公開日:2022.10.10
更新日:2023.03.20
「なんだか最近、寝つきが悪い」「睡眠時間は足りているのに、ぐっすりと眠れていない気がする」そんな時は、枕が自分に合っていないのかもしれません。特に梅雨の時期は湿度が高くなりがちで、寝汗が増え、気づかないうちに枕の寝心地がどんどん悪くなっていってしまいます。今の季節なら通気性・吸湿性が高く、寝苦しい夏場でも快適な寝心地を維持できる「ひのき枕」がおすすめです。今回は、そんなひのき枕のメリットとデメリット、さらに同じ硬さの素材と比較して、選び方のポイントを解説します。
※当サイトで紹介している商品の中には一部アフィリエイト広告を利用しているものがあります。
ひのき枕は、天然のひのきを加工して、枕の素材として利用しているものです。ひのきのチップを使うことでリラックス効果を期待できるほか「高さを自由自在に調整できる」「清潔に保ちやすい」といった、化学繊維の枕と比べてもメリットの多い枕です。寿命は2年ほどですが、香りが尽きる2年を目途にひのきチップを交換したり、新しいひのきチップを追加で補充することで、半永久的に新鮮なひのき枕を使用できます。
木材を使用しているため、寝ている時でも、温泉、サウナで感じるような木材特有の香りがします。ひのきのチップが中材に使われているため、通常の化学繊維で作られている枕よりも寝心地は硬めであり、硬めの枕が好きな人に相性がよいでしょう。人を選ぶ枕ではありますが、合う人には一生の付き合いになるであろう枕です。
では、具体的にひのき枕にはどんなメリットがあるのか紹介します。ひのき枕のメリットは以下の5つです。
それぞれ1つずつ解説します。
よく、森林浴をするとリラックス効果があると耳にします。その理由は、天然の樹木から発せられる香り成分「セドロール」によってリラックス効果があるとされているからです。ひのきチップを使っているひのき枕も、おなじくセドロールという香り成分があるため、寝ているだけでリラックス効果や、安眠効果が期待できます。また、ひのきオイルを垂らすことで、ひのきの匂いを維持してリラックス効果の持続も可能です。
ポリエステルなどの化学繊維を用いた枕は通気性・吸湿性が低いため、湿気が多い夏場は寝心地が損なわれてしまうことがあります。その点、ひのき枕はチップが1つ1つ独立していて隙間が出来やすいため通気性がよく、木材本来の吸湿性も高いため、汗をかきやすい人でもサラッとした寝心地で快適に眠ることができます。
寝具を使っていると、心配になるのがダニの問題ですが、ひのきには細菌、微生物、虫などの活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質「フィトンチッド」という成分がダニを抑制してくれます。
建築素材や温泉の浴槽などに加工されてよく使われているひのきですが、それには理由があります。ひのきには「αカジノール」「ヒノキチオール」という木材を腐らせてしまう菌に対抗するための成分が含まれており、枕としても抗菌防臭効果が望めます。定期的にお手入れするのが面倒という方にはうってつけな素材と言えるでしょう。
枕の高さは、人や好みによって違いますが、ひのき枕は中材のひのきチップを増やしたり、減らすことで高さを自由に調整可能なタイプが多いです。また、中材のひのきチップの大きさを変えることで、寝心地が変わるので、化学繊維の枕よりも高さや硬さの微調整がしやすいです。
このように、ひのき枕には多数のメリットがありますが、反面、アレルギーによって使えない人がいたり、音やメンテナンス性に難があります。具体的なひのき枕のデメリットは以下の4つです。
それぞれ1つずつ解説します。
ひのきに対するアレルギー(花粉症)がある人は、ひのき枕を使用できません。加工されている木材なので、特に花粉が出るわけではありませんが、使用しているうちに、ひのきチップ同士がこすれて粉が出てくることがあります。その微量の粉でも、敏感でくしゃみが出やすくなるケースがあるので、心当たりがある人にはおすすめできません。
中材にひのきチップを使っているので、寝返りの際に木材同士がこすれる音が鳴ってしまいます。中材が1つずつ独立している都合上、音を無くすことができないため、眠りが浅い人や音に敏感な人にはあまりおすすめできません。
枕の中には、丸洗いができる物もありますが、ひのき枕の場合、水洗いをすることでひのきの香りが抜けてしまい、ひのき枕の効果が著しく落ちてしまうため、原則丸洗いができません。お手入れは天日干しや陰干しでする必要があるため、やや手間がかかってしまいます。
ひのきのチップは寝心地がウレタンよりは硬めなので、柔らかい枕が好みの人にとっては硬くて寝づらいでしょう。また、ひのきのチップが頭を乗せた時の重みによってずれるため、他の素材よりも、フィット感がないと感じる人もいるかもしれません。購入する前に、1度自分に寝心地があっているか確認しておくのがおすすめです。
ここまで、ひのき枕のメリットやデメリットを解説してきました。ひのき枕は木材を使っているため、硬めの寝心地になりがちです。そこで、ひのき枕以外の硬めの寝心地の枕の素材と比較し、どれほどの差があるのか解説します。
素材の名前 | 値段 | 通気性 | 放湿性 | 丸洗い | 耐久力 | メンテナンス |
ひのき | △ | ◎ | ◎ | × | 〇 | 〇 |
