同棲カップル向けのベッドの選び方｜おすすめサイズや快眠するコツを紹介

同棲を予定しているカップルのなかには、ベッドの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。ベッドは長く使うものなので、快適に眠れるようにお互いの意見を取り入れて選ぶことが大切です。

そこで今回は、同棲カップルに向けてベッドの選び方を紹介します。おすすめのサイズや快眠するコツもまとめているので、ベッド選びに失敗したくない人はぜひ参考にしてみてください。

同棲カップルがベッドを選ぶときに確認したいこと

同棲カップルがベッドを選ぶときは、2人のライフスタイルや生活リズム、寝る前の過ごし方などを確認しておくことが大切です。まずはベッドを選ぶときに2人で確認したいことを紹介します。

ライフスタイルや生活リズム

2人の寝る時間や睡眠時間が異なると、お互いの眠りを妨げてしまう場合があります。

例えば一人が23時に寝て、もう一人が遅くまで仕事をして夜中の1時に寝るといったケースでは、先に寝ていた人が音や振動で起きてしまう可能性があります。このようにライフスタイルや就寝時間が異なる場合は、マットレスを別々にしたりシングルサイズのベッドを2つ並べて寝たりするなどの工夫が必要になるでしょう。

寝る前の過ごし方

寝る前の過ごし方も、同棲カップルで確認しておきたいことの一つです。

例えば、どちらかが眠るまで読書をするタイプであれば、別々のベッドで寝た方がお互いのストレスが少なく済みます。部屋の広さや間取りなどを理由に、一緒のベッドで眠りたい場合は、寝る前の過ごし方を見直したり話し合ったりすることも大切です。

寝相の悪さやいびきの有無

パートナーの寝相が悪かったり、いびきや歯ぎしりが激しかったりすると、一方が眠れずストレスを抱えてしまう恐れがあります。寝相の程度にもよりますが、大きいサイズのベッドであれば、気になりにくいかもしれません。

ただ、いびきや歯ぎしりは同じ部屋で寝ている限りは聞こえてしまうので、寝室を別にすることも検討した方がよいでしょう。また、いびきや歯ぎしりをするのは睡眠の質の低下が原因となっている可能性があるので、同棲をきっかけに身体に合うマットレスや枕を選ぶことも意識してみてください。

ライフプラン

将来のライフプランによっても、適切なベッドは変わります。結婚して子どもが産まれることを見越すのであれば、三人でゆったり眠れるベッドサイズを選ぶのがおすすめです。また、どちらかに転職や異動で夜勤になったり、単身赴任したりする予定がある場合は、ベッドを分けることも検討しておきましょう。

同棲カップルがベッドを選ぶときのポイント

同棲カップルがベッドを選ぶときは、サイズだけでなく収納の有無やヘッドボードの種類もチェックすると、納得のいくものが見つかりやすくなります。ここからは、同棲カップルがベッドを選ぶときのポイントを見ていきましょう。

ベッドサイズ

ベッドサイズを検討する際は、部屋の広さや寝る人の身長、体格に合うかを中心に確認しましょう。また、寝返りがゆったり打てる広さであるかも重要なポイントです。間取り別のおすすめのベッドサイズは、のちほど詳しく紹介します。

収納の有無

ベッドに収納スペースがあると、部屋を広々と使えるなどのメリットが得られます。収納家具を置くスペースがない場合や、部屋にクローゼットなどの収納がない場合は、収納（引き出し）付きベッドの購入を検討してみましょう。

ヘッドボードの種類

ヘッドボードには、コンセントやUSB差し込み口、棚や照明が付いている種類もあります。コンセントやUSB差し込み口があると、スマホを近くに置いた状態で充電できて便利です。2人で使う場合は、差し込み口の数も忘れずにチェックしておきましょう。

機能性よりも、部屋を広く見せることを重視するなら、ヘッドレスタイプがおすすめです。

床板の種類

ベッドの床板はすのこ床板と張り板が主流です。すのこ床板は通気性に優れ、張り板はきしみ音が気にならない特長があります。湿気やカビが気になる場合はすのこ板床、ベッドのきしみ音を抑えたい場合は張り板を選びましょう。

