公開日:2023.05.12
更新日:2023.05.29
目次
電動リクライニングベッドとは、モーターの力で足元や背もたれの高さを変えられるベッドのことをいい、介護やリラックス目的で利用されます。電動リクライニングベッドは、通常のベッドと異なる特徴があるので、どのように選ぶべきかわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、電動リクライニングベッドのメリット・デメリット、選び方を紹介します。電動リクライニングベッドの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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電動リクライニングベッドには、起き上がりの動作をサポートして、身体の負担を軽減させるなどのメリットがあります。ベッドの上で長時間過ごすことが想定されているため、通気性がいい点も特長です。一方で、通常のベッドとは異なるデメリットもあるので、事前に把握しておくことが大切です。メリット・デメリットについては、後ほど詳しく紹介します。
電動リクライニングベッドは「電動ベッド」とも呼ばれるもので、足元や背もたれの角度、ベッドの高さを調整できるベッドのことです。ベッドにモーターが搭載されており、手元のスイッチやリモコンで簡単に操作できます。
背もたれの角度を調整して、楽な姿勢でテレビを見たり、本を読んだりできるので、リラックス目的としても利用されることがあります。
電動リクライニングベッドと介護用ベッドは使用目的が異なります。
電動リクライニングベッドは寝心地や快適さを重視しているため、弾力性のあるスプリングマットレスを使用している製品が多いです。一方、介護用ベッドは寝心地よりも介護のしやすさを重視しているため、軽くて移動しやすいウレタンマットレスが使用される傾向があります。
また、電動リクライニングベッドは、デザイン性にこだわっている分、介護用ベッドよりも価格が高い傾向があります。
電動リクライニングベッドには、通常のベッドにはないメリットが多くあります。どのようなメリットがあるか詳しく見ていきましょう。
電動リクライニングベッドは、背もたれの角度やベッドの高さを調整できるので、起き上がったり、立ち上がったりする動きがしやすいのが特長です。介護を必要とする人が利用する場合、本人が動きやすくなることで、介護者の負担を軽減する効果も期待できるでしょう。
電動リクライニングベッドのなかには、足元にリクライニング機能が備わっているものがあります。足を高くして寝ると、血液やリンパの流れが活性化するので、むくみ予防にも効果的です。
いびきの原因の一つとして、寝ているときに呼吸が浅くなっていることが考えられます。電動リクライニングベッドで呼吸がしやすい角度に調整すると、いびき対策にもつながります。
電動リクライニングベッドの背もたれの角度を上げておくことで、ソファとして活用することも可能です。ベッドとソファ両方の用途として使えるので、部屋のスペースが限られている人におすすめです。
電動リクライニングベッドは、通気性に優れた構造になっているものが多いです。これは、長い時間ベッドで過ごすことを想定していることが理由とされています。
マットレスに通気性のいい素材が使われているだけでなく、フレームや床材が通気性のいいスチール製になっていることもポイントです。湿気はベッドやマットレスの劣化を早める原因となるので、通気性に優れていることは大きなメリットといえるでしょう。
多くのメリットがある電動リクライニングベッドですが、通常のベッドにはない機能を備えているため価格が高く、故障の可能性があるなどのデメリットがあります。
また、機能性よりも寝心地にこだわる場合は、電動でない通常のベッドを選ぶ方がいいかもしれません。購入する前には、どのようなデメリットがあるかも把握しておきましょう。
電動リクライニングベッドは、足元や背もたれの角度、高さを調整するためのモーターが備わっているため、通常のベッドと比べて高額なものが多いです。電動リクライニングベッドをレンタルできるサービスもあるので、購入するのが難しい場合はレンタルも視野に入れておくとよいでしょう。
電動リクライニングベッドのなかには、ベッドフレームとマットレスが一体化しているものがあるため、マットレスだけを買い替えられないケースがあります。マットレスが劣化したり、寝心地が合わなかったりすると、ベッドごと買い替えることになるので、購入前に一体化タイプであるのかを確認しておきましょう。
電動リクライニングベッドはモーターが搭載されているため、リクライニングができなくなるなどの故障が起こる可能性があります。購入した店舗やメーカーによっては故障対応が異なるので、修理を依頼できるか、部品交換できるかなどを購入前に確認しておきましょう。
機能性が重視されている電動リクライニングベッドは、一般的なベッドと比べて寝心地が劣るものも多いです。寝心地にこだわりたい場合は一体型ではなく、マットレスを自分で選べるタイプを購入しましょう。
電動リクライニングベッドのサイズは、シングルサイズまたはセミダブルサイズが中心です。なかには、ダブルサイズやクイーンサイズといった大きいサイズもありますが、気に入ったデザインを選べるほど種類がないのが難点です。
電動リクライニングベッドは、自分の力で起き上がったり、立ち上がったりすることが難しい高齢の人に向いています。リモコン操作で簡単に背もたれやベッドの高さを調整できるので、日常生活も快適に過ごせるでしょう。介護を必要とする人だけでなく、介護者の負担も軽減されるのも嬉しいポイントです。
