マットレスのおすすめメーカー16選｜人気商品の特徴と強みを紹介

マットレスを買い替える際に、どのメーカーの商品を選べばいいのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。マットレスの素材や構造はメーカーによって異なるので、自分に合ったものを見つけるためにはメーカーごとの特徴や人気商品を知っておくことが大切です。

そこで今回は、マットレスのおすすめメーカー16選を紹介します。寝心地のいいマットレスの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

おすすめのマットレスメーカー16選

この記事では、海外のマットレスメーカー、日本のマットレスメーカー、低価格で購入しやすいマットレスメーカーを紹介します。下表は、それぞれの特徴をまとめたものです。

＜海外のおすすめマットレスメーカー＞

メーカー	マットレスの種類	特徴
Serta（サータ）	ポケットコイル	日本の気候・住環境に合うように国内で受注生産されている
SIMMONS（シモンズ）	ポケットコイル	寝返りによる振動が伝わりにくく、上質な寝心地を味わえる
Sealy（シーリー）	ポケットコイル、ウレタン	体型や体重差にかかわらず理想の寝姿勢をキープしやすい
TEMPUR（テンピュール）	低反発ウレタン	ゆっくりと沈み込み、柔らかいフィット感を味わえる
エマ・スリープ	高反発ウレタン、ポケットコイル	寝返りが打ちやすく、ほどよいフィット感を得られる

＜日本のおすすめマットレスメーカー＞

メーカー	マットレスの種類	特徴
ビーナスベッド	ポケットコイル、高反発ウレタン	反発力が高い高弾性ウレタンマットレスを販売しており、肩こりや腰痛を緩和する効果が期待できる
日本ベッド	ポケットコイル	身体を均等に受け止め、負担を軽減する
フランスベッド	高密度連続スプリング	独自のスプリング構造により、理想的な寝姿勢をキープしやすい
西川	低反発ウレタン、高反発ウレタン、ボンネルコイル	豊富なバリエーションから自分に合ったマットレスを見つけやすい
昭和西川	低反発ウレタン、高反発ウレタン	身体全体をバランスよく支えるので、身体への負担を軽減しやすい
エアウィーヴ	高反発ファイバー	丸洗いできる商品が多いので、清潔に使い続けやすい

＜低価格で購入しやすいマットレスメーカー＞

メーカー	マットレスの種類	特徴
イッティ	高反発ウレタン	体圧分散性に優れ、理想的な寝姿勢をキープしやすい
Morght（モート）	ポケットコイル	流通にかかるコストを省き、低価格で商品を購入できる
グリボー	高反発ウレタン	日本人に合わせて設計されており、腰痛対策に効果的
ニトリ	ポケットコイル、ボンネルコイル、高反発ウレタン、低反発ウレタン	バリエーションが豊富で、お手頃価格で購入できる
無印良品	ポケットコイル	品質と価格のバランスが取れたものが多い

※2024年7月現在

自分に合ったメーカー・マットレスを見つけるためにも、それぞれの特徴やおすすめのポイントを押さえることが大切です。メーカーごとの違いを詳しく見ていきましょう。

海外のおすすめマットレスメーカー5選

海外のおすすめマットレスメーカーには、Serta（サータ）やSIMMONS（シモンズ）などがあります。

ここでは、海外のおすすめマットレスメーカーを5つ紹介します。各メーカーの代表的なおすすめ商品も合わせて紹介していきます。

Serta（サータ）

Serta（サータ）は、1931年創業のアメリカの寝具メーカーです。Serta（サータ）のマットレスには、体圧分散性に優れたポケットコイルが採用されています。マットレスは国内で受注生産されており、日本の気候・住環境に合うように仕上げられているのも特長です。

Serta（サータ）のマットレスは種類が豊富なので、予算や寝心地の好みに合わせて選べるのも魅力の1つです。

Serta（サータ）のマットレスのおすすめポイントは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

サータ(Serta)のマットレスをおすすめする理由とは？特徴や注意点まで紹介

SIMMONS（シモンズ）

SIMMONS（シモンズ）は、1870年に設立されたアメリカの老舗寝具メーカーです。独自の技術によって、世界で初めてポケットコイルマットレスの商業化に成功した実績があります。

