組み立て不要なベッド一覧｜選び方と注意点、おすすめの人を紹介

ベッドの購入を考えたときに、組み立てに不安を感じる人もいるでしょう。特に一人で組み立てる場合は手間と時間がかかってしまうので、組み立て不要なベッドを選ぶのも手段の一つです。

この記事では、組み立て不要なベッドの種類やメリット、注意点を紹介します。ベッドの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

組み立て不要なベッドとは

組み立て不要なベッドは一般的に「完成品が届くもの」「半完成品と呼ばれる自分で行う作業が少ないもの」「業者が組み立てるもの」の3つに分けられます。

完成品が届く

商品説明欄などに「完成品」と書かれたベッドは、組み立ての必要がなく、ダンボールを開けてすぐに設置できるタイプのベッドです。使わないときにコンパクトになる折りたたみベッドや、すのこベッドのように分割式になっているものが多いです。

半完成品が届く

「半完成品」とは、組み立ての手間がほとんどかからないタイプのことです。脚付きマットレスのように、マットレスに脚を取り付けるだけなど、簡単な作業で完成するものです。組み立てがまったく必要ないわけではありませんが、工具を必要とする作業がほとんどないので、組み立てが苦手な方でも安心です。

組み立てサービスが付いている

本来は組み立てが必要なベッドでも、組み立てサービスがついていれば自分で作業する必要がありません。基本的に配送業者が室内に運んで、その場で組み立ててくれます。組み立て費用は無料のところもあれば、4,500〜15,000円程度の追加費用が必要となるケースもあります。

組み立て不要なベッドの種類

組み立て不要なベッドにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、組み立てサービスを使わなくてもすぐに設置できる「完成品」「半完成品」のベッドを紹介します。

折りたたみベッド

折りたたみベッドは、梱包時は2つ折りあるいは3つ折りになっていて、開梱したら折りたたまれている部分を開くだけで設置できるベッドです。上に布団やマットレスを乗せて寝るタイプと、マットレスがついているタイプの2パターンがあります。

キャスター付きのものが多く、移動が簡単で掃除しやすい点が特長です。折りたたみベッドは、室内で布団を干せるので、ベランダでの天日干しが難しいときにも活用できます。

折りたたみベッドは比較的安価に購入できますが、介護用などで使えるリクライニング式など、機能付きのものは価格が高くなる傾向があります。

すのこベッド

すのこベッドは、パーツが少ないシンプルな構造なので、誰でも簡単に設置できます。すのこを枠組みに利用しているので通気性がよく、湿気を逃してカビの発生を防止できるメリットがあります。

また、すのこではなく物流の現場で荷物の運搬に用いられる木製の台を使用した「パレットベッド」と呼ばれるものもあります。すのこベッドもパレットベッドも通常のベッドより安価なものが多いので、リーズナブルなベッドが欲しい人にもおすすめです。

脚付きマットレス

脚付きマットレスは、マットレスの四隅に脚を付けた簡単な構造のベッドです。組み立ての手間が一切かからないわけではありませんが、脚のネジ部分をくるくる回してマットレスに取り付けるだけで完成します。

脚付きマットレスはフレームがないので、フレーム付きのベッドと比べて圧迫感を感じにくい点も魅力です。脚だけを取り替えることもできるので、マットレスの高さを簡単に変えられるメリットもあります。

▼おすすめの脚付きマットレス

畳ベッド

畳ベッドとは、ベッドの床板部分にマットレスではなく畳が入っているタイプのベッドです。畳ベッドのなかには組み立てが必要なタイプもありますが、折りたたみ式を採用したものもあります。

畳ベッドの魅力は、ベッドでありながら和室のような気分を味わえることです。い草などの天然素材で作られた畳は、断熱性・保温性に優れているなどの効果があります。

畳ベッドのメリットやおすすめ商品は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

畳ベッドのおすすめ商品は？選ぶポイント・メンテナンス方法まで細かく解説！

組み立て不要のベッドを使うメリット

組み立て不要のベッドには多くのメリットがあります。どのようなメリットがあるかを見ていきましょう。

届いたその日から使える

組み立て不要なベッドは、組み立ての時間やスペースを確保する必要がないため、自宅に届いたその日から使えます。一方、一人で組み立てられないベッドを購入すると、手伝ってくれる人と予定を合わせたり、工具を揃えたりしなければなりません。

このような手間がかからないのが、組み立て不要ベッドの最大のメリットといえるでしょう。

引っ越しがしやすい

組み立て不要なベッドであれば、引っ越しのときに解体することなく運搬できます。折りたたみベッドのようなコンパクトなタイプであれば、ベッドの運搬ルートを心配することなくスムーズに引っ越しができるでしょう。

工具や組み立てスペースがいらない

組み立て不要なベッドを選ぶと、工具を用意したり、スペースを確保するために部屋を片付けたりする手間がかかりません。引っ越しが多い人や、新居の準備で忙しい人には嬉しいメリットといえるでしょう。

