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シルクパジャマの効果とは?メリット・デメリットや選ぶポイントを解説

公開日:2022.11.14

更新日:2023.03.20

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快適な睡眠のためには、寝る時に着るパジャマの選び方も重要になります。どんなパジャマがいいのか迷った時におすすめしたいのが、着心地の良いシルクパジャマです。

シルクパジャマは身体に良い、という話を耳にすることがありますが、どのような効果があるのか知りたい人も多いのではないでしょうか。

この記事では、シルクパジャマについて、そのメリット・デメリットから選ぶポイント、適切なお手入れ方法まで詳しくお伝えします。


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シルクとは?

シルクパジャマの素材であるシルクは、蚕(かいこ)の繭から取れる天然の繊維のことで、別名「絹」とも言います。蚕が体内で作り出すタンパク質が主成分で、なめらかな肌触りと独特の美しい光沢が特徴です。

シルクの生産は、中国で紀元前3000年ごろから始まり、古くから衣類の素材として貴重なものとされてきました。日本でも奈良時代には「税」として朝廷に納められていたと言われています。また、シルクは1個の繭から約800~1200メートルもの長さの糸が取れるため、天然繊維の中では唯一の長繊維です。

シルクは蚕が体内で作り出すタンパク質が主成分で、なめらかな肌触りと独特の美しい光沢が特徴です。

シルクパジャマのメリット

タンパク質が主成分の、なめらかなシルクで作られたパジャマには、睡眠に適した数々のメリットがあります。

ここでは、シルクパジャマの主な5つのメリットについて解説します。

着心地が良い

シルクパジャマの一番のメリットが、着心地の良さです。シルクは、極細でしなやかな繊維が集まってできているため、パジャマの生地も大変柔らかく、ソフトな風合いです。また、人の肌に近いタンパク質が主成分となっていることで素肌になじみやすい点も、着心地の良さにつながっています。なめらかで摩擦や刺激が少なく、着た時の気持ち良さはもちろん、睡眠時においても心地良く過ごせるでしょう。

肌に優しい

シルクのタンパク質はフィブロイン(70〜80%)とセリシン(20〜30%)の2種類で、フィブロインには美肌効果が、セリシンには保湿効果があると言われています。特に、フィブロインをコートしているセリシンは、人の髪の成分であるケラチンや肌の成分のアミノ酸と非常によく似ており、肌あたりの優しさがメリットです。

また、シルクには静菌作用もあることから、シルクパジャマは敏感肌の人にもおすすめできます。

シルクには静菌作用もあることから、シルクパジャマは敏感肌の人にもおすすめできます。

夏も冬も使うことができる

暑い夏でも寒い冬でも着用できる点も、シルクパジャマのメリットの一つです。シルクには、綿の約1.2倍の吸湿力と約2倍の放湿力があるため、汗をかきやすい夏でも快適な睡眠が実現します。また、シルクは細かい多孔質構造で保温性・保湿性に優れており、寒く乾燥しがちな冬でも温かく眠ることができます。

オールシーズン使えるので衣替えの必要がなく、手間がかかりません。

静電気が起こりにくい

上記のように、シルクは吸湿力が高く、柔らかな肌触りの天然素材です。そのため、摩擦が起こることがほとんどなく、静電気が発生しにくいと言えます。特に乾燥しやすい冬では、パジャマを着脱する際のバチッと来る静電気が気になるものです。シルクパジャマなら、どんな時でもスムーズに着脱できて快適です。また、ホコリが付着しにくいといったメリットもあります。

燃えにくい

衣料用の素材の中でも特に燃えにくいのが、シルクです。約200℃前後で通常の化学繊維が燃えるのに対し、シルクは300~460℃くらいまで燃えません。また、シルクの場合、燃焼しても有毒ガスが発生しないのも特徴です。シルクパジャマを着ていれば、就寝中の万が一に備えることができます。

シルクは摩擦が起こることがほとんどなく、静電気が発生しにくいと言えます。

シルクパジャマのデメリット

さまざまなメリットがあるシルクパジャマですが、その一方でデメリットも存在します。

ここでは、主な3つのデメリットについて説明します。

キズが付きやすい

細い繊維が集まってできている美しいシルクは、その分デリケートな素材です。摩擦によって繊維束が崩れると、すぐ毛羽立ってしまうのが大きな難点だと言えるでしょう。シルクパジャマの上から肌を掻いたり、寝返りを打ちすぎたりすることでキズが付きやすくなります。また、弱くなった部分を雑に扱うことで、穴が空いてしまう可能性もあるでしょう。

洗濯は手洗いで優しく行うなど、できるだけ丁寧に扱うのがおすすめです。

お手入れが大変

シルクは水に弱く、濡らすと縮みやすいという欠点があります。染みも付きやすいので、ちょっとこぼした飲み物がそのまま汚れになってしまう可能性も高いです。そのため、お手入れが大変という一面があります。

また、タンパク質が主成分のシルクは、虫に食われるおそれが高く、カビも発生しやすい素材です。保管の際は、カビも防いでくれる防虫剤を入れたり、定期的に風通しの良い日陰で干したりする工夫が必要になります。

日光に当たると変色してしまう

シルクのタンパク質は紫外線を吸収しやすく、その分、生地が変色しがちです。最初は真っ白なシルクだったのに、使っているうちにだんだんうっすら黄色くなるのはこのためです。

