少ないので、直接付着した汚れやシミは取り除くのが難しい傾向があります。そのため、シーツやベッドパッドを付けてマットレスに直接汚れが付着するのを防ぐことが大切です。

なお、薄型マットレスに通常のマットレス用のシーツやベッドパッドを付けると、使っているうちにずれてしまう可能性があります。薄型マットレスを使うときは、薄型用のシーツやベッドパッドを付けるようにしましょう。

ベッドパッドのおすすめ商品は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ベッドパッドの役割とは？ | 敷きパッドとの違いやおすすめベッドパッド11選も紹介

寝る面をローテーションする

マットレスの同じ面を使い続けると、その部分に湿気がたまったり体重が集中したりします。劣化スピードを早めてしまう原因になるので、ローテーションで寝る面を定期的に変えるのがおすすめです。

まとめ

ロフトベッドや二段ベッドを使う際は、ベッドが破損したりベッドから転落したりするリスクを抑えるために薄型マットレスを中心に選ぶようにしましょう。ただし、薄すぎるマットレスは身体に負担がかかりやすいので、10cm前後の厚みがあるものを選ぶのがおすすめです。

ロフトベッドや二段ベッドを快適に使うためにも、本記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考に自分に合ったものを見つけてみてください。