公開日:2022.12.06
更新日:2023.03.20
「バンザイ寝」は、両手を上げて寝る姿勢のことを指します。バンザイをしているような格好からそう呼ばれていますが、大人がこの寝姿勢をしている場合は、身体の不調によるものかもしれません。本記事では、バンザイ寝の原因と対策を詳しく紹介します。バンザイ寝が気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
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バンザイをしているように、両手を上げて寝る姿勢をバンザイ寝と言います。赤ちゃんがよくとる寝姿勢の一つで、無防備に両手を上げて眠っている姿を見ることも多いのではないでしょうか。赤ちゃんのバンザイ寝は、手のひらから体内の熱を放出したり、胸を開いて呼吸しやすくしたりといった機能的な理由があるため、特に問題はありません。一方、大人がバンザイ寝をよく行う場合は、身体に不調が隠れているケースもあるので注意が必要です。
それでは、バンザイ寝にはどのような身体の不調が隠れているのでしょうか。ここでは、バンザイ寝の主な原因を3つ取り上げて解説します。
肩こりは、首すじや首の付け根から肩にかけて張りやこりを感じる症状です。肩こりの人は、肩をストレッチするため、無意識のうちに手を上に伸ばして寝ている可能性があります。腕を上げて背筋を伸ばすことで、首や肩の筋肉が一時的に緩み、ラクになるからです。ただし、肩がラクになるからといってバンザイ寝を続けていると、骨や筋肉に負担がかかりがちです。起床時に痛みを感じる場合もあるため、意識して直すことが重要になります。
肩こり同様、背中がこっている場合もバンザイ寝をしやすくなります。ふだんから猫背気味の人や、PCやスマホに長時間向かっている人は、特に背中がこりやすいでしょう。背中がこっている時に、バンザイポーズをしてグーッと伸びると心地良く感じられるものですが、寝ている時も自然にバンザイをして背筋を伸ばそうとします。また、背中のこりは肺の伸縮を妨げるため、少しでも呼吸をラクにしようとしてバンザイ寝になるのです。
呼吸の浅さもバンザイ寝の原因の一つです。手を上げたバンザイポーズをすると、胸が大きく開いて呼吸がしやすくなります。呼吸が浅くなっている時は、身体が酸素を多く取り込もうとします。そのため、無意識のうちにバンザイをして胸を開いているのです。背中や肩がこっている場合や鼻づまりなどで呼吸が浅い状態になっていると、バンザイ寝に移行しやすくなります。
バンザイ寝をすることによって、肩や背中のこり、呼吸は一時的にラクになりますが、長期的に見ると身体への悪影響があります。ここでは、バンザイ寝が身体におよぼす悪影響について解説します。
寝返りには、就寝中に血行を促進する役割がありますが、バンザイ寝をしてしまうと寝返りが打てず、血行不良になるおそれがあります。また、肩から手にかけての血管が伸びて細くなる状態が続くのも血行不良になる理由の一つです。指先の毛細血管にまでしっかりと血液が行き渡らず、その結果冷え性の原因になるのです。さらに、手や肩が常に布団から出ていることで、寒い時期は特に冷えが進んでしまいます。
血行が悪くなることで、リンパの流れも低下します。老廃物が排出されず身体の中に溜まって代謝が悪くなり、全身のむくみにもつながりがちです。
また、バンザイ寝を続けていると、筋肉がこり固まり、血行不良によって肩こりや背中のこりが悪化してしまう可能性があります。つらいこりの症状をラクにするためにバンザイ寝になる、といった悪循環に陥りやすいので注意が必要です。
バンザイ寝は、腕の重みによって頭が下に落ちるような姿勢になります。顎が圧迫される格好になるため、気道が狭くなり、いびきが起こりやすくなります。いびきというのは、呼吸の際に、狭くなった気道などの部分に空気が通過することで振動し、音が出ることです。睡眠中は特に、のどを支えている筋肉が緩むため、よけいに狭くなっていびきが出やすくなります。バンザイ寝では、それに加えて顎も圧迫されるので、いびき発生の条件が揃っていると言えるでしょう。
