ガーゼケットは乾燥機にかけてよい？洗濯方法から干し方・お手入れ方法まで解説

快適に眠るためのアイテムとして、ガーゼケットを使用する人が増えています。この記事は、ガーゼケットの洗濯方法、乾燥機を使ってもよいかを知りたい人向けの内容です。ガーゼケットの洗濯方法や乾燥機の使用について、ガーゼケットの買い替え目安について解説しています。ガーゼケットのお手入れ方法を知り、心地よく眠りましょう。

ガーゼケットとは

ガーゼケットとは、薄いガーゼを何枚か重ねた寝具のことです。さらさらと軽くてふんわりした肌触りで、年中使えるのが特長です。ガーゼの層の中に空気の層ができるため、毛布のかわりとして使用できます。

ガーゼケットの特長

ガーゼケットは、薄くて軽いのが特長です。ガーゼと聞くと夏に使用するイメージをもつ人もいますが、ガーゼケットは何層かに重なっているため、層を選べば年中使えます。層が多くなるほど保温性が上がり、毛布のかわりに使用することもできます。コンパクトに折りたたんで洗濯でき、乾きやすいため、こまめに洗いたい人や清潔感が欲しい人にもおすすめです。

洗濯するほどふわふわになり、肌に馴染んで気持ちよく眠れるでしょう。

ガーゼケットは乾燥機にかけてよい？

軽くて乾きやすいとはいえ、ガーゼケットは大きさがあります。干すスペースを取るため、より簡単に乾かしたいと乾燥機の使用を検討する人も少なくありません。しかし、ガーゼケットを乾燥機にかけると、縮んでしまいます。乾かす際は、自然乾燥させるようにしましょう。ただし、製品によっては乾燥機を使用できるものもあります。

洗濯する際はガーゼケットに限らず、洗濯表示をしっかり確認して適切な方法で洗濯・乾燥してください。

ガーゼケットが乾燥機で縮んでしまったときの対処法

綿100%のガーゼケットを乾燥機に入れて縮んでしまった場合は、次の手順で洗い直してみましょう。

1.ガーゼケットがつかる大きさの容器にリンスや柔軟剤を溶かす

最初に、ガーゼケットがつかる大きさの容器を用意します。その容器にぬるま湯を入れ、柔軟剤を溶かします。柔軟剤がない場合は、リンスやシリコン入りのコンディショナーでも代用可能です。柔軟剤やリンス、コンディショナーの量は特に決まっていませんが、すすぐのが大変になるため入れすぎないように注意してください。

2.30分ほどつけておく

柔軟剤やリンスなどを溶かしたぬるま湯が入った容器の中に、ガーゼケットをひたします。ガーゼケット全体にぬるま湯を染み渡らせましょう。その後、30分を目安につけ置きします。できれば、つけ置きしている間はぬるま湯をキープしてください。また、熱湯はガーゼケットの生地を傷める原因となるため、使用を控えましょう。

3.泡が出なくなるまですすぐ

柔軟剤やリンスを溶かしたぬるま湯につけることで、絡まり縮こまったガーゼケットの繊維がほどけます。30分ほど経ったら、泡が出なくなるまでしっかりすすぎましょう。すすぐ際は、あまり力をかけすぎないことがポイントです。ガーゼケットから泡が出なくなったら、すすぎを終えて軽く水気を切りましょう。

4.洗濯機で軽く脱水する

ガーゼケットの水気を切ったら、洗濯機で軽く脱水しましょう。ガーゼケット内に残る水分が多いと、干したときに水の重さでガーゼケットの形が崩れてしまいます。また、乾きが遅くなると繊維の中に雑菌が繁殖し、ニオイのもとになります。5分程度を目安に洗濯機で脱水し、脱水が終わったら早めに取り出しましょう。

5.乾燥機を使用せず自然乾燥させる

形を整えて、風通しのよいところにつり干ししましょう。直射日光に当てると消毒になりますが、肌触りがゴワゴワになることがあるため注意してください。また、縮んだガーゼケットは元通りにならない可能性もあります。

乾燥機を使わない！ガーゼケットの干し方

乾燥機を使わずにガーゼケットを効率よく乾かすにはどうしたらよいのでしょうか。ガーゼケットの干し方を解説します。

1.しわを伸ばして形を整える

洗濯機で脱水をかけるとしわができ、そのまま干してもしわは伸びません。肌触りを損なうことにもなり、寝心地に影響する可能性があります。ガーゼケットを干す前に、手のひらでたたいてしわを伸ばしましょう。ただし、しわを伸ばそうと引っ張り過ぎると、ガーゼケットの形が崩れてしまうため注意してください。

