【素材別】シングルサイズのマットレスのおすすめ11選｜選び方からメンテナンス方法まで紹介

シングルサイズのマットレスを買い替える際に、どのような選び方をすればいいのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか。なかには、自分に合うマットレスを選ぶ方法を知りたい人もいるでしょう。

そこで今回は、シングルサイズのマットレスの選び方とおすすめの商品を紹介します。マットレスを長く使うためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

シングルサイズのマットレスがおすすめな人

マットレスのシングルサイズは、幅97cm×長さ195cmが一般的な大きさです。シングルサイズのマットレスがおすすめな人は以下のとおりです。

• 1人用のマットレスを探している人
• 小柄～標準的な体型の人
• 寝相がそれほど悪くない人
• 4～6畳の寝室やワンルームにベッドを置きたい人
• 寝室にベッド以外のスペースを確保したい人

ただし、体格のよい人やゆったり眠りたい人には、シングルサイズが狭く感じる可能性があります。その場合は、下表を参考にシングルサイズより大きいサイズのマットレスの購入を検討してみましょう。

サイズ	大きさ
シングル	幅97cm×長さ195cm
セミダブル	幅120cm×長さ195cm
ダブル	幅140cm×長さ195cm

シングルサイズのマットレスの選び方

シングルサイズのマットレスを購入する際は、素材や厚み、耐久性などを確認しながら自分に合った製品を選びましょう。ここからは、シングルサイズのマットレスの選び方を紹介します。

素材

マットレスの寝心地や耐久性は、素材によって以下のように異なります。

素材	硬さ	耐久性	通気性	寿命の目安	価格
低反発ウレタン	柔らかめ	△	△	約3～5年	◎
高反発ウレタン	硬め	〇	△	約5～7年	〇
ボンネルコイル	硬め	〇	〇	約10年	〇
ポケットコイル	ふつう	〇	〇	約10年	△
高反発ファイバー	硬め	△	〇	約3～5年	△
ラテックス	ふつう	〇	△	約6～8年	△

自分に合ったマットレスを購入するためにも、素材ごとの特徴を押さえておきましょう。

ただし、上記はあくまで一般的な目安で、素材の品質や構造などによって変わってくるため注意が必要です。

低反発ウレタン

低反発ウレタンマットレスは、身体の曲線や重さに合わせて、ゆっくりと形を変えるので、包み込まれるようなフィット感を味わえるのが特長です。特に横向きで寝たときは、肩周辺にかかる負担が軽減されるので、快適な睡眠が得られやすいでしょう。

ウレタンは保温性に優れている反面、通気性がよくない傾向があるため、適切なメンテナンスをしなければカビが繁殖してしまう可能性があります。

高反発ウレタン

高反発ウレタンマットレスは、身体をしっかりと支えてくれるため、寝返りが打ちやすい特長があります。適度に寝返りが打てると、特定の部位に圧力が集中するのを防げるので、肩こりや腰痛に悩んでいる人におすすめです。

低反発ウレタンマットレスと同様に、通気性がよくない傾向があるため、湿気対策を忘れるとカビが繁殖する可能性が高まります。定期的に陰干しをしたり、部屋の換気をしたりするようにしましょう。

ボンネルコイル

ボンネルコイルマットレスは、複数のコイルをワイヤーで連結させ、その上をウレタンなどで覆った構造です。やや硬めの寝心地で、寝返りしやすいのが特長です。

また、通気性が優れているので、湿気や熱を逃がしやすく、寝苦しさを感じにくいメリットもあります。一方、経年劣化によって伸縮したコイルが擦れる音が発生しやすいのが難点です。

ポケットコイル

ポケットコイルマットレスは、ボンネルコイルと異なり、コイルが独立した構造になっています。柔らかい寝心地で、体圧分散性が優れているのが特長です。

一方、ボンネルコイルマットレスと比較すると、使われているコイルの数が多い分、価格が高い傾向があります。価格より睡眠の質にこだわりたい人におすすめの素材です。

高反発ファイバー

高反発ファイバーマットレスは、繊維を網目状に絡めて作られたファイバー素材を使用したマットレスです。硬めの寝心地で、寝返りが打ちやすいのが特長です。

高反発ファイバーは、通気性が優れているため、カビの繁殖を抑えやすいメリットがあります。また、丸洗いできる商品も多いため、マットレスを洗濯して清潔に使うことができます。

ただし、通気性が優れていることから冬場に寒さを感じやすかったり、へたりやすかったりするのが難点です。

ラテックス

ラテックスマットレスは、天然ゴムを使用したマットレスで、天然ゴムの割合によって「100％天然ラテックス」「天然ラテックス」「合成ラテックス」の3種類に分けられます。柔らかい寝心地でありながらも、適度な硬さで沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢をキープしやすいのが特長です。

価格は高めですが、ダニやカビが発生しにくく、耐久性が高いため、適切なメンテナンスをしておくことで長く使い続けられます。ただし、商品によってはゴムの臭いが気になる場合があります。

