公開日:2022.08.22
更新日:2024.04.16
「朝起きたら、胸が苦しい」「特に激しい運動をしていないのに、心臓が速く動いている」そんな時は動悸(どうき)が起こっている可能性があります。急に胸がドキドキとしていると「病気かも?」と心配になってしまいますよね。
そんな動悸ですが、実は寝不足でも起きることをご存知ですか?年齢や健康状態に関わらず、誰にでも起こりうる症状なんです。
今回は、動悸が起こる原因や解消法、予防法について解説します。
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動悸とは、心臓の動きを自覚する症状です。心臓が身体に血液を送っている動きを拍動(はくどう)といい、心臓が拍動する回数のことを脈拍(みゃくはく)といいます。普段、心臓の動きを自覚することはありませんが、いつも通りの脈拍のリズムが崩れることが原因で心臓の動きを自覚するのです。
わかりやすい例では、激しい運動をした後や、ホラー映画のような恐怖を感じる場面で、心臓の動きが早くなっているのが認識できるでしょう。ちなみに、あくまで心臓の動きを認識する症状自体を動悸というため、動悸自体は病気ではありません。
では、寝不足が原因で動悸が引き起こされた場合、どんな特徴があるのでしょうか。
寝不足が原因の場合、脈のリズムが一定のまま速くなる、洞性頻脈(どうせいふせいみゃく)という症状が出ます。寝不足の自覚がある場合は特に病気の症状ではないため、様子を見て問題ありません。
寝不足になると、ストレスや疲労が蓄積されることで、体調が崩れやすくなります。睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、自律神経の乱れを悪化させてしまい、動悸を引き起こしやすくなります。体調が崩れる原因は自律神経の乱れであり、その乱れが動悸の原因になるなど、寝不足と体調不良と動悸はセットになっていると言えるでしょう。寝不足は様々な体調不良の原因になるため、1日8時間の睡眠を確保しましょう。
寝不足以外にも動悸の原因は複数存在しますが、動悸が起きるのは、自律神経を整える役割を持つ、交感神経と副交感神経という2つの神経が乱れているのが主な理由です。日常生活でも気づかないうちに、自律神経を乱すような出来事がたくさん隠れています。寝不足以外の動悸が引き起こされる原因で、主なものを紹介します。
普段からストレスを貯めていたり、仕事や環境などで急激に高いストレスがかかると、自律神経が乱れてしまい、動悸を引き起こす原因になってしまいます。動悸以外にも倦怠感や疲労感がある場合は、ストレスの解消を意識しましょう。
激しい運動をした時、必要な酸素を取り込み、筋肉へ届けるため心臓の動きが早まります。心臓の動きが早まると、拍動を認識しやすくなり動悸が起こります。この動悸は、時間が経ち、呼吸が整うと同時に収まるものであり、原因が分かっているため、特に問題視する必要はありません。
大勢の人に対し発表する場面といった、不安や緊張を感じる場面でも、動悸が起こります。これ自体は自然な反応であり、病気ではありません。そのため、発表が終わった後は動悸も自然に収まります。ですが、緊張をするような場面ではないのにもかかわらず精神的緊張が続く場合は、不安障がいといった精神病の可能性があります。
アルコールやカフェインの過剰摂取をすると、自律神経を刺激して脈拍を早め、動悸が起きやすくなります。お酒やコーヒーなどのアルコールやカフェインを多量に含む飲み物は、飲みすぎに注意しましょう。また、緑茶のようなカフェインの含有率が高いお茶も、飲みすぎには注意が必要です。
副作用と聞くと少し驚くかもしれませんが、市販薬や病院から渡された薬を飲んだ時の副作用として動悸が起こる可能性があります。たとえば、ぜんそくの薬として利用されているものでは、気管支を拡張する効果を持つ薬があり、心臓に負荷をかけることで動悸が起こりやすいです。副作用のリスクを減らすには、長期間の服用を避け、用法容量をしっかりと守ることが重要となります。
脱水症状も動悸の原因となります。脱水症状が起こるということは、身体の水分量が不足しているということです。人間の血液も90%が水分のため、血液中の水分が減ってしまうと、血液の循環がしづらくなってしまいます。これにより、心臓の負荷が増して動悸が起こります。脱水症状は動悸以外にも立ちくらみを引き起こしたり、意識を失ったりなど、様々な症状を併発しやすいため、早急に対処が必要です。
血圧が高いと動脈硬化が進み、心臓が全身に血液を送ることが大変になり、負荷が増えて動悸や息切れが起きやすくなります。動悸や息切れ以外にも心肥大などといった別の症状も引き起こすため、自律神経を刺激するタバコやコーヒー、アルコールはできる限り控えましょう。
ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経失調症が起こると、動悸が起こりやすくなります。自律神経失調症は自律神経のバランスが崩れ、身体の機能が正常に保たれなくなってしまう症状です。この場合、鬱といった精神病を併発しやすいため、動悸が続き、精神的に不安定になりがちな方は、精神科への受診をおすすめします。
ストレスや睡眠不足により、アドレナリンが過剰に働くことで引き起こされる、パニック障害は動悸の症状が出るとされています。動悸以外にも閉所や人がたくさんいる場所で、強い不安感を覚えてしまうのが特徴で、完治まで非常に長い時間を要するとされています。
ストレスや睡眠不足などにより引き起こされる、過呼吸(過換気症候群)も動悸の原因になる疾患です。症状としては動悸以外に、息が苦しくなったり、めまい、吐き気といった体調の悪化に直結するような症状が多いです。
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。動悸は一定時間たったり、疲労や睡眠不足といった原因が解消されると自然に収まりますが、収まるどころか動悸がどんどん酷くなったり、休憩を挟んでも動悸が収まらなかったり、自然に回復しない場合はバセドウ病の可能性があります。動悸以外にも、息切れ、倦怠感、微熱、手足の痺れといった症状が見られる場合は、病院を受診しましょう。
睡眠不足の時には、身体の機能を整える役割を持つ「自律神経」が乱れている可能性が高いです。そのため、脳の疲れを取るという意味でも、30分以内の仮眠を取ることがおすすめです。ただし、30分よりも長い睡眠を取ってしまうと、身体が睡眠だと認識し、深い眠りになってしまいます。深い睡眠の中、短時間で起きると目覚めが悪くなってしまうため、あくまで短時間の睡眠に留めておきましょう。
入浴には身体をリラックスさせる効果以外にも、疲労回復や自律神経を整える効果があります。めんどくさがらずに入浴は毎日するように意識しましょう。また、シャワーで済ませる方も多くいると思いますが、できる限り、湯船に浸かる方が望ましいです。
不眠による睡眠不足は、自律神経が乱れ、動悸が起きる可能性があります。そんな時は、漢方薬を服用することで症状がよくなる可能性があります。不眠で悩む方には柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)という、神経を落ち着かせる効能を持つ漢方薬がおすすめです。
動悸が起きる原因は自律神経の乱れですが、その対策として日光を浴びる方法があります。人間の身体は通常、日中活動し、夜間に休息するのが基本として設計されています。規則正しい生活をしていても、日光を浴びていないと自律神経が朝だと認識できず、自律神経が乱れてしまいます。朝起きたら10分だけでもいいので、日光を浴びて自律神経を整えましょう。
自律神経を整えるには、適度な運動が効果的です。運動をすることで、交感神経と副交感神経のバランスを整えやすくなり、動悸の原因となる、自律神経の乱れを抑制できます。
体温は「皮膚温度」と「深部体温」の2種類に分けられます。睡眠時には皮膚温度と深部体温の差が2℃以内になり、深部体温が皮膚温度よりも低くなっていると、スム―ズな入眠が可能です。そのためには、まず皮膚温度を上げる必要がありますが、それに効果的なのが入浴です。寝る前に身体を温めるために可能ならば入浴することをおすすめします。
いつも寝ている時間が近づくと脳がリラックス状態に入り、睡眠のための準備を始めます。そんな時、惰性でスマートフォンなどを見ているとスムーズな入眠ができません。リラックス方法は人により違いますが、なるべくブルーライトを浴びずに、リラックスできる方法を試してみましょう。液晶を見る必要のないリラックス方法として「本を読む」「ストレッチをする」「音楽を聴く」などがあります。
普段からしっかりと睡眠を取っているのにも関わらず、動悸が起きているという方は、そもそもマットレスや寝具が身体に合っていない可能性があります。
長時間眠っていても、睡眠が浅くなったり、身体の疲れが取れず、無意識にストレスが溜まり、動悸を引き起こしてしまうので、自分の身体に合ったマットレスや高さの合った枕などの寝具を選ぶようにしましょう。
あくまで動悸は症状であり、動悸自体があることが悪いという訳ではありません。ですが、動悸があるときは、自身の体調管理を気にするきっかけとしましょう。睡眠時間が足りているか意識し、睡眠の質が低下していないかなどを振り返りましょう。もし、睡眠の質が悪いと感じる場合は、マットレスや寝具を見直しましょう。
2013年杏林大学医学部卒業。日本整形外科学会専門医。杏林大学医学部整形外科教室入局を経て、現職。アルテミ・スターズ チームドクターも兼務している。
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