公開日:2024.07.12
更新日:2024.10.24
同じ枕を長期間使っている人のなかには、枕の寿命や買い替えのタイミングを知りたい人もいるのではないでしょうか。寿命を過ぎた枕を使い続けていると、睡眠の質が低下して健康トラブルにつながる可能性があるので注意が必要です。
そこで今回は、枕の寿命と買い替えのサインを素材別に紹介します。自分に合った枕の選び方も紹介しているので、枕の買い替えを検討している人もぜひ参考にしてみてください。
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枕の寿命は平均すると3〜4年程度で、素材によって以下のように異なります。
素材名 | 寿命 |
そばがら | 1〜2年 |
ウレタン(低反発・高反発) | 3~5年 |
テンピュール | 3年 |
ポリエステルわた | 1~3年 |
羽根 | 2~4年 |
羽毛 | 1~3年 |
ポリエチレンパイプ | 5年 |
ファイバー | 2~5年 |
ビーズ | 1~3年 |
ラテックス | 2~5年 |
これらはあくまでも目安であり、枕の使い方によっても寿命は変わります。そのため、使用年数だけでなく枕のへたりやフィット感を確認したうえで買い替えるかを判断することが大切です。
ここからは、枕の寿命の目安と買い替えのサインを素材別に詳しく紹介します。
そばがら枕の寿命は1〜2年が目安です。
そばがら枕を長期間使用すると、頭の重みでそばがらが割れて粉状になります。そばがらが粉状になって枕の高さが合わなくなったり、白い粉が出てきたりしたら買い替えのタイミングです。
そばがらには虫が湧きやすいので、寿命を迎えたら早めに買い替えましょう。
ウレタン枕には、低反発と高反発の2種類があります。どちらも3〜5年が寿命の目安で、ウレタンフォームの密度が高いほど寿命が長くなるといわれています。
ウレタン枕は頭を置く部分を中心に劣化が進んでいくので、形が変わり汚れやシミが目立つようになったら買い替えを検討しましょう。また、以下のような寝心地の変化が見られたときも買い替えのタイミングです。
テンピュール枕の寿命は3年が目安とされています。
テンピュール枕は寿命を迎えると、首や肩にかかる圧力を分散する力が失われていきます。頭にフィットしにくくなったり、枕が低くなったと感じたりしたときは買い替えを検討しましょう。なお、使用状況によっては快適な状態で3年以上使い続けられることもあります。
ポリエステルわた枕の寿命の目安は、1〜3年程度です。
ポリエステルわた枕はふんわりと柔らかい寝心地が魅力の枕ですが、使っているうちに素材同士が絡まって枕の表面が凸凹とした感触になります。そのため、枕に以下のような変化が見られたときは買い替えをおすすめします。
羽根枕の寿命は2〜4年、羽毛枕は1〜3年が目安です。
羽根・羽毛枕は長く使い続けると中材が劣化してボリュームがなくなるので、枕が低くなったりふんわり感がなくなったりしたら買い替えを検討しましょう。羽根枕は側生地に羽根の軸が刺さって破けることで使えなくなることもあります。
ポリエチレンパイプ枕の寿命は5年が目安といわれています。
硬い素材でへたりにくいので、他の素材の枕と比べて長持ちする傾向があります。パイプがつぶれると頭を乗せたときの感触が変わってくるので、寝心地が悪くなったときが買い替えのサインです。定期的に中材を取り出して、つぶれ具合を確認するのもおすすめです。
ファイバー枕の寿命の目安は約2〜5年です。
ファイバー素材は頭を乗せる部分からへたりが進行します。元々硬めな寝心地の枕ですが、へたるとさらに硬くなります。へたりや硬さが気になったら買い替えを検討しましょう。