硬さ

マットレスの硬さは、寝心地に影響を与えるので、自分の好みと体格に合わせて選ぶことが大切です。

柔らかすぎるマットレスは、寝返りが打ちにくくなることで、身体に負担がかかったり寝姿勢が悪くなったりする可能性があります。一方、硬すぎるマットレスは、腰に負担がかかりやすく、腰痛の原因になる場合もあるので注意が必要です。

厚み

マットレスの厚みも、寝心地を左右する重要な要素です。厚みのあるマットレスは、底付き感が出にくく、肩こりや腰痛を防ぐ効果が期待できます。

身体への負担を軽減させるには、20cm以上（折りたたみマットレスは10cm以上）の厚みがあるものを選びましょう。ただし、ベッドフレームの形状によっては、マットレスが厚すぎて設置できないケースもあるので注意が必要です。

手入れのしやすさ

マットレスを清潔に使い続けるには、手入れしやすいものを選ぶことが大切です。例えば、ファイバーマットレスは丸洗いできる製品が多いので、家庭で気軽に洗濯でき、清潔に使い続けやすい特長があります。

また、陰干しをしやすいようにマットレスの重量にも注目しておきましょう。ウレタン素材やファイバー素材などの比較的軽い素材を選べば、1人暮らしの女性でも定期的に陰干ししやすくなります。

耐久性

マットレスは決して安い買い物ではないため、耐久性が高く、長く使い続けられるものを選びましょう。ウレタン素材を選ぶときは、密度が30D以上、復元率が96％以上を目安にするのがおすすめです。

品質と価格のバランス

マットレスの購入価格を抑えることも大切ですが、低価格のマットレスは品質や耐久性に問題があるケースが多いため、安さだけで購入を決めるべきではありません。

品質や耐久性に問題があるマットレスを購入すると、すぐに買い替えが必要になったり、寝心地が悪くなったりする可能性があるので、品質と価格のバランスを見ながらマットレスを選ぶことが大切です。

【素材別】シングルサイズのマットレスのおすすめ11選

高反発ウレタンマットレスのおすすめ5選

ポケットコイルマットレスのおすすめ4選

ファイバーマットレスのおすすめ2選！

マットレスを長く使うためのポイント

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれているので、マットレスにカビを繁殖させないためには湿気対策が欠かせません。

例えば、マットレスを陰干ししたり、上下や裏表を入れ替えて使ったりすることで湿気がたまるのを防げます。また、マットレスの寝る面をローテーションすることは、湿気対策だけでなく、へたりの進行を遅らせる効果も期待できます。

シングルサイズのマットレスの購入時によくある質問

最後にシングルサイズのマットレスの購入時に関するよくある質問に回答していきます。疑問を解消したうえで、自分に合うマットレスを見つけましょう。

シングルサイズのマットレスは2人以上で寝てもいい？

シングルサイズのマットレスは、1人で寝ることを想定して作られているため、2人以上での使用はおすすめできません。

シングルサイズは幅が97cm程度しかないので、2人で使用すると、寝返りを打つためのスペースが確保できず、快適に眠れない可能性が高いです。睡眠の質が低下するだけでなく、マットレスの破損につながる可能性もあるので、複数人で寝るのは避けた方がよいでしょう。

腰痛持ちにおすすめのマットレスは？

腰痛に悩まされている人は、高反発である程度厚みがあるマットレスを選びましょう。ウレタンマットレスを購入する場合は、1層構造ではなく、多層構造のものがおすすめです。

柔らかすぎたり、硬すぎたりするマットレスは、腰痛が悪化する可能性があるため、選ぶのは避けましょう。

腰痛のある人におすすめのマットレスは、こちらの記事で詳しく紹介しているので気になる方はぜひチェックしてみてください。

【2023年】腰痛におすすめのマットレスとは？選び方や注意ポイントも紹介

マットレスは床に直接置いて使っていい？

マットレスのなかには、床に直接置いて使えるものもありますが、それ以外の製品は基本的にベッドフレームと一緒に使うのがおすすめです。

設置スペースなどの問題で床に直接置いて使う場合は、カビの繁殖リスクを抑えるために、定期的に陰干しをしたり、部屋の換気をしたりするようにしましょう。

マットレスの処分方法は？

マットレスを処分する際は、住んでいる自治体のルールに従って粗大ごみで捨てる、もしくはリサイクル業者に引き取ってもらいましょう。マットレスを買い替える場合は、新しいマットレスを購入する店舗で引き取ってもらえることもあるので、購入前に確認しておくのがおすすめです。

まとめ

シングルサイズのマットレスを選ぶ際は、素材や硬さ、厚みを中心にチェックして、自分の好みの寝心地や寝姿勢に合うものを見つけましょう。長く使い続けられるマットレスを購入したい人は、手入れのしやすさや耐久性も確認しておくのがおすすめです。

自分に合うマットレスを見つけたら、定期的に陰干しをしたりローテーションしたりするなど、適切なメンテナンスをして長く使い続けましょう。