公開日:2023.03.02
更新日:2023.03.20
目次
多忙な日々を送り、睡眠不足を補おうと休日に寝だめをする人も多いのではないでしょうか。なかには、寝だめをしても眠気がなくならず、心身の不調に悩んでいる人もいるかもしれません。
そこで今回は、寝だめによって身体に起きる影響や良質な睡眠を取る方法を紹介します。慢性的な睡眠不足に悩まされ、寝だめがやめられずに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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慢性的な睡眠不足は、多額の借金と同じようにすぐには返しきれないことから「睡眠負債」と呼ばれるようになりました。厚生労働省の2021年のデータによると、睡眠時間が7時間以下である人は全体の67.7%に上り、日本人の約半数以上が睡眠不足を抱えているともいわれています。
現代の日本人が睡眠負債を抱えやすいのは、仕事や家事、育児に追われ、十分な睡眠時間が確保できていない人が多いためです。また、スマホの普及により夜型の生活になりつつあることや、ストレスによる不眠も影響していると考えられます。
残念ながら、寝だめでは睡眠不足を解消することができません。むしろ、休日だけ睡眠時間を延ばしてしまうと体内時計や生活習慣が乱れ、睡眠の質が低下する原因となります。
寝だめを繰り返すことは、睡眠不足が解消されるどころか、睡眠不足が慢性化するリスクがあるといえるのです。
寝だめを防ぐためには、寝だめをしてしまう理由を知ることが大切です。ここからは、寝だめにつながるケースを紹介するので、自分の状況と照らし合わせながら確認していきましょう。
日頃から睡眠不足である場合、不足分を補おうと寝だめするケースは多くあります。
睡眠不足が解消されなければ、蓄積し続けることとなるため、睡眠時間が確保できるタイミングで返済しなければいけません。ところが仕事や家事、育児に追われている状況では、平日に睡眠時間を確保できず、休日の寝だめにより睡眠負債を返済するしかなくなるのです。
睡眠時間を確保しているにも関わらず、休日に寝だめをしてしまう場合、心身の疲労が蓄積している可能性があります。
本来、一日でたまった疲労は、睡眠をとることでその日のうちに解消されるはずです。ところが、睡眠の質が悪かったり、一日の睡眠では解消できないほどの疲れが蓄積されていたりすると、睡眠時間を確保しても十分に疲労回復ができなくなるのです。
一般的に、適切な睡眠時間は歳を重ねるほど短くなるといわれています。加えて、夜中に何度も目が覚めてしまうことも増え、睡眠の質が下がる可能性もあります。
このような年齢に応じた睡眠時間や睡眠の質の変化によって、徐々に疲労が蓄積され、寝だめをしてしまうケースも考えられるのです。
なかには、睡眠不足かどうかを自分で判断できない人もいるかもしれません。そのようなときは、休日に目覚ましをかけずに寝て、どのくらい眠っていたかを確認してみましょう。二度寝や三度寝を含めて、普段より2時間以上眠っていた場合は、睡眠不足である可能性があります。
本来、適切な睡眠時間が確保できている人であれば、自然と目が覚めるはずなので、休日に長く眠ってしまうこと自体が睡眠不足である証拠といえるのです。
先述した通り、寝だめは睡眠不足の解消にはつながらず、かえって心身に不調をきたす恐れがあります。ここからは、寝だめによって起こる心身の不調を紹介します。
人は寝すぎると睡眠の後半に現れやすいレム睡眠の時間が長くなります。レム睡眠中は脳が活発に動いている状態となるので、レム睡眠が長くなると脳に疲れが残り、日中の働きが鈍くなる原因となるのです。
また、横になっている時間が必要以上に長いと、副交感神経が優位な状態が続いたり、血行不良が生じたりすることで身体に倦怠感が残りやすくなります。
寝だめにより生活リズムが崩れると、自律神経が乱れ、メンタル不調を起こす可能性があります。
また朝寝坊をして日光を浴びずに過ごしてしまうと、メンタルを安定させる神経伝達物質「セロトニン」をスムーズに分泌できなくなります。セロトニンが不足すると、慢性的なストレスや意欲の低下、うつ症状につながってしまうのです。
人は体内時計が備わっているため、意識せずとも日中は活動状態に、夜間には休息状態に切り替わります。ところが寝だめをすると、体内時計が乱れてしまい、「時差ボケ」と似た身体の不調につながります。
崩れた体内時計は、元に戻すのに多くの時間を要するため、倦怠感や疲労感はしばらくの間残ってしまうでしょう。
適切な睡眠時間は個人差があるため、ただ長く眠るだけでは睡眠不足は解消されません。一般的に成人に必要な睡眠時間は6~8時間ほどとされていますが、日中に眠気を感じなければその日の睡眠時間は自分にとって適切といえます。
ただし、睡眠時間が確保できていても、睡眠の質が低ければ、心身の不調につながることもあります。睡眠不足を解消し、寝だめを予防するためには、睡眠の質を高めることも重要です。
食生活を見直すことは、睡眠の質を高めるうえで重要です。ここでは、良質な睡眠のために、食生活で意識したいポイントを紹介します。
睡眠の質を高めるために、夕食は就寝の2~3時間前までに済ませましょう。就寝直前に食事をすると、消化活動が活発になり、眠りが浅くなってしまいます。食べ物の消化には2~3時間ほどかかるので、寝る時間から逆算して早めに夕食を済ませるのがおすすめです。