SIMMONS（シモンズ）のマットレスは、上質な寝心地が味わえることから、一流ホテルをはじめとする全国の宿泊施設に導入されています。寝返りによる振動が伝わりにくいため、家族やパートナーと一緒に快適に眠れるのも魅力です。

Sealy（シーリー）

Sealy（シーリー）は、1881年にアメリカで誕生した歴史ある寝具メーカーです。独自開発した「ポスチャーテックコイル」は、身体の凸凹や重みに応じて反発力が変化するため、体型や体重差にかかわらず理想の寝姿勢をキープしやすい特長があります。

マットレスの詰め物が多く、ふんわりと柔らかい寝心地を味わえるのも嬉しいポイントです。

Sealy（シーリー）のマットレスの特徴や評判は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

高級ベッドメーカーSealy（シーリー）のマットレスの評判は？｜口コミ～特徴や種類まで紹介

TEMPUR（テンピュール）

TEMPUR（テンピュール）素材の原型は、1970年にNASAがロケット打ち上げ時に宇宙飛行士にかかる重力を緩和するための衝撃吸収材として開発されました。その素材をマットレスに応用したのがTEMPUR（テンピュール）です。

TEMPUR（テンピュール）のマットレスは、ゆっくりと沈み込み、柔らかいフィット感を味わえるのが特長です。振動を吸収しながら身体をしっかりサポートするため、まるで無重力のような感覚で眠れます。

エマ・スリープ

ドイツに本社があるエマ・スリープは、ドイツや欧米で急成長しているマットレスメーカーです。日本にも拠点を構えており、最先端の研究施設と熟練の開発チームによって、マットレスの快適さや機能性の向上を実現しています。

世界31ヶ国で600万個を販売した「エマ・マットレス」には、寝返りが打ちやすい高反発ウレタンが採用されています。特徴の異なる3つのウレタンフォームにより、ほどよいフィット感を味わえるのも魅力です。

日本のおすすめマットレスメーカー6選

日本にも品質が高いマットレスメーカーが多くあります。
ここからは、日本のおすすめマットレスメーカーを6つ紹介します。各メーカーの代表的なおすすめ商品も合わせて紹介していきます。

ビーナスベッド

創業から50年以上経つビーナスベッドは、岡山県に国内最大級のショールームを構える寝具専門店です。ビーナスベッドのオリジナルマットレス「国産ポケットコイルマットレス」は、お客様満足度96％を誇る人気商品です（2021年4月時点）。

また、業界トップクラスの反発力を持つ高弾性ウレタンマットレス「NERUSIA（ネルシア）」は、寝返りをスムーズに行うことができるため、寝ているときに身体にかかる負担の軽減を期待できます。

日本ベッド

1928年創業の日本ベッドは、日本で初めてベッドを製造した老舗メーカーです。快適な寝心地を味わえる日本ベッドのマットレスは、国内の一流ホテルや迎賓館への納入実績が豊富にあります。

日本ベッドのポケットコイルマットレスは、コイルの上面と下面だけをつなぐことで、コイルが自由に動き、身体を均等に受け止めます。睡眠中の寝返りにもしなやかに対応するので、身体への負担を軽減する効果が期待できるのです。

フランスベッド

フランスベッドは、創業から約75年の寝具メーカーです。国内生産を徹底しているので、日本の住環境と日本人の好みに合ったマットレスを多く取りそろえています。

フランスベッドの特長は、日本で唯一「高密度連続スプリング®」の製造・販売の許可を持っていることです。高密度連続スプリング®は、1列につながった鋼線で編み込んだスプリング構造によって身体を面でしっかり支えるため、理想的な寝姿勢をキープしやすい特長があります。

西川

西川は、1566年に創業された蚊帳・生活用品の販売業をルーツとする寝具メーカーです。同じ起源を持つ西川産業・京都西川・西川リビングが2019年に再統合し、現在の西川となりました。

西川は、豊富なバリエーションのマットレスを取り扱っているので、自分に合ったものが見つかりやすい特長があります。人気の「AiR（エアー）シリーズ」は、雲に乗っているような心地よい寝心地で、寝返りを繰り返しても姿勢が崩れにくいのがポイントです。

昭和西川

昭和西川は、2019年に統合した西川グループと同じ起源を持ちますが、統合には参加せず独立した別の寝具メーカーとなっています。昭和西川は、寝具の製造から販売まで一貫して管理しているため、品質の高さが特長です。

