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カーテンの洗濯頻度はどのくらい?シワにならない干し方と洗濯方法を紹介

公開日:2023.03.10

更新日:2023.03.20

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カーテンの洗濯方法がわからない、カーテンを洗濯したことがないという方も少なくないでしょう。しかし、カーテンは窓の結露によるカビや室内のホコリ、臭いが付きやすく、見た目以上に汚れています。

そこで今回は、カーテンの洗濯頻度や洗濯方法と干し方、カビや汚れを防ぐ方法を紹介します。カーテンの正しい洗濯方法を知ったうえで、定期的に洗濯していきましょう。


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カーテンの洗濯頻度は年1〜2回が理想

カーテンの洗濯頻度は年1〜2回が理想です。厚手のドレープカーテンなら年1回程度、レースカーテンのような薄手のものであれば年2回程度が推奨されています。

カーテンは目立つ汚れがなくても、結露によってカビが発生したり、花粉がついたりすることがあります。特に室内で喫煙をしている場合はカーテンに臭いや汚れが付きやすいため、小まめに洗濯するとよいでしょう。

カーテン

カーテンが汚れる原因

カーテンが汚れる原因には、ホコリや皮脂、油汚れなどがありますが、最も多いのはカビによる汚れです。特に冬の時期は外と室内の気温差が大きくなり、窓が結露してカーテンにカビが生えることがあります。

カーテンを洗わないとどうなる?

きちんとメンテナンスをすれば長く使えるカーテンも、カビや汚れが付着したままにすると生地が傷み、劣化を早めてしまいます。

また、カーテンは花粉を吸収しやすく、放置するとアレルギー性鼻炎や皮膚炎などの健康被害を引き起こす可能性もあります。

環境によっては洗濯頻度を増やす

カーテンの洗濯頻度は年1〜2回が推奨されていますが、あくまでも目安であり、環境によって異なります。以下の項目に当てはまる場合は洗濯頻度に限らず、状況に合わせて洗濯することがおすすめです。

  • 目で見てわかる汚れがある
  • 室内でペットを飼っている
  • タバコの臭いがついている
  • 赤ちゃんがいる

ペットについている毛やダニなどがカーテンに付きやすくなります。タバコは、自分が喫煙者である場合はもちろん、家に来た人が一度吸っていただけでも臭いが残っているケースがあります。気になる場合は早めに洗濯しておきましょう。

カーテンの洗濯は湿気がない快晴の日がおすすめ

カーテンを洗った後できるだけ早く乾かせるように、湿気が少ない晴れた日に洗うのがおすすめです。梅雨に入る前の5月や梅雨明けの7月、10月などの行楽シーズンが適しています。

天気の悪い日や湿度の高い日など、乾きにくい環境でカーテンを長時間干しているとカビが発生しやすくなるので、天気予報で数日間の天気をチェックしておきましょう。

晴れ

カーテンの洗濯方法

カーテンの洗濯方法を大きく分けると「洗濯機で洗う」「手洗いする」「クリーニングに出す」の3つです。

繊細な素材のカーテンや、自分で洗濯するのが不安な場合、自分で洗っても落ちないカビや汚れがあるならクリーニングがおすすめです。洗濯機で洗えるカーテンであればコインランドリーを利用することもできますが、乾燥機は使えないので注意しましょう。

カーテンを洗濯する前の事前準備

カーテンは、自己流で洗濯すると汚れが落ちなかったり、生地を傷めたりする可能性があります。ここでは、カーテンを洗濯する前の事前準備を紹介します。

洗濯表示を確認する

まずは、カーテンの洗濯表示を確認し、推奨される洗濯方法を確認しましょう。

洗濯表示

「洗濯可」なら自宅で洗濯できますが、「洗濯禁止」の場合は手洗いやクリーニングが必要です。

カビや汚れを取り除く

カーテンのカビや汚れは、放置すると繊維の奥に染み込んだり、範囲が広がったりする恐れがあるので、洗濯前に取り除くことが大切です。

カビや汚れは、衣類用の中性洗剤をつけた歯ブラシでたたき落とし、水で濡らした布で洗剤を拭き取るのがおすすめです。落ちにくい汚れは洗濯前に洗剤や漂白剤を入れたお湯につけ置きすると、汚れが浮いて落ちやすくなります。ただし、漂白剤が使用できないカーテンもあるので、必ず洗濯表示を確認しましょう。


カーテンを洗濯機で洗う手順

ここでは、カーテンを洗濯機で洗う手順を紹介します。

  1. カーテンフックを外す
  2. カーテンを畳む
  3. 洗濯ネットに入れる
  4. 洗濯表示に従って洗濯する
  5. カーテンレールで干す

1.カーテンフックを外す

カーテンフックが付いた状態のまま洗濯すると、生地を傷める原因になるので、必ず洗濯前に外しましょう。フックが縫い付けてあり取り外せないタイプのカーテンであれば、フックがついた部分を内側に折りたたんで生地を丸めて、フックが生地に引っかからないように工夫します。

外したフックが汚れている場合は、手洗いやつけ置きをしておきましょう。

カーテンフック

2.カーテンを畳む

カーテンを適当に丸めて洗濯機に入れると、洗濯機の中でシワになってしまいます。ヒダに沿うようにジャバラ状に折り畳み、汚れ部分は表にくるように折ることがポイントです。