バンザイ寝でいびきが悪化することで、睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりして、身体が低酸素状態になる病気です。いびき同様、空気の通り道である気道が狭くなることで起こりますが、作業効率の低下など日中の活動にも影響をおよぼす点が違いになります。
それでは、バンザイ寝はどのようにすればやめることができるでしょうか。ここでは、バンザイ寝をやめる方法を5つ取り上げます。
肩や背中など、身体のこりがなくなればバンザイ寝をしなくても済みます。程よく身体をほぐすストレッチの習慣をつけることで、こりが解消するのはもちろん、血行やリンパの流れも促進します。デスクワーク中心で長時間同じ姿勢をしている人には、休憩中の軽いストレッチがおすすめです。1時間に1回を目安に、定期的に身体を動かして筋肉がこわばらないように心がけましょう。また就寝前は、肩や首の筋肉を適度に動かして、こりをしっかりほぐしておきます。ただし、あまり激しい運動は、逆に寝付きを悪くしてしまうので注意が必要です。ゆっくり、自分が気持ち良いと感じる程度に行うのがポイントです。
次に、椅子や布団の上に座ったままでもできるストレッチを、肩と背中に分けて紹介します。
肩のストレッチは、椅子に腰掛けたまま、もしくは布団の上にあぐらや正座で座った状態でも簡単にできます。まず、上半身の姿勢を正し、頭のてっぺんがまっすぐ上になるようにします。両腕を上げて、親指を耳たぶの前に、他の4本の指を耳の後ろに持っていき、耳全体を挟むようにします。そのまま、顎をぐっと引くと、肩のストレッチができます。このストレッチは、肩だけでなく、首や上腕の筋肉も伸ばすことができるため、効果は抜群です。
背中のストレッチも肩のストレッチ同様に、座ったまま行うことが可能です。まず、両腕をまっすぐ上に伸ばします。この際、手は閉じず、指先までしっかり上に向けます。次に、両腕を曲げながら下ろしてきて、頭ぐらいの位置で止めます。ダンベルを持った手を徐々に下ろすイメージで行うと良いです。下ろしてくると、胸が開いて背中が伸びるのが感じられるのではないでしょうか。もう一度両腕を上まで伸ばし、また下げてきます。これを何度か繰り返しましょう。
ふだんシャワーで済ませてしまう人も、ぜひ湯船につかることをおすすめします。入浴は肩や背中の血行を促進してくれる上、心身ともにリラックスできます。ただし、サッとつかるだけではリラックスできません。ぬるめのお湯にゆっくりつかることがポイントです。また、熱すぎるお湯は、逆に筋肉を緊張させてしまうので注意しましょう。適度な温度に設定することが大切です。
お湯の温度設定やおすすめの入浴法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
お風呂やお風呂上りのリラックスタイムにリンパマッサージを行い、血行不良を改善する方法もおすすめです。リンパマッサージは、鎖骨中心で行うと大きな効果があります。耳の後ろから鎖骨に向かって、また、肩の後ろから鎖骨に向かって、優しくマッサージしながらリンパを流していきます。また、鎖骨のくぼみに親指以外の4本をあて、軽く回しても良いです。滑りが悪いと肌荒れの原因になるため、マッサージの際はマッサージオイルなどを使いましょう。
肩こりや背中のこりは慢性化するケースも多く、セルフケアだけでの解決は難しい側面があります。セルフケアで効果がない場合は、思いきって施術を受けるのも有効です。筋肉のこりが原因だと思っていたら、実は骨盤の歪みが原因だった、ということもあり得ます。整体のプロに判断・対処してもらうと、改善する可能性が高まります。また、猫背矯正が可能な場合もあるため、専門知識のあるプロにおまかせして、正しい姿勢に直してもらいましょう。
柔らかすぎるマットレスや、高さの合わない枕が原因で身体がこり、バンザイ寝になっている場合もあります。横になった時の腰の状態や、寝ている時に身体のどこかに力が入っているか、といった点を確認し、適切でなければ寝具の見直しを検討してみましょう。枕とマットレス、それぞれの正しい選び方を解説します。