耐荷重

耐荷重とは、ベッドがどのくらいの重さまで耐えられるのかを示した値です。耐荷重を確認するときは、2人の体重だけでなく寝具の重さも考慮しなければなりません。耐荷重を超えるとベッドが壊れる可能性があるので、確認を忘れないように注意しましょう。

耐荷重の意味や確認方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ベッドの耐荷重とは？注意するべき種類と安全なベッドの選び方を紹介

【間取り別】同棲カップルにおすすめのベッドサイズ

ベッドサイズごとの幅や長さ、適した寝室の広さは以下の通りです。

ベッドサイズ	幅	長さ	置ける寝室の広さ
シングル	約100cm	約195～225cm	6畳以上（2つ並べる場合）
セミダブル	約120cm	約195～225cm	4.5畳以上
ダブル	約140cm	約195～225cm	4.5畳以上
クイーン	約160cm	約195～225cm	6畳以上
キング	約180cm	約195～225cm	6畳以上

シングルとセミダブルは一人で寝ることが想定されているため、同棲カップルが使う場合は、2つ並べるのがおすすめです。

表内のベッドサイズごとの幅や長さは、あくまでも目安なので、購入前に商品ごとの寸法を確認することが大切です。また、「置ける寝室の広さ」はベッドだけを置くことを想定しているので、家具を置きたい場合は、ひと回り小さいベッドを検討してみてください。

ここからは、間取り別のおすすめのベッドサイズを紹介します。

1K・1LDKの部屋

1K・1LDKの部屋に住んでいる同棲カップルには、ダブルサイズとクイーンサイズがおすすめです。

ダブルサイズ

ダブルサイズであれば、2人で使うことが想定されているので、一緒に寝ても問題ないでしょう。ただ、マットレスの振動を感じて、どちらか一方が起きてしまう可能性があります。

また、部屋の広さにも注意が必要です。4.5畳のワンルームにダブルサイズを置くと、食事や日常生活が送りにくくなってしまいます。1LDKの間取りで寝室として活用できるなら、4.5畳でもダブルサイズを選んでもよいでしょう。

1Kの場合はベッドを置く部屋に食事をするスペースも確保しなければいけないので、6畳以上ないとダブルサイズを置くのは難しいかもしれません。

クイーンサイズ

クイーンサイズはダブルベッドよりもゆったり眠れます。また、クイーンサイズからは商品によってマットレスが2つに分かれているものもあるので、寝返りの振動が伝わりにくくなるメリットも得られます。

なお、クイーンサイズは6畳の部屋でも置けますが、他の家具を置くスペースがありません。1Kに配置するのであれば8畳以上の部屋を選びましょう。

2LDK以上の部屋

2LDK以上の部屋に住んでいる同棲カップルは、以下のサイズを選ぶと快適に眠れるでしょう。

• クイーンサイズ
• キングサイズ
• シングルサイズ（2つ並べる）

クイーンサイズ

先述した通り、クイーンサイズはダブルベッドよりも広く、2枚仕様のマットレスもあるため、2人でストレスを感じることなく眠れる点がメリットです。また、キングサイズよりも幅を取らないので、他の家具を置くスペースを確保しやすいのも魅力の一つです。

ただ、ダブルサイズやシングルサイズと比べると、シーツやカバーの種類が少ないため、好みのデザインが見つかりにくくなる可能性があります。

キングサイズ

将来、子どもと3人で寝ることを想定しているなら、キングサイズがおすすめです。また、ゆったりと眠れるだけでなく、高級感のあるデザインを楽しめるメリットもあります。

ただし、クイーンサイズと同様にシーツやカバーの種類が少なく、購入費用が高くなる点を認識しておきましょう。

シングルサイズを2つ並べる

同棲カップルの場合、シングルサイズを2つ並べる方法もおすすめです。シングルサイズを2つ並べると、寝返りを打ってもお互いの睡眠を妨げることが少なくなるでしょう。また、シングルサイズはシーツなどの寝具の種類が多いので、好きなデザインを見つけやすいメリットがあります。

