【価格別】安いマットレスのおすすめ9選｜注意点と選び方を紹介

マットレスの購入を購入する際に「できるだけ価格を抑えたい」と考える人も多いのではないでしょうか。なかには、安いマットレスを購入して後悔した経験がある人もいるでしょう。

そこで今回は、安いマットレスの選び方とおすすめの商品を紹介します。安いマットレスを購入する際の注意点も紹介しているので、マットレス選びに後悔しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。

安いマットレスがおすすめの人

安いマットレスがおすすめの人は、以下のとおりです。

• 単身赴任や出張で一時的にマットレスが必要な人
• 来客用のマットレスを探している人
• 寝心地にこだわりがない人

それぞれ詳しく見ていきましょう。

単身赴任や出張で一時的にマットレスが必要な人

安いマットレスは寝心地が悪い可能性があるため、日常的に使うのは基本的におすすめできません。しかし、単身赴任や出張で一時的に使うためのマットレスを探している人であれば、安いものを購入するのも1つの手段です。

単身赴任や出張を終えて、自宅に運ぶケースもありますが、なかには置くスペースがなく、処分する人もいます。単身赴任や出張を終えたタイミングで処分する予定であれば、安いマットレスを選んでコストを抑えた方がよいでしょう。

来客用のマットレスを探している人

使用頻度が少ない来客用のマットレスであれば、安いマットレスでもよいかもしれません。なかでも、折りたたみマットレスは低価格商品が多く、収納もしやすいので来客用としておすすめです。

ただし、価格だけでマットレスを選ぶと、寝心地が悪かったり、身体を痛めたりする可能性があります。家族や友人が快適に眠るためにも、素材や硬さ、厚みなどを確認しておくことが大切です。

寝心地にこだわりがない人

寝心地にこだわりがない人は、安いマットレスを選んでも後悔する可能性が低いかもしれません。ただし、品質の悪いマットレスを選ぶと、肩こりや腰痛につながったり、すぐに買い替えが必要になったりする可能性があります。

予算に余裕がある場合は安さだけでなく、素材や硬さ、耐久性などを確認するようにしましょう。

安いマットレスの注意点

安いマットレスの購入を検討している人は、以下の注意点を押さえておきましょう。

• 寝心地が悪い可能性がある
• 耐久性が低いものがある
• 肩や腰の痛みにつながることがある

それぞれ詳しく紹介します。

寝心地が悪い可能性がある

安いマットレスのなかには、コストカットのために品質を落としているものがあります。そのため、価格だけを見てマットレスを選ぶと、寝心地の悪さを感じ、睡眠の質が低下してしまう可能性があります。

安いマットレスのすべてが寝心地が悪いとは限らないので、素材や硬さ、厚みなどの価格以外の項目をチェックすることが大切です。

耐久性が低いものがある

コストカットのために品質を落としているマットレスは、耐久性が低いケースがあるので注意が必要です。購入して1～2年でへたって買い替えることになれば、マットレスの処分費や購入費が余計にかかるため、トータルコストが高くなる可能性があります。

ウレタン素材のマットレスを購入する際は、後述する密度や復元率を確認することで、耐久性の高いマットレスが見つけやすくなります。

肩や腰の痛みにつながることがある

安いマットレスは素材や品質が悪いものが多いため、身体への負担がかかりやすい傾向があります。また、耐久性が低いマットレスも多く、へたりの進行によって寝返りが打ちにくくなり、腰や肩などに体重が集中してしまうこともあります。

肩こりや腰痛に悩んでいる人は、痛みが悪化する可能性があるため、硬さや厚みも忘れずに確認しましょう。

安いマットレスの選び方

安いマットレスを購入する際は、素材や厚み、耐久性といった価格以外のポイントも確認することが大切です。ここからは、安いマットレスの選び方を紹介します。

素材

マットレスの価格や寝心地、耐久性は素材によって以下のように異なります。

素材	価格	硬さ	耐久性	通気性	寿命の目安
低反発ウレタン	◎	柔らかめ	△	△	約3～5年
高反発ウレタン	〇	硬め	〇	△	約5～7年
ボンネルコイル	〇	硬め	〇	〇	約10年
ポケットコイル	△	柔らかめ	〇	〇	約10年
高反発ファイバー	△	硬め	△	〇	約3～5年
ラテックス	△	ふつう	〇	△	約6～8年

