公開日:2022.12.17
更新日:2023.03.16
目次
睡眠の質と自律神経には、密接な関わりがあります。「なんだか最近よく眠れない」「眠りが浅い気がする」と感じている人は、自律神経の働きに着目してみましょう。自律神経の働きを味方につけるためには、就寝前の「入浴習慣」を見直すことが大切です。
そこでこの記事では、入浴によって得られる作用や、おすすめの入浴方法を解説します。効果的な入浴方法を身につけて、睡眠の質の向上に役立ててください。
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自律神経とは、体温や呼吸、消化といった身体の機能をコントロールする神経のことです。
自律神経には、昼間活発に行動するための「交感神経」と、夜間に身体と心を休ませるための「副交感神経」の2種類があり、それぞれがバランスを取りながら私たちの健康を支えてくれています。
睡眠の質を向上させるためには、交感神経の活動を抑え、副交感神経を優位にさせることが大切です。副交感神経の働きをサポートする方法は様々ありますが、なかでも「お風呂」は就寝前に入る人が多いため、スムーズな入眠を実現する重要なカギとなります。
シャワー浴からバスタブ浴へ切り替えると、睡眠の質が向上することがわかっています。ここからは、入浴によって得られる3つの作用について解説します。
湯船に浸かって全身が温まると、副交感神経が優位になり、身体をリラックス状態へと導いてくれます。
また、身体が温まると血行が促進され、新陳代謝が活発になります。すると、身体に蓄積された老廃物や疲労物質の排出が促され、疲労感の緩和につながるのです。
さらに、身体が温まることで、筋肉や関節の緊張も和らぎます。仕事や運動でクタクタに疲れてしまったときこそ、布団へ入る前に、少しでも湯船に浸かることが大切です。
湯船の中でかかる水圧は、およそ500kgです。肩まで湯船にしっかり浸かっていると、身体全体にまんべんなく水圧がかかり、全身マッサージのような効果を期待できます。身体がほどよく圧迫されることで、余分な血液や老廃物の排出が促されるため、むくみが気になる人にもおすすめです。
また、血液の流れが促進されることで、新陳代謝が活発になる効果も期待できます。
湯船の中では、プールや海と同じように浮力の影響を受けます。重力から解放され、身体の重さは室内にいるときの10分の1程度になるのです。すると、筋肉や関節の緊張が緩み、リラックス効果を得ることができます。
ここからは、自律神経のバランスが気になる人におすすめの入浴手順を解説します。
入浴中は、身体から800mLもの水分が失われるとされています。脱水症状を防ぐためにも、入浴前にコップ1杯程度の水を飲んでおくとよいでしょう。胃腸への刺激が気になる人には、常温の水や白湯もおすすめです。
湯船に浸かる前に、かけ湯を行います。かけ湯には、血圧の急激な上昇を防ぐ効果があります。手足の先から、身体の中心へと順番にお湯をかけていきましょう。
肩までしっかりお湯に浸かることを、「全身浴」と呼びます。上記の温熱作用やマッサージ作用、浮力作用を得るためには、半身浴よりも全身浴がおすすめです。ただし、長時間の入浴は身体に負担がかかり、疲労が蓄積される原因にもなるため、あまり推奨できません。1回の入浴時間は、10~15分程度を目安にしましょう。
次に、洗い場に出て髪や身体を洗います。洗う順番は自由ですが、シャンプーやトリートメントの成分が残っていると肌トラブルにつながるため、頭→身体→顔の順に洗うことをおすすめします。なお、メイクをしている場合は、湯船に浸かる前にクレンジングをしておきましょう。
顔や身体を洗ったら、再び湯船につかります。2度目の入浴も、時間は1回あたり10~15分が目安です。
このように複数回に分けて入浴することを、「分割浴」や「反復浴」といいます。一度に20~30分まとめて入浴するよりも負担が少なく、身体が芯から温まりやすいとされています。
ただし、身体の負担が気になる場合は、1回あたりの入浴時間を短くしたり、1回の入浴で済ませても問題ありません。自分の体調と相談しながら、無理のない範囲で実践しましょう。
入浴中に失われた水分を補うため、お風呂上がりにはなるべく早めに水分を摂取しましょう。ただし、入浴中に温まった内蔵を急激に冷やすと、身体に負担がかかる恐れがあります。冷たい水や牛乳もよいですが、あたたかい白湯やハーブティーなどもおすすめです。
