高級枕のおすすめ5選【有名ブランド枕やホテルで使用される枕を紹介】

枕が変わると寝られない人もいるほど、枕は快適な睡眠には欠かせない寝具です。さまざまな価格帯の枕がありますが、高級枕は寝心地のよさにこだわったものが多いので、睡眠の質を向上させたい人におすすめです。

本記事では、高級枕の特徴や選ぶときのポイント、有名ブランドなどを詳しく解説します。おすすめの高級枕も紹介しますので、枕の買い替えを検討している人や高価格帯の枕を選びたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

高級枕がおすすめな理由

枕は睡眠の質を向上させるための重要なアイテムになります。高級枕は寝心地のよさを追求しているため、満足度の高い枕を見つけやすいのが魅力です。枕の価格帯は「低価格帯」「中価格帯」「高価格帯」の3つに分けられます。それぞれの枕の価格目安と特徴は、以下のとおりです。

価格帯	価格目安	特徴
低価格帯	3千円～5千円程度	一般的な枕。
中価格帯	5千円～1万円程度	低価格帯の枕よりも素材・形にこだわっている。
高価格帯	1万円～3万円程度	中価格帯よりも、素材・形・機能性に優れている。寝心地のよさを追求している。高さ調整が可能なものもある。高級ホテルへの導入実績が多い。オーダーメイド可能なものもある。プレゼントとしてもおすすめ。

高級枕はプレゼントにも喜ばれる

健康のためには質の良い睡眠をとることが大切です。そのため、父の日や母の日、敬老の日などのプレゼントとして、これからも健康に過ごしてほしいという想いを込めて高級枕を贈ると喜ばれるでしょう。プレゼントする場合は、枕の硬さや高さなどの相手の好みを確認したり、一緒に店舗に行って好みを聞きながら選んだりするとよいでしょう。

高級枕と普通の枕の違いとは

高級枕と低・中価格帯の普通の枕では、どんな違いがあるのでしょうか。主な違いとして、以下の5つが挙げられます。

• 素材：硬い・柔らかい・反発力があるなどのさまざまな素材を使っている
• 形状：一般的な長方形以外に、ウェーブ型やくぼみ型などがある
• 機能性：高さ展開が豊富にあり、高さを調整できるものもある
• 耐久性：耐久性に優れているものが多い
• 保証付き：保証付きのものもあり、購入後もサポートを受けられる

高級枕ブランドの特徴

高級枕を扱っているブランドはさまざまありますが、ここでは高級枕の有名ブランドを4つ紹介します。それぞれ異なる特徴があるので、チェックしてみましょう。

テンピュール

「テンピュール」は、低反発枕で知られる寝具ブランドです。ブランド名にもなっているテンピュールは、NASAが宇宙飛行士の身体にかかる負担を軽減するために開発した素材の名前でもあります。テンピュールの枕はフィット感があり、耐久性に優れているのが魅力です。包み込まれるような感触が好きな人や長く愛用したい人におすすめのブランドです。

マニフレックス

「マニフレックス」は、高反発枕で有名なイタリアの老舗寝具のブランドです。独自素材の「高反発フォーム「エリオセル」」を採用していて、なかでも高級素材の「エリオセルMF」を使った枕は高反発ながらも柔らかな寝心地が特長です。また、マニフレックスの枕は耐久性にも優れているため、枕を長く愛用したい人にもおすすめです。

シモンズ

アメリカの老舗ブランド「シモンズ」の製品は、多くの高級ホテルに導入されていることでも知られています。枕は豊富なラインナップを取り揃えているので、自分の好みに合わせて高さや硬さ、寝心地などが選べます。有名ブランドの確かな品質の枕を使いたい人や豊富な種類のなかから選びたい人におすすめです。

昭和西川

「昭和西川」は、点で支える「ムアツ」素材を独自開発した日本のブランドです。西川株式会社と同じ起源をもちますがビジネス上の交流はなく、別のブランドになります。「ムアツ枕」や背中まである特殊な形状の巨大な「ギガ枕」などのさまざまな種類の枕を扱っているほか、地球と人に配慮したプライベートブランドも展開しています。信頼できる日本のブランドの枕を使いたい人に向いています。

高級枕を選ぶときのポイント

高級枕にはさまざまな種類があるため、どれを選べばいいのか迷う人は多いでしょう。ここからは自分に合った枕を選ぶときの4つのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①高さ