ここでは、素材ごとのマットレスの特徴を紹介します。

低反発ウレタン

低反発ウレタンのマットレスは、他の素材のマットレスよりも価格が安い傾向があります。そのため、予算が少ない場合でも、幅広い選択肢から自分に合ったものを見つけやすいメリットがあります。

低反発ウレタンは、身体の曲線や重さに合わせて、緩やかに形を変えるため、包み込まれるような寝心地を味わえるのが特長です。横向きで寝たときにかかる肩周辺の負担も軽減されやすく、横向きで寝たい人におすすめです。

ただし、低反発ウレタンには通気性がよくない傾向があるため、湿気がたまることでカビが繁殖してしまう可能性があります。マットレスにカビが生えるのを防ぐためにも、定期的に陰干しをして、湿気を逃すようにしましょう。

高反発ウレタン

高反発ウレタンのマットレスは、低反発ウレタンの次に低価格な商品が多い素材です。

ほどよい反発力があるので、身体が深く沈み込みすぎず、寝返りしやすいメリットがあります。適度な寝返りは、特定の部位に負担が集中するのを防ぐ効果があるため、腰痛や肩こりに悩んでいる人におすすめです。

低反発ウレタンと同様に、通気性がよくない傾向があるため、定期的な陰干しや部屋の換気などの湿気対策が必要となります。マットレスを長く使い続けるためにも、小まめなメンテナンスを忘れないようにしましょう。

ボンネルコイル

ボンネルコイルのマットレスは、購入費用を抑えやすく、ウレタンマットレスよりも耐久性が高い傾向があります。通気性のよい商品が多いので、カビの繁殖が心配な人にもおすすめです。

やや硬めの寝心地で、寝返りがしやすいメリットがありますが、寝返りの振動がマットレス全体に伝わりやすい特徴があります。寝返りの振動で一緒に寝ている人を起こしてしまうこともあるので、パートナーや家族と一緒に使う場合はマットレスを分けるのも1つの手段です。

また、金属製のコイルが使われているボンネルコイルは、ウレタンやファイバーと比べて重い商品が多いため、移動やメンテナンスに手間がかかる傾向があります。ボンネルコイルのマットレスを選ぶ際は、どれほどの重量があるのかを確認しておきましょう。

ポケットコイル

ポケットコイルのマットレスは、1つ1つのコイルが独立しているため、価格が高くなりやすい傾向があります。なかには、1万円台で購入できる商品もありますが、寝心地や耐久性に問題がある可能性があるので注意が必要です。

ポケットコイルは、柔らかい寝心地で体圧分散性に優れているのが特長です。また、寝返りによる振動が伝わりにくい構造なので、パートナーや家族を起こしてしまう心配が軽減されます。

マットレス内にコイルが使われているポケットコイルは、ボンネルコイルと同様に重い製品が多い傾向があります。模様替えや陰干しが1人ではできない可能性もあるので、マットレスの重量を確認したうえで購入するようにしましょう。

高反発ファイバー

高反発ファイバーのマットレスは、高価格帯の商品が多い傾向があります。ファイバー素材は、丸洗いできる商品が多く、通気性も高いため、マットレスを清潔に使いたい人におすすめです。硬めの寝心地で、寝返りが打ちやすいのも嬉しいポイントです。

ただし、ウレタンマットレスやスプリングマットレスと比べて商品数が少なく、へたりが早い傾向があります。加えて、寝返りを打つたびに「ギシギシ」という音がする場合があるので、音に敏感な人は避けた方がよいでしょう。

ラテックス

ラテックスのマットレスは、天然ゴムを使用していることから、他の素材より価格が高い傾向があります。

ラテックスは、柔らかい寝心地でありながらも、寝返りしやすい弾力性が備わっているのが魅力です。ダニやカビが発生しにくく、耐久性が高いため、適切にメンテナンスすることで快適に長く使えます。

