公開日:2022.07.06
更新日:2023.03.20
快適な睡眠をとるためには、寝室の環境を整えることが重要です。そのため、温度や湿度のコントロールが大切ですが、なかなか寝室の湿度管理にまでは気が回らないという人も多いでしょう。
この記事では、寝室で快眠するための理想の湿度や湿度のコントロール方法と加湿器の上手な使い方をわかりやすく解説します。
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寝室で感じるのどの痛みや突然出るくしゃみ、鼻水などの不調には、湿度が関係しているかもしれません。湿度は、健康に大きな影響を与えます。低ければ空気の乾燥から風邪を引きやすくなりますし、高ければカビやダニの発生を引き起こしかねません。さらには、アレルギーを発症する可能性もあります。
1日の1/3の時間を過ごす寝室の湿度調整は、より質の高い睡眠を得るための大切なポイントです。部屋の湿度を適切に保ち、快適に過ごせる環境を整えましょう。
室内の適切な湿度は、40〜60%といわれています。労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」では、空調を設置している企業の職場に「湿度40%以上70%以下にする」という努力義務が課せられています。適切な湿度を保つことが体調管理にもつながるからです。
ここでは、健康に過ごすための適切な湿度について解説します。
寝室の湿度が低くなると、鼻やのどの粘膜が乾燥してウィルスなどへの防御作用が働きにくくなります。湿度40%以下の乾燥した環境では、風邪やインフルエンザのウイルスが活発化します。冬場に風邪を引きやすかったり、インフルエンザが流行したりする背景には、湿度の低さがあるといえるでしょう。
また、湿度が40%以下になると肌トラブルやのどの乾燥やかゆみ、ドライアイなどを引き起こしかねません。寝室の湿度が低くなるだけで、ぐっすりと眠れなくなる可能性があります。
人間が快眠できる湿度の目安は、およそ50%といわれています。湿度が50%以下になると乾燥が進み、のどを痛めるなどして睡眠の質まで下がってしまうのです。快適に眠るために、湿度を50%前後に保つように心がけてください。
湿度は、高ければよいわけでもありません。湿度60%以上の環境では、カビやダニが繁殖しやすくなっています。カビやダニは高温高湿の環境を好むため、梅雨の時期から夏にかけて徐々に繁殖します。
高い湿度のままでは、インテリアや洋服にカビが生えてしまう事態も避けられません。またカビの胞子を吸い込むと肺にもよくないですし、ダニによる肌のかゆみやアレルギー性鼻炎などのリスクもあります。
布団や毛布の中など、就寝時の快適性に関わる「寝床内環境」の点でも、適切な温度や湿度が大切です。心地よく眠れる寝床内環境の温度は、体温より少し低い32〜34度で、湿度は50〜60%とされています。布団の中に人が入ると自然とこの温度に保たれますが、布団内の湿度が高すぎると、中でなかなか暖まりません。
人間は睡眠中に汗をたくさんかきますが、寝具はその水分を吸収しています。寝床内を快適に保つためには、暑すぎないようにするだけでなく、布団に湿気をため込まないことが大切です。そのためにも、保温性や放湿性が高い寝具を選ぶことを意識してください。
湿度は、私たちの健康およびコンディションに大きな影響を及ぼします。ここでは、適切な湿度を維持するための方法を解説します。
空気が乾燥している冬には、エアコンなどの温風タイプの暖房を使用すると、さらに湿度が下がりがちです。乾燥している湿度40%以下にならないようにするには、加湿器が役立ちます。エアコンと加湿器を併用することで、部屋の湿度と温度を心地よい程度に維持できます。
空気清浄機能付きの加湿器なら、窓を閉めきりがちな冬場でも、室内の空気をクリーンに保てるでしょう。ただし加湿のし過ぎは結露につながり、ダニやカビの繁殖原因にもなるため気をつけましょう。また、洗濯物を部屋干しする方法もあります。濡れた洗濯物が乾く際に発生する水蒸気が部屋の湿度を上げてくれます。
