公開日:2023.02.10
更新日:2023.06.26
目次
一緒に寝ている人が寝言を言っていたり、「寝言を言っていた」と指摘されたりした場合、人はなぜ寝言を言うのか気になってしまう方も多いのではないでしょうか。寝言は、症状によっては病気が隠れている可能性もあります。そのため、寝言についてあらかじめ知っておくことが大切です。
本記事では、寝言を言う理由と寝言は病気なのかについて解説します。寝言が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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なぜ、人は寝言を言うのでしょうか。理由にはさまざまなものがありますが、ここでは主な5つを紹介します。
寝言の理由として、仕事が辛い、掛け布団が重いなど心身や睡眠環境のストレスの影響が挙げられます。特に、日中の強いストレスや不安感によって寝言が増えると言われています。また、寝苦しさがそのまま寝言につながるケースも多いです。
睡眠中に見ている夢の影響も原因の一つです。夢の内容に反応して何かをしゃべり、それが寝言になっていると考えられます。睡眠には、身体は休んで脳が活動している状態の「レム睡眠」と、脳も身体も休んでいる状態の「ノンレム睡眠」の2種類のサイクルがあります。夢を見ているのは主に浅い眠りのレム睡眠の方で、寝言を発しやすいのもレム睡眠時が多いと言われます。
食生活が寝言に影響する場合もあります。例えば、就寝前の飲酒やカフェイン摂取によって夜間に目覚めることが多い方は注意が必要です。特にアルコールの摂取は、寝付きは良くても眠りは浅くなり、レム睡眠が抑制されます。そのため、ノンレム睡眠のサイクルが増え、寝言を発する状態が続いてしまいます。同時にいびきなどの原因にもなりやすいでしょう。
睡眠不足で脳が活動的になっている状態の時、眠りが浅くなって寝言を発しやすくなるケースもあります。上記のような就寝前のアルコール・カフェインの摂取、あるいは強いストレスなどでなかなか寝付けず、脳が活発化する場合も多いので気をつけることが重要です。
最も注意したいのが、病気の影響が寝言の理由になっているケースです。寝言を発しながら身体が痙攣したりうなされていたりする時は、病気の可能性があります。また、関連性のある病気も多く、場合によっては無呼吸症候群やナルコレプシーなども考えられます。
いつも寝言を言う人もいれば、まったく寝言を言わない人もいます。寝言を言う人には何か特徴があるのか気になるところです。
ここでは、どのような特徴を持つ人が寝言を言いやすいのか解説していきます。
不規則な生活習慣を送っている人は寝言を言いやすいと言われています。バラバラな起床時間・就寝時間や乱れがちな食生活、運動不足といった不規則な生活習慣は、強いストレスとなることが多いです。こういったストレスを受けて眠りが浅くなり、寝言を発しやすくなります。
肉体的なストレスも寝言を発しやすくなる原因です。働き過ぎや激しい運動などによって過度な疲労感を感じた場合、睡眠の質が落ちやすくなるでしょう。また、座りっぱなしで仕事をしたり、正しくない姿勢で家事などを行ったりしても筋肉が硬直して疲労が溜まるため、気をつけたいところです。
眠りが浅いレム睡眠中は誰でも寝言を発しやすく、普段我慢していることがストレスとなって寝言として現れる場合も多いです。そのため、思っていることを飲み込んでしまうタイプの人も寝言を発しやすいと言えます。ストレスを抱えやすい人は、寝言の頻度が高い傾向があるでしょう。
寝る前にアルコールやカフェインを摂取する習慣がある人も寝言を発しやすいです。飲酒やカフェインは脳を覚醒させる作用を持つため、眠れた場合でも浅い睡眠の時間が多くなってしまいます。このような浅い眠りは寝言を増やし、睡眠の質を下げることにつながるので控えた方が良いでしょう。
寝言を発するタイミングはノンレム睡眠とレム睡眠の2種類のサイクルにわけられ、起こる現象も異なります。ここでは、それぞれの場合について解説していきます。
ノンレム睡眠は深い眠りで脳や自律神経は休んでいますが、身体の筋肉は完全に緩んでいない状態です。そのため、「睡眠時遊行症(夢遊病)」や「睡眠時驚愕症(夜驚症)」といった異常行動を起こす場合があります。睡眠時遊行症は、寝床を出てふらふら歩き回ったり走り出したりする現象で、睡眠時驚愕症は、不安や恐怖などで叫んだり悲鳴を上げたりする現象です。どちらも3歳から8歳くらいの子どもによく見られ、朝起きた時に自分の行動を覚えていないという特徴があります。
レム睡眠は浅い眠りで脳の情報を整理している時の睡眠サイクルです。脳や自律神経は活動しているものの身体の筋肉は緩んだ状態になっており、誰かと会話しているようなはっきりとした寝言や大声で叫ぶような寝言といった現象が起こりやすいと言われます。特に高齢男性に多く見られ、「レビー小体型認知症」や「パーキンソン病」と関係がある可能性も高いです。
