公開日:2022.07.15
更新日:2023.03.20
コットンは使い心地が良く、通気性・吸水性にも優れているため、衣類や寝具などに愛用している人も多いです。また天然繊維のため、肌に優しいイメージを抱く人もいるでしょう。この記事では、コットンと綿の違いや、コットンがどんな素材なのかを知らない人に向けて、コットンの特徴や綿との違い、お手入れ方法をお伝えします。
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まずはコットンがどういった素材なのか解説しましょう。あわせてコットンと綿の違いや、よく耳にするオーガニックコットン、リサイクルコットンについてもお伝えします。
コットンとは、アオイ科ワタ属から採取されたワタ(綿花)の種子からとれる繊維のことです。正確には、ワタの実を守る役割をもつ種子毛がコットンになります。
コットンの歴史は長く、約8000年前にメキシコで始まり、現在でも多くの国が綿花栽培をしています。特にインドや中国、アメリカで栽培が盛んです。
綿の英語表記は「COTTON(コットン)」です。実は綿もコットンも同じ素材のことなのです。素材表記にあるコットン100%と綿100%は言い方が違うだけで、素材自体は同じことを意味します。
消費者庁の家庭用品品質表示法でも表記は、綿・コットン・COTTONのいずれかを使用すると定めています。
オーガニックコットンは農薬や化学肥料を使わずに育てたワタを採取し、化学処理をせずに加工したコットンのことです。環境負荷を最小限に抑えるだけでなく、労働の安全性や児童労働といった社会的ルールも遵守します。
GOTS(オーガニック・テキスタイル世界基準)と呼ばれる、認証機関が定めた厳格な基準をクリアしたコットンのみが「オーガニックコットン」を名乗ることができます。
合成化学物質を3年以上使用していない農地で合成化学肥料を使わずに育てたもの、除草・害虫駆除は化学製品の入っていないものを使用するなど、厳しい基準をクリアしなければなりません。
リサイクルコットンとは、縫製工場や紡績工場で廃棄されていた綿の裁断くず・落ち綿を集めて裁断して作った糸のことです。
リサイクルコットンは環境に優しいコットンです。すでに色づけされた端切れをリサイクルするため、再び染色する工程が不要となります。すると、水の使用量や二酸化炭素の排出量を減らせるのです。綿100%のリサイクルコットンだけでなく、ポリエステルなど他の素材と組み合わせて使用することもあり、バリエーション豊富な点も魅力です。
コットンには優れた特長がたくさんあります。
優しく包み込んでくれるような肌触りが魅力のコットン。種子を守るために柔らかい毛のような繊維(種子毛)で作られているため、肌に当たってもチクチクしたり、ザラザラしたりすることがありません。また、丸みを帯びた繊維の先端は肌に引っかかりにくく、サラサラとした感触を実感できます。
化学素材より肌触りが良く、なめらかな風合いを楽しむことができます。
天然素材の中でもコットンは特に水に強いため、お手入れしやすいメリットがあります。耐久性に優れたコットンは繰り返し洗濯ができ、いつでも清潔な状態をキープできるでしょう。
コットンは耐熱性にも優れています。熱に当たっても柔らかくなったり溶けたりする心配がありません。
耐熱性に優れているため、アイロンがけで生地が縮むことはほとんどないでしょう。
コットンには汗をしっかり吸収・発散する性質があります。コットンの断面はマカロニ状で中が空洞のため、水分をたっぷり吸うことができるのです。
また通気性に優れ蒸れにくく、サラサラした状態をキープするため、肌着やインナー、夏場の寝具に最適です。
コットンの繊維の中心部分は空洞になっています。そのため熱伝導率が低く、衣類や寝具に溜まった熱を放出しにくい特長を備えています。冬は体温を外に逃がさずに温かさを保てるでしょう。天日干しした綿布団が夜になってもポカポカするのは、保温性があるからなのです。
一方、夏場は汗を吸収して放出するため、蒸れずにサラサラした心地よさを実感できます。コットンは季節を問わず活躍する素材なのです。
コットンは染色性に優れているため、あらゆる染め方をできるメリットがあります。実際にコットンを使った衣類や寝具のカラーバリエーションは豊富です。コットンの染め方には糸の段階で染める「先染め」、布の段階で染める「後染め」、製品化してから染める「製品染め」があります。