梅雨の時期や真夏には、湿度がかなり高くなります。寝室の空気の流れが滞留していると湿度はさらに高くなるため、空気の通り道を作って循環させることを心がけてください。カビやダニの繁殖を抑え、衛生的な状態を保つには、部屋の風通しを良くしなければなりません。
窓を開けておきにくい夜間でも湿度を下げるには、除湿器をおすすめします。また、湿度が上がりやすいクローゼット内では、除湿剤が役立ちます。
冬場に布団の中の湿度を適切に保つには、吸水性の良い綿またはウール100%の毛布の使用がおすすめです。また、布団を温めて適切な温度を維持するには、布団の綿に空気を多く含ませてふっくらとさせましょう。その簡単な方法は布団を干すことです。
天気が安定しない日には、布団乾燥機なども利用して、布団の湿気対策をするように心がけてください。
室内の結露対策は、寝室の湿度対策にもつながります。そもそも結露とは、外気温と室内気温の差から生まれます。結露によって室内の水蒸気が窓ガラスに付着すると、空気中の水分が奪われているため部屋は乾燥状態です。その結果、加湿し過ぎてさらに結露ができるという悪循環が生じてしまいます。
結露を防ぐために注意するポイントは、気温に合わせて湿度を適切に調整することです。
冬場は湿度が低く、のどや肌が乾燥しがちなため、良質な睡眠がとりにくくなります。こうした問題の原因のひとつは、寝室でエアコンをつけっぱなしにしていることです。とはいえ、乾燥を防ぐために加湿器を夜通し使い続けるのにも問題があります。結露が生じてカビが生えてしまうからです。
加湿器をどのように活用すればよいのかわからない方に向けて、ここでは加湿器の上手な使い方を解説します。
冬の睡眠時に加湿器を使用する割合は、男女ともに約4割といわれています。部屋を加湿する意識は高まりつつありますが、加湿のし過ぎは禁物です。基本的に人の出入りが少ない寝室は、湿気がこもりやすく、外気温の低い夜間は結露しやすくなります。夜ずっと加湿器を使うと加湿のし過ぎになるため、加湿器のタイマーを活用するようにしましょう。
1~2時間である程度加湿されたら、自動で切れるようにタイマーをかけてください。さらに、「強」「弱」だけの設定なら「弱」を、細かい数値を設定できるなら50%前後に湿度設定することをおすすめします。
加湿器を窓に近い場所に置くと、結露の原因になるため、加湿器はなるべく窓から離して使用します。インテリアなどともあまり近づけずに、寝室の中心部に置くとよいでしょう。床置きではないタイプの加湿器なら、ナイトテーブルなどの上に置くこともおすすめです。床から離して設置することで、加湿器の水蒸気が下部にこもらず結露を予防する効果が見込めます。
カビを発生させないためには、日中に窓を開けて風をよく通すことが大切です。できれば1ヶ所だけでなく、風の通り道ができるように2ヶ所以上の窓やドアを開けるとよいでしょう。
ただし、蒸し暑い夏場は窓やドアを開けたままにすると湿気が増す可能性があるため、注意が必要です。また、日中は不在で寝室の窓を開けておけない場合や雨が強い日には、除湿器や空気清浄機の使用も検討してみてください。
さらに、湿気のこもりやすいマットレスや布団は、定期的に干すようにしてください。理想としては1週間に1度干すことが望ましいですが、難しい場合は毎日布団をめくっておくだけでもかまいません。ほかにも、ベッドとマットレスの間に除湿シートを挟んでおく方法もあります。
良質な睡眠をとるためのカギとして寝室の湿度管理について取り上げました。寝室の湿度をうまく調整し、冬場の乾燥や夏場の蒸し暑さから解放されれば、快適な睡眠環境が整います。湿度のコントロール方法や加湿器の上手な使い方なども合わせて紹介しました。
「布団の湿度をうまくコントロールしたい」という方は、布団の買い替えなどもご検討ください。ビーナスベッドでは、睡眠の質を上げるために役立つ寝具が豊富にランナップされています。ぜひ参考にしてみてください。
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