【素材別】セミダブルマットレスのおすすめ12選｜選び方からメンテナンス方法まで紹介

セミダブルサイズのマットレスを購入する際に、おすすめの商品を知りたい人は多いのではないでしょうか。なかには、何を基準にマットレスを選べばよいかわからない人もいるでしょう。

そこで今回は、セミダブルマットレスのおすすめの商品と選び方を紹介します。手軽に自分に合ったマットレスを見つけたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

セミダブルサイズのマットレスがおすすめな人

セミダブルサイズの一般的な大きさは、幅120cm×長さ195cmで、シングルとダブルの間に位置するサイズです。セミダブルサイズのマットレスがおすすめな人は以下のとおりです。

• 1人でゆったりと寝たい人
• 寝返りが多い人や寝相があまり良くない人
• 体格がいい人
• 将来的に2つのマットレスを並べて使いたい人

セミダブルサイズは、名前に「ダブル」と入っているため、2人用と勘違いしている人もいるかもしれませんが、1人で寝る想定で作られています。

1人用のマットレスサイズとして一般的なのはシングルサイズですが、シングルサイズのマットレスは横幅が約97cmなので、体格のよい方や寝相が悪い方にとっては狭く感じてしまう場合があります。そのため、1人でゆったりと寝たいという方はシングルサイズよりもセミダブルサイズを選ぶことをおすすめします。

また、同棲や結婚などで将来的に2つのマットレスを並べて使いたい方にもセミダブルサイズはおすすめです。一般的には 二人 で寝る可能性がある場合は、ダブルサイズ以上のマットレスがおすすめですが、ダブルサイズは横幅約140cm程度なので、 二人 で寝る場合一人当たりの使用できる横幅は70cm程度となります。

そのため、現在一人で寝ているが、将来的に二人で一緒に寝る予定がある場合は、一旦セミダブルサイズのマットレスを一人で使用しておき、二人で眠るタイミングで同じマットレスを買い足して並べて使用するのもおすすめです。

マットレスサイズごとの大きさや使用人数の目安は以下のとおりです。

サイズ	大きさ	使用人数の目安
シングル	幅97cm×長さ195cm	大人1人
セミダブル	幅120cm×長さ195cm	大人1人
ダブル	幅140cm×長さ195cm	大人1～2人
クイーン	幅160cm×長さ195cm	大人2人
キング	幅180cm×長さ195cm	大人2人、子ども1人

※幅と長さは商品により若干異なることがあります。

セミダブルサイズのマットレスの選び方

セミダブルサイズのマットレスを購入する際は、素材や厚み、耐久性などを確認しながら自分に合った製品を選びましょう。ここからは、セミダブルサイズのマットレスの選び方を紹介します。

素材

マットレスの寝心地や耐久性は、素材によって以下のように異なります。

素材	硬さ	耐久性	通気性	寿命の目安	価格
低反発ウレタン	柔らかめ	△	△	約3～5年	◎
高反発ウレタン	硬め	〇	△	約5～7年	〇
ボンネルコイル	硬め	〇	〇	約10年	〇
ポケットコイル	ふつう	〇	〇	約10年	△
高反発ファイバー	硬め	△	〇	約3～5年	△
ラテックス	ふつう	〇	△	約6～8年	△

自分に合ったマットレスを購入するためにも、素材ごとの特徴を押さえておきましょう。

ただし、上記はあくまで一般的な目安で、素材の品質や構造などによって変わってくるため注意が必要です。

低反発ウレタン

低反発ウレタンマットレスは、身体の曲線や重さに合わせて、ゆっくりと形を変えるので、包み込まれるようなフィット感を味わえるのが特長です。特に横向きで寝たときは、肩周辺にかかる負担が軽減されるので、快適な睡眠が得られやすいでしょう。

ただし、小柄な方であればそれほど気になりませんが、体格の良い方が使用するとマットレスへの沈み込みが大きくなりすぎて、寝返りがしにくくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

また、ウレタン素材は保温性に優れている反面、通気性があまりよくない傾向があるため、適切なメンテナンスをしなければカビが繁殖してしまう可能性があります。

高反発ウレタン

高反発ウレタンマットレスは、反発力がある分寝返りが打ちやすいという特長があります。適度に寝返りが打てると、特定の部位に圧力が集中するのを防げるので、肩こりや腰痛に悩んでいる人におすすめです。

低反発ウレタンマットレスと同様に、通気性がよくない傾向があるため、湿気対策を忘れるとカビが繁殖する可能性が高まります。定期的にマットレスを立てかけて陰干しをしたり、部屋の換気をしたりするようにしましょう。