寝言は、たまに出るならまだしも、あまりにも程度や頻度が高いと「危険なのでは?」「何かの病気かも」と不安になるものです。結論から言うと、寝言は障害の一種とは言え、すべてが危険というわけではありません。基本的に子どもの寝言は成長とともに頻度が減り、25歳以上でほぼなくなるため、心配の必要はないと言えます。一方、大人の寝言は頻度が極端に多かったり身体が痙攣していたりする場合、病気が隠れている可能性があります。
それでは、寝言に関連する病気にはどのようなものがあるでしょうか。例えば、風邪やインフルエンザなどで高熱を出した時に「うわごと」のような寝言を発することがあります。このような高熱を伴う病気は比較的ポピュラーなものだと言えますが、他にもさまざまな病気が寝言の原因になっているケースも多いです。ここでは、5つの病気を取り上げて解説します。
「睡眠時無呼吸症候群」は、寝ている時に一時的に呼吸が止まる病気です。呼吸が止まるたびに低酸素状態となることで苦しくなり、無意識で目が覚めています。この苦しい感覚が記憶に残り、悪夢を引き起こしている可能性があるのです。そのため、寝言は苦しそうなうめき声やあえぎ声が多いのが特徴です。
「ナルコレプシー」は、日中に突然強い眠気が起きる「中枢性過眠症」の代表的な病気です。日中の眠気だけでなく、笑ったり驚いたりした時に突然身体の力が抜ける「情動脱力発作」が起こる場合もあります。また、寝入る間際に鮮明な夢や幻覚を見たり、金縛り状態になったりする点も大きな特徴です。見る夢の生々しさから、寝言の内容は感情的なものが多いと言われています。
「パーキンソン病」は、手足の細かな震えや筋肉の強張り、動作緩慢などが起こる病気です。また、運動系の症状だけでなく「非運動症状」として寝言が出る場合も多いです。原因としては、睡眠中の動きにくさやパーキンソン病特有の痛みによって睡眠が浅くなることが挙げられます。はっきりした寝言や大声で叫ぶ寝言がこの病気の特徴です。
「レビー小体型認知症」は、いわゆる「認知症」の一種ですが、だんだん認知機能が衰える一般的な認知症とは異なり、認知機能の状態が波のように変動する病気です。実際にはないものが見える「幻視」に加え、寝言など睡眠時の異常行動も主な症状として挙げられます。寝言は、特にレム睡眠時に出現することが多く、夢の内容に反応して体を動かしたり、怒鳴るなどの寝言を発したりといった特徴があります。
「心的外傷後ストレス障害」(PTSD)は、怖い思いをした記憶が何度も思い出されて恐怖感などを感じ続ける病気です。ストレスは寝言の原因の一つで、強いストレスにさらされると寝言の回数や程度が増えると言われます。この病気は特に強烈な経験のストレスによるもので、睡眠中に悪夢を見てうなされることが多いです。
寝言は、対策をとることである程度の改善が可能です。ここでは、寝言を言う時に実践したい対策を3つ紹介します。「周りに迷惑をかけているかも」「寝言を聞かれるのが恥ずかしい」という方は、ぜひ行ってみましょう。
心地よく眠るためには、バランスの取れた食生活を心がける必要があります。夕食は就寝する約3〜4時間前までに済ませ、就寝前はアルコールやカフェインの摂取を控えます。また、体内リズムが崩れないよう、3食規則正しく食べることも大切です。体内時計をリセットするため、朝食も毎日食べるように心がけましょう。
寝言の大きな原因であるストレスを解消させることも重要です。不安や心配事を溜めないよう、気分転換を図る工夫をしましょう。読書や音楽・映画鑑賞を行ったり、アロマでリラックスしたりするのがおすすめです。加えて、ウォーキングや散歩、ヨガなど適度に身体を動かす習慣をつけると、熟睡しやすくなります。
睡眠の質を高めるためには、日々の生活習慣を整えることが大切です。朝にしっかり光を浴びておくことで生体リズムが整いやすくなります。また、できるだけ同じ起床時間と就寝時間になるよう心がけると良いでしょう。休日に「寝だめ」をする場合でも、普段と1~2時間程度の差にしておくことをおすすめします。
寝言の原因がわかっている場合、まず、それを取り除きます。例えば、強いストレスが原因で寝言がひどくなっているなら、ストレスのもととなっている環境を変えたり、ストレスへの上手な対処方法を学んだりすることが重要です。また、寝言以外に他の症状を伴うケースでは、睡眠の専門医を受診しましょう。
心身のストレスや見ている夢からの影響など、寝言はさまざまな原因によって引き起こされます。また、睡眠サイクルによって寝言の現象も異なります。基本的にそれほど心配はいりませんが、気になる場合は今回の記事で紹介した対策を実践してみましょう。
ただし、うなされたり痙攣していたりする場合は病気の可能性もあるため、専門の医師に相談することが大切です。
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