ただ、ベッドの繋ぎ目部分で寝たときに寝心地の悪さを感じる場合があります。そのような場合は、ファミリーサイズの敷きパッドやボックスシーツ、ベッドの隙間を埋めるパッドや固定ベルトなどのグッズを活用して、連結部分の違和感を解消しましょう。

同棲カップルが同じベッドで快眠するコツ

同棲カップルが同じベッドで快眠するためには、いくつかのコツがあります。同じベッドで一緒に寝ることを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

寝返りが打てるサイズにする

部屋のスペースに余裕があるなら、大きいベッドサイズを選ぶことが大切です。大きいサイズであれば振動が伝わりにくく、寝返りも打ちやすいので、快適に眠れるでしょう。身体の左右に20cmほどのスペースが確保できるサイズにすると、寝返りがしやすいため、睡眠の質を重視するならクイーンサイズ以上のベッドがおすすめです。

寝心地のよいマットレスを選ぶ

ベッドのサイズを大きくできない場合は、マットレスにこだわるだけでも快眠につながります。例えば、低反発マットレスを選べば衝撃を吸収してくれるので、動いたときの振動が伝わりにくく、お互いの睡眠を邪魔することが少なくなるでしょう。

ただし、寝心地のよい硬さは人によって異なるので、可能であれば別々のマットレスを使うのがベストです。

掛け布団を2つに分ける

快適に眠れる温度は人によって異なるので、掛け布団を2つに分けるのもおすすめです。お互いが好みの掛け布団を用意できると、2人とも快適に眠りやすくなります。また、冬場に掛け布団を取り合うことが減るので、夜中に寒くて目覚める回数が少なくなるでしょう。

寝室環境を整える

快適に眠るためには、寝室環境も整えましょう。例えば、室温を快適に眠れる温度に調整したり、副交感神経を優位にするアロマを使ったりするのがおすすめです。

このときに注意したいのが、快適な温度や好きなアロマの香りが人によって異なる点です。寝室の環境を見直すときは、2人の意見を取り入れることが大切です。

睡眠の質を高める習慣を取り入れる

快適に眠れないのは、寝具や寝室の影響ではない可能性もあります。例えば、生活習慣が乱れていたり、ストレスがたまっていたりすると、睡眠の質が低下してしまいます。睡眠の質を高めるためにも、以下のような習慣を取り入れてみましょう。

• 起きてすぐ日光を浴びる
• 寝る2～3時間前に夕食を済ませる
• バランスのよい食事をとる
• 就寝前のブルーライトを避ける
• 運動を習慣化する

パートナーと一緒に意識すると、より習慣として身に付きやすくなるでしょう。

寝室のレイアウトを決めるときのポイント

同棲カップルがベッドのレイアウトを決めるときは、ベッドの左右を壁にくっつけたり、窓に近付けすぎたりしないようにしましょう。

ベッドの左右を壁にくっつけて配置してしまうと、どちらか一方が出入りしにくくなります。左右どちらからもベッドに出入りできるように、通路を確保することを意識しましょう。

また、ベッドが窓に近すぎると夏は暑く、冬は寒く感じやすくなり、睡眠の質が低下する原因になるので注意が必要です。

同棲カップルにおすすめのベッド5選

寝心地のよいおすすめマットレス5選

ベッドを2台並べる時におすすめの便利アイテム

まとめ

同棲カップルがベッドを購入するときは、部屋の広さや2人の身長、体格に合うサイズを選ぶことが大切です。2人で一緒に寝るときは、クイーンサイズやキングサイズの大きいベッドを選ぶと快適に眠りやすくなります。生活リズムや就寝時間が異なる場合は、シングルサイズを2つ並べるのも手段の一つです。

生活リズムや今後のライフプランを話し合いながら、2人が納得できるベッド選びを実現させましょう。