寝室におすすめのカーテンとは？色の効果と風水の観点から睡眠環境を整えるポイントを解説

季節の変わり目や生活の変化、引越しなどのタイミングで、部屋の模様替えを考えている人もいることでしょう。この記事は、寝室のカーテンの選び方について知りたい人向けの内容です。カーテンの色が人に与える心理効果や、風水の観点から寝室におすすめのカーテンを紹介します。睡眠環境を見直す際に役立ててください。

寝室のカーテンを選ぶ際のポイント

寝室のカーテン選びでは、さまざまな点を考慮することが大切です。カーテン選びのポイントを解説します。

寝室に合った色合いを選ぶ

寝室には落ち着いた色合いが向くといわれています。ブルーやブルーグリーンのような寒色なら、安眠効果が期待できるでしょう。また、寝室が心地よい空間になるように部屋全体の雰囲気や理想の寝室をイメージしながらカーテンの色を選んでください。自分が好きな色か嫌いな色かを考慮することも大切なポイントです。

カーテンの機能を考慮する

カーテンには、遮熱・遮光・遮音といった機能をもつものがあります。昼までしっかり寝たい、防犯面から夜間の在宅を知られたくない場合は遮光カーテン、道路や電車の音が気になるなら遮音カーテンなど、目的に合った機能をもつカーテンを選びましょう。日中の人の目が気になるなら、視線を遮り、光を通すレースのカーテンを使用するのもおすすめです。

寝室のコーディネートも考える

「寝るだけだから寝室のインテリアは気にしない」という人もいるかもしれません。しかし、寝室が心地よい空間になれば、リラックスできて快眠につながります。寝室のカーテンを選ぶ際は、布団カバーやベッド、家具などの色合いやテイストをコーディネートするようにしましょう。寝室のインテリアで多く使われている色のカーテンを選ぶと、統一感が出ます。

寝室のカーテンの色がもたらす心理効果

色にはさまざまな心理効果があるといわれています。寝室にぴったりなカーテンを選べるよう、色の心理効果を解説します。

寝室カーテンが「赤色」

赤色を目にするとアドレナリンが分泌されて情熱的で活動的になるといわれています。落ち着いて眠るための寝室に、赤色を多用することは控えましょう。カーテンの模様など、少ない面積で取り入れる分には問題ありません。

寝室カーテンが「青色」

青色には、心を落ち着かせる効果があるといわれています。寝室のカーテンの色を選ぶなら、青系がよいでしょう。ただし、部屋を青色でまとめると実際よりも寒々しく感じる場合があります。バランスを考慮しましょう。

寝室カーテンが「緑色」

アースカラーのひとつである緑色には、リラックス効果が期待できます。茶色との相性もよいため、フローリングや木製ベッドなどにもマッチするでしょう。癒しを求める寝室のカーテンとしておすすめです。

寝室カーテンが「黄色」

黄色を見ると楽しい気持ちになれますが、ビビッドな黄色では落ち着けません。寝室に取り入れるなら、淡い黄色やクリーム色などがよいでしょう。ただし、淡すぎる場合は屋外から室内の影が見えてしまうため、遮光カーテンをおすすめします。

寝室カーテンが「茶色」

茶色は、緊張を和らげ心を落ち着かせてくれる色で、寝室に向いています。部屋全体を茶色にすると暗い印象になってしまうため、カーテンを茶色にした場合は、ほかの部分に淡い色を取り入れるなどバランスを取りましょう。

寝室カーテンが「紫色」

青と赤の混合色である紫には、免疫力を上げる効果があるといわれています。同時に、興奮作用があるともいわれているため、寝室に多く用いることは避けたほうがよいでしょう。差し色程度がおすすめです。

寝室カーテンが「黒色」

高級感があり、シックな雰囲気にしてくれる黒ですが、黒やグレーは気持ちを落ち込ませるといわれています。寝室のカーテンとして用いる際は、ほかに差し色を入れてアクセントをつけてみてください。癒し効果のある観葉植物を置くのもよいでしょう。

寝室カーテンが「白色」

白は、清潔感があり気持ちをすっきりさせてくれる色です。壁紙が白い部屋に白いカーテンを吊るすと、部屋が広く見える効果も期待できます。白すぎると感じる場合は、布団カバーや観葉植物などで差し色したり、間接照明であたたかみを出したりするとよいでしょう。

色の効果とともに知っておきたいカーテンの機能

カーテンの機能には、どのようなものがあるのでしょうか。カーテン選びの参考として、寝室におすすめの機能を解説します。

寝室のカーテンにおすすめの機能1：遮光・遮熱

光を遮る遮光カーテンを使用すれば、日中でも快適に眠れます。等級で遮る光の量が変わるため、できるだけ暗くしたいなら遮光1級、文字を書いたり読んだりするには暗いが朝日を感じたいなら遮光3級など、目的に応じて等級を選びましょう。また、熱や冷気を遮る遮熱カーテンなら、室内の気温を保ちやすくなります。

寝室のカーテンにおすすめの機能2：UVカット

UVカットカーテンは、外から入る紫外線を防いでくれるものです。夜は紫外線が弱まるため、日中も寝室で長い時間過ごす人や、よほど美容面を気にする人でなければ、寝室にUVカットカーテンをつける必要はないでしょう。UVカットカーテンは、どちらかというとリビングやダイニングなどで使用するのがおすすめです。