ボンネルコイル

ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルをワイヤーで連結させ、その上をウレタンなどで覆った構造のマットレスです。やや硬めの寝心地で、寝返りしやすいのが特長です。

また、通気性が優れているので、湿気や熱を逃がしやすく、寝苦しさを感じにくいメリットもあります。一方、経年劣化によって伸縮したコイルが擦れる音が発生しやすいのが難点です。

コイルが連結されているため寝返りの振動がパートナーに伝わりやすいため、1人で使用するのに向いています。

ポケットコイル

ポケットコイルマットレスは、ボンネルコイルと異なり、コイルが独立した構造になっています。身体を点でささえてくれるため体圧分散性に優れていおり、柔らかめの寝心地が特長です。

一方、ボンネルコイルマットレスと比較すると、使われているコイルの数が多い分、価格が高い傾向があります。価格より睡眠の質にこだわりたい人におすすめの素材です。

一つ一つのコイルが独立しているため、二人で寝てもお互いの振動が気になりにくいというメリットもあります。 ただし、セミダブルサイズのマットレスであれば1人での使用が前提となってくるので、コイルマットレスを検討する場合は寝心地の違いで選ぶのがよいでしょう。

高反発ファイバー

高反発ファイバーマットレスは、繊維を網目状に絡めて作られたファイバー素材を使用したマットレスです。硬めの寝心地で、寝返りが打ちやすいのが特長です。

高反発ファイバーは、通気性が優れているため、カビの繁殖を抑えやすいメリットがあります。また、丸洗いできる商品も多いため、マットレスを洗濯して清潔に使うことができます。
ウレタンマットレスやコイルマットレスは基本的に丸洗い不可なので、自宅で手軽に洗えるというのは他のマットレスには無い大きな特長と言えます。

ただし、通気性が優れていることから冬場に寒さを感じやすかったり、へたりやすかったりするのが難点です。

また、寝返りをするときなどに「ギシギシ」といった音が少しするケースも多いため、使用する際には厚めの敷きパッドなどと併用することをおすすめします。

ラテックス

ラテックスマットレスは、天然ゴムを使用したマットレスで、天然ゴムの割合によって「100％天然ラテックス」「天然ラテックス」「合成ラテックス」の3種類に分けられます。柔らかい寝心地でありながらも、適度な硬さで沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢をキープしやすいのが特長です。

価格は高めですが、ダニやカビが発生しにくく、耐久性が高いため、適切なメンテナンスをしておくことで長く使い続けられます。ただし、商品によってはゴムの臭いが気になる場合があります。

硬さ

マットレスの硬さは、寝心地に影響を与えるので、自分の好みと体格に合わせて選ぶことが大切です。

柔らかすぎるマットレスは、寝返りが打ちにくくなることで、身体に負担がかかったり寝姿勢が悪くなったりする可能性があります。一方、硬すぎるマットレスは、腰に負担がかかりやすく、腰痛の原因になる場合もあるので注意が必要です。

基本的に硬めのマットレスを選ぶ際には、仰向けで寝た時に腰とマットレスの間のすき間が空きすぎない硬さのものを選ぶようにしましょう。

柔らかめのマットレスを選ぶ際には、腰部分が沈み込み過ぎて無理な寝姿勢になってしまっていないかをチェックしてみてください。

厚み

マットレスの厚みも、寝心地を左右する重要な要素です。厚みのあるマットレスは、底付き感が出にくく、肩こりや腰痛を防ぐ効果が期待できます。

身体への負担を軽減させるには、1枚もののマットレスの場合は20cm以上、折りたたみマットレスの場合は10cm以上の厚みがあるものを選びましょう。ただし、低反発で沈み込みの大きいマットレスの場合は10cmでも底付きを感じることがありますし、ファイバー素材の硬めのマットレスの場合は6cm程度でも底付きが全くない商品もあるので、厚みを決める際には素材についても考慮するようにしましょう。

また、ベッドフレームの形状によっては、マットレスが厚すぎて設置できないケースもあるので注意が必要です。

手入れのしやすさ

マットレスを清潔に使い続けるには、手入れしやすいものを選ぶことが大切です。例えば、ファイバーマットレスは丸洗いできる製品が多いので、家庭で気軽に洗濯でき、清潔に使い続けやすい特長があります。

また、陰干しをしやすいようにマットレスの重量にも注目しておきましょう。セミダブルサイズであれば、ウレタン素材やファイバー素材などの比較的軽い素材を選べば、1人暮らしの女性でも定期的に陰干ししやすいのでおすすめです。