ポリエチレンパイプ | ◎ | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
そば殻 | 〇 | ◎ | ◎ | × | △ | △ |
小豆 | × | ◎ | ◎ | × | 〇 | △ |
高反発ファイバー | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
高反発ウレタン | 〇 | × | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
ポリエチレン樹脂でストローをカットしたような形状の化学繊維です。パイプ素材で硬さ、1つ1つの大きさ、長さを調整できます。また、比較的安価で、硬さの調整や丸洗いもでき、ストローの形状のため、通気性もよいので使いやすい枕の素材ではありますが、寝ている時の音がうるさいこと、吸水性と吸湿性はなく清潔に保つには、丸洗いが定期的に必要なのがデメリットです。
そば殻は「ソバの実」を粉にする時、取り除く殻です。安価な素材でありながら、硬い寝心地で通気性と放湿性に優れており、詰め替えもしやすいのがメリットです。その反面、そばアレルギーを持つ人は利用できません。また、使っているうちに摩擦でそば殻が粉になって枕から出てきたり、お手入れを怠ると、植物なので虫が枕から沸いてしまったり、丸洗いができないなど、お手入れが大変なのがデメリットです。
小豆は吸湿性が非常に高い素材なので、夏場でも寝汗による不快感がなく快適に過ごせます。また、冬場はレンジにかけるとじんわりと熱を持ち暖かい枕で眠れます。これは小豆にしかない特徴といえるでしょう。反面、そば殻と同じくお手入れを怠ると虫が湧いてしまう可能性がある、植物特有の匂いがあるため好みが分かれる、そば殻より高価で気軽に購入しづらいなどのデメリットがあります。
高反発ファイバーは、化学繊維で作られたメッシュのような形状で、通気性が良く、ムレにくい素材です。また、細い繊維が絡まっている形状で水をそのまま下に通すため、シャワーで丸洗いが可能であり、枕を清潔に保ちやすい素材です。ただし、化学繊維なので熱には弱く、天日干しなどには向いていません。
硬めの寝心地とフィット感が特徴の高反発ウレタンは、耐久力が高く、長持ちしやすいです。その反面、高反発ファイバーや自然由来の素材と比べると通気性は劣り、あとから枕の高さの調整ができないため、自分に合った高さの枕を見つけるのが大変です。
中材に使われているひのきチップにも「角のあるサイコロ状のチップ」「かなり小粒なサイコロ状チップ」「丸みのあるチップ」「ペレット状のチップ」といった種類があります。長い間利用していると、角のあるチップはぶつかり合って削れて粉になりやすいので、丸みのあるものがおすすめです。また、フィット感を求める場合は、チップが小さいものをおすすめします。
ひのき枕の中材は、水洗いができないので、中材はメッシュの袋に入れたまま、月に1~2回ほど天日干し、もしくは陰干しします。天日干しであれば2~3時間、陰干しは1日程度かかります。また、メッシュカバーが汚れてしまうと、チップを出してからメッシュカバーを洗わなくてはならなくなるため、普段利用する時は、枕カバーを付けて利用することをおすすめします。枕カバーを洗濯するときはタグを見て、洗濯表示をよく確認してから洗濯しましょう。
そば殻は地球に優しい最高なエコ枕です。調湿機能に優れ、しっとりと重みがあり、シャリっとしたひんやり感も特長です。かための枕で頭や首を安定させて、お好みの角度で頭を支えてくれます。配合したヒノキチップは香りが気持ちを落ち着かせて安眠を誘い、消臭効果もあります。
ひのき枕について解説しました。ひのき枕はあまりなじみがない枕ですが、イメージはできたでしょうか。ひのき枕は「寝心地が硬い」「リラックス効果がある」リ「通気性・吸湿性が高い」「ダニ抑制効果がある」「抗菌・防臭効果がある」「中材の出し入れで高さ調整が可能」などの特徴があります。また、ひのき枕のデメリットだった丸洗いができないことを改善したものや、花粉が付着していないのを確認して、ひのきのアレルギーがある人でも安心して使用できる商品もあり、より自分にピッタリなひのき枕を見つけやすくなっています。もし、気になったひのき枕があれば、この機会にぜひ購入してみてください。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
寝具業界では最長水準の100日間の返金保証キャンペーンも実施中。まずは一度試してみてはいかがでしょうか。
「エマ・マットレス」は「寝ている時に腰の痛みで目が覚める」「寝るまでに時間がかかる」「十分に寝ていても疲れを感じる」といった悩みをお持ちの方におすすめなマットレスで、体圧分散性の高さと、通気性の良さが特徴です。寝返りもしやすいので身体の一点に負荷がかかることも少なくなります。
「エマ・マットレス」には100日のお試し期間が設けられているので気軽に試すことが出来るのもポイントです。耐用年数が高く、10年保証も付いているので、安心して購入することができます。
「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
関連記事
枕の関連記事
Profile プロフィール
Item カテゴリーで商品を探す
Ranking 人気の記事
New 新着記事
Tags タグで記事を探す