公開日:2022.11.06
更新日:2023.09.26
冬が近づき肌寒くなってくると、吸湿発熱効果のある寝具や衣類を取り入れる人が増えてきます。吸湿発熱素材の寝具は、寒さを感じやすい人が冬を快適に過ごすために欠かせない素材です。
吸湿発熱素材は、あたたかく快適である一方、デメリットも存在します。使い方によっては期待している効果が得られなかったり、肌が乾燥しすぎてしまったりする可能性があるため注意が必要です。
今回は、吸湿発熱素材があたたかくなる仕組みやデメリット、効果を高める方法などを紹介します。吸湿発熱の使い方や注意点を理解したうえで、上手に活用していきましょう。
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吸湿発熱とは、繊維が汗などの水分を吸収することで発熱する機能の総称です。昨今では、インナーや靴下、寝具など、幅広い製品に吸湿発熱素材が使用されています。
すでに衣類や寝具で吸湿発熱素材のものを使用していても「なぜあたたかいのか」という仕組みに疑問を抱いている人が多いかもしれません。
まずは、吸湿発熱があたたかくなる仕組みを詳しく見ていきましょう。
吸湿発熱素材は、繊維が湿気を吸収した際に生じる吸着熱によって発熱しています。また、一般的な化学繊維より細い繊維を使用することで表面積を増やし、湿気の取り込みと熱の放出をよりスムーズにしています。
吸湿発熱素材は繊維の間に熱を閉じ込め、空気の層ができることで保温効果が長時間続くので、寒い季節を快適に過ごすために適した素材といえるでしょう。
繊維が汗や水蒸気を吸収して水分として取り込むのは自然の仕組みであり、どの素材も少なからず吸湿発熱性をもっています。ただ、水蒸気を繊維内に吸い込み水分に変えられる量(公程水分率)は素材ごとに異なります。この公程水分率が高いほどあたたかくなるといわれています。
これらを踏まえたうえで吸湿発熱効果が高い素材を挙げると、おもに以下の4つの素材があります。
吸湿発熱効果の高い素材のなかには、ウールやコットンなどの天然素材もあれば、レーヨンやナイロンのように化学繊維のものもあります。
前述した4素材のなかでは、ウールが一番あたたかいといわれていますが、吸湿発熱素材の場合は異なります。特殊加工を施されたレーヨンやナイロンが使われている製品のなかには、ウールよりあたたかくなる素材もあるのです。
吸湿発熱効果のある製品は、素材だけでなく織り方や編み方などの製法によっても異なるため、製品ごとの特徴を押さえたうえで購入を検討しましょう。
あたたかく快適な吸湿発熱素材ですが、使い方や肌との相性によっては、期待している効果が得られないケースもあります。ここでは、吸湿発熱のデメリットを3つ紹介します。
「あたたかくなる仕組み」の章で紹介したように、吸湿発熱は身体から失われる汗などの水分を吸って発熱する仕組みです。
身体の水分が少ない状態でさらに水分を吸収しようとすると、皮膚が乾燥しすぎてしまうことがあります。場合によっては、乾燥や摩擦が原因でかゆみが出たり、白い粉がふいたりするケースも考えられます。
特にアトピーや乾燥肌といった、肌に不安をもたれている人は注意が必要です。もし、吸湿発熱効果のある素材の使用でかゆみや腫れなどが出てきたら、一旦使用をやめて様子を見るようにしましょう。
布団に入った時のかゆみの原因や対策方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
吸湿発熱素材は、汗をたくさんかいたときなど、水分が飽和状態になると発熱効果を得られない場合があります。
吸湿発熱素材のインナーなどのなかには、汗をかきすぎると上手く吸収できず、かえって身体を冷やしてしまう製品もあります。吸湿発熱素材を身につけて運動したり、汗をたくさんかいたりするときは、運動用に作られた乾きやすい製品を選びましょう。
運動時以外でも、体温が高いときに汗をかくと、身体を冷やしてしまうことがあるので、状況に応じて使い分けましょう。
吸湿発熱素材の衣類や寝具は、長期間使用したり、洗濯を繰り返したりすると、効果が落ちる可能性があります。効果が落ちてきたと感じたら買い替えのタイミングと考えましょう。吸湿発熱効果をより長持ちさせるには、日頃の洗濯などのお手入れ方法に気をつけることが大切です。使用している素材によって洗濯方法などが異なるので、洗濯表示や取り扱い方法を確認して、正しくお手入れをしていきましょう。
布団の寿命を見分ける方法や長く使うためのお手入れ方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