昭和西川の「ムアツ」は1971年の発売以来、累計販売台数が437万台以上にも上る人気のマットレスで、全国100ヶ所以上の医療機関に納入した実績があります。

エアウィーヴ

エアウィーヴは、2004年創立の総合寝具メーカーです。独自素材の「エアファイバー®」を使用したベッドマットレスやマットレスパッド、敷き布団などが人気です。

エアウィーヴのマットレスは、復元性に優れているため、自然な寝返りをサポートします。マットレス本体を丸洗いできる商品もあるので、清潔に使い続けやすいのも魅力です。

低価格で購入しやすいマットレスメーカー5選

ここでは、費用を抑えてマットレスを購入したい人に向けて、おすすめのマットレスメーカーを紹介します。メーカーごとの特徴や人気商品のおすすめポイントを見ていきましょう。各メーカーの代表的なおすすめ商品も合わせて紹介していきます。

イッティ

2017年10月設立のイッティは「魅力をプロデュースする」を企業理念に、自社企画・開発商品をECサイトなどで幅広く販売しています。

イッティが取り扱う寝具のコンセプトは、高品質の素材と専門家も納得する構造を提供することです。そのような思いから開発された「雲のやすらぎ」は、まるで雲の上で寝ているかのような寝心地を味わうことができます。

Morght（モート）

2018年5月設立のMorght（モート）は、2020年10月に寝具ブランド「NELL」を発足し、寝返りの打ちやすさを軸に製品開発をしています。なかでも、NELLマットレスは、価格を抑えながら寝心地のよいポケットコイルマットレスを購入したい人におすすめの商品です。

NELLでは、製造から販売まで一貫して管理しているので、流通にかかるコストを削減しており、品質を保ちながら低価格での商品販売を実現しています。

グリボー

グリボーは2015年7月に設立した通販事業を展開する福岡発のベンチャー企業です。「寝心地が良いだけではなく悩みを解決した寝やすさを」をモットーに、より健康的な睡眠を目指して商品開発を続けています。

グリボーの人気商品であるモットンは、体型や年齢、性別の異なるさまざまな人のデータを収集し、日本人に合わせて設計されているのが特長です。

ニトリ

1967年創業のニトリは、家具やインテリア用品、雑貨などの幅広い生活用品を取り扱うメーカーです。家具の自社生産を強みとし、高品質でお手頃価格の商品を提供しています。

ニトリには、ポケットコイルや高反発、低反発ウレタンといったさまざまな種類のマットレスがそろっています。全国にチェーン展開しているので、実際にマットレスの寝心地を店舗で確かめたうえで購入を検討しやすいのも嬉しいポイントです。

無印良品

無印良品は、1980年に西友ストアー（現：合同会社西友）から誕生したブランドで、現在は1989年に設立された良品計画が手掛けています。シンプルな商品が多く、品質と価格のバランスが取れたものが多いのが特長です。

無印良品はマットレスの商品数が豊富で、自分に合ったものを見つけやすいメリットがあります。なかでも、脚付きマットレスはベッドフレームの購入費用を抑えたい人に人気の商品です。

寝心地のいいマットレスの選び方

寝心地のいいマットレスを見つけるためには、メーカーだけでなく、素材や硬さなどを確認することが大切です。

ここからは、寝心地のいいマットレスを選ぶときのポイントを紹介します。

素材で選ぶ

マットレスの寝心地や耐久性は、素材によって以下のように異なります。

素材	硬さ	耐久性	通気性	価格
低反発ウレタン	柔らかめ	△	△	◎
高反発ウレタン	硬め	〇	△	〇
ボンネルコイル	硬め	〇	〇	〇
ポケットコイル	柔らかめ	〇	〇	△
高反発ファイバー	硬め	△	〇	△
ラテックス	ふつう	〇	△	△

自分に合ったマットレスを選ぶためにも、素材ごとの特徴を押さえることが大切です。

ここでは、素材ごとのメリットやデメリットを詳しく紹介します。なお、素材ごとの特徴はあくまでも目安であり、実際の硬さや価格、耐久性などは素材の品質やメーカーによって異なります。

低反発ウレタン

低反発ウレタンは、身体の曲線や重さに合わせてゆっくりと形を変え、包み込まれるような寝心地を味わえます。横向きで寝たときにかかる肩周辺の負担を軽減しやすいので、横向き寝の人も快適に眠りやすい特長があります。