コイル系のマットレスは重量がある分、日常的なメンテナンスは大変かもしれないので、購入時に重量がどれくらいかも確認しておくようにしましょう。

耐久性

マットレスは決して安い買い物ではないため、可能な限り耐久性が高く、長く使い続けられるものを選びましょう。ウレタン素材を選ぶときは、密度が30D以上、復元率が96％以上を目安にするのがおすすめです。基本的にウレタンの密度が大きくなるほど耐久性も増しますが、その分重量が増える傾向にあるので、お手入れのしやすさとのバランスを考えながら選ぶことをおすすめします。

コイルマットレスであれば、使用しているコイルの種類を確認してみましょう。コイルの素材は大きく「硬鋼線」と「ピアノ線」に分けることができ、一般的には「ピアノ線」の方が耐久性が高くなっています。ただし、その分価格も上がる傾向にあるため、予算と相談しつつ選ぶようにしましょう。

品質と価格のバランス

マットレスの購入価格を抑えることも大切ですが、低価格のマットレスは品質や耐久性に問題があるケースが多いため、安さだけで購入を決めるべきではありません。

品質や耐久性に問題があるマットレスを購入すると、すぐに買い替えが必要になったり、寝心地が悪くなったりする可能性が高く、結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまうこともあります。

なるべく品質と価格のバランスを見ながら自分の体格や生活スタイルに合ったマットレスを選ぶようにしましょう。

【素材別】セミダブルサイズマットレスのおすすめ12選

高反発ウレタンマットレスのおすすめ6選

ポケットコイルマットレスのおすすめ4選

ファイバーマットレスのおすすめ2選！

マットレスを長く使うためのポイント

マットレスを長く使うには、湿気対策をして、カビの繁殖やへたりの進行を抑えることが大切です。マットレスの湿気対策には、定期的に陰干ししたり、マットレスの上下や裏表を入れ替えたりするのが効果的です。

起床時に窓を開けて換気をするなど、寝室の湿気対策も忘れないようにしましょう。

セミダブルマットレスのよくある質問

ここでは、セミダブルマットレスのよくある質問に回答していきます。マットレス購入後に後悔しないためにも、疑問を解消したうえで購入しましょう。

セミダブルマットレスは2人以上で寝てもいい？

セミダブルマットレスは、1人で寝る想定で作られているため、2人以上での使用はあまりおすすめしません。1人用のマットレスにシングルサイズを選ぶ人も多いですが、体格や寝姿勢によっては少し大きめのセミダブルの方が快適に眠れる場合があります。

小さな子どもであれば、2人で一緒に眠れる可能性もありますが、必ず耐荷重を確認してから購入しましょう。

セミダブルマットレスはどのくらいの広さの部屋に置くのがいい？

セミダブルサイズのマットレスは、テーブルなどの家具を置きたい場合は6畳以上、ベッドのみを置く場合は4～5畳の広さの寝室に設置するのが理想的です。

ただし、セミダブルマットレスを置けるスペースのある部屋でも、玄関や通路が狭いと、搬入できない可能性があります。セミダブルマットレスを購入する際は、部屋の広さだけでなく、玄関や寝室のドア、廊下の高さ・幅を測って搬入できるかを確認しておきましょう。

マットレスは床に直接置いて使っていい？

マットレスのなかには、床に直接置いて使えるものもありますが、ベッドフレームと一緒に使うのが一般的です。ベッドフレームを使うとマットレスと床の間に空気の通り道がつくれるので湿気対策にもつながります。

床に直接置いたまま使い続けると、マットレスの中に湿気がたまり、カビが繁殖する原因になります。床に直接置いて使いたい場合は、そのまま置いた状態にせず、起床時にマットレスを立てるなどの湿気対策をするようにしましょう。

マットレスの処分方法は？

マットレスを処分する際は、自治体のルールに従って粗大ごみとして捨てたり、リサイクル業者に引き取ってもらったりするのが一般的です。マットレスを買い替える場合は、新しいものを購入する店舗で引き取ってもらえる場合もあるので、確認しておきましょう。

まとめ

1人でゆったりと寝たい人や体格のよい人は、セミダブルサイズのマットレスを選ぶのがおすすめです。自分に合った寝心地のマットレスを選ぶためには、素材や硬さ、厚みをチェックすることが大切です。

耐久性や手入れのしやすさも確認しながら、長く使い続けられるマットレスを見つけましょう。