公開日:2024.03.18
更新日:2024.03.14
目次
頻繁にソファでうたた寝をする人や、ソファをベッド代わりに使っている人は、ソファで寝るデメリットが気になるのではないでしょうか。ソファで寝ると腰痛や肩こりにつながったり、疲れが取れにくかったりする場合があるので注意が必要です。
そこで今回は、ソファで寝るデメリットやソファでの寝落ちを防止する方法を紹介します。ソファで寝てしまうことに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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ソファで寝るデメリットには、以下のようなものがあります。
それぞれ詳しく紹介します。
ソファで窮屈な状態で寝ると、身体がリラックスしにくく、眠りが浅くなりやすい傾向があります。また、理想的な寝姿勢が維持できないことで、睡眠の質が低下しやすくなります。
例えば、横向き寝では頭から背骨にかけてまっすぐになっている状態が理想的です。しかし、ソファが狭いと身体が縮こまりやすく、背骨が曲がってしまうことがあります。
身体がリラックスしにくく、寝姿勢が崩れやすいソファで寝ると、睡眠時間を確保できていても疲れが取れにくくなるのです。
寝返りの打ちにくいソファでは、腰や肩などの出っ張った部分に負担が集中してしまいます。寝返りがスムーズにできないと、血行不良によって筋肉が凝り固まることで腰痛や肩こりの原因になる可能性もあります。
また、血行不良は身体の冷えにもつながるため、ソファで寝ることで体調不良や冷え性を引き起こす場合も考えられるでしょう。
ソファで寝ると寝汗や皮脂によってソファが汚れる可能性があります。カバーの取り外しができないソファや、カバーが洗濯できないソファであれば、汚れや臭いが気になって使えなくなることもあります。
誰か1人が寝るためにソファを独占すると、他の家族はソファに座れなくなります。また、テレビや電気を付けっ放しにしたまま寝ている場合は、音や光が家族の入眠の妨げになっている可能性があります。
このようにソファで寝ることで、家族のストレスにつながり、トラブルの原因になる可能性もあるので注意しましょう。
昼寝からすっきり目覚めるためには、眠りが深くなりにくい環境で寝るのが効果的です。ソファはベッドより深い眠りに付きにくいので、すっきりと目覚めやすくなる効果が期待できます。加えて、リビングに置いてあるソファは、手軽に横になりやすいので、昼寝に適しているといえます。
ただし、ソファで長時間寝ると疲れや身体の痛みにつながってしまうので、昼寝をするときは15~30分を目安にしましょう。
ソファでの昼寝の効果を高めるためには、寝る前にカフェインを摂取したり、アラームをかけたりするのがおすすめです。
ここからは、ソファで昼寝をするときのポイントを紹介します。
カフェインの眠気を抑える覚醒作用は、摂取してから30分ほどで効き始めるといわれています。そのため、昼寝前にコーヒーなどを飲むことですっきりと目覚めやすくなります。
ただし、カフェインを過剰に摂取すると、夜眠れなくなる場合があるので注意しましょう。
昼寝を30分以上すると、すっきりと目覚めにくくなるので、それ以上寝ないようにアラームをかけておきましょう。
また、2度寝をすることも眠気や倦怠感が残る原因となるので注意が必要です。2度寝を防ぐには、時計やスマホを起き上がらないと触れない位置に置いたり、2度寝防止機能の付いたアプリを活用したりするとよいでしょう。
枕がない状態で寝ると、寝違えや首の痛みが発生することがあります。ソファの上や近くにクッションを置いておくと、昼寝をしたいときに枕の代わりとして使えます。また、身体が冷えると体調不良を起こす場合があるので、ひざ掛けを使って寝るのがおすすめです。
周囲が明るいとスムーズに入眠しにくいので、昼寝をするときは電気を消したりカーテンを閉めたりするのがおすすめです。カーテンを閉めることが手間に感じる人は、アイマスクを活用してみましょう。
また、周囲の音が気になって眠れないケースもあります。その場合は、イヤホンを付けて周囲の音を遮断したり、リラックスできるヒーリングミュージックを聴いたりするとスムーズに入眠しやすくなります。
家族から指摘されたことをきっかけにソファで寝るのをやめたい人や、良質な睡眠を取るためにソファでのうたた寝を防止したい人もいるでしょう。
ここでは、ソファで寝るのをやめたい場合の対策を紹介します。
ソファでのうたた寝を防止するには、どのようなタイミングに寝ているのかを把握したうえで適切な対策を考えることが大切です。
食後に寝ているのであれば、食べたあとすぐにソファに座らないように意識しましょう。
夜にテレビを見たり読書をしたりしているうちに寝てしまうなら、寝室でも同じことができるように、寝室の環境を整えるのがおすすめです。例えば、テレビや本を置けるサイドテーブルを置けば、ベッドでテレビや読書を楽しみながら好きなタイミングで眠れるようになります。
眠気を感じたときに、以下のような方法で眠気を解消できれば、ソファでのうたた寝防止につながります。
眠気覚ましのツボには、手の甲の親指と人差し指の間にある「合谷(ごうこく)」や、眉頭の下あたりにあるくぼみの「晴明(せいめい)」などがあります。
ソファでいつの間にか寝てしまうのは、寝不足が原因となっている可能性があります。睡眠時間を十分に確保し、以下の睡眠の質を高める習慣を取り入れれば、うたた寝を減らすことにつながります。
身体の疲労やストレスを蓄積しないためにも、睡眠の質を高める習慣を意識してみましょう。
「部屋のスペースを有効活用したい」「購入費用を抑えたい」といった理由で、ソファをベッド代わりにしたいと考えている人もいるでしょう。その場合は、ベッドとしても使えるソファベッドを選ぶのがおすすめです。
ソファベッドは、背もたれを倒したり座面を引き出したりすることで、通常のソファよりゆったりと眠れるものが多くあります。そのため、通常のソファより起床時の疲労感や身体の痛みが残りにくい傾向があります。
ただし、寝る目的で作られているマットレスと比べて寝心地が劣る場合があるため、より良質な睡眠を取りたい人にはソファベッドはおすすめできません。
ひどい眠気からソファでの寝落ちを繰り返している場合、以下のような病気が潜んでいる可能性があります。
病名 | 特徴 |
ナルコレプシー | 日中に耐え難い眠気と居眠りを繰り返す |
特発性過眠症 | 日中に過度な眠気を引き起こし、居眠りが1時間以上続く |
反復性過眠症 | 1日中ほとんど寝て過ごす状態が2~5日以上続く |
うつ病 | 不眠や寝すぎてしまう症状がある |
睡眠時無呼吸症候群 | 睡眠中に何度も呼吸が止まることで、身体が酸欠状態になって夜中に目が覚めてしまう |
ひどい眠気や睡眠不足に悩んでいる人は、内科や心療内科、精神科などに相談しましょう。
ソファをベッド代わりにして寝ると、腰痛や肩こりにつながったり、疲れが取れにくかったりする場合があります。ソファで眠るときは、15~30分を目安にし、クッションやひざ掛けを活用すると身体にかかる負担を軽減しやすくなります。
なお、ソファで寝るのをやめたい人は、寝落ちをしてしまうタイミングや、自分で眠気を解消する方法を知っておくことが大切です。身体の疲労やストレスを蓄積しないためにも、睡眠環境や生活習慣を見直してみてください。
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