3.洗濯ネットに入れる

洗濯するときは、カーテンの大きさに合わせた洗濯ネットに入れましょう。洗濯ネットを使用することで型崩れや洗濯によるダメージを防げます。

4.洗濯表示に従って洗濯する

使用する洗剤の種類や洗濯方法はカーテンの洗濯表示に従いましょう。カーテンの生地を傷めないために脱水時間は「30秒以内」の短めに設定することがポイントです。

洗剤・柔軟剤

カーテンを洗濯するときは中性洗剤がおすすめです。汚れがひどいときは、洗剤と一緒に漂白剤を入れると効果的です。ただし、生地によっては漂白剤が使えないものもあるので、必ず洗濯表示を確認しましょう。

コース

通常コースで洗濯しても問題ありませんが、手洗いコースやドライコースで優しく洗濯することで、生地を傷めにくくなります。洗濯表示やメーカーのウェブサイトなどで推奨されているコースがあれば、それに従いましょう。

水量

カーテンの洗濯はたくさんの水を使用するので、水量を調節できる場合は「最大」に設定しましょう。水温は洗濯表示にもよりますが、40℃以下のぬるま湯で洗うと汚れが落ちやすくなります。

5.カーテンレールで干す

脱水まで終えたら、できるだけ早く洗濯機から取り出して干しましょう。カーテンフックを付けていつも通りカーテンレールに取り付けて、自然乾燥させましょう。厚地のドレープカーテンは水分を含むと重くなるので、カーテンレールで干すことが難しければ、物干し竿を使いましょう。

なお、乾燥機はカーテンの縮みや繊維が溶ける可能性があるので使用できないケースがほとんどです。

カーテンを手洗いする場合

カーテンを手洗いする場合は、以下の手順で洗います。

  1. 浴槽やシンクにカーテンが浸かる程度の水をためる
  2. 洗濯1回分の洗剤を入れる
  3. ジャバラ状にたたんだカーテンを入れる
  4. 表裏両方押し洗いをして、水がきれいになるまで繰り返す
  5. 洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水する

脱水後の干し方は洗濯機を使った手順と同様です。

シワにならない洗い方・干し方

カーテンは、洗濯方法や干し方によってはシワが残ってしまうことがあります。ここでは、シワにならない洗い方と干し方のポイントを紹介します。

洗濯方法

カーテンを手洗いする場合、手や足で優しく押し洗いをしましょう。洗濯機で洗う場合は必ず洗濯ネットを使用してください。洗濯ネットが小さいとシワになりやすくなるので、カーテンの大きさに合わせたサイズの洗濯ネットを選びましょう。

洗濯機で脱水するときは、30秒程度の短めに設定することがポイントです。

洗濯ネット

干し方

カーテンを干すときは、折り目に沿って両手でアイロンをかけるようにカーテンを挟み、形を整えていくとシワになりにくくなります。乾いた後でシワが気になる場合は、シワになった部分を霧吹きで濡らして自然乾燥させましょう。洗濯表示でアイロンの使用が禁止されていないカーテンであれば、霧吹きをしたあと、あて布をしてアイロンやスチームアイロンをかける方法も効果的です。

どうしてもシワが取れないときは、カーテンを購入した店舗やクリーニング店で相談してみましょう。

カーテンの汚れやカビを防ぐポイント

カーテンの洗濯は、カーテンフックを外したり、シワにならないように工夫したりと、洋服のように手軽に洗うことができません。そのため、日頃から汚れやカビを防ぐ工夫を取り入れることが大切です。

ここでは、カーテンの汚れやカビを防ぐポイントを紹介します。

部屋の湿度を60%以下に保つ

室内の湿度を60%以下に保つと、カビの発生を防ぎやすくなります。加湿器の使用や洗濯物の室内干しは湿度が上がりやすくなるので、除湿機を使用したり、小まめに換気したりするなどの工夫が必要です。

除湿機

窓やサッシの結露を拭き取る

結露した窓やサッシの水分によりカーテンが湿ってしまうと、カビが生える原因になります。特に湿気の多い梅雨時期や、室内外の気温差が激しい冬は結露が起きやすくなります。

カーテンにカビが生えることを防止するためにも、窓やサッシの結露を拭き取ったり、結露防止グッズを活用したりするなどの対策が大切です。

結露

窓にカーテンを触れさせない

家具や棚などでカーテンを窓に押し付けると、空気の通り道がなくなり湿気がこもりやすくなります。湿気がこもるとカビが生えやすくなるので、換気した空気を通せるように、窓とカーテンの間を開けておきましょう。

カーテンのホコリを小まめに取り除く

カーテンにホコリがたまるとカビの栄養源となってしまいます。室内のホコリは静電気でカーテンに付着するので、放っておくとカビの原因になります。ブラシなどを使用してカーテンのホコリを取り除きましょう。

カーテンレールを掃除する

カーテンだけでなく、カーテンレールに付着したホコリや汚れも、カビを繁殖させてしまいます。カーテンレールは高い位置にあり汚れに気付きづらい部分なので、意識して掃除することが大切です。

カーテンレール

まとめ

カーテンを清潔を保ち、長持ちさせるためにも定期的に洗濯することが大切です。これまで洗濯したことがない方でも、正しい洗濯方法や干し方を知っておくことで、洗濯のハードルも下がるでしょう。洗濯が難しいと感じた場合は、クリーニングに出すのも手段の一つです。定期的な洗濯だけでなく、日頃から湿気対策やホコリを取るなどの掃除も心掛けましょう。

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