組み立て不要のベッドの注意点

ここでは、組み立て不要のベッドを購入する前に知っておきたい注意点を紹介します。

搬入できない場合がある

組み立て不要のベッドのなかには、梱包サイズが大きいものもあります。例えば、脚付きマットレスのセミダブル・ダブルのような大きいサイズは、搬入できない可能性もあるでしょう。引っ越しをする際は、梱包時や折りたたみ時のサイズを確認し、玄関や寝室のドアから搬入できるか確認しておきましょう。

寝心地は優先されていない

コンパクト性を重視した折りたたみベッドやすのこベッドの場合、寝心地はあまり優先されていないケースが多いです。布団やマットレスによって改善できる場合もあるので、寝心地も重視する人は寝具選びにこだわるとよいでしょう。

収納スペースが少ない

ベッドのなかには引き出しが備え付けられているタイプもありますが、組み立て不要のベッドは収納がないことがほとんどです。すのこベッドなど高さのないベッドは、ベッド下のスペースを活用するのも難しくなります。

収納付きのベッドが欲しい人や、ベッド下に収納スペースを確保したい人は、ベッドの仕様や高さを確認してから購入しましょう。

凹凸や隙間がある

折りたたみベッドは折れ目部分に隙間や凹みがあるので、寝ているときに違和感をもつ人もいるかもしれません。寝心地を良くしたい場合は、厚手のマットレスを使うなどの工夫が必要です。

下からの冷気を感じやすい

通気性のよいパレットベッドやすのこベッドは、夏は快適に眠りやすいですが、冬は下からの冷気で寒く感じるかもしれません。寒いと感じるときは、冷気を軽減するために床にラグなどを敷いたり、あたたかい寝具を使ったりするなどの寒さ対策を行いましょう。

組み立て不要のベッドがおすすめな人

組み立て不要のベッドは以下のような人におすすめです。

• 一人暮らしの人
• 引っ越しが多い人
• 高齢の人

一人暮らしの人

DIYや工具を使うことに慣れていない人の場合、一人でベッドを組み立てるのは難しく、想像以上の時間がかかるかもしれません。一人暮らしで誰かに手伝ってもらうとしても、予定が合わなければ、ベッドを使えない日が続いてしまうでしょう。

組み立て不要のベッドであれば届いてすぐに使えるので、一人暮らしの人にもおすすめです。

引っ越しが多い人

組み立て不要のベッドは、解体せずに搬出・搬入できるので、引っ越しが多い人におすすめです。ただし、玄関や寝室のドアから搬入できないケースがあるので、事前に運搬ルートの確認をしておくことが大切です。

ベッドの引っ越しも自分でできれば、解体や組み立てを業者に依頼する必要もないので、引っ越しにかかる費用が抑えられるでしょう。

高齢の人

高齢になると、床に布団を敷いて寝るよりも、ある程度高さのあるベッドの方が立ち上がりやすく、布団の上げ下ろしもしやすくなります。ただ、自分でベッドを組み立てるのが大変なケースもあるので、組み立て不要のものを選ぶのも手段の一つです。

ベッドで食事をするなど、ソファのように活用する予定があれば、リクライニング機能があるベッドを選ぶのもおすすめです。

ベッドを組み立てられない人におすすめのサービス

自分でベッドを組み立てるのは避けたいけど、寝心地やデザインなどを考慮して組み立て式のベッドが欲しい人もいるでしょう。

そんなときは、組み立てサービスのある店舗や組み立て代行サービスの利用がおすすめです。

組み立てサービス

ベッドを販売する店舗のなかには、購入したベッドを組み立ててくれるサービスがあります。組み立てサービスを利用する場合、別料金が発生することが多いですが、無料で組み立ててくれる店舗もあるので購入前に確認するとよいでしょう。

ビーナスベッドでは、ご購入いただいたベッドやマットレスの移動、開梱、組み立て、梱包資材の処分まで、すべて無料で対応しています。

ビーナスベッドでベッドを探す

組み立て代行サービス

家具の組み立て代行サービスを利用する手段もあります。利用料金は、サービス内容や地域によって異なるので、一括見積もりサイトなどを活用して比較してみるとよいでしょう。なかには、組み立て費用の他に出張費や駐車代がかかるケースもあるので、事前に追加費用がかかるのかを確認しておくのがおすすめです。

まとめ

組み立て不要のベッドは、組み立ての手間がかからないのはもちろん、引っ越しがしやすく、工具やスペースを確保する必要がないのがメリットです。手伝ってくれる人と予定を合わせたり、工具を準備したりすることが難しい人は、組み立て不要のベッドの購入を検討してみましょう。

組み立ての必要なベッドが欲しい人は、組み立てサービスを活用する方法もあります。なかには、組み立てサービスを無料で提供している店舗もあるので、購入前に確認してみましょう。