公開日:2023.04.19
更新日:2023.05.15
目次
日本人の3〜4人に1人が頭痛持ちとも言われています。身近な症状になるため、たかが頭痛と思ってしまいがちですが、中には命に関わる危険なものもあるので注意が必要です。
本記事では偏頭痛持ちの人の特徴や頭痛の種類、原因と対処法、病気の可能性などについて詳しく解説します。頭痛に悩まされている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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こめかみから目のあたりにズキンズキンと脈打つような痛みが生じるタイプの頭痛で、頭の片側、または両側で起こります。原因ははっきりと解明されていませんが、いろいろな理由で脳の血管が拡張したり、脳を取り巻く三叉神経に炎症が起こったりして頭痛が起きると考えられています。光や音、匂い、気圧、温度の変化などの外部の環境変化に敏感になり、受ける刺激によって痛みが悪化したり、気持ち悪くなったりすることがあります。偏頭痛の特徴と症状については、あとの項目で詳しく解説します。
遺伝的な要素があると考えられているため、肉親に偏頭痛持ちの人がいると発症しやすいとされています。完璧主義、努力家、神経質な性格の人に多いとも言われます。偏頭痛は男性にも起こりますが、女性ホルモンと関係があると考えられているため、20〜40代の女性に多い傾向にあります。
ここからは、主な頭痛の種類を3つ紹介します。
偏頭痛はこめかみから目のあたりにかけて痛むことが多いとされていて、発作的に発生し、吐き気を伴うこともある頭痛です。発作の頻度は、個人差はありますが月に1〜2回起こる人が多く、週に1〜2回の人もいます。痛みは症状が出てから1〜2時間でピークになり、数時間〜2、3日続くこともあり、その後自然に消える傾向にあります。またすでにお伝えしたとおり、光や音などの外部の環境変化の刺激で悪化するケースもあり、頭痛の前には、目の前がチカチカする・視界の一部が白く遮られる・ギザギザした光が見えるなどの閃輝暗点(せんきあんてん)という前兆が現われる人もいます。
頭痛に悩む日本人の中で1番多い種類の頭痛です。頭の後ろから首すじ、背中にかけての筋肉が緊張して発生するとされています。痛みは軽度〜中等度で、頭に荷重がかかっている、または締め付けられているような圧迫感があります。寝込むほどの痛みはなく、動いても悪化しないため、普段と同じように行動できるのが一般的です。めまいや身体がふわふわする感じを伴う場合もあります。
発生率は比較的少ないタイプの頭痛です。20〜30代の働き盛りの世代で、女性よりも男性の発症が多い傾向にあります。激しい痛みを伴うのが特徴で、痛む側の目が充血したり、鼻水や流涙などの症状が出たりします。頻度は数週〜数ヶ月の間、夜間から明け方頃の決まった時間帯に1〜2時間毎晩続くとされています。
偏頭痛はどのような原因で起こることが多いのでしょうか。主な原因は4つありますので、チェックしておきましょう。
頭が痛いと頭痛薬を服用するときがありますが、頻繁に飲み過ぎてしまうと悪化するリスクがあるので注意が必要です。薬をやめることで頭痛の頻度が減少する場合があります。薬の過剰な服用は避け、必要に応じて医療機関を受診して相談するのもよいでしょう。
偏頭痛持ちでたばこを吸う人の場合、脳卒中のリスクが高まる可能性があるので要注意です。ニコチンには血管を収縮・拡張させる強い作用があるため、頭痛を引き起こしやすいと言われています。
精神的なストレス以外で、肉体的なストレスでも頭痛が起きやすく、睡眠不足や気圧・気温の変化も影響があるとされています。緊張型頭痛の場合は、長時間にわたるパソコンの使用や運転などで無理な姿勢を続けてしまい、筋肉に負担がかかって痛みを引き起こすと考えられます。
偏頭痛は脳の血管の拡張が原因の1つとされているため、血管を拡張する成分が含まれる食べ物や飲み物は避けたほうがよいと言えます。具体的には、チーズやチョコレート、ハム、赤ワインなどのアルコール類などが挙げられます。また、カフェインを含むコーヒーやエナジードリンクは毎日多量に飲んでしまうと、カフェイン中毒になり頭痛につながる恐れがあります。偏頭痛を誘発させると言われている食べ物や飲み物はなるべく避けることが大切です。
偏頭痛はどんな年齢の人でも起こるとされていますが、年代によって症状の違いがあります。それぞれの年代別に解説します。
小児期では、成人と比較して痛みの持続時間が1〜2時間と短く、長くても6時間くらいとされています。また顔面蒼白や嘔吐、乗り物に酔いやすい、落ち着きがない、寝言が多いなどの頭痛以外の症状が現れる場合が多い特徴があります。
大人の身体へ変化する思春期は、生理(初潮)が始まる時期にあたるため、女性ホルモンの分泌が乱れやすく、頭痛が起きやすくなるとされています。大人と比較すると、吐き気などの症状が顕著ではなく、痛みが数日続くことが多い傾向にあります。
特に女性の場合は、女性ホルモンのエストロゲンの減少が偏頭痛の引き金になるとも言われているため、生理前や生理後に頭痛が起こる人もいます。生理に関連する頭痛は吐き気などの重い症状が出る傾向にあり、頭痛薬が効きにくいケースがあります。
頭痛は更年期症状の1つとして知られています。更年期は女性ホルモンの分泌が低下し、自律神経のバランスが乱れるため、頭痛が起きやすくなります。耳鳴り・めまい・抑うつ症状などの不調が出始めることもあります。