また、ベッドでリラックスタイムを過ごしたい人や、ソファと併用したい人にもおすすめです。寝るときはもちろん、起きているときの過ごし方に合わせて快適な角度や高さに調整できるので、充実したリラックスタイムを過ごせるでしょう。
電動リクライニングベッドは通常のベッドと違い、機能性も重視されるため、選び方がわからない人もいるでしょう。ここでは、電動ベッドを選ぶときに注目したいポイントを紹介します。
電動リクライニングベッドのなかには、リクライニング以外にも「折りたたみ機能」や「収納機能」といった便利な機能が備わっているものもあります。それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
折りたたみ機能がある電動リクライニングベッドは、夜寝るときだけベッドを使う人や、部屋のスペースが限られている人に向いています。
コンパクトに折りたためるベッドは、部屋のスペースをより有効活用することが可能です。ベッドの脚にキャスターが付いていると、ベッド下の掃除がしやすくなるのも嬉しいポイントです。
折りたたみベッドは、折りたたみの部分に段差があるため、折りたたみ機能のないベッドより寝心地が劣る傾向があります。また、折りたたみ機能のないベッドより強度が低い場合があるので、耐荷重にも注意しましょう。
収納機能がある電動リクライニングベッドは、部屋の収納スペースが少ない人や荷物が多い人、介護を必要とする人に向いています。
ベッドの下に収納があると、衣類や生活用品などを手の届く位置にしまうことができます。介護用品や生活用品をベッドから動かずに取り出せるので、ベッドからの移動が難しい人にもおすすめです。
収納機能があるベッドは、収納機能がないベッドと比べて通気性が劣る傾向があります。湿気がたまるとカビやダニが発生する原因になるので、定期的な換気を心掛けましょう。
電動リクライニングベッドは、内部にモーターが搭載されており、モーター数によってベッドの稼働部分が異なります。モーターの数に応じて変化する主な機能は以下の通りです。
モーターの数 | 機能 |
1 | ・背上げ機能のみ ・高さ調整のみ ・背上げ機能+足上げ機能(連動) |
2 | ・背上げ機能+足上げ機能 ・背上げ機能+高さ調整機能 |
3 | 背上げ機能+足上げ機能+高さ調整機能 |
4 | 背上げ機能+足上げ機能+高さ調整機能に加えて、 寝返り補助やヘッドアップ機能が搭載される |
上表でわかるように、モーターの数が多いほど細かい操作が可能です。ただし、操作が複雑に感じる場合もあるので、必要な機能に絞り、操作のしやすさを考慮したうえで選ぶとよいでしょう。
寝心地にこだわる場合は機能性だけでなく、マットレスの硬さや素材にも注目しましょう。マットレスには、コイルを使用したタイプとコイルを使用しないタイプがあります。それぞれの特徴を詳しく紹介します。
マットレスに使用するコイルを大きく分けると、ポケットコイルとボンネルコイルがあり、硬さや寝心地が以下のように異なります。
素材 | 特徴 |
ポケットコイル | ・柔らかな寝心地・身体にフィットする・体圧分散性が高い・振動が伝わりにくい |
ボンネルコイル | ・硬めの寝心地・身体が沈み込みすぎない・振動が伝わりやすい・通気性・耐久性に優れる |
ポケットコイルとボンネルコイルの違いは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
ノンコイルタイプのマットレスには、高反発ウレタン、低反発ウレタン、ファイバー、ラテックスなどがあります。それぞれの特徴は以下の通りです。
素材 | 特徴 |
高反発ウレタン | ・反発力が高い、身体が沈み込みすぎない、寝返りが打ちやすい ・通気性が悪く蒸れやすい、水洗いができない |
低反発ウレタン | ・反発性が低い、身体にフィットして沈み込む。柔らかな寝心地 ・通気性が悪く蒸れやすい、水洗いができない |
ファイバー | ・寝返りが打ちやすい、体圧分散性に優れる、通気性に優れる、丸洗いできる |
ラテックス | ・柔らかさと反発性を併せ持つ、体圧分散性に優れる、水洗いや天日干しができない |
電動リクライニングベッドで選ぶことができる主なサイズは、シングルサイズとセミダブルサイズの2つです。
シングルサイズは、横幅が狭いのでスペースが限られている場合におすすめです。介護目的で使用する場合は、ベッドの端まで手が届きやすいので、介護者にとっても使いやすいサイズです。
横幅があるセミダブルサイズは、手足を広げやすく、寝返りもしやすいため、寝心地を重視する人におすすめです。ベッドの上で長時間過ごしてもリラックスした時間が送れるでしょう。
電動リクライニングベッドを選ぶ際は、使用する人の体格や部屋の広さを考慮したうえで購入するのがポイントです。
電動リクライニングベッドは、通常のベッドよりも価格が高い傾向があり、モーター数やマットレスの種類によって金額が変わります。予算を決めたうえで、必要な機能と寝心地を考慮して選ぶとよいでしょう。
また、介護用ベッドとして購入する場合は消費税がかからないケースがあります。
消費税が非課税となる介護ベッドの要件
参考:消費税法施行令第十四条の四の規定に基づき厚生労働大臣が指定する身体障害者用物
参考: 品及びその修理を定める件
購入費用を抑えるためにも、消費税の負担がないベッドであるかを購入前にチェックしておきましょう。
電動リクライニングベッドは介護用だけでなく、リラックス目的としても活用できるベッドです。介護が必要な人や、介護者の負担を軽減できる一方で、価格が高かったり、故障のリスクがあったりするデメリットもあります。
電動リクライニングベッドを購入する際は、本記事で紹介した「電動リクライニングベッドを選ぶときのポイント」をぜひ参考にしてみてください。
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