ポリエステルなど化学繊維は、超高温でなければ染めることはできません。一方、コットンは50〜70度あれば染色できます。
ただ、お手入れ方法によっては色落ち、変色することがあるため注意が必要です。
天然繊維といえば高価なイメージがありますよね。コットンは羊毛や絹など他の天然繊維よりも比較的安く手に入る傾向があります。
ギザコットンやスーピマコットン、新疆(しんきょう)綿といった高級コットンもありますが、一般的にはお手頃価格のものが多いでしょう。
コットンは肌触りが良い、通気性・吸水性に優れているなど多くのメリットがありますが、注意点やデメリットもあります。
コットンは洗濯の際に吸収し膨張した糸が、乾燥の際に元に戻そうと縮む性質があります。場合によってはサイズが変わるほど縮んでしまったり、シワができたりすることも。
ただし、適切な干し方、乾燥方法により縮みを抑えることができます。洗濯・脱水後なるべく早く取り出しましょう。干す前にはシワを取るように大きく上下左右に振り、干した後はシワや縮みを伸ばすように軽く叩きます。縮んだ繊維が元の形になるよう、引っ張りながら伸ばすのも大切です。
コットンは吸水性に優れていますが、乾きにくいという特徴もあります。特に梅雨など湿気の多い時期だと雑菌が繁殖して、悪臭の原因になることも。
コットンを洗濯したら、風通しの良いところに干しましょう。ただ直射日光に長時間当てると、変色や色落ちの原因となるため注意が必要です。また厚手のコットン生地を干す場合は、風の通り道の確保も欠かせません。
コットンは摩擦に弱く、毛羽立ちしやすいデメリットがあります。洗濯ネットに入れてから洗うと他の衣類と擦れる可能性が低くなるため、毛羽立ちを防ぐことができるしょう。
せっかくお気に入りのコットン製品を見つけたとしても、お手入れ方法を間違ってしまうと、色落ちしたり毛羽立ちしたりするかもしれません。
長く愛用するには適切なお手入れ方法を知り、実践することが大切です。
まずはコットンを使った衣類・寝具の洗濯表示を確認しましょう。コットンは品種や生地の編み方、糸の撚り(より)方、混紡素材かどうかで丈夫さや特徴が変わります。
洗濯機を使う場合は衣類や寝具の摩擦に注意する必要があります。洗濯ネットに入れてから洗濯機を回す、1枚ずつ洗うなど工夫をすることで摩擦は防げるでしょう。弱アルカリ性ではなく中性洗剤を使用し、脱水時間を短めにすると繊維への負担は軽減されます。
シンクや洗面器に水と中性洗剤を入れます。コットン生地をその中に入れ押し洗いしましょう。最後に洗剤がなくなるまでしっかり脱水します。
手洗いは「優しく早く」がポイントです。コットンは吸水性に優れているため、多くの水分を吸収することができます。時間をかけて水洗いすると綿の繊維が水分を吸って膨張し、乾いてからも繊維が元に戻らずに生地が縮んでしまう「膨潤収縮」という状態に陥る場合があります。
特に初めて洗うコットン生地は、水分の吸収率が高くなり縮みやすくなります。1時間ほど水に浸してから乾燥させる「水通し」をすることで、縮みを防ぐことができるでしょう。
コットンは洗い方だけでなく、適切な干し方を知ることも大切です。脱水後はできるだけ早めに干し、生乾きに気をつけましょう。
濡れたまま放置すると縮んだ繊維がそのままになり、シワの原因になることも。縦・横方向に引っ張り、形を整えてから干すと変形や縮み、シワを防ぐことができます。直射日光に長時間干すと変色や色落ちの原因になるため、風通しの良いところに陰干し、部屋干しするのがおすすめです。
乾燥機を使用する場合は、必ず洗濯表示を確認しましょう。急激に乾燥させると縮んでしまいます。
コットンは熱にも強く、アイロンがけくらいで傷むことはありません。ただ、場合によってはシワができることも。
上下左右にコットン生地を軽く引っ張り、形を整えておきます。アイロン台にコットン生地をのせ、シワが伸びない場合はスチームをかけながらアイロンがけしましょう。アイロンを持った反対の手でコットン生地を引っ張りながらアイロンがけすると、シワがきれいに伸びます。
アイロンがけをしたら形が定着するまで時間を置きます。すぐに畳むと畳みシワができてしまうからです。