加齢に伴って脳の血管が硬くなり、三叉神経への刺激が減少するので、偏頭痛は起こりにくくなると言われています。ただし、耳鳴り・めまい・抑うつ感が激しくなるといった脳過敏の症状が現れることもあります。また、この時期に初めて頭痛が起きた際は注意が必要で、普段感じないほどの強い頭痛、発熱や手足のしびれなどを伴う頭痛などの症状があった場合は、医療機関を受診したほうがよいでしょう。
代表的な症状は、以下のとおりです。
多くの場合、睡眠中は痛みが治る傾向にあります。
具体的な対処法を3つ紹介しますので、チェックしておきましょう。
偏頭痛が起きる要因として身体が敏感になっていることが挙げられるため、騒がしい音や明るい光などの刺激で痛みが増す傾向にあります。暗くて静かな部屋で横になったり、ひと眠りしたりして安静に過ごすとよいでしょう。
偏頭痛の場合、タオルに包んだ保冷剤や氷まくら、または冷たいタオルなどを痛む部分に当てて冷やすと、拡張した血管が収縮して痛みが楽になる効果が期待できます。
一方で、緊張型頭痛の場合はお風呂などで温めると痛みが軽減するとも言われているので、頭痛の種類によって対処が変わる点に注意しておきましょう。
カフェインは血管を収縮させる作用があるため、カフェインが含まれるコーヒーや緑茶などを摂取すると痛みが軽減することがあります。ただし過剰摂取すると、血管を拡張させて痛みが増すリスクがあるので注意が必要です。
痛みを我慢できない場合は、頭痛薬の服用を検討しましょう。頭痛に関与すると考えられているプロスタグランジンを抑える働きがあるので、痛みを和らげる効果が期待できます。ただし、3ヶ月以上にわたって月で10日以上も薬を飲む状態が続いている場合は、薬物乱用による頭痛につながる可能性があるので注意しましょう。
偏頭痛は生活習慣の改善で予防できるでしょう。ポイントとして、以下の3つを紹介します。
頭痛の予防効果が期待できるのが「マグネシウム」と「ビタミンB2」です。マグネシウムは神経細胞を安定させる作用があると言われていて、ビタミンB2は、偏頭痛持ちの人はミトコンドリアの働きに障害があるという仮説から、その働きを促すとされています。豊富に含まれる食材として、以下が挙げられます。
そのほかマグネシウムとビタミンB2を両方含んでいる食材は、玄米・納豆・ほうれん草などがあります。
光によって頭痛が引き起こされている場合は、白色の家具や、白色またはコントラストの高い壁紙などを避けるとよいでしょう。遮光性のあるカーテンに変えるのもおすすめです。照明は白色LEDやブルーライトはなるべく避け、柔らかい光のものにするのも予防につながります。自宅の照明や内装材などの住環境を見直すのも1つの方法です。
身に付ける衣類は、蛍光色や市松模様などの刺激が強い色や柄は避けましょう。寒色系で無地のものを選ぶのがおすすめです。また頭痛の原因になる可能性があるポニーテールなどの頭皮を引っ張る髪型や、頭を締め付ける帽子は控えたほうがよいでしょう。
頭痛は脳の病気が原因で起こることがあります。主な病気としては、
の3つが挙げられます。ここでは、具体的な頭痛の特徴と症状をそれぞれ紹介します。
頭痛で発症する病気の代表格で、脳の血管にできた脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)という風船のようなふくらみが突然、破裂して発症します。これまで経験したことがないほどの激しい頭痛がいきなり起きる特徴があります。吐き気を伴うケースが多いとされていて、中には意識を失うこともあります。
脳動脈解離(のうどうみゃくかいり)は、首から脳へ血液を送る血管である椎骨動脈にできるケースが多く、血管が裂けることで起きる病気です。後頭部に突然強い痛みを感じるのが特徴です。場合によっては、くも膜下出血のリスクが生じる可能性があるので注意しましょう。
頭蓋骨の内側に発生する腫瘍を脳腫瘍と呼び、さまざまなタイプがあります。脳腫瘍が原因で起きる頭痛は、数週間〜数ヶ月にわたり段々と強くなる場合があります。また明け方に痛みが増すことが多いとされています。
脳の病気が原因で起こる頭痛の特徴的な症状は、以下のとおりです。
(参考:一般社団法人 日本頭痛学会「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」Ⅰ頭痛一般)
頭痛を放置したり、頭痛薬を乱用したりすると少しの刺激でも興奮しやすい状態になるリスクがあります。痛みを我慢し続けていると脳が過敏になり、脳機能が低下して、頭痛以外の症状が起きやすくなります。たかが頭痛だと思わずに、つらいときやいつもと違う痛みを感じたときは放置せず、医療機関を受診するなど対応することが大切です。
偏頭痛は遺伝的な要素があると考えられているため、肉親に偏頭痛持ちの人がいると発症しやすいと言われています。また完璧主義・努力家・神経質な性格の人に多い傾向があります。身近な症状である頭痛ですが、くも膜下出血や脳動脈解離、脳腫瘍などの脳の病気で起こることもあるので注意が必要です。頭痛を放置しないことはもちろんですが、日頃の生活習慣を見直すことも大切です。寝不足の影響で頭痛が起きている人は、睡眠の質を高められるベッドや寝具の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
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