公開日:2022.10.20
更新日:2023.03.20
ニッチとは、壁面をくぼませてつくられる空間のことです。小物を置いたりディスプレイを楽しんだりと多目的に使えるため、寝室にもあると便利なスペースです。
本記事では、寝室ニッチのメリット・デメリットを踏まえたうえで、おすすめの設置場所や機能、サイズなどを紹介します。ぜひ、快適な寝室づくりの参考にしてください。
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寝室ニッチとは、寝室壁面の厚みを利用してつくられるくぼみのことです。構造上の強度に影響がないよう、奥行き100mm前後に設計されるのが一般的です。
くぼみのまま使うことも可能ですが、コンセントや照明などを設けて機能性を持たせることもできます。枕元を自分好みにカスタマイズしやすいことから、近年需要が高まっています。
寝室ニッチのメリットは、主に4つあります。しっかりと理解し、最大限に魅力を活かせるようにしましょう。
ニッチをサイドテーブルの代わりに使えば、眼鏡やリモコンといった小物類もすっきりと一ヵ所にまとまります。
ニッチ内側にはコンセントも設置できますので、電子機器の使用も可能です。両側面にコンセントをつければ、夫婦で同時に携帯電話の充電もできます。
寝たままでも小物に手が届くため、入眠・起床時の動線もスムーズです。寝る直前まで眼鏡をかけて過ごせますし、子どもの寝かしつけで動けなくても携帯電話を確認できます。
ニッチには、間接照明の埋め込みが可能です。スタンドライトを置かずとも、寝室に柔らかい光を取り入れられます。ニッチ内部にアクセントクロスを採用すると、ホテルのような高級感も演出できます。シーンに合わせて明るさを調整したい場合は、調光ライトを採用するとよいでしょう。
枕元のニッチに、照明器具のスイッチやリモコンだけをまとめることも可能です。寝たまま電気のオンオフができる、便利で快適な寝室に仕上がります。
ニッチでは、ディスプレイも楽しめます。好きなアート作品や雑貨、子どもの絵などを飾れば、就寝や起床も楽しみになるでしょう。
寝室ならではの楽しみ方としておすすめなのは、快適な眠りに必要なグッズ(本やアロマディフューザーなど)を活かしたディスプレイです。実用性と美観を両立できます。
暗くなりがちな寝室では、ニッチを飾り窓にするのも手です。ニッチ内にガラスブロックをはめ込むことで、壁の反対側の光を取り込めます。
ニッチは壁のくぼみを活用しますので、出っ張りが生まれません。動線を邪魔することなく収納スペースも確保できるため、余計な家具も置かずにすみます。
視線を遮らない点もポイントです。大きなベッドが置いてある寝室は、ほかに物を置かなかったとしても、実際より狭く見えてしまいがちです。壁面内部にものがすっきりと収まっていると、寝室全体が見渡せて空間にゆとりが感じられます。
動線、視線の両面から空間を広く使うことが可能です。
寝室にあると便利なニッチですが、デメリットもあります。よく理解したうえで設置を検討する必要があります。
壁に直接くぼみを設けるニッチは、一度完成してしまうとあとからは簡単に高さや位置、サイズを変更できません。
現在のライフスタイルだけを基準に設置してしまうと、将来模様替えがしたくなったときに困ってしまう可能性もあります。ライフステージの変化も考慮に入れた動線やニッチの使い方をイメージすることが大切です。
ニッチは、基本的にはオープンタイプのスペースのためほこりが溜まりやすい傾向にあります。寝具のある寝室ではなおさらで、ものを常設するとゴミや汚れが付着しやすくなります。
衛生面を考えると、枕元に近いニッチほどこまめな掃除が必要です。ニッチと掃除はセットと割り切って、定期的なお手入れをこころがけましょう。
ニッチは、部分的に壁を削らなければなりませんので、どこにでもつくれるわけではありません。構造物(柱や筋交い)がある部分や薄い壁、断熱材が入っている外周壁、耐力壁が入っているところには設置できない可能性があります。
設置を希望する場所にニッチをつくれるどうか、あらかじめ建築会社に相談してみるのがおすすめです。
建築会社にもよりますが、ニッチをつくるためには別途の費用が発生することがほとんどです。材料費というよりは、基本的には手間賃として請求されます。
おしゃれで便利だからといって家のあちこちに設置してしまうと、その分費用もかさんでしまうため注意が必要です。本当に必要なところを厳選して設置するようにしましょう。
快適な寝室ニッチをつくるためのキーポイントは、高さとサイズの設定です。それぞれの決め方を詳しく解説します。
小物やスイッチの置き場として使うニッチは、ベッドを置く位置や大きさ、高さによって設置すべき場所が絞られます。なかでも、高さが使い勝手を左右する重要ポイントです。
サイドテーブル代わりのニッチの魅力は、寝たままで手が届く点です。水平方向のズレはベッド位置で対処できる場合もありますが、高さが合わなければ、小物を取るたびに立ち上がらなければなりません。
高さを考えるときに忘れてはならないのは、枕の存在です。せっかくのニッチを枕がふさいでしまっては元も子もありませんので、枕と干渉しないよう注意してください。
ニッチ人気の高まりを受けて、最近の新築住宅では、ニッチの設置が無料オプションに含まれているケースも増えてきました。ところが、「いずれなにか置くだろう、と適当な大きさのニッチをつくったものの、結局使わなかった」という話もよく耳にします。
ニッチは、置きたいものが入るサイズでなければ設置する意味がありません。使い勝手が悪ければ使用する気にはなりませんし、使わず放置してしまえば、ただの「ほこりが溜まる穴」です。
寝室を清潔に保つためにも、置きたいものや用途に合わせた適切なサイズのニッチを取り入れるようにしましょう。
寝室におすすめのニッチの使い方を2例紹介します。どちらも、就寝前のひとときをより豊かに過ごせる使用法です。
いつも枕元に複数の本を置いている読書好きの方にぜひおすすめしたいのは、ニッチをマガジンラックにカスタマイズする方法です。ニッチ内にバーを設置することで、本を立てかけてすっきりと収納できます。お気に入りの本や鮮やかな表紙の雑誌が、枕元を彩ります。
絵本を収納する予定なら、ニッチを大きめに設計しておくとよいでしょう。毎晩、親子で今日の一冊をチョイスする時間も楽しみになります。
読み終えたら、ベッドから立ち上がることなくスムーズに本をしまえるのも嬉しいポイントです。読書と併せて、お片付けの習慣も身につきます。
おやすみ前にベッドでゆったりとテレビ視聴や映画鑑賞を楽しむ人も多いでしょう。
実は、テレビもニッチに収納可能です。ディスプレイ下部に余裕を設けておけば、DVDプレーヤーや周辺機器、配線も一緒に収められます。
日中などテレビを観ない時間には、カーテンなどをしておくとほこりよけになります。
ただし、現在あるテレビが小さい場合はニッチの設計に注意が必要です。今のテレビに合わせた大きさに合わせてしまうと、今後テレビを買い替える際にはサイズの選択肢が狭まります。ある程度ゆとりを確保したニッチをつくっておくのがおすすめです。
寝室ニッチには設置やお手入れの注意事項はあるものの、明確な用途に合わせてつくれば快適でおしゃれな寝室にランクアップできます。
構造的にニッチが設置できない場合には、収納付きのベッドがおすすめです。ヘッドボードでディスプレイが楽しめるタイプもあります。
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