肌触りが良く、吸水性・通気性に優れているコットン素材。夏は蒸れずにサラサラした心地良さを実感でき、冬は熱を外に逃がさず温かさが持続するため寝具にもおすすめです。また耐久性に優れ、自宅で洗濯できるものが多く、いつでも清潔な状態を保つことができます。
オーガニックコットンは有機栽培で、加工時も化学製品を使用せずに仕上げるため、赤ちゃんや敏感肌の人も安心できます。
オールシーズン活躍するコットン素材の寝具を取り入れ、快適な睡眠を手に入れましょう。
コットンを使った寝具は夏は涼しく冬は暖かく眠れます。吸水性・通気性にも優れているため、オールシーズン快適です。
機能性・デザイン性に優れ、お肌にも優しいコットン素材の寝具を厳選しました。
毎日のようにお洗濯しても大丈夫、毛玉にもなりにくくいのでサラリと快適。生地の密度が高いので、ダニ・ホコリなどが通る隙間がなく、防虫剤を使うことなく防ダニ効果を発揮します。
[ 枕カバー/ 掛け布団カバー/ボックスシーツ ]
表地・裏地・へり部分にオーガニックコットンを使用し、さらりとしたやさしい肌触り。小さなお子様や肌の弱い方も安心してオールシーズンご使用いただけるベッドパッドです。シングルサイズ~ファミリーサイズまでご用意。
毛玉ができにくいよう特殊な織り方で仕上げたシール織りコットンブランケット。独特の光沢と風合い、弾力性、保湿性に優れており、赤ちゃんにも安心してお使いいただけます。一年以上の時間をかけて企画し完成した、当店オリジナルのブランケットです。
心地良い肌触りと高い機能性で、季節を問わず活躍するコットン。メリットだけでなく、デメリットも知ったうえで適切なお手入れ方法を実践すれば、長く愛用することが可能です。
コットンは衣類はもちろん、寝具にも使われています。肌に優しい天然繊維のコットンを寝具に取り入れると、快適な睡眠を手に入れられるかもれません。お気に入りのコットン素材の寝具を見つけてくださいね。
NERUSIA高弾性ウレタンマットレスは、 硬めのウレタンフォームがしっかりと身体を支えつつ、厚み2cmの中綿入りキルティングカバーによりフィット感のある寝心地を実現したマットレスです。
業界トップクラスの反発力73%の高弾性ウレタンが自然な寝返りをサポートしてくれるため、肩こりや腰痛、寝起きの疲れなどのお悩みをお持ちの方にもおすすめです。
キルティングカバーは夏面(吸汗速乾わた使用)と冬面(吸湿発熱わた使用)に分かれているため、1年中快適にご使用いただけます。防ダニ・抗菌・防臭加工を施しており、耐久性も高く、ロール状に三つ折りが可能など、マットレスに欲しい機能を全て詰め込んだ高品質・高機能マットレスに仕上がっています。圧縮梱包でお届けしますので、搬入の心配もいりません。
「雲のやすらぎプレミアムマットレス」 は「リモートワークで腰痛になった」「寝ても疲れがとれない」などのお悩みのある方におすすめな極厚17cm・5層構造のマットレスです。
まるで浮いているような寝心地の秘密は腰・背中・お尻などの負担を徹底研究してつくられた独自の体圧分散製法。また、夏は通気性・防ダニ・抗菌・防臭、冬は抜群の弾力・保温力・吸収力を発揮してくれるリバーシブル設計で、オールシーズン快適。安心の日本製で、へたりにくさ99.9%も実証済。さらにカバーも取り外して洗える新機能を搭載。
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「NELLマットレス」は「株式会社Morght」と老舗マットレス会社が共同開発したポケットコイルマットレスです。腰部分に硬めのポケットコイルを配置することで睡眠中の自然な寝返りをサポートしてくれるので、寝ている間に体にかかる負荷を軽減してくれます。また、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた詰め物を使用ているので、通気性がよく、寝ている間の深部体温を下げ、気持ちのよい眠りを実現してくれます。
商品が到着してから120日のトライアル期間が設けられているのも嬉しいポイントです。特に、マットレスは実際に何日間か試してみないと寝心地などがわからないので、自分に合うマットレスを探している人はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
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