日光に長時間当てると黄色く変色してしまうので、干す時は必ず陰干しを心がけましょう。

シルクパジャマを選ぶ際のポイント

シルクパジャマと言っても、さまざまなタイプや種類があります。自分に適したシルクパジャマを選ぶなら、ポイントをおさえた選び方が重要です。

ここでは、4つのポイントについて説明していきます。

タイプで選ぶ

シルクパジャマのタイプには、主に「シルクサテン」と「シルクニット」の2つがあります。同じシルクが素材でも加工方法が異なるため、それぞれの特徴をつかんでおくとお気に入りが見つけやすくなります。

シルクサテンは、シルクニットに比べて光沢やなめらかさに優れたタイプです。ツルツルとした感触が特徴で、一般的に「シルク」と言えばこちらを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。抜群の肌触りの良さで、着心地を重視するならこちらがおすすめです。

一方、シルクニットは、シルクの肌触りの良さを生かしながら、伸縮性に優れているタイプです。フィット感が高いため寝返りが打ちやすく、動きやすさを重視するならこちらをおすすめします。

シルクニットに比べて光沢やなめらかさに優れたタイプです。
シルクサテン
シルクの肌触りの良さを生かしながら、伸縮性に優れているタイプです。
シルクニット

着たい季節で選ぶ

シルクは、基本的に1年中着用しやすい生地ですが、どちらかと言えば保温性に優れています。そのため、シルクパジャマは冬に向いているとも言えますが、中には通気性に優れた種類もあります。ジトジトする梅雨の時期や暑い夏に着たい場合は、通気性の良いシルクサテンや薄手、半袖のものを選ぶと良いでしょう。また、真冬に着る場合は、厚手のシルクニットを選ぶのもおすすめです。

このように、シルクパジャマを選ぶ際は、着たい季節で選ぶのも一つの方法になります。

機能性で選ぶ

シルクパジャマは、その機能性によって自分に合った使い勝手が異なります。例えば、よく寝返りを打つ人は、伸縮性に優れた生地やデザインのものを、寝汗をかきやすい人なら、放湿力に優れた通気性の高いものを選ぶのがおすすめです。また、布団やマットレスなど寝具の清潔を保ちたいなら、吸湿性の高いシルクパジャマが良いでしょう。

見た目だけでなく、機能性にも注目すると長く愛用できるものが手に入ります。

見た目だけでなく、機能性にも注目すると長く愛用できるものが手に入ります。

用途で選ぶ

たくさんの種類の中からなかなか選べない時は、使う用途によって選んでみてはいかがでしょうか。パジャマとしてだけでなく、ルームウェアとしても着用したいなら、ドレープ性があるシルクニットのものを選ぶと良いです。また、寝る前にストレッチなど軽い運動をするなら、しっかりとした縫製のものを選びます。シルクはなめらかで縫い目がほつれやすいため、耐久性をよく確認しておくことが大事です。


シルクパジャマのお手入れ方法

お気に入りのシルクパジャマは、長く使い続けたいものです。ここでは、洗濯から乾燥、アイロンがけまで、シルクパジャマのお手入れ方法を解説します。

まずは洗濯表示を確認

洗濯する際は、最初にシルクパジャマの洗濯表示タグを見て、洗濯方法を確認します。ポイントは、洗濯機でも洗えるのか、手洗いしかできないのかという点です。

また、色落ちが心配な場合は、目立たない部分に中性洗剤を少量たらし、しばらく経ってからタオルで叩いて色が付かないかチェックしておきましょう。

手洗いをする場合

手洗いをする場合は、水を入れた洗面器に中性洗剤を溶かし、シルクパジャマを入れて優しく洗います。その際、揉むというより、水の中で振るようにして汚れを落とすと良いです。すすぐ時も優しく振りながら行い、泡がなくなるまで何度か水を入れ替えます。すすぎ終わったら、タオルで挟み、そっと叩きながら水気を切っていきます。

シルクはもともと水に弱い素材なので、全工程において丁寧に優しく行うのがポイントです。

シルクはもともと水に弱い素材なので、全工程において丁寧に優しく行うのがポイントです。

洗濯機を使う場合

洗濯機を使う場合は、洗濯用ネットにシルクパジャマを入れ、おしゃれ着用の洗濯洗剤を使って洗濯します。洗濯コースは、ドライコースやおしゃれ着コースなどを選択し、脱水は30秒程度に設定しておきます。

この場合も、できるだけ負担がかからないやり方で行う配慮が必要です。

干す際の注意点

洗濯したシルクパジャマを干す時は、必ず風通しの良い日陰に干すようにしてください。紫外線を当てると変色してしまうため、くれぐれも日当たりの良いベランダに干さないよう注意しましょう。

洗濯したシルクパジャマを干す時は、必ず風通しの良い日陰に干すようにしてください。

アイロンを使う際の注意点

シルクパジャマにアイロンをかける機会はあまりないかもしれませんが、もしかける場合は、低めの温度設定で当て布をし、なるべくスピーディーに仕上げましょう。また、あらかじめ洗濯表示タグにあるアイロンマークを確認することも重要です。

おすすめのシルクパジャマをご紹介

まとめ

シルクパジャマは、その独特の光沢や着心地の良さが魅力です。また、主成分のタンパク質による高い機能性で、睡眠の質を上げることにもつながります。自分に合ったシルクパジャマを選び、適切なお手入れで愛用していきましょう。

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寝具専門店おすすめのマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレス

NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。

業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。

キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。

雲のやすらぎプレミアムマットレス

「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。

まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。

寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。

エマ・マットレス

商品リンク

「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。

「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。

NELLマットレス

「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。

商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

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