公開日:2022.12.04
更新日:2023.03.20
目次
毎日の睡眠に欠かせない枕は、いつの間にか汚れが溜まりやすいものです。しっかり洗って清潔を保ちたいところですが、「乾燥機にかけてもいいのか」「コインランドリーで洗えるのか」など、枕の洗濯について悩むケースも多いのではないでしょうか。
この記事では、コインランドリーで洗う際のポイントや方法、乾燥機を使ってもいいのかなど、枕を洗うことに関してのさまざまな疑問にお答えします。
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枕には綿などの中身がたくさん詰まっているため、コインランドリーで洗っても大丈夫なのか気になるところです。
結論から言えば、枕はコインランドリーで洗濯できます。ただし、いくつかの注意点があり、これらをおさえておくことが大切です。ここでは、主な2つの注意点を紹介します。
コインランドリーで枕を洗おうと思ったら、まず事前に枕の洗濯表示を確認しておきましょう。枕カバーを外し、枕本体に付いている洗濯表示タグを見てマークをチェックします。洗濯機で洗えるか、乾燥機が使えるかがコインランドリーで枕が洗える条件です。この2つが満たされていれば、安心してコインランドリーで枕が洗えます。
枕の洗濯は、ほとんどのコインランドリーでは可能ですが、中にはまれに禁止している所もあります。枕がうまく洗えず使えなくなった、洗濯機が破損したなどのトラブルにつながる可能性があるので、注意が必要です。店内に掲示されているルールをよく読んで、枕の洗濯ができるのかしっかりチェックします。同じコインランドリーチェーンでも店舗ごとにルールが異なるため、利用する店内の掲示を確認することが重要です。
枕を洗う時は、洗濯機や乾燥機を使って洗濯できるのか見極めておかなければいけません。
コインランドリーで洗える枕か見分けるための3つのポイントは次の通りです。
洗濯表示には新洗濯表示と旧洗濯表示がありますが、洗濯タグに「洗濯機で洗える」マークがあれば、基本的に洗濯機を使った洗濯ができます。ただし、「洗濯機で非常に弱い洗濯ができる」(洗濯桶下に2本線がある)マークでは、念のため、手洗いコースに設定するなどの配慮が必要です。一方、「水洗い不可」マークはもちろん、「手洗いできる」マークのみの場合では、コインランドリーでの洗濯は難しいと言えます。
乾燥機が使えるかどうかも洗濯表示で確認可能です。四角の中のマルに2つ点がある「タンブル乾燥ができる」マークが付いていれば、コインランドリーの乾燥機で乾燥ができます。マルに1つの点しかないマークは「低い温度でタンブル乾燥ができる」ことを表しており、高温で乾燥させるコインランドリーの乾燥機には利用できません。乾燥機マーク自体がない古い枕の場合、下部に「タンブラー乾燥は避けてください」という表示があれば乾燥機はNGです。
また、素材についても表示で確認しておきましょう。ポリエステルパイプや高反発ファイバー、ポリエステル綿の中身は洗えることが多いですが、高反発・低反発ウレタンやダウン・フェザー、そばがらでは洗えないケースが多いです。ただし、洗える新素材の場合もあるため、迷った時は洗濯表示の方に従うことをおすすめします。
枕をコインランドリーで洗う時は、ポイントをおさえながら段階を踏んで行うと良いでしょう。コインランドリーで枕を洗う4ステップは下記の通りです。
それでは、各ステップについて説明していきます。
コインランドリーの洗濯機は家庭用に比べてパワーが強いため、縫い目がゆるくなっているなどで、洗濯中に枕の中身が飛び出す可能性があります。枕が収まるサイズの洗濯ネットを用意し、入れておきましょう。コインランドリーに向かう前に入れておけば、忘れることがありません。中身の飛び散りを防ぐため、洗濯ネットはできるだけ目の細かいものがおすすめです。
洗濯ネットに入れた枕を洗濯機に投入し、料金を入れて洗濯を開始します。他の洗濯物がある場合、いっしょに洗いたくなりますが、枕は厚みがあるため単独で洗ったほうが良いとされています。
料金は店舗にもよりますが、相場としてだいたい「洗濯300〜500円」、「乾燥10分100円」ほどになります。乾燥には30~40分ほどかかり、乾ききらないことも考慮すると500円ほど用意しておくと安心です。
洗い終わったら洗濯機から取り出し、洗濯ネットから出して乾燥機に移します。枕の大きさや素材にもよりますが、最初は30分で設定して乾燥を始めましょう。
30分後、乾燥機から取り出して枕がきちんと乾いたか確認します。
上記3点を確認して、もしもまだ乾ききっていない状態であれば、あと10分~20分追加して様子を見てみましょう。
コインランドリーで洗えない枕でも、洗濯不可の枕でなければ、別の方法で洗うことは可能です。ここでは、枕の状況に合わせ、汚れがひどくない場合と汚れがひどい場合に分けて洗い方を紹介します。
シミや黄ばみが付いているだけでそこまで汚れがひどくない枕は、部分洗いをするのがおすすめです。
部分洗いをする手順は次の通りです。
枕が汚れる原因は、ほとんどが身体から出た汗や皮脂です。枕にはカバーを付けることも多いので、これらの汚れは本体の表面付近で留まります。洗濯機が使えなくても、この方法で部分汚れを落とせば十分さっぱりするでしょう。
全体的に汚れがひどくなってしまった枕は、思いきって浴槽で手洗いするのがおすすめの方法です。もちろん、洗濯表示に「手洗いができる」マークがある枕に限るので、必ずタグを確認しておきます。
手洗い可能なことが確認できたら、次の手順で洗濯していきましょう。
