厚いマットレスのおすすめ商品8選｜購入時の注意点やケア方法も紹介

寝心地のよい寝具を求めて、今よりも厚いマットレスに買い替えたいと考えている人は多いのではないでしょうか。厚いマットレスは底付き感が出にくく、身体への負担を軽減する効果が期待できます。しかし、薄いマットレスよりお手入れに手間がかかりやすいなどの注意点があるので、用途に合った厚みを選ぶことが大切です。

そこで今回は、マットレスの厚みによる違いや厚いマットレスのおすすめ商品を紹介します。購入時の注意点も紹介しているので、厚いマットレスへの買い替えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。

マットレスの平均的な厚さ

マットレスの平均的な厚みは、ウレタンの折りたたみタイプであれば3〜10cm、コイルタイプであれば15〜30cm程度とされています。厚いマットレスは30cm以上の厚さがあるものを指すのが一般的ですが、寝心地を重視する人は20cm以上を目安に選ぶのがおすすめです。

20～30cm以上の厚みのあるマットレスは体圧分散性に優れている傾向があるため、肩こりや腰痛の悪化を防ぐ効果が期待できます。起床時に身体の痛みや疲労感がある人は、マットレスの厚みを見直してみましょう。

マットレスの適切な厚みは用途によって異なる

厚いマットレスは身体にかかる負担を軽減しやすい反面、お手入れの手間がかかったり、購入費用が高くなったりする傾向があります。そのため、マットレスの厚みを選ぶ際は、寝心地だけでなく用途に合わせて選ぶことも大切です。

ここでは、マットレスの厚み別の特徴とおすすめしたい人を紹介します。

厚み7cm以下のマットレス

厚みが7cm以下のマットレスは1枚で使用せずに、マットレストッパーとして使うケースが多いです。マットレストッパーとは、マットレスの上に敷いて使う寝具を指します。マットレスの硬さやへたりが気になったときに上に敷くことで、寝心地の悪さを軽減できます。マットレストッパーは、費用を抑えて寝心地を改善したい人におすすめです。

厚み8〜9cmのマットレス

厚み8〜9cm程度のマットレスは、ロフトベッドや2段ベッドに設置したい人におすすめです。

ロフトベッドや2段ベッドに厚みのあるマットレスを敷くと身体の位置が高くなり、寝ている間に転落するリスクが高まります。また、重心が高くなることでベッドが揺れたり倒れたりしやすくなります。そのようなリスクを軽減したい人は、厚み8〜9cm程度のマットレスを選びましょう。

ただし、厚み8～9cmのマットレスはやや薄めなので、床に直接敷いて使うのはおすすめできません。

厚み10〜14cmのマットレス

厚さ10〜14cmは、ウレタンマットレスとしては標準的な厚みといえます。底付き感が少なく、そのまま床に敷いて使うことができます。ある程度の厚みがあるため、壁に立てかけて干すことも可能です。

床や畳に直接敷いて1枚でマットレスを使いたい人は、10〜14cm以上の厚みを目安にしましょう。

厚み15〜19cmのマットレス

厚み15〜19cmは、ウレタンマットレスとしては十分な厚みがあるといえます。ただし、ポケットコイルやボンネルコイルマットレスにとっては薄い部類になるので、コイルの硬さが気になって寝心地がよくないと感じる場合もあります。

厚み15〜19cmのマットレスは、ある程度の厚みがありながらも持ち運びやお手入れの手間がかかりにくいウレタンマットレスを探している人におすすめです。

厚み20〜24cmのマットレス

厚み20〜24cmのマットレスは、比較的安価で購入しやすいポケットコイルやボンネルコイルのマットレスによく見られます。厚みがあるマットレスは運ぶのが大変になるため、床に直置きするよりもベッドフレームに乗せて使うのに向いています。

ポケットコイルやボンネルコイルのマットレスをリーズナブルに購入したい人や、ベッドフレームに置いて使いたい人におすすめです。

厚み25〜29cmのマットレス

厚み25～29cmのマットレスは、中価格から高価格のポケットコイルやボンネルコイルマットレスによく見られ、ベッドフレームの上に置いて使うことを想定して作られています。

マットレスメーカーや素材によっては10万円を超える商品もありますが、厚みがある分へたりにくく、長く使い続けられるメリットがあります。価格と品質のバランスが取れたマットレスを求めている人におすすめです。