寝室のカーテンにおすすめの機能3：ミラー加工

ミラー加工カーテンは、太陽光を遮り外から見えにくいよう加工されたもので、遮像カーテンと呼ばれることもあります。日中は室内に光を取り込みたいが、外からの視線は遮りたいという場合は、ミラー加工のレースカーテンを使用しましょう。ただし、外が暗くなってくるとミラー効果が弱まるため、厚手のカーテンと合わせて使用することをおすすめします。

寝室のカーテンにおすすめの機能4：ウォッシャブル・形状記憶

窓際に吊るして使うカーテンは、ホコリや花粉の侵入を遮ってくれる一方で、汚れがつきやすいものです。自宅で定期的に洗えるよう、ウォッシャブルカーテンを選ぶとよいでしょう。さらに、形状記憶機能があれば洗っても型崩れしにくく、しわにもなりにくいです。寝室に限らず扱いやすいカーテンを選ぶことがおすすめです。

寝室のカーテンにおすすめの機能5：防炎

冬にストーブをつけたり、リラックスのためにアロマキャンドルを焚いたりする人もいるでしょう。寝室で火を使う場合は、防炎機能のあるカーテンがおすすめです。ただし、通常のカーテンよりも燃えるスピードがゆっくりになるだけで、まったく燃えないというわけではありません。寝室での火の取り扱いには注意が必要です。

風水の観点から見る寝室のカーテンの選び方

運気アップを願って寝室のカーテンを選ぶ人も見受けられます。風水の観点からカーテン選びのポイントを解説します。

寝室には陽の気をもつカーテンがおすすめ

風水において、寝室は陰の気が強いとされています。バランスを保ち気の流れをよくしたいなら、陽の気をもつカーテンを選ぶとよいでしょう。柄物や暖色系のカーテンなどがおすすめです。また、カーテンに汚れやニオイがたまると陰の気を帯びてきます。定期的に洗濯をして、清潔に保つようにしましょう。

寝室にはレースカーテンとドレープカーテンの両方を使う

風水では、レースのカーテンとドレープカーテンの両方を使うことで、陰陽のバランスが取れるといわれています。日中は陽の気をもつ太陽の光をレースのカーテンで取り込み、夜間はドレープカーテンで室内の運気を外に逃さないようにするために、レースのカーテンとドレープカーテンの両方を使うとよいでしょう。

寝室の方角もチェックして色を選ぶ

風水では、寝室の方角もカーテンの色選びのポイントになります。寝室の方角別に、おすすめのカーテンの色を解説します。

北向きの寝室の場合

「北」は「水の気」をもつ方角であり、気を取り込んで邪気を払うといわれています。水で冷えすぎないよう温かみのあるピンク、健康運アップや癒し効果が期待できる緑色、安定感を高めるベージュなどがよいでしょう。

北東向きの寝室

「北東」は「土の気」をもつ方角のため、汚れを寄せ付けないことが大切です。清浄な気を持つ白を取り入れるとよいでしょう。また、こまめに洗って清潔に保てるよう、洗濯しやすい素材のカーテンがおすすめです。

東向きの寝室

「木の気」をもつ「東」は、成長にかかわる方角だといわれています。平静を保ちつつ仕事運をアップさせてくれる青色のカーテンがよいでしょう。眠るには落ちつかない方角だとされているため、落ち着く部屋づくりをしてみてください。

東南向きの寝室

「東南・南東」には、「風の気」によって「木の気」が運びこまれるといわれています。良縁を呼び込みたい人にはオレンジや黄色がよいでしょう。木製レールやミントグリーンのカーテンといった、木の気を高めるアイテムもおすすめです。

南向きの寝室

「南」は「火の気」をもつ方角とされています。落ち着きたい寝室では、熱がこもらないよう白色やベージュのカーテンを選びましょう。人気や芸術性を高めたい場合は、火の力をアップさせる植物やリーフ柄がよいといわれています。

南西の寝室

「南西」は「土の気」をもつ方角です。明るい緑色や黄色が家庭運を高めてくれるでしょう。落ち着きすぎてエネルギーが内面に向かってしまわないよう、茶色やベージュ、コーラルピンクなどもおすすめです。

西向きの寝室

「西」は「金の気」をつかさどります。金運アップを期待するなら、黄色や金色のカーテンがよいでしょう。色合いの柔らかいアイボリーもおすすめです。また、窓から金運が逃げないよう遮光・遮熱カーテンを選ぶのもポイントです。

北西の寝室

「北西」にも「金の気」が流れ、仕事運や出世運、事業運を左右するといわれています。カーテンを選ぶ際は、ゴージャスな印象のシャンパンゴールドやシルバーがよいでしょう。ベージュやペールピンクなどもおすすめです。

睡眠環境改善のためには寝具の見直しも一緒に行うのがおすすめ

安眠のためにカーテンを変えようとしている場合は、マットレスや布団カバー、枕やパジャマといった寝具も見直しましょう。睡眠環境を整えて質の高い睡眠がとれれば、体調を整えて翌朝すっきり目覚められます。日中のパフォーマンスがアップしたり、活動的になったりすることで幸運を引き寄せる力が高まるでしょう。

まとめ

カーテンは、部屋の雰囲気を左右するアイテムです。模様替えのためにカーテンを新調する際は、部屋の使用用途に合ったものを選びましょう。寝室なら落ち着いた色合いであることと、光や熱を遮り快適に眠れるかどうかがポイントです。また、部屋の模様替えに合わせて寝具を見直すことで、より快適な睡眠環境を作れます。

マットレスや枕が自分に合っているか、布団カバーとカーテンがマッチしているかなどもチェックしましょう。寝具を取り替える際は、ビーナスベッドで新しい寝具を探してみてください。

ビーナスベッドで寝具を探す