完全に乾燥するまで3日ほどかかる場合もあるため、その間の予備の枕や代理のクッションを用意しておくと良いです。
枕を干す時は、晴れの日を選び、基本的に放置で大丈夫ですが、時々裏表を返すようにすると乾くスピードが上がります。カビの発生や破損につながらないよう、完全に乾いたことを確認してからの使用が大切です。
枕は、洗濯表示を確認することでコインランドリーでの洗濯や自宅での手洗いが可能です。しかし、できればふだんのお手入れで清潔を保って長持ちさせたいものです。
ここでは、日頃から簡単にできる枕のお手入れ方法を3つ紹介します。
枕には汗や皮脂などが付きやすく、そのままシミになることも多いですが、カバーを装着しておけば、本体まで汚れが染み込みにくくなります。枕カバーは簡単に取り外しできるので、こまめに洗濯して使うと清潔が保たれます。また、汚れを極力少なくするには、枕カバーの上にタオルを巻いて使うのも効果的です。
枕にとって湿気は大敵です。素材にもよりますが、枕には汗などが溜まりやすいため、定期的に干して湿気を取り除くことをおすすめします。干すことで長持ちするだけでなく、カラッとした状態で心地良く使用できます。さらに、気になるニオイの軽減も可能です。
ポリエステルパイプやそばがらが入った枕の場合、中材を交換することでへたりが修復されるのはもちろん、洗ったのと同じ効果が得られます。足すのではなく、古くなった中材を捨て、新しい中材に全部交換しましょう。ついでにカバーも洗濯すれば、自宅で簡単に枕をきれいにできます。
シワになりにくく耐久性の高い綿100%ツイル生地を使用。毎日のようにお洗濯しても大丈夫で型崩れもしにくいので長く使えます。また、生地の密度が高いためダニ・ホコリなどを通さず、防虫剤を使うことなく防ダニ効果を発揮します。合わせやすい8色のニュアンスカラーもおしゃれな枕カバーです。
肌触りがよく品質のいい麻として知られているフレンチリネンを100%を使用した「サニーリネン」。使い込むほどにふっくら柔らかく肌に馴染み、優れた吸水性と発散性でオールシーズン快適 。どんなお部屋にも馴染む選りすぐりの4色展開で落ち着いたお部屋を演出してくれる、シックな印象の枕カバーです。
優れた吸水性と柔らかくふっくらとした風合いが特長のタオルで作られた今治タオルブランド認定の枕カバー、プリフェール。両面パイルの生地を使用しているため弾力性に富み、頭を包み込むような感触が贅沢な気分にさせてくれます。枕は使わないけれどちょっとした高さが欲しい方にもおすすめです。
サテン織のしなやかな生地に、コントラストを抑えた上品な配色のストライプ。国内工場で丁寧にプリントすることで、より艶やかに輝きを放つファブリックに仕上がりました。5ミリの細く、規則正しく配置されたストライプは、すっきりと整った清潔な印象を与えてくれる日本製枕カバーです。綿100%、合わせ式、M・Lサイズ。
真珠のような美しい光沢のシルク。その滑らかな生地に市松模様のアクセントを加え、よりエレガントな印象に仕上げました。3色どの組み合わせでも相性が良く、ワントーンでまとめても落ち着いた雰囲気に。織物の名産地として知られる「富士吉田市」の工房で丁寧に織り上げられた高品質な枕カバーです。
枕を洗った後に乾きが甘い時や早く乾かしたい時は、乾燥機を使いたいと思うことも多いでしょう。そもそも、枕を乾燥機にかけても大丈夫なのか、乾燥機を使う時はどのような点に注意すれば良いのか、気になるところです。ここでは、乾燥機で枕を乾燥させるポイントを紹介します。
枕の洗濯表示タグに「乾燥機OK」の表示があれば、基本的に乾燥機が使えます。ただし、乾燥可能の場合でも「高温80℃まで」と「低温60℃まで」の2種類の表示があるため、使用する乾燥機の取扱説明書を確認しておきましょう。
また、洗濯機OKの枕であっても、中身がよれていたり破損していたりなど、状態が悪い場合は、乾燥機の使用は控えたほうが良いです。
枕を清潔にしていないと、ダニが発生してしまうケースもあります。乾燥機の利用でダニを退治することは可能なのでしょうか。
ダニは、50℃以上の熱で20分乾燥させるといなくなると言われています。家庭用の乾燥機は50℃以上で加熱できるものが一般的なので、ダニ退治も可能と言えるでしょう。その際は、中までしっかり乾燥させるよう、1時間程度を目安に行うことが重要です。
一方、コインランドリーの乾燥機の熱は約70~80℃のため、30分程度でも退治できます。ダニを退治したい場合は、乾燥機の取扱説明書や表示を確認して、必要な乾燥時間をチェックしておきましょう。
枕を乾燥機にかけたら燃えることがある、という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。通常、枕を乾燥機にかけて燃えることはほぼないのですが、油分が多く含まれた枕を乾燥させると燃える可能性があります。例えば、ポマードなどを髪に付けたまま寝る習慣がある人の場合、枕をきちんと洗濯してから乾燥機にかけないと燃えるおそれがあるということです。心配であれば、乾燥機の使用は控え、自然乾燥を行いましょう。
毎日使う枕は、コインランドリーや乾燥機を上手に利用することで効率的に洗濯することができます。その際は、事前に洗濯表示タグを確認し、適切な洗い方を選ぶことが大切です。
汚れが落ちた清潔な枕なら、毎日の睡眠も快適です。ぜひ、今回の記事を参考に、枕を洗ってみてください。
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