ビーズ枕の寿命の目安は1~3年前後です。
ビーズはつぶれにくく耐久性に優れている素材なので、枕の側生地がビーズに押されて伸びてしまうことがあります。側生地が伸びるとビーズが分散して寝心地が変わってしまうので、枕の形が変わってきたら買い替えを検討しましょう。
また、ビーズは通気性があまりよくない傾向があるので、たまった湿気を放置するとダニやカビが繁殖して枕の寿命が短くなる可能性があります。
ラテックス枕の寿命は2~5年が目安といわれていますが、使われているのが天然素材か合成素材かによって耐用年数が変わります。天然ラテックスは合成ラテックスに比べて耐久性に優れており、へたりにくいのが特長です。
ラテックス枕は頭をよく乗せる部分から少しずつへたってくるので、へこみが元に戻らなったときは買い替えを検討しましょう。
寿命を過ぎた枕を使い続けると、健康トラブルが発生したり睡眠の質が下がったりするリスクにつながります。
ここでは、寿命を過ぎた枕を使うリスクを詳しく紹介します。
長く使い続けている枕には汗や皮脂が染み込んでいる傾向があるので、ダニやカビの繁殖リスクが高まっている状態といえます。カビやダニはぜんそく・アレルギー症状を引き起こす原因になるので注意が必要です。
加えて、不衛生な枕は肌や頭皮の炎症にもつながります。健康トラブルを避けるためにも、寿命を迎えた枕や劣化のサインが見られた枕は早めに買い替えましょう。
寿命を超えた枕は高さが合わなくなったり、寝返りが打ちにくくなったりします。そのまま使い続けると身体に負担がかかり、睡眠の質が下がる原因になります。睡眠の質が低下すると、起床時に疲労感が残ったり仕事や勉強に集中できなくなったりすることもあるでしょう。
質のよい睡眠をとるためにも定期的に枕の高さや弾力性をチェックし、買い替えのタイミングを迎えていないか確認することが大切です。
枕を長く使うためのポイントは、以下のとおりです。
それぞれ詳しく紹介します。
髪の毛が濡れたまま寝ると、枕が水分を吸収して湿気がたまってしまいます。湿気がたまったまま放置するとカビやダニの繁殖リスクが高まったり、へたりの進行が早まったりする原因になります。
枕を快適に長く使い続けるためにも、ドライヤーを使って髪の毛をしっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれており、枕にも寝汗が染み込んでいます。起床時に枕をそのままにしておくと湿気がたまってカビやダニの繁殖リスクを高めたり、へたりや不快な臭いの原因になったりします。
枕を清潔な状態で使い続けるためにも、起床時はベッドのふちなどに枕を立てかけて湿気を逃がすようにしましょう。
枕を長く使い続けるためには、枕の素材に合わせたお手入れをすることが大切です。丸洗いができる枕の場合は、少なくとも半年に1回程度洗濯するようにしましょう。ポリエチレンパイプやファイバー素材であれば丸洗いできるタイプが多いので、手軽にお手入れできます。
丸洗いできない素材の枕は、定期的に干して湿気を逃がすようにしましょう。洗濯表示を確認して天日干しができない素材であれば、風通しのよい場所で陰干しします。一般的にウレタン枕や羽毛枕は陰干し、そばがら枕やポリエステルわたは天日干しが推奨されています。
枕カバーや枕パッドを付けて枕を使用すると枕に肌が直接触れるのを防止できるので、汗や皮脂による汚れを抑えられます。ただし、枕カバーや枕パッドの汚れを放置すると枕本体まで汚れが浸透する可能性があるので、3日に1回を目安に取り外して洗濯するようにしましょう。