バランスのいい食事を3食規則正しく食べると、体内時計が整い、睡眠の質を高める効果が期待できます。また、以下のような睡眠の質を向上させる食べ物も積極的に取り入れましょう。
ジャンクフードなど脂質の多いメニューばかり食べていると、睡眠の質に欠かせない栄養素が不足するだけでなく、肥満などの生活習慣病のリスクを高める原因となります。日頃から栄養バランスのよい食事を心がけることが大切です。
人は深部体温が下がったタイミングで眠気を感じやすくなります。そのため、寝る前にあたたかい飲み物で一時的に体温を上昇させることで、就寝時には体温が下がり、スムーズに入眠しやすくなるのです。
また、リラックス効果も期待できるので、なかなか寝付けない場合は就寝前にあたたかい飲み物を飲んでみるのがおすすめです。
アルコールやカフェインには強い覚醒作用があり、就寝前に摂取すると睡眠の質が下がる可能性があります。また利尿作用もあるので、夜中に何度も尿意を感じ、目が覚めてしまう原因にもなります。
アルコールやカフェインは体外に排出されるまで時間がかかるため、就寝前の摂取は控えましょう。
良質な睡眠を取るためには、生活習慣にも目を向けてみましょう。ここでは睡眠の質を高める生活習慣を紹介します。
先述した通り、人は深部体温が下がったタイミングで眠気を感じるため、寝る1〜2時間前に入浴するとスムーズに入眠できるようになります。ただし、湯船が熱すぎると交感神経が優位になり、目が覚めてしまうので、38〜40℃のぬるま湯につかるのがおすすめです。
入浴の効果やおすすめの入浴法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
適度な運動はほどよい疲労を感じられ、ストレス発散にもつながるため、睡眠の質を高める効果が期待できます。ただし、激しい運動や寝る直前の運動は眠りを妨げてしまうので、ウォーキングなどの有酸素運動を就寝3時間前までに取り入れるのがおすすめです。
睡眠の質を高めるうえで大切なのは、毎日決まった時間に就寝、起床して体内時計を整えることです。寝だめは体内時計を崩すため、休日でも夜更かし・朝寝坊をしないように就寝時間と起床時間を一定にすることが理想的です。
起床時に朝日を浴びると、体内時計がリセットされ、睡眠の質が向上します。日光を浴びてから14~16時間後に、睡眠を促すメラトニンの分泌が再開されるため、スムーズに入眠できるようになるのです。
一方、日光を浴びる時間が遅くなると、メラトニンの分泌が遅れてしまい、寝る時間になっても眠気を感じにくくなります。
睡眠アプリとは、睡眠時間や睡眠リズムなどを計測できるアプリです。睡眠アプリを活用すると、自分の睡眠を可視化できるため、改善点を見つけやすくなります。
例えば、睡眠の記録を取れば、眠っている時間や起床時間、就寝時間などのばらつきが把握できます。可視化されたばらつきを改善できると、良質な睡眠が取れるようになり、寝だめ防止につながるでしょう。
睡眠環境を整えることも、良質な睡眠につながります。ここからは、睡眠環境を見直すときのポイントを紹介します。
良質な睡眠を取るうえで、自分に合う寝具を使用することが欠かせません。マットレスを選ぶ際は、以下のような特徴がある寝返りが打ちやすいものを選ぶのが大切です。
ヒーリングミュージックを流すことで、副交感神経を優位にでき、リラックス効果が期待できます。寝る直前に聴けば、心地よく眠りにつけるでしょう。特にゆったりとしたテンポで歌詞が含まれていない音楽がおすすめです。
アロマの香りには、副交感神経を優位にする働きがあるため、身体の緊張がほぐれ、リラックス状態へ導いてくれます。また、匂いは脳へダイレクトに伝わるので、ストレス解消の効果も期待できます。なかなか寝付けないときは、アロマを焚いてみることも検討してみましょう。
スマホやPCの画面から発生しているブルーライトは、睡眠を促すメラトニンの分泌を抑制してしまいます。そのため、寝る直前にスマホやPCを使うと眠気を感じられなくなり、睡眠の質が下がる可能性があります。
寝室の環境を整えることも、快適な睡眠につながります。
寝室の温度は夏が26~28℃、冬が16~19℃、湿度は40~60%が理想とされています。寝室の明かりには、明るすぎず暗すぎない暖色系の電球がおすすめです。騒音が気になる際は、遮音性の高い厚手のカーテンを使って対策しましょう。
先述した通り、寝だめをしても日頃の睡眠不足は補えません。睡眠時間が足りていないと感じる場合は、起床時間ではなく就寝時間を調整することが大切です。例えば、睡眠時間を1時間延ばしたいときは、いつもより1時間早めに就寝することを意識しましょう。
寝だめは睡眠不足の解消にはつながらず、かえって心身に不調をきたす可能性があります。睡眠不足を解消し、寝だめを防ぐためには、睡眠の質を高めることが重要です。食生活や生活習慣、睡眠環境を見直し、良質な睡眠を手に入れましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
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「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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