枕は製品によって高さが違うので、理想的な寝姿勢が保てる適切な高さを選ぶことが重要です。枕の高さが身体に合っていないと、肩こりや首こりを引き起こす可能性があります。

理想的な寝姿勢とは、仰向け寝の状態のときには立ち姿勢と同じような背骨のS字ラインがキープできている状態をいい、顎先が頭よりも約5度下がるのが理想的です。一方、横向き寝のときには、首の骨がまっすぐになっている高さがよいといわれています。

枕を購入する前は、セルフチェックで枕の高さを確認しておきましょう。セルフチェックの方法は以下のとおりです。

1. バスタオルを折りたたみ、頭の下に敷いて寝姿勢をとる。
2. 理想的な寝姿勢がキープできる高さにバスタオルを調節して、最適な高さを見つける。

敷き布団やマットレスの種類によっては身体の沈み込む深さが変わってくるため、セルフチェックを行うときは、必ず枕と一緒に使う敷き布団やマットレスの上で行うようにしましょう。

もし高さ選びで迷ってしまう場合は、高さが調節できる枕がおすすめです。枕に付属している調節シートや枕の素材を出し入れするなどして高さを調節できるので、身体に合わない枕を選んでしまうリスクを減らせます。

高めが向いている人

高めの枕が向いているのは、一般的に男性や体格のしっかりした人です。低めの枕だと頭が下がって首や肩に負担がかかる可能性があるため、身体に合った高さのある枕を選ぶことが大切です。

低めが向いている人

低めの枕が向いているのは、一般的に女性や細身の人です。女性や細身の人が高すぎる枕を使うと、寝姿勢が崩れてしまう場合があるため注意しましょう。

②幅

枕の幅が狭いと寝返りのときに枕から頭が落ちてしまい、睡眠の妨げになる可能性があります。枕の幅は頭3つ分が確保できる約60㎝以上がおすすめです。寝返りできる十分な幅がある枕を選びましょう。

③形

高級枕には一般的な長方形以外に、寝返りが打ちやすい形やフィット感のある形などのさまざまな形があります。ただし、高低差がありすぎる枕だと寝返りがしにくいことがあるので注意が必要です。自分の身体に合った形を選べるように、それぞれの特徴を見ていきましょう。

長方形

長方形は、最もポピュラーな形です。ラインナップが豊富にある形のため、選択肢が多く、自分の好みに合う枕を選べます。また、長方形の枕は傾斜がない形になるので、寝返りがしやすいメリットがあります。高級枕の種類が多くて迷ってしまう人やスムーズに寝返りしたい人におすすめです。

ウェーブ型

ウェーブ型とは、横から見たときに波のように枕の高さに差がある形で、低反発素材を使った枕に多い形です。ウェーブ型は頭と首のカーブに枕がフィットするようになっているので、頭が沈み込みすぎないメリットがあります。首・肩の凝りが気になる人や安定した寝姿勢をキープしたい人に向いています。

くぼみ型

くぼみ型は枕の中央にくぼみがあり、両サイドが高くなっている形です。仰向け寝の場合、後頭部がくぼみにすっぽりとはまるので安定感があり、頭と首をしっかりと支えられるメリットがあります。寝相の悪い人や寝返りを多く打つ人におすすめです。

④素材

高級枕に使われている素材は数多くありますが、それぞれ特徴が異なります。どんな素材が自分に合うのかチェックしてみましょう。

素材	特徴
低反発ウレタンフォーム	柔らかく、ゆっくりと沈み込む感触がある。頭の形や重さに合わせて形が変化するのでフィット感がある。
高反発ウレタンフォーム	硬めの感触で弾力性が高い。寝返りがしやすい。
高反発ファイバー	寝心地は硬め。通気性に優れているので熱がこもりにくい。
ラテックス	天然ゴムを使った素材のため、柔らかさと弾力性がある。ゴムアレルギーの人は避けたほうがよい。
ポリエチレンパイプ	ストローを短くカットしたような形状の素材。通気性に優れていて水洗いできるので、清潔さをキープしやすい。
ポリエステルわた	わた状の人工繊維で、ふんわりとした感触がある。水洗いできる。
羽毛（ダウン）羽根（フェザー）	水鳥の羽を使った天然素材で、羽毛は芯のないわた毛状のもので、羽根は真ん中に固い芯があるもの。羽毛は自然なふんわり感があり、軽くて柔らかい。羽根は適度な弾力性がある。どちらも通気性・保温性・吸湿性に優れている。
そばがら	日本で昔から使われている素材で、寝心地は硬めになる。通気性が高く、熱や湿気がこもりにくい。