枕を買い替える際は高さや硬さ、サイズ、素材をチェックして自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
ここでは、枕を買い替える際の選び方を詳しく紹介します。
自分に合わない高さの枕を使うと首や肩に負担がかかってしまうので、体型や寝姿勢に合った高さを選ぶことが大切です。
仰向け寝では、立っているときと同じような首から背骨にかけてのゆるやかなS字カーブをキープできる高さが理想的です。枕に頭を乗せたときの目線は真上よりやや下になる高さを目安にしましょう。
一方、横向き寝では頭から背骨がまっすぐになっている状態が理想的とされています。肩や腕が圧迫されないように仰向け寝に適した枕よりやや高めのものを選びましょう。実際に使いながら高さを調整したい人は、高さ調整のできる枕を選ぶのも1つの手段です。
普段自分がどのような寝姿勢で寝ることが多いのかをふまえたうえで、自分に合った高さの枕を選びましょう。
枕の適切な硬さは人によって異なります。頭や首をしっかり支える寝心地が好みの人には硬めの枕がおすすめです。包み込まれるような使用感が好きな人は、柔らかめの枕を選びましょう。
ただし、硬すぎる枕を使うと頭や首に負担がかかり、首こりや肩こりの原因になる場合があります。一方、枕が柔らかすぎると頭が沈み込み、寝返りが打ちにくくなります。枕を買い替える際は、店舗で実際に寝心地を確かめたり口コミをチェックしたりしながら自分に合った硬さの枕を選ぶようにしましょう。
寝返りを打ったときに枕から頭が落ちると、寝姿勢が崩れることで首や肩に負担がかかってしまいます。夜中に目が覚める原因にもなるので、睡眠の質が低下する可能性もあります。
枕のサイズを選ぶ際は、寝返りを打ったときに頭が落ちないように頭3つ分の幅を目安にしましょう。
枕の素材にはそれぞれメリットやデメリットがあります。素材によって通気性や寝心地が異なるので、あらかじめ違いを押さえたうえで素材を選ぶことが大切です。
ここでは、素材ごとのメリットとデメリットを紹介します。
このように素材によってメリットやデメリットが異なるので、自分が重視したいポイントに合わせて素材を選ぶようにしましょう。
「ブレインスリープピロー NEW WAVE」はスマホやデスクワークで首を酷使するデジタル世代のために、睡眠研究と人間工学に基づいて独自開発された枕です。首から肩にかけてのラインに沿った特徴的な形をしており、頭部を肩から支えることで負担を分散してくれます。
お手入れもお家のシャワーで洗えて、風通しのいい場所に15分置いておくだけと非常に簡単なのも嬉しいポイントです。ストレートネックなどの首回りの不調や睡眠に関してピンポイントの悩みがある人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
こんな方におすすめ!
「ブレインスリープピロー」は美肌やダイエットに関係する成長ホルモンが分泌される 「黄金の90分」と呼ばれる時間を良質な眠りにすることを目的に作られた枕です。1年の中でも気候が変わりやすい四季を持つ日本において、最適な「黄金の90分」を生み出すために「頭を冷やす」「オーダーメイドを超えるフィット感」「常に清潔に使える枕」という3つのポイントにこだわっています。
お手入れもお家のシャワーで洗えて、風通しのいい場所に15分置いておくだけと非常に簡単なのも嬉しいポイントです。様々な体格の方に合わせて、「Low」「Standard」「High」の3種類の高さから選べますので、日中に疲れを感じやすかったり眠りに関するお悩みがある人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
こんな方におすすめ!