枕には、標準的な長方形型をはじめ、さまざまな種類がありますが、高さと形状が自分に合っているかが一番重要なポイントです。また、肩や顔が圧迫されないものを選びましょう。この際、仰向けで確認しがちですが、必ず横向きでも確認することが大切です。小さい枕では寝返りが打ちにくいため、横幅が頭3つ分くらいで、奥行きが十分な大きめの枕がおすすめです。
今使っているマットレスが柔らかすぎる場合は、適度な硬さのものに見直すことも重要です。柔らかすぎるマットレスでは腰が沈んでしまい、寝返りが打ちにくくなります。そして、寝返りの少なさは肩や背中のこりにつながってしまうのです。さらに、柔らかすぎることで身体のバランスが崩れ、自然に手を上げたバンザイポーズになることもあります。柔らかいマットレスは寝る時は気持ちいいものですが、おすすめなのは、少し硬めのマットレスです。自分の身体に合った、適度な反発力と体圧分散力があるものを選択しましょう。
睡眠でお困りの方のお悩みを受けて理想の枕を開発したいというコンセプトのもと、愛媛大学と愛媛の企業が開発したスリープメディカルピロー。素材(パイプ・わた)の違いにより硬め、柔らかめをお選びいただけます。身体に合わせて自在に高さを調節でき、カスタマイズする喜びとともに快適な睡眠を手にしてください。
頭・首・背中まで上半身を包み込み、横向き寝、仰向き寝と様々な寝姿勢に対応。上半身全体を枕が支えることで、首や肩に集中しがちな負担を軽減します。3分割に分かれた厚み約1cmの高さ調整シートが計8枚付属しており、セミオーダー感覚でご自身に合った枕へ。 ※高反発タイプもあります。
70個のキューブを両側から支えるという構造をしており、どんな姿勢でも頭にフィットし、どこにも負担のかからない寝姿勢を保ってくれる、人気のThe Cubes。 質の高い睡眠をサポートし、いびきの改善にも効果的。グラフェンという炭素素材を配合しており、一晩中使っても熱がこもることなく、細菌や臭いの発生も抑えてくれます。
高反発マットレス「モットン」は日本人の体形に合わせて研究開発されたマットレスで、 「腰が重く寝不足が続く」「夜に何度も目が覚める」「寝返りをうてない」といった方におすすめです。
自然な寝返りをサポートする反発力と優れた体圧分散性が特長で、通気性が良く蒸れにくいので快適な寝心地を実現しています。また、3タイプの硬さが用意されているので、自分の体重や好みに合わせて硬さを選べるのも嬉しいポイントです。
返金保証期間内であれば修理保証がついているので、通常使用の範囲内での故障については修理代金がかからず、 90日間のお試し期間もあるので、安心して購入できます。
区分 | ウレタンマットレス |
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サイズ | シングル:97×195cm セミダブル:120×195cm ダブル:140×195cm |
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
厚み | 10cm |
硬さ | ソフト/レギュラー/ハード |
お試し期間 | 90日間 |
保証期間 | 90日間 |
モットンの特長
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
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▼ 開催期間 ▼
~2024年10月29日(火)12:00
寝ている間にいつの間にかバンザイポーズになっているバンザイ寝は、肩や背中のこり、呼吸の浅さが主な原因です。血行不良をはじめ、いびきや睡眠時無呼吸症候群といった身体への悪影響があるため、解消する必要があります。
今回の記事を参考にバンザイ寝を早めに改善し、快適な睡眠で健康的な毎日を送りましょう。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
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「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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