寒い冬には吸湿発熱素材を使用した寝具が活躍します。ここでは、吸湿発熱素材の寝具の効果をより高める方法を3つ紹介します。
寒くて眠れない季節には、寒さをしのぐために寝具を重ねすぎてしまう人もいるでしょう。しかし、重ねた寝具の重みで寝苦しくなり、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。睡眠の質を高めるためにも、寝返りが打ちやすい睡眠環境をつくることが大切です。
また、吸湿発熱素材に限らず、寝具の素材によって推奨される使用方法が異なります。吸湿発熱素材の寝具は、肌に触れた部分があたたかくなるものが多いですが、寝具の組み合わせによって異なります。羽毛布団などの天然素材と組み合わせる場合は、羽毛布団が肌に触れる状態の方があたたかくなるケースもあるので、素材ごとの特徴を押さえておきましょう。
掛け布団の重ねる順番や素材の特徴は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
吸湿発熱素材の寝具のなかには、毛布のように使用できる掛け布団のほか、敷きパッドも販売されています。敷きパッドは、体温が床に逃げてしまうのを防げるので、敷き布団に重ねて使うとより高い効果が期待できます。
寒さを感じやすい人であれば、吸湿素材の掛け布団と敷パットを組み合わせて使うのもおすすめです。ただし、汗をかくほど暑くならないか、肌に触れたときにかゆくならないかなど、素材選びに注意が必要です。
まずは掛け布団か敷き布団のどちらかを取り入れて、よりあたたかくしたい場合に組み合わせての使用を検討してみましょう。
マイクロファイバーは合成繊維の一種で、柔らかな肌触りと吸水性の高さが特長です。ふんわり気持ちよく身体を包み込み、心地よく眠ることができます。
吸湿発熱素材は、すぐにあたたかくなる素材ではなく、肌に触れてからじんわりとあたたかくなります。しかし、吸湿発熱効果とマイクロファイバーを組み合わせた寝具は、あたたかくなるまでの時間が短く肌触りもいいので、寒い冬にはおすすめの素材です。
マイクロファイバーの敷き布団や掛け布団、着るタイプの毛布などを活用して、寒い季節を乗り越えましょう。
なお、マイクロファイバーには耐熱温度が低い、子供の肌を傷つけやすいなどのデメリットも存在します。マイクロファイバーのメリットや注意点は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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極細マイクロファイバー繊維のふわふわで心地よい肌触りが特長の毛布です。汗などの湿気を吸収し熱に変える繊維が温度を調節してくれるので、寒い時期でも保温効果が長続きし、快適な温度で体を包み込んでくれます。
極細マイクロファイバー繊維のふわふわで心地よい肌触りが特長の敷パッドです。汗などの湿気を吸収し熱に変える繊維が温度を調節してくれるので、寒い時期でも保温効果が長続きし、快適な温度で体を包み込んでくれます。
極細マイクロファイバー繊維のふわふわで心地よい肌触りが特長の枕カバーです。汗などの湿気を吸収し熱に変える繊維が温度を調節してくれるので、寒い時期でも保温効果が長続きし、頭から首元を快適な温度で包み込んでくれます。
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あたたかく快適に過ごせる吸湿発熱素材は、寒い季節には欠かせない素材です。しかし、衣類や寝具に適している一方で、汗をかきすぎると逆に冷えてしまうなどの注意点もあります。
なかにはスポーツなどの汗をかく場面に適したウェアや、乾燥を防ぐ天然素材のインナーなど、デメリットを克服するアイテムも開発されています。吸湿発熱素材を取り入れる際は、使用シーンに合わせた素材選びが重要です。
寝具に取り入れる際は、暑すぎて汗をかかないか、肌荒れを起こさないかなどの注意も必要です。寝具の重ねすぎによって睡眠の質を低下させることがないよう、快適な睡眠環境を整えましょう。
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「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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