入浴にはさまざまな作用を期待できる一方、誤った入浴方法を続けているとかえって健康を損なう恐れもあります。入浴する際は、以下のような点に注意しましょう。
お風呂の温度は、37~40度程度に設定しましょう。熱いお湯に浸かると交感神経が優位になり、心身が興奮状態に陥ってしまいます。また、交感神経が活性化されることで、余計に疲労が蓄積してしまうリスクもあります。就寝前に心身をリラックスモードにするためには、じんわりと汗をかく程度のぬるま湯がおすすめです。
入浴は、寝る1〜2時間前までに済ませるようにしましょう。
睡眠の質を向上させるには、深部体温を下げることが大切です。湯船に浸かって身体を温めると、時間をかけてだんだんと深部体温が下がり、身体が休息モードに入ります。そして、ちょうど布団に入る頃に深部体温を下げるためには、寝る2~3時間前がベストなタイミングなのです。24時に寝るなら22時~23時というように、寝る時間から逆算してお風呂の時間を設定しましょう。
暖かい部屋から急に寒い浴室へ移動すると、入浴によって上がった血圧が急降下します。すると、体内ではコルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが生成され、リラックスとは程遠い状態に陥ってしまうでしょう。また、入浴後の血圧が急上昇している状態から急に寒い浴室に移動すると、血圧の急激な変動によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」のリスクも高まってしまいます。とくに冬場はヒートショックが起こりやすいため、入浴前に浴室内の温度を上げておきましょう。浴室に暖房機がない場合は、洗い場に向けてシャワーを出しっぱなしにすることをおすすめします。
温冷交代浴とは、温かいお風呂と冷たいお風呂(水風呂)に交互に入浴することです。
短時間で血管の収縮と拡張が繰り返されることで、自律神経のトレーニングができるとされています。
アスリートが取り入れたことで話題になり、銭湯やスパでもこの温冷交代浴を実践する人が増えています。
一般家庭においても、シャワーを活用することで再現可能です。ただし、温冷交代浴が、一般的な温浴と比べて優れた入浴法かどうかは研究結果によって異なり、まだまだ議論の余地があります。身体の調子をみながら、無理のない範囲で実践しましょう。
ここからは、自宅でできる温冷交代浴の手順を解説します。
温冷交代浴は、一般的な入浴方法と比べて刺激が強いとされています。身体が覚醒してしまう可能性があるため、入眠直前は避けたほうが無難です。
また、体調不良の人や高血圧の人、心臓に持病がある人などは行わないようにしましょう。その他、お風呂上がりに転倒したことがある人も注意が必要です。のぼせやすい体質の人は、念のため家族にひとこと声をかけてから実践することをおすすめします。
睡眠の質を向上させるためには、入浴習慣の見直しだけでなく、寝具選びも重要です。
寝具の種類ごとのチェックポイントを押さえつつ、自分の身体に合った寝具を選びましょう。
たとえばマットレスなら、「寝返りがスムーズに打てるか?」「通気性に優れているか?」といった点を確認します。また、敷布団なら硬さや放湿性、クッション性、掛け布団なら保温性やフィット性などを重視するとよいでしょう。
睡眠の質を向上させるためには、自律神経の働きをサポートすることも大切です。
入浴には、副交感神経を優位にして、心身をリラックスモードへ導く働きがあります。ただし、やり方を間違えるとかえって身体が覚醒してしまったり、健康を損なうことにもなりかねません。ぜひ今回紹介した手順を参考に、身体に負担の少ない入浴方法を実践してください。
また、睡眠の質を高めたい人は、寝具にもこだわってみましょう。質のよい寝具を探すなら、創業50年以上の歴史を持つ「ビーナスベッド」がおすすめです。日本最大級のベッドショールームを持つビーナスベッドには、睡眠の質を高めるマットレスや枕、寝具が豊富に取り揃えられています。専門スタッフによるアドバイスも受けられるため、まずは気軽にチェックしてみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
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「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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