厚み30cm以上のマットレス

厚み30cm以上のマットレスは、高級マットレスでよく見られます。身体をしっかりと支えるため、寝ている間にかかる身体への負担を軽減する効果が期待できます。ベッドフレームの上に置いて使うのが一般的ですが、重量がある分、ベッドフレームの耐荷重を超える可能性があるので注意が必要です。

厚み30cm以上のマットレスは、10万円以上の予算があり、寝心地にこだわりたい人に向いています。

厚いマットレスを購入する際の注意点

厚いマットレスを購入する際は、以下の点に注意しましょう。

• 搬入できない可能性がある
• 移動やメンテナンスに手間がかかりやすい
• 予算をオーバーする可能性がある
• 一緒に使えるベッドフレームやシーツが限られる

それぞれの注意点を詳しく紹介します。

搬入できない可能性がある

厚みが30cmを超える厚いマットレスは、ドアやエレベーターのサイズによって、搬入できない可能性があります。事前に梱包サイズと、玄関やドア、エレベーターなどの大きさを確認し、部屋まで問題なく運べるかチェックしておきましょう。

移動やメンテナンスに手間がかかりやすい

マットレスは、厚みが出るほど重くなるため、持ち上げたり運んだりするのが難しくなります。ポケットコイルマットレスは、シングルサイズであっても19〜24kg程度の重さがある商品も存在するので、移動や陰干しができなくなってしまう可能性があります。

適切なメンテナンスができなければマットレスの寿命が短くなってしまうため、厚みだけでなく重量も確認しておきましょう。

予算をオーバーする場合がある

厚みのあるマットレスは、薄いマットレスと比べて使われる素材の量が多くなる分、価格が高くなる傾向があります。厚みが30cm以上のマットレスのなかには、10万～20万円を超えるものもあります。厚いマットレスを購入する際は、予算をあらかじめ確認しておきましょう。

一緒に使えるベッドフレームやシーツが限られる

ベッドフレームによっては、厚いマットレスを設置できない可能性があります。特に2段ベッドやロフトベッドに厚みのあるマットレスを置くと、寝ている間に落ちたりベッドが倒れたりするリスクが高まるため、一緒に使うのは避けましょう。

厚いマットレスに買い替えることで、ベッドフレームの耐荷重を超える場合があります。耐荷重を超えた状態で使い続けるとベッドフレームが破損する可能性があるので、マットレスの重さやベッドフレームの耐荷重を確認したうえで購入しましょう。

また、マットレスを衛生的に使うためにはシーツの装着が必要です。厚みのあるマットレス専用のシーツは種類が少なく高価な傾向があるため、シーツのデザインや価格も確認しておきましょう。

おすすめの厚いマットレス8選

ここでは、20cm以上の厚みがあるおすすめのマットレスを紹介していきます。

厚いマットレスを長く使い続けるためのポイント

厚いマットレスを長く使い続けるためには、カバーをかけたり湿気対策をしたりすることが大切です。

ここでは、マットレスを長く使い続けるためのポイントを詳しく見ていきましょう。

カバーやシーツを活用する

厚いマットレスは、カバーやシーツを装着したうえで使いましょう。厚いマットレスはお手入れに手間がかかるため、カバーやシーツを使ってマットレスに汚れが付着するのを防ぐことが大切です。

カバーやシーツを装着せず、子どものおねしょや嘔吐などでマットレスが汚れると買い替えを検討しなければならず、家計に負担がかかってしまいます。専門のクリーニングに出すにもお金と手間がかかるので、カバーやシーツ、マットレスプロテクターなどを活用するのがおすすめです。

湿気対策をする

マットレスに厚みがあると底部分に湿気がたまりやすいため、適切な湿気対策をしなければカビやダニが繁殖する可能性があります。マットレスの湿気対策には、ベッドを壁から10cm程度離して風通しをよくしたり、月に1度を目安にマットレスを干したりするのが効果的です。

さらに除湿シートをマットレスの下に敷くのもおすすめです。なかには、洗濯すれば繰り返し使える除湿シートもあるので、自分が使いやすいものを選んでみましょう。

マットレスの湿気対策は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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まとめ

マットレスは7cm以下の薄いものから30cm以上のものまで、さまざまな厚さから選べます。一般的に厚いといわれるのは30cm以上のマットレスで、寝心地や耐久性を求める人におすすめです。

ただし、厚いマットレスには搬入スペースが確保できなかったり、移動やメンテナンスが手間になったりする注意点があります。厚いマットレスを購入する際は、事前に重さや梱包サイズ、搬入経路を確認しておきましょう。自分に合った厚みのマットレスを見つけたら、カバーやシーツを装着したり除湿対策をしたりすることが大切です。