「Recovery Sleep メディカルサロンピロー Special Edition」は首・肩まわりに配置された最大190mmテスラの薄型ネオジウム磁石によって、血行促進効果が期待できる医療機器認証の磁気枕です。
どんな寝姿勢でもフィットする独自形状で、仰向け時は中心のくぼみが首を優しく包み込み、横向き時は頭を高くしっかりと支え耳を優しくガードします。
中材には適度な柔軟性と反発性を併せ持つソフトエアーパイプを採用し、通気性にも優れています。パイプ素材を6つのポケットから出し入れすることで自分好みに高さ調節も可能で、枕本体も丸洗いOKなので、いつも清潔で快適をキープ出来るのも嬉しいポイントです。
GOKUMIN Takumi 無重力ジェルピローは、柔軟性・弾力性に優れた高機能ジェル素材を使用した新感覚枕です。人間工学に基づいて作られた3層の特殊立体構造が効果的に体圧を分散しながら、首・頭をしっかり支えます。
付属の3種類の高さ調整シートにより5cm~13cmまで1cm単位の高さ調整も可能です。枕本体も両面仕様であるため、最大14パターンの中から自分の好みに合う寝心地が選べるのは嬉しいポイントです。
新開発の高級生地を採用したアウターカバーは抗菌・防臭・滑り止め加工付きでいつも快適です。さらに、枕本体・カバー共に通気性にも優れており、丸洗いも可能です。
POINT
「GOKUMIN プレミアムホテルスタイルピロー」はホテル枕のようなふわふわ感と頭・首をしっかり支える弾力性を兼ね備えた枕です。新開発の「ファイバーボールテクノロジー®」によってふわふわの質感を実現しており、中綿の出し入れで高さ・硬さの調整が可能という特長もあります。
一流ホテルの羽毛枕のような寝心地でありながら羽毛を使用していないため、羽毛の臭いが苦手な方やアレルギーが心配な方も安心です。さらに枕本体の丸洗いも可能で、通気性がよく一年中快適なのも嬉しいポイントです 。
安全面・品質面にもこだわって開発されており、 復元力抜群でへたりにくい上に1年の品質保証もついています。専用カバーにはなめらかな肌触りの高級起毛生地を採用しており、カラーは高級感のあるホワイト・ブラックの2色から選べます。
BlueBlood4Dピロー Trinity(トリニティー)はストレートネックや首・肩のこりでお悩みの人におすすめな新感覚ジェル枕です。
この枕の最大の特長は、芯で首をしっかり支える「ネックブリッジ構造」です。第七頚椎を支えるこの構造で、寝ながら首にかかるストレスを軽減します。また、両サイドは高めに設計されているため、横向き寝が多い方にも最適です。
付属のカバーにはなめらかな肌触りの「テンセル™」を使用しており、丸洗いOKでオールシーズン快適に使えるのも嬉しいポイントです。
エアー4Dピローは西川独自の4D感覚特殊立体構造により、機能性が進化したコンディショニングピローです。
中材のウレタンには、ほどよい弾力と心地よいフィット感があります。仰向け寝はもちろん、サイドが高めに作られているため、横向き寝が多い方にもおすすめな枕です。
さらに、通気性をアップさせる内部の28個の穴と温度上昇を抑えるジェルの組み合わせが快適な睡眠環境をキープしてくれます。厚み2cmの高さ調節シートが両サイドと中央上下の4分割に配置されており、個別で高さ調節が可能なのも嬉しいポイントです。
基本の「フェザー(羽根)」「ダウン(羽毛)」 や お洗濯可能な「ポリエステルわた」、ひんやりかためでリラックス効果のある「そばがら」など4種類からお好みの素材から選べるベーシック枕。サイズは一般的な大きさのMサイズ~2人使いができるロングサイズまで、4種類をご用意!
後頭部にフィットしやすい中央凹型内部形状、肩口にはアーチ型形状を採用。両サイドをマチ付にすることで横向き寝時に安定します。臭いの元の菌も抑える防臭効果もあり、いつも清潔にご使用いただける制菌加工の洗える枕です。
枕を処分する際は、住んでいる自治体のルールに従いましょう。多くの枕は燃えるゴミで捨てられますが、ポリエチレンパイプや低反発ウレタンなどの素材は不燃ごみになる場合があります。
サイズの大きい枕を粗大ごみとして扱う自治体がある一方で、枕を小さく切ることで一般ごみとして捨てられる場合もあります。ウレタン枕を切ると切断面から粉が飛び散ることがあるので、マスクや手袋を着用して屋外で作業するようにしましょう。
枕の寿命は、素材や使い方によって異なります。寿命を過ぎた枕を使い続けると寝姿勢が崩れたり、寝返りが打ちにくくなったりして睡眠の質が低下する可能性があります。そのような状況を避けるためにも、枕の寿命や買い替えのサインを押さえて適切なタイミングで新しい枕に交換しましょう。
枕を買い替える際は、本記事を参考にして自分に合った枕を見つけてみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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