2.つり干しをする

ガーゼケットのしわを伸ばし、形を整えたら、風通しのよい場所につり干しをしましょう。つり干しとは、ハンガーでつって干す方法です。スペースがある場合は、竿にかけて干す竿干しがよいでしょう。ガーゼケットを傷めないよう、周辺にひっかかるものがないか確認して干してください。ふんわり感が欲しい場合は、陰干しをしましょう。

ガーゼケットの洗濯の仕方

ガーゼケットをできるだけ長持ちさせるためには、洗濯の仕方も大切なポイントです。洗濯する方法を解説します。

1.折りたたんで洗濯ネットに入れる

ガーゼケットは、目が粗く折られているため、ホックやボタンなどにひっかかりやすいです。穴があいたり、ほかの洗濯物と絡んで型崩れしたりすることを防ぐため、ガーゼケットをほかの洗濯物と一緒に洗う場合は、折りたたんで洗濯ネットに入れましょう。時間に余裕がある場合は、ガーゼケットの単独洗いをおすすめします。

2.適量の洗剤とたっぷりの水で洗濯する

洗剤や柔軟剤は、適量にしましょう。たくさん使うほど、汚れ落ちがよくふんわり仕上がりそうですが、使いすぎると繊維の中に洗剤が残り、黒ずみが発生する可能性があります。また、たっぷりの水の中でゆすぐように洗うことにより、ガーゼケットの生地を傷めず肌触りのよさをキープできます。手洗いコースや弱水流コースで洗濯しましょう。

3.しっかり脱水して干す

ガーゼケットは、脱水をかけても大丈夫です。洗濯機で洗う場合も、手洗いする場合も、水気を切るために洗濯機で脱水しましょう。ただし、脱水時間が長すぎると生地を傷めることになるため注意してください。しっかり水気が切れたらガーゼケットのしわを伸ばし、形を整えて風通しのよい場所につり干ししましょう。

ガーゼケットの選び方

ガーゼケットを乾燥機にかけて縮んでしまったら、買い替えを検討しましょう。また、穴があいたり肌触りがよくないと感じるようになったりしたときも買い替えのタイミングです。新しいガーゼケットを選ぶポイントを解説します。

使う人に合ったサイズを選ぶ

ガーゼケットは、使う人に合ったサイズを選びましょう。大きすぎると洗濯が大変になったり、重くて寝苦しかったりすることもあります。サイズ選びに迷ったら、次のサイズを目安にしてみてください。

1. 赤ちゃんならハーフケット
2. 小学生からはシングルサイズ
3. 体の大きな人はダブル

もちろん、好みに合わせたサイズ選びをするのもおすすめです。

何層構造になっているか確認する

ガーゼケットの層の違いによる特長は次のとおりです。

1. 2層…薄くて軽い。暑がりの人や、夏にエアコンを使用せず寝る人に向く
2. 3〜4層…通気性があり、軽い。夏の冷え対策に向く
3. 5〜6層…保温性がある。年中使いたい人に向く
4. 7～8層…保温性が高く、毛布のかわりに使用したい人に向く

求める機能や使用目的に合わせて選びましょう。

ガーゼケットの素材も確認する

ガーゼケットには、コットン（綿）やリネン（麻）などがあります。ふわふわ感が欲しい場合はコットン、さらさら感が欲しい場合はリネンを選ぶとよいでしょう。コットンは、産地や種類によって肌触りが異なります。赤ちゃんや肌が弱い人、肌当たりのやさしいガーゼケットが欲しい人は、オーガニックコットンがよいでしょう。

国内製ならより安心

どのメーカーも、肌触りや寝心地などを考慮してガーゼケットを製造しています。しかし、念のためガーゼケットのメーカーも確認しておくようにしましょう。縫製がしっかりしていて耐久性のあるものを求める場合は、有名寝具メーカーや、国内製のものがおすすめです。快適な睡眠のためにも、安心できるものを選びましょう。

まとめ

通気性がよく肌ざわりのよいガーゼケットは、年中使える寝具のひとつです。こまめに洗って清潔に使用しましょう。乾かす際に乾燥機を使用すると、ガーゼケットは縮みます。縮んだ場合は、柔軟剤入りのぬるま湯でつけ洗いしてみてください。縮みや肌触りが戻らない場合は、買い替えも検討しましょう。

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