硬さ

安いマットレスを購入して後悔しないためには、自分の好みや体格、寝姿勢に合わせた硬さのマットレスを選ぶことが大切です。

柔らかすぎるマットレスは、寝返りが打ちにくくなることで、身体に負担がかかってしまう場合があります。一方、硬すぎるマットレスも、理想的な寝姿勢をキープできなくなり、肩こりや腰痛につながる可能性があるので注意が必要です。

厚み

マットレスの厚みは、1枚もののマットレスが20cm以上、折りたたみマットレスであれば10cm以上を目安にするのがおすすめです。安いマットレスであっても、適切な厚みのものを購入できれば、底付き感が出にくく、肩こりや腰痛を防ぐ効果が期待できます。

耐久性

安いマットレスを購入しても、1～2年でへたって買い替えることになれば、トータルコストが高くなる可能性があります。低価格なマットレスでも長く使い続けるためには、耐久性が高いものを選ぶことが大切です。

ウレタン素材のマットレスを選ぶ際は、密度が30D以上、復元率が96％以上を目安に選ぶのがおすすめです。

【価格別】安いマットレスのおすすめ商品9選

ここでは、安くておすすめのマットレスを価格帯別にいくつか紹介していきます。
※価格は全てシングルサイズのものです

1万円未満で購入できるおすすめマットレス

3万円未満で購入できるおすすめマットレス

5万円未満で購入できるおすすめマットレス

マットレスを長く使うためのポイント

安いマットレスを購入しても、寝心地が悪くなったり、身体に痛みを感じたりすることで頻繁に買い替えていると、余計な費用がかかってしまいます。コストを少しでも抑えるためには、定期的なメンテナンスをして、マットレスを長く使い続けることが大切です。

例えば、定期的に陰干ししたり、マットレスの上下や裏表を入れ替えたりするのが効果的です。なお、天日干しや水洗いが禁止されているマットレスもあるので、メンテナンスをする前に洗濯表示の確認を忘れないようにしましょう。

安いマットレスの購入時によくある質問

最後に安いマットレスの購入時によくある質問に回答していきます。

安いマットレスは寿命が短い？

安いマットレスは、高いマットレスと比べて品質が低いものが多いため、寿命が短い傾向があります。素材や品質によっては1～2年でへたってしまう場合もあります。

マットレスを長く使うためには、耐久性の高い商品を選び、定期的にメンテナンスをすることが大切です。寝心地の悪さを感じたり身体に痛みを感じたりしたときは、買い替えのタイミングといえます。

折りたたみマットレスを選んでもいい？

マットレスの価格を抑えたい場合、折りたたみマットレスを選ぶのも1つの手段です。折りたたみマットレスは、リーズナブルな価格で購入できるものが多く、床に直接置けるタイプもあります。

ただし、折り目部分の弾力性がなくなりやすく、底付き感が出やすいので注意が必要です。寝心地を優先する場合は、1枚もののマットレスを選びましょう。

マットレスの処分方法は？

使わなくなったマットレスの主な処分方法は、以下のとおりです。

• 自治体のルールに従って粗大ごみ・家庭ごみとして捨てる
• 廃品回収業者に引き取ってもらう
• リサイクル業者や買い取り業者に引き取ってもらう
• 新しいマットレスの購入先の引き取りサービスを利用する

なお、引き取りサービスを行っていない販売店もあるので、購入前に確認しておきましょう。

マットレスの処分方法の詳細は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

マットレスの捨て方とそれぞれのメリット・デメリットを詳しく紹介

まとめ

安いマットレスは、単身赴任や出張、来客用として一時的に使う場合や、寝心地にこだわりがない人におすすめです。ただし、寝心地が悪かったり耐久性が低かったりすることがあるので、価格だけでなく素材や硬さ、厚みなどを確認したうえで購入しましょう。

安いマットレスであっても、頻繁に買い替えることで余計な費用がかかるので、長く使い続けられるマットレスを選ぶことが大切です。本記事で紹介した選び方やおすすめの商品を参考に、予算内で自分に合ったマットレスを見つけましょう。