柔らかめを好む人に向いている素材

柔らかめの枕を好む人には、羽根や羽毛、ポリエステルわた、ラテックスなどがおすすめです。素材によって、ふんわりした感触や弾力性のある感触などがあるので、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

硬めを好む人に向いている素材

硬めの枕を好む人におすすめなのは、高反発ウレタンフォーム、高反発ファイバー、ポリエチレンパイプ、そばがらなどの素材です。素材によって硬さが異なるので、自分の身体に合う素材を選びましょう。

フィット感を重視する人に向いている素材

フィット感を重視する人には、低反発ウレタンフォームがおすすめです。ゆっくりと沈み込むような柔らかい感触で、頭と首に枕がフィットしてしっかりと支えてくれます。

⑤機能性

高級枕には、防臭や抗菌効果、洗濯可能などのさまざまな機能が付いているものがあります。汗をよくかく人や枕を清潔に保ちたい人は、機能性を重視して選ぶのもおすすめです。

⑥ブランド

枕を選ぶとき、高さや素材など以外に、ブランドで選ぶ方法もあります。ブランドごとに特徴が異なるので、自分に合うブランドを選ぶのもよいでしょう。高級枕ブランドの特徴の項目でお伝えしたポイントを参考に、好みのブランドを選んでみてくださいね。

【イチオシ】おすすめの高級枕

枕は適切なお手入れが大切

肌に直接触れる枕は汗や皮脂などで汚れてしまうので、清潔に保つためには適切にお手入れすることが大切です。素材によっては、洗えるタイプと洗えないタイプがあるので注意が必要です。洗濯表示を確認した上で、洗えるタイプの場合は、手洗いや洗濯機で洗って陰干ししましょう。洗えないタイプの場合は、日光に当てて干したり、UVランプが搭載された布団クリーナーを利用したりするのがおすすめです。枕を長く使うためにも、適切なお手入れを心がけましょう。

枕を買い替える時期はいつ？

枕の寿命は、素材や使用方法などによって異なりますが、平均して1〜5年程度になります。高級枕の場合、寿命は長い傾向にありますが、使っていて枕がへたってきたり、寝心地が変わってきたと感じたりしたら買い換え時です。枕はお手入れをすることで長く使用できるので、こまめにお手入れすることも大切です。

枕のほかにも睡眠環境を見直すことで睡眠の質は向上する

日々の生活のパフォーマンスを上げるためには、質の高い睡眠をとることが重要です。睡眠の質を向上させるなら、枕の見直しとあわせて睡眠環境の見直しも行うのがおすすめです。ここでは、睡眠の質の向上につながる4つの方法を紹介します。

マットレスを見直す

快適な寝心地を確保するためには、枕だけでなく、マットレスの見直しも必要です。身体に合わないマットレスを使っていると背中や腰などに負担がかかり、違和感や痛みが生じる可能性があります。マットレスを買い替えるときは、硬さや寝返りのしやすさなどに注意して、自分の身体に合ったものを選びましょう。

寝室の明るさを見直す

寝つきをよくするためには、寝室の明かりを暖色系の照明に変えるなどの工夫をするのがおすすめです。また、窓からの光が気になる人や朝日が早く差し込む夏場でも朝はゆっくりと寝たい人は、遮光カーテンで対策するのもよいでしょう。

寝室の室温を見直す

人が快適に寝るためには室温も重要なポイントです。暑すぎたり、寒すぎたりすると、睡眠の質の低下につながります。室温は、夏場は25℃前後、冬場は18〜23℃ほどになるように調節しましょう。

アロマやヒーリングミュージックを活用する

就寝前にリラックスすることで、自律神経が整い、寝つきやすくなります。好みの香りのアロマやヒーリングミュージックを活用して、リラックス効果を高めるとよいでしょう。

まとめ

枕は睡眠の質を向上させるための重要なアイテムです。高級枕は寝心地のよさを追求しているので、満足度の高い枕を見つけやすいのが魅力です。さまざまなブランドから多くの種類の枕が販売されているので、それぞれの特徴や機能性などをチェックして、自分の身体に合った枕を選びましょう。

ビーナスベッドでは、睡眠の質の向上につながる高級枕を豊富に取り揃えています。ぜひ一度ご利用ください。