なお、ウレタンは通気性があまりよくないため、定期的に陰干したり除湿シートを併用したりするようにしましょう。通気性のよいすのこベッドでの使用もおすすめです。

高反発ウレタン

身体をしっかりと支えてくれる高反発ウレタンは、寝返りが打ちやすい特長があります。適度な寝返りは、身体の特定部位に負担が集中するのを防ぐため、肩こりや腰痛を軽減する効果が期待できます。

低反発ウレタンと同様に通気性がよくないので、定期的に陰干しをするなどのカビ対策が欠かせません。

ボンネルコイル

ボンネルコイルは、複数のコイルをワイヤーで連結させ、その上をウレタンや中綿などの詰め物で覆っているマットレスです。身体を面で支えるため、やや硬めの寝心地を味わえます。通気性に優れており、湿気や熱がたまりにくいので、寝苦しさを軽減しやすいのも嬉しいポイントです。

ボンネルコイルは、コイル同士がつながっているので、寝返りによる振動が一緒に寝ている人に伝わりやすい傾向があります。そのため、2人以上で一緒に寝る予定の場合は、小さいサイズのボンネルコイルマットレスを繋げることをおすすめします。

ポケットコイル

コイルが独立した構造となっているポケットコイルは、身体を点で支えるため、体圧分散性に優れているのが特長です。また、身体のラインに沿ってほどよく沈むので、リラックスした状態で理想の寝姿勢を維持しやすいのも魅力です。

ただし、ボンネルコイルと比べてコイルの数が多い分、価格が高い傾向があります。そのため、価格より睡眠の質を優先したい人におすすめといえます。

高反発ファイバー

高反発ファイバーマットレスは、ポリエチレン樹脂などを網目状に絡めたファイバー素材を使用したマットレスです。適度な反発力があるため、寝返りが打ちやすく、身体への負担を軽減する効果が期待できます。丸洗いできる商品も多いので、マットレスを洗って清潔に使い続けたい人におすすめです。

ただし、通気性が優れていることから冬に寒く感じたり、へたりやすかったりするのが難点です。

ラテックス

天然ゴムが使われたラテックスマットレスは、柔らかい寝心地でありながらも適度な硬さがあります。そのため、身体が沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢をキープしやすい特長があります。

なお、人によってはラテックスアレルギーを引き起こす恐れがあるので注意が必要です。天然ゴム製の手袋や風船を使ってアレルギー症状が出たことのある人は、医療機関に相談したうえで使用しましょう。

硬さで選ぶ

身体の負担を軽減するには、自分の体型や寝姿勢に合わせて適切な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

例えば、柔らかいマットレスは、以下のような人に向いています。

• 横向き寝が多い人
• 体重が軽い人
• 包み込まれるような寝心地が好みの人

一方、以下のような人は、硬めのマットレスを選ぶのがおすすめです。

• 腰痛持ちの人
• 仰向け寝が多い人
• 体格のいい人

自分に合わない硬さのマットレスを使うと、腰痛や肩こり、起床時の疲労感につながるため、自分の体型や寝姿勢に合った硬さを見つけましょう。

体圧分散性で選ぶ

体圧分散性に優れたマットレスは、特定の箇所に圧力が集中するのを防ぐため、身体への負担を軽減する効果が期待できます。一方、体圧分散性が劣るマットレスを使うと、腰痛や肩こりが悪化したり夜中に目が覚めたりする原因になってしまうので注意しましょう。

体圧分散性に優れたマットレスを使うメリットは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

体圧分散マットレスを使うメリット｜選ぶ際のポイントと注意点を紹介

厚みで選ぶ

厚みのあるマットレスは、底付き感が出にくく、肩こりや腰痛を軽減する効果が期待できます。身体への負担を軽減するには、20cm以上（折りたたみマットレスは10cm以上）の厚みがあるものを選びましょう。

なお、ベッドフレームの形状によってはマットレスが厚すぎて設置できないケースもあるので注意が必要です。

まとめ

マットレスには、睡眠中にかかる身体への負担を軽減する重要な役割があり、さまざまなメーカーが寝心地のよさを追究し研究・開発を重ねています。どのメーカーのマットレスを選べばいいのか悩んだときは、本記事を参考に、メーカー独自の技術・素材